ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、日立ヴァンタラ株式会社にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
日立ヴァンタラ株式会社は、ストレージを中心としたデータインフラストラクチャ製品の設計・開発を手掛けています。エンジニアが開発を主導できる環境があるほか、アメリカシリコンバレーに拠点を置く「Hitachi Vantara LLC」の海外チームとの協働など、グローバルな開発体制が特徴です。
今回は日立ヴァンタラ株式会社のエンジニアの成長環境、若手の活躍理由などについて、ストレージ事業本部主任技師の野口さんと人財戦略部部長代理の大西さんにお話を聞かせていただきました。
日立ヴァンタラのエンジニアの声:技術者重視の風土が特徴
▲取材にご対応いただいた野口さん
編集部
最初に、ストレージ事業本部で技師として活躍されている野口さんから、エンジニアとして御社で働くうえでの魅力についてお教えいただけますか?
野口さん
日立ヴァンタラの最大の魅力であり特徴は、エンジニア中心の組織体制です。例えば製品仕様の決定もエンジニア主導で議論を進める場面が多くあります。設計だけでなく仕様まで考えられる環境は、エンジニアとしての視野の広がり、スキルアップに大きく寄与していると感じます。
もう1つ特徴を挙げるとすれば、グローバルな活躍機会が広がっていることですね。日本の日立ヴァンタラで開発した製品を、アメリカシリコンバレーの「Hitachi Vantara LLC」がグローバルに展開しているため、エンジニアとして世界を相手にしたビジネスを肌で実感できます。
その中では、日常的にLLCとの協業機会があるのも魅力です。具体的には週1回程度、エンジニアチームと現地のPM(プロダクトマネージャー)とでミーティングを行っています。
エンジニアが英語でプレゼンテーションを行うことも多く、国内外のメンバーとコミュニケーションを取る経験は、自身の市場価値を高めていく上でもとても貴重なものだと感じています。当然ある程度の語学力は求められますが、技術的な議論ができることが重要であるため、ネイティブレベルである必要はありません。
編集部
自分の業務が世界中に展開されていることを実感する瞬間はありますか?
野口さん
LLCが制作した海外市場向けの自社プロモーションビデオがあるのですが、自分たちが開発したストレージ製品がグローバル市場にどう役立っているのかが紹介されています。それを見ると、自身の仕事のグローバルな価値を感じることができて嬉しくなりますね。
活躍エピソード:アメリカのビジネス部隊と連携し、新製品開発を主導
編集部
野口さんご自身が印象に残っているエピソードをご紹介ください。
野口さん
最近行ったネットワークモジュールの新製品開発の際に、エンジニアチームで仕様変更の提案を行った事例があります。
ユーザーに寄り添った製品にするためにエンジニア主導でデータトラッキングを調べて使用頻度の低い機能を整理し、より価値のある設計に変更する提案を行いました。英語でプレゼンテーションも行い、LLCのビジネス部隊と国内部隊と議論を重ねていくという、とても貴重な経験となりました。
編集部
どういった点が特に自身の成長につながったと思われますか?
野口さん
仕様変更まで踏み込んだ提案、そして国内外との連携の中で、技術面よりも視座の面でスキルアップできたと思います。ユーザーが使いやすくなるようエンジニアチーム側で提案したことも、「急な仕様変更はかえって顧客満足度を下げる」という厳しい言葉をもらうこともあり、より多角的な視点で考えるきっかけを与えてもらいました。
この事例に限らず、提案の実現のためには多方面との交渉が必要です。違う立場から見たときの懸念点や、その改善策などを考えていけることは、難しくもあり、やりがいを感じられるポイントです。
データストレージの最前線で、最新技術を活かせる環境が魅力
編集部
他にも、日立ヴァンタラでエンジニアとして働く上での魅力があれば教えてください。
野口さん
最先端技術に触れながら成長できるのは、エンジニアにとって大きな魅力ですね。データストレージは成長産業であり、会社も技術投資に積極的なので、市場の変化に合わせて日々新しい技術を取り入れているという背景があります。
例えば私の担当分野では、まだ一般的には普及していない最新のネットワーク規格をストレージに適用する仕事に携わっています。規格が発表されてから実装されるまでの最前線にいることは、エンジニアとしてとても刺激的です。最新技術を扱うことで各OSの開発状況やバグの有無なども把握でき、非常に興味深い経験ができます。
また、当社では生成AIの業務活用も積極的に進めています。データインフラと生成AIの親和性の高さを活かしたビジネス展開だけでなく、社内業務でも活用を推進しています。
私の場合、ソースコードの自動生成やChatGPTを使った海外とのコミュニケーション、GitHubCopilot(AIによるコード生成ができる拡張機能)による開発支援など、さまざまな場面でAIツールを活用しています。最新技術の活用によって創造的な業務に時間を割くことができるのも嬉しいポイントです。
編集部
データインフラストラクチャを扱う会社として、社会的意義を感じる場面も多いのではないでしょうか。
野口さん
そうですね。データ作成や管理・保護の基盤を支えるという「当たり前を提供する」会社として、社会貢献を実感する場面は多くあります。逆にいうとミッションクリティカルなシステムを手掛けているからこそ、大きな責任を実感し、緊張感を持って仕事をしています。
日立ヴァンタラの若手活躍:実力主義のもとで早期活躍が叶う
▲取材にご対応いただいた大西さん
編集部
続いて、人財戦略部の大西さんに伺います。野口さんは30代前半で責任ある仕事を任されていますが、御社は若手の内から活躍できる環境があるのでしょうか。
大西さん
はい。30代の部長、30代前半の課長など、早期にステップアップして活躍する若手社員が増えています。
この実力主義の傾向は、日立製作所から日立ヴァンタラとして独立したことでさらに強まっています。グローバルの風土も取り入れ、従来の年功序列的な考え方を撤廃し、優秀な人材は若くてもリーダーポジションに登用する方針です。執行役員としてもグローバルの人材育成方針に触れて優秀な人材は積極的に登用していきたいと考えているため、この傾向は今後さらに加速していくでしょう。
編集部
野口さんは入社後にどのようなペースで責任のある仕事を任されていったのですか?
野口さん
私は2020年に入社し、半年間の教育期間を終えると、すぐに1つのモジュールの管理を任されました。1年目の終わり頃には関係会社との協業、海外の競合ベンダーとのやり取りも始まりました。2年目からはプロジェクトの要素リーダーとして推進役を任され、今に至ります。
私の場合は中途入社ですが、同じタイミングで入社した新卒社員も2〜3年目には自分の担当領域を持って活躍しています。早くから裁量大きく仕事ができる環境が、若手の成長を後押ししていると思います。
グループ会社の研修プログラムあり。学びの意欲を引き出す充実の教育制度
編集部
若手社員への教育制度やサポートについても教えてください。
大西さん
技術職の場合、5年目までの体系的な研修を設けています。新卒社員は最初の3か月はITスキルや開発の基礎を学び、その後は必須の研修プログラムが用意されており、それ以外にも本人の興味のある分野の研修を自由に受講できます。
野口さん
中途入社の場合は本人と上長の判断のもとで、5年の研修プログラムの一部をスキップすることも可能です。私も1〜3年目の研修をスキップし、4年次の研修から受講しました。
編集部
必須のもの以外の、自由に受講できる研修はどのような内容なのでしょうか。
大西さん
日立のグループ会社で「日立アカデミー」という研修を専門とする会社があり、そこで多種多様な研修が提供されています。IT分野に強みを持った研修も多くあるため、技術職のスキルアップにも有用な内容となっています。その他、ビジネススキルやコミュニケーションスキル等、幅広い分野の研修提供もあります。
また、「ラーニングエクスペリエンスプラットフォーム」というものも導入しております。これは技術的な内容に限らず、コミュニケーションスキルなど幅広い分野でのスキルアップに役立つ内容で、社員はe-learningにて無料で受講することができます。
野口さん
私は前職で組込みエンジニアを経験していたため、ある程度基礎的な能力は身についていましたが、日立ヴァンタラならではの知識を習得していく上で「日立アカデミー」はとても役に立ちました。上長の確認のもと、自分の判断で必要な研修を選べることは、学びのモチベーションの上でもとても重要だと思います。
編集部
実務を行う上での周囲のサポート体制についてはいかがですか?
野口さん
入社後1年間、OJTでの教育体制があります。技師/主任クラスの社員からメンターのような立ち位置で手厚い実践的な指導を受けられるため、とても心強い制度です。私はコロナ渦での入社だったため、人脈形成などが難しかったですが、メンターにそこを埋めてもらいながら、会社に適応することができました。しっかりとしたサポート体制があるため、若手でもチャレンジングな仕事に挑戦できるのだと思います。
共有会など、社内の知見を活かした「学び合い」の機会も豊富
編集部
若手社員のスキルアップ支援として、社内勉強会などの機会などもあるのでしょうか。
野口さん
日頃からさまざまな形で社内での知識共有の機会があります。先輩社員に直接質問することもありますし、共有会という形で人数を集めて知識共有を行うこともあります。
共有会は形式が決まっているわけではなく、その都度必要なメンバー、内容で実施しています。私が入社した時期には若手向けの共有会があり、先輩社員から様々なことを教えていただきました。最近では部門全体で週1回程度の技術共有会を開催しており、社外有識者を招くこともあります。
編集部
共有会の機会では、主に最新技術やトレンドについての情報交換を行っているのでしょうか。
野口さん
もちろん最新技術や、トレンドについての情報共有がメインですが、必ずしもそれだけではありません。ストレージソフトウェアの分野は、長年受け継がれてきた伝統的なスキルも重要であるため、最近ではミドル層の方々の知見の共有も活発に行われています。
若手活躍も目立ちますが、ミドル層がこれまで培った知見や専門スキルを多く学べる機会があり、若手とベテラン社員が融合して組織全体が良い方向に進んでいると感じます。
日立ヴァンタラのカルチャー:「安定×柔軟」のスタイルに進化中
編集部
御社の特徴的なカルチャーについてもご紹介いただけますか?
大西さん
日立グループという大企業の安定した基盤がありつつ、グローバルな風土も取り入れて進化していることが当社の特徴です。仕事の進め方1つとっても、柔軟でグローバルなスタイルへと移行しています。
例えば意思決定に関しては、日本企業によくある「90%まで資料を作り込んでから決裁を得る」というスタイルではなく、グローバルなアプローチで「40%の段階で早めに議論する」という形を取りながら、よりスピード感を持ってアジャイルに動いていくような風土になってきています。
編集部
まだ変化の途中で、これからもどんどん変わっていく部分もあるのでしょうか。
大西さん
その通りです。Hitachi Vantara LLCとの一体運営が進む中、働き方も含めて最適な形を模索している段階です。トップダウンで一方的に変更を強いるのではなく、さまざまな意見を取り入れていきたいと思っているため、会社を一緒につくりあげていける面白さがあるのも魅力です。
編集部
会社全体にはどのような雰囲気がありますか?
大西さん
一言でいうと、「良い人が多い」のが特徴です。若手から執行役員まで、誰とでもコミュニケーションが取りやすい環境があります。どの階層の方も話を真摯に聞いてくれ、相談にも乗ってくれる、そんな魅力的な人材が揃っています。
ワークスタイル:ハイブリッド・中抜け可能で自分らしく働ける
▲オフィスが入る「日立レクトシップ戸塚」の外観(左)と共有スペース(右)
編集部
働きやすい環境づくりについては、どのような取り組みがありますか?
大西さん
エンジニアに限らず全社的に、出社とリモートを組み合わせたハイブリッドワークを導入しています。出社は週1回以上が基本ルールですが、それ以外は柔軟に対応できます。
チームで対面での打ち合わせが必要な場合は集まりますし、そうでなければ在宅で仕事ができる環境です。勤務時間は8時50分から17時20分が定時ですが、中抜けも可能で、その分の時間は自身で調整できる柔軟な働き方が可能です。
野口さん
エンジニアも、実機を触る必要がある業務を除いて、業務や個人の事情に応じて自由度の高い働き方が可能です。もちろんチームで仕事をしている以上メンバーへの配慮は前提ですが、個々の事情に対してメンバーの理解があり、協力し合って働ける点はとても助かっています。
私も最近、家庭の事情で2週間ほど在宅勤務を続けていましたが、通院の付き添いなど、仕事と生活の両立がしやすい環境だと実感しています。
編集部
リモート下でのコミュニケーションで工夫していることはありますか?
野口さん
リモートだからこそ、密なコミュニケーションを重視しているのが特徴です。特に新しく入った方にとってリモート環境下での相談はハードルが高いため、私自身もリモートのときはあえて業務ではなくコミュニケーションを優先する方針を取っています。集中して作業したい時は逆に出社して、チャットを確認しない時間を作るなど、メリハリをつけています。
対面コミュニケーションも重要視し、チームごとに出社日を決めて気軽な会話をするようにしています。個人の仕事の進捗など、チーム状況の細かい確認もその際に行っています。
日立ヴァンタラから求職者へのメッセージ
編集部
最後に、転職を検討する読者の方に向けてメッセージをお願いします。
野口さん
自分でキャリアを築いていける人材が、日立ヴァンタラで活躍していけると考えます。日立ヴァンタラはさまざまな機会を提供してくれる会社ですが、それらは待っているだけでは得られません。自ら積極的につかみ取り、チャレンジしていく姿勢が大切です。
自身のキャリアについてしっかりとした考えを持ち、会社と共に成長していける方と一緒に働けることを楽しみにしています。
大西さん
日立ヴァンタラはこれからさらに進化していく、その過渡期にあります。だからこそ、自身のやりたいことを積極的に提案できる環境があるのが魅力です。変化をポジティブに捉えて成長していける方、指示を待つことなく自ら道を切り拓きチャレンジできる方をお待ちしています。
編集部
野口さん、大西さん、本日はありがとうございました!
編集後記
日立ヴァンタラ株式会社の働き方のまとめ
仕事内容 |
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働き方 |
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若手の活躍 |
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教育体制 |
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企業文化 |
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日立ヴァンタラ株式会社の基本情報
企業名 | 日立ヴァンタラ株式会社 |
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住所 | 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 |
事業内容 | ストレージを中心としたデータインフラストラクチャ製品、データマネジメントソフトウェア、ハイブリッドクラウド基盤およびそれら関連サービスの設計・開発、日本国内の販売、運用、監視及び保守 |
設立 | 2023年11月 |
働き方 | ハイブリッド勤務(出社+リモートワーク) |
公式ページ | https://www.hitachivantara.com/ja-jp/ |
採用ページ | https://www.hitachivantara.com/ja-jp/company/careers |
募集職種 | ・ソフトウェアエンジニア(設計・開発者) ・システムエンジニア ・営業等 ※募集職種一覧:https://js02.jposting.net/hitachivantara/u/job.phtml |