こんにちは、佐藤と申します。29歳でWeb業界歴は3年。社員数20名のベンチャー企業に所属。直近は、Web制作のディレクション業務を行っていて、より高いスキルを身に付けたく、上場を見据えた成長企業への転職を目標に活動しています。
今回は、転職サイトのGreen(グリーン)へ登録して使ってみました。この記事では自分の体験談や感じたこと、評判口コミからわかるGreenの良い点・悪い点や注意点などを紹介します。
60秒でわかる!Green(グリーン)の特徴
Greenの評判で判った!グリーンを使うべきじゃない人・使うべき人
Green(転職サイト・求人)の「良い評判」と「悪い評判」を分かりやすく簡単にまとめましたので、ご覧ください。
実際の使用者からのGreenの評判 | ||
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良い評判 | 悪い評判 | |
企業とのやり取り |
〇
企業と直接連絡が取れるので、面接や内定までのスピードが早い
|
×
面接日程調整や企業とのやり取りなど、全て自分で行う必要がある
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サイトデザイン |
〇
サイトが見やすい・使いやすい
|
×
サイトが見づらい
|
サポート内容 |
〇
「実際の社員の方のコメント」や「企業のやりがい」など細かいことも記載されているので、転職後のイメージがしやすい
|
×
カジュアル面談がカジュアルではなく割としっかりめの面接の場合がある
|
求人内容 |
〇
魅力的な求人を見つけやすい
|
×
未経験向けの求人がない
|
上記の「Green評判の表」からわかることは、Green(グリーン)は転職サイトのため、転職エージェントなどとは違って応募やメッセージなどを全て自分で行う必要があります。
Green(グリーン)では、未経験者歓迎の求人は正直多くないので注意です。(だいたい10%以下のイメージ)
後で紹介する悪い評判でも、上記の2つの部分を気にしている人が多くいました。
これらを踏まえて、Green(グリーン)を使うべきじゃない人使うべき人は以下です。
Green(グリーン)を【使うべき人】
- 年収300万〜500万を狙いたい人
- IT/Webエンジニアの経験がある人
- クリエーターの求人を探したい人
サービス名 | 転職サービス の種類 |
公開求人数 |
---|---|---|
IT・Web専門 | 29,961件 | |
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また、利用してみて色々な求人を見ていく中で、Greenの求人のほとんどが中途採用の即戦力を求めている企業であることがわかりました。
そのためIT/Web業界へ転職希望で、ある程度の経験やスキルを持っている人が向いています。
Green(グリーン)を【使うべきじゃない人】
- 未経験・第二新卒でIT関連の仕事につきたい人(リクルートエージェントへ)
- 年収500万以上のエンジニア職につきたい(ダイレクトタイプへ)
- 年収500〜700万円のIT/Web職につきたい(ビズリーチへ)
企業側は、そのコストに見合った即戦力となる人材を求めているため、経験やスキルがない未経験や第二新卒はGreen経由だと厳しいです。(応募しても落ちまくることが多々...)
Green(グリーン)を【使うべきじゃない人】におすすめできる転職サービスはこちら↓
【使うべきじゃない人】におすすめ
サービス名 | 転職サービス の種類 |
公開求人数 |
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全業種+エージェント型 | 615,506件 | |
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IT・Web専門(ハイクラス) | 2,672件 | |
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スカウト型 | 99,808件 | |
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こんな感じです。転職サービスはたくさんあるので、まずは「自分の求めている年収」(スタンダード年収300万〜500万orハイクラス年収500万以上)で使うサービスに目星をつけるべきだと思います。
Green(グリーン)の良い評判・口コミ
Green(グリーン)の良い評判口コミ①:企業と直接連絡を取れるので、面接や内定までのスピードが早い
Greenではエージェントを挟まずに企業と直接連絡を取れるので、面接や内定までの段取りがとてもスピーディーでした。
企業と直接連絡が取れることで企業からの返信が遅い、来ない場合は直接こちらからリマインドができたので、相手(企業)の連絡忘れを物理的に抑止できたのは良かったです。結果的に、自分で直接企業とやり取りをしたことで早く転職活動を進めることができたと思います。
Green の特徴でもある「企業と直接連絡が取れる」ことで面接や内定までのスピードが早いという口コミが多数ありました。
アドバイザーがついている場合だと、【自分⇒アドバイザー⇒企業】と、企業と連絡を取り合う際にアドバイザーを挟むことでワンステップ多くとるので、どうしても時間がかかってしまう場合があります。
また、アドバイザーは基本的に複数の求職者を抱えているので、自分の優先順位がアドバイザーの中で低いと「アドバイザーからの連絡や対応が遅い」という声もよく聞きます。
その点、自分で全て管理ができるGreenでは面接日程調整などを企業と直接やり取りできるので、結果、スピーディに内定を貰うことも可能、というわけです。
Green(グリーン)の良い評判口コミ②:サイトが見やすい・使いやすい
IT系に特化しているとのことでGreenに登録しました。結論として、利用して大満足できました。企業と直でやり取りができるので日程調整も組みやすかったですし、カジュアル面談で企業の雰囲気を先に知れたのも良かったです。特に気に入ったのがGreenのサイトデザインです。IT系に特化した転職サイトなだけあり、とにかくユーザービリティに特化したデザインで、WEB業界で働く者として勉強になるものがありました。
Greenはとにかくサイトが使いやすかった。求人全てに企業写真が掲載されているので、文字のみの転職サイトに比べて圧倒的に見やすい且つイメージが沸きやすかったです。また、求人の中身も無駄なデザインがなく、「可能勤務地」「年収」「使用言語」「仕事内容」などが一目で分かるようになっており、自分に合った求人かどうかの判断がとにかく他のサイトに比べてしやすかったので求人探しも苦ではなかったです。
Greenのサイトが見やすい・使いやすいという口コミも多くありました。
実際に私もGreenのサイトを使用していましたが「必要な情報がすぐに目に入っていくる」「文字のみでなく写真も多様しているので見飽きない」など、ユーザビリティに特化したサイトだと感じました。
利用する上でサイトが使いやすい・見やすいのは求職者からするととてもありがたいですよね。
Green(グリーン)の良い評判口コミ③:転職後をイメージできる判断材料が沢山ある
Greenに登録して実際に内定をいただくことができました。様々な面で満足していますが、一番転職活動の役に立ったのが”転職後のイメージがしやすい”という点です。実際の社員の声や企業写真からもそうですし、カジュアル面談など、その企業が自分のイメージと合っているかの判断材料が沢山あり、結果として転職後のミスマッチもなく大満足です。
実際の企業写真が多く、直感的に企業イメージをできるのが良い。インタビューや実際に働いている社員の声も読めるので、そこでぶっちゃけブラック企業かどうかの判断の参考にしていた。
実際に働いている社員の声や企業写真も多く、転職後のイメージがしやすいという口コミがありました。
企業写真や社員の写真がない転職サイトは沢山ありますが、やはり実際の写真がある・ないとでは企業イメージが大きく変わります。
また、実際に働いている社員からみた「この企業に向いている人」の声は、自分が企業に向いているかどうかの大きな判断材料となりまし、入社後のミスマッチを無くすことができます。
Green(グリーン)の良い評判口コミ④:魅力的な求人を見つけやすい
Greenに掲載されている求人はベンチャーやスタートアップ企業が多いけど、その分ノリにノッてる成長企業が多い。成長企業に身をおいて、自分自身も成長したいという人にはかなり向いているかと思います。
IT業界の事務の仕事に興味持ち、IT系に特化してる転職サイトにとりあえず複数登録しました。その中でもGreenが一番求人内容が充実していた印象です。会社の条件や給与、福利厚生等を比べることができたので、自分の希望に合った求人かを見分けるのが簡単でしたし、何よりも高い給料を提示している求人が多かったです。
Greenには好条件な求人や成長中のベンチャー企業求人が沢山あるという口コミもありました。
Greenは経験者向けの求人が多いため、給料や好条件な求人が多いです。
また、口コミにもあったように成長中で勢いがあるベンチャー企業の求人も沢山あります。「働きながら成長していきたい」という人は特におすすめです。
Green(グリーン)の悪い評判・口コミ
Green(グリーン)の悪い評判口コミ①:面接日程調整や企業とのやり取りなど、全て自分で行う必要がある
チャット形式でやりとりはしやすいが、全てを自分で行うので結局時間がかかるしかなり面倒に感じた。面接までにかなりの量のやりとりをしなければならなかった。
Greenでは、自分で全ての工程を進めなければいけないので初めての転職活動の人にはおすすめしないです。多分、何をどうしていったら良いかわからないと思います。初めての場合なら、エージェントで担当の人からいろいろ教えてもらいながら進めると勉強になります。併用もいいかもですね。
Greenに登録しましたが、誰かに相談したり、サポートしてもらうことができなくて困りました。なので、私の場合リクルートエージェントを併用していました。
「企業と直接連絡が取れるので内定を貰いやすい」「自分で企業とのやり取りを管理できる」という良い口コミもある中、”その作業が面倒”というマイナスな口コミも見られました。
対処法としてはサポート力が強い他社エージェントと併用することをおすすめします。
基本的に担当者(=アドバイザー)がつく場合は、書類添削、面接対策、面接日程調整、企業とのやり取りなど全てを任せることができます。
ここで「じゃあ、他サイトのみ使用すれば良いのでは?」と思った方もいるかもしれませんが、「併用する」ことをおすすめした理由としては、Green はIT業界に特化した転職サイトで、他社サイトにはない好条件の求人が沢山掲載されています。
”転職初心者でサポートしてほしい!””やり取りが面倒なので誰かにやってほしい”という方は他社エージェントでアドバイザーからサポートを受けつつもGreenで好条件、良い求人を併用して探すのがベストです。
Green(グリーン)の悪い評判口コミ②:サイトが分かりづらい
「面談あり」とのみ記載されている求人もあり、面接なのか面談なのか混乱することがあった。また、内定までのフローが不明瞭な場合が多く、内定までのステップ数が分からずゴールが見えないところもあった。
実際に調べてみた結果、ほとんどの企業が選考プロセスを明確に記載してありました。唯一、不明確かも?と感じた記載は「書類選考→面談・面接数回→内定」というものでした。
「具体的に面談や面接が何回行われるのか知りたい」という方やその他に質問がある方は、「話を聞いてみたい」ボタンからカジュアル面談要請をして直接企業に聞いてみましょう。
「面談をしたいわけではないけど、とりあえず質問だけしたい」という方も一旦面談予約をしてから、メッセージから企業に直接質問するのも良いでしょう。
Green(グリーン)の悪い評判口コミ③:カジュアル面談がカジュアルじゃなかった
カジュアル面談がカジュアルではなく、しっかり面接だったので、結局前準備が必要でした。求人広告と、実際のスタートの金額や条件が違うこともあり困惑しました。
Greenに登録して直ぐにカジュアル面談どうですか?というメールが来て実際にしてみたところ、ほぼ面接と同様で志望理由等を聞かれた。また、ITスキルの経験がある程度ないと落ちやすい印象。
Greenでカジュアル面談とのことだったのであまり発言を求められないと思い考えをそれなりにまとめる程度で臨んだところ、普通の面談でしどろもどろになり困りました。
これは自分も経験ありますが、カジュアル面談といえど、”何故、弊社に興味を持ったのですか?””どのぐらいの経験・スキルを持ってますか?”など、かなり面接よりのカジュアル面談をする企業も多かったです。
しかし、企業側からすると、求人(企業)に興味を持って求職者からカジュアル面談を希望しているわけで、やはりある程度「何故、企業に興味を持ったのか(=志望理由)」「転職理由」「経歴・スキル」など情報を知りたい、と思うのは当然のことです。
せっかく企業・求人に興味を持ってカジュアル面談をするのですから、せっかくの縁を無駄にしないためにも、最低でも以下の3点は回答準備しておきましょう。
Greenのカジュアル面談前に準備する回答 |
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Green(グリーン)の悪い評判口コミ④:希望の求人が全くなかった
フルリモートなら地方住でも応募できると思っていたが、思いの外、フルでできる求人が無かったので、フルリモートの地方住みで都会の会社に勤めるのは難しいと判断し退会しました。フルは無く、週1出社とかはありましたが、距離的に厳しかったので諦めざるを得ませんでした。
IT系の管理・バックオフィス職を希望していたが、他の業種と比べると圧倒的に求人数が少なかった。Greenはエンジニア職が多い印象。
「地方求人が少ない」「取り扱い職種に偏りがある」は、転職エージェントあるあるです。
対処法としては、自分の状況に合った転職エージェントと併用する・フルリモート求人を探すがあります。
「地方求人が少ない+出社しなくても良い」という方は、検索ワードから「フルリモート」と検索をかけてみましょう。現時点(2023年11月時点)で検索をかけただけでも1000件以上のフルリモート可能企業が表示されました。
ただ、上記以外の条件で求人を探したいという方は以下の転職サイトとの併用をおすすめします。
Green以外におすすめ転職サイト | ||
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地方住み希望(フルリモート以外) | リクルートエージェント 63万以上という圧倒的にな求人数保持。IT系求人だけでも16万以上の求人数を保持しており、地方求人も多数ある。 | |
希望職種の求人が少ない | doda 経歴に応じた専門的なキャリアアドバイザーが在籍しており、様々な職種に適したアドバイスや求人を探してくれる。 |
Green(グリーン)の悪い評判口コミ⑤:未経験者は厳しい
第二新卒や異業種からの転職でGreenを使おうとすると、苦労します。もともとWeb業界で働いていた人が、同じ業界の中で転職をする場合に向いている。
Greenはかなりの経験者でないといけないような募集が多く応募しづらい。
未経験だと厳しいという口コミが多くありましたが、実際にGreenには、未経験者歓迎の求人は多くありません。
私の場合、一応Web業界に3年いたので、応募できるなと思える求人はいくつもありましたが、未経験や第二新卒で、経験やスキルが無い人の転職が厳しいと言えます。
こちら、Greenの企業向けページなんですが、「経験者採用に特化した求人メディア」と大々的に謳っています。企業からすると、Greenは「経験者を採用するためのツール」なわけです。
▼企業向けページ
未経験や第二新卒で転職したい人は、未経験や第二新卒の求人が多い総合的な転職サイトの利用がおすすめです。
転職サイトGreenで転職活動してみた体験談(佐藤・29歳)
それでは、自分がGreenを使ってみた感想を体験談としてお伝えします。
まずGreenを使おうと思った理由を3つ紹介します。
-
- IT/Web業界の求人が多い
- 他のサイトよりお堅い企業が少なそう
- 転職が決まったらアマゾンギフト券をもらえる!(おまけ)
自分はIT/Web業界希望のため、IT/Web業界に強いと公式が明言しているGreenを選びました。
これまでの経験から上限関係がガチガチのお堅い企業が苦手だと感じたため、公式サイトの「転職をカジュアルに。」って言葉を見て、お堅い企業が苦手な自分にピッタリだと感じました!
おまけですがGreen経由で応募した企業から内定が出た場合に申請をすると、祝い金としてアマゾンギフト券がもらえます。
転職が決まったら転職活動を頑張った自分へ、ご褒美を買おうと思っています!
Greenの使い方(登録〜ログイン〜職務経歴書作成〜応募の流れ)
Greenに登録したところから紹介していきます。登録はサイトまたはアプリから、以下の手順で簡単にできます。
- 各ストアからアプリをダウンロード
- メールアドレス・パスワードを登録
- 希望勤務地/経験職種/年数を選択
- 会員登録完了
- プロフィールを埋める(職務経歴書の作成)
- 求人を検索する
- 応募しつつ、スカウトも待つ
- 直接企業とやり取りをする
- カジュアル面談もしくは選考に進む
IT/Web業界の求人が多い
Greenの求人はIT/Web・通信・インターネット系の業界が2.6万件と多いのですが、その中でも細かく分類するとどんな業界が多いか、調べてまとめてみました!
※2023年8月現在
自分の場合、IT/Web業界全体で幅広く求人を探そうとしていたので、このあたりの細かい数字は気にならなかったですが、「自分はIoTをやるんだ!」「VR業界で活躍したい!」と具体的に決まっている人は上記の数字を参考にすると良いでしょう。
ベンチャー企業の求人が多い
Green内ではベンチャー企業やスタートアップの企業が多かったのでまとめてみました。
※2023年8月現在
Green内で「ベンチャー」という言葉を検索しただけでも1万以上の求人が確認できました。
転職者の応募数が増える1~3月・5月~6月・9月~10月の期間はさらに増えます。
少数精鋭の企業で働きたい!すぐに結果が反映される仕事に就きたい!と考えている方は参考にGreenで転職活動を進めてみてください。
サイトが見やすく、使いやすい
転職サイトは自分で企業研究や応募、面接の時間調整などをする必要があるため、サイトの見やすさはとても大切です。
Greenは会社情報の探しやすさから、メッセージのやりとりまでとても簡単で使いやすかったです!
特にメッセージ画面からすぐに会社の情報を確認できたり、応募条件を閲覧できたりするため、メッセージの返信に迷うことがなかったです。
またアプリ版もあるため、スマホからもすぐに返信できるなど、SNSやLINEのように使える点がとても利用しやすいと感じました。アプリはiOS版、Android版どちらも使えます。
応募の際にメッセージを入れると通過率が高い
ここでGreenで応募する際に、企業からの反応が良くなるコツを紹介したいと思います!
Greenでは企業へ応募をする際に、自分が伝えたいメッセージを入力できます。デフォルト文のままでも送れるのですが、あまり企業の反応はよくありません...
メッセージをデフォルト文で送るのと「自分の実績やスキル、志望動機など」を書いて送るのでは、企業の反応が違いました。
自分が思うに応募を見る企業の求人担当者も人間なので、メッセージ文で印象が大きく変わるのだと思います。
もし自分が求人担当だったらデフォルト文の人より、少しでも自分の実績やスキルなどを書いている人の方が、メッセージから熱意が感じられ好印象を受けます。
応募の際は企業の求人担当者に少しでも興味を持ってもらうために、実績やスキル、志望動機など何かメッセージに記載して応募することをおすすめします!
以下の例文のような感じで送ると今までの実績やスキル、志望動機を伝えられます。「どうやって書けばいいのかわからない...」という方は、応募の際に参考にしてみてください。
<例文> スケジュール管理や全体を見渡す力、ボトルネックとなる問題を早期に発見できることが強みだと自負しております。 貴社を志望した理由としましては、今まで経験した業務内容と近く、早い段階で戦力になれるのではないかと思ったこと、そして貴社が制作しているWebに感銘を受け、制作に関わりたいと強く感じていることが理由です。 面談の機会を頂けますように、よろしくお願いいたします。 |
「気になる(スカウト)」で応募しても落ちることはある
Greenには「企業からの気になる」というスカウト機能があり、自分に興味を持ってくれた企業を知ることができます。
これは企業側が自分のプロフィールを見て、気になったら届く企業からのアプローチです。
が、登録したてでプロフィールがスカスカな状態にもかかわらず、企業から「気になる」が届きました。自分的には「きちんと見ているのかな?機械的っぽいな」と感じました。
登録してすぐに届いた「気になる」には、過度に期待しない方がいいかもしれませんね。
そして、スカウトされたとしても、選考の過程で落ちることはあります。気を抜かずに対策をしておくことが重要です。
企業からスカウトをもらうコツ!
中には自分のプロフィールをしっかり見てくれている企業があるのも事実です。そこで企業からのスカウトを受けるためのコツを紹介します!
企業側がスカウトを行う際に、企業側の求人担当者も条件を指定して検索を行います。検索条件は年齢や年収、指定のキーワードなどです。
この検索には職務経歴に記載した内容もヒットするため、スキルも細かいことまで記載しましょう。キーワードが多いほど記載することでヒットする確率が上がり、より多くの企業の目に留まりやすくなります。
【企業目線】スカウトは毎月400通無料・「気になる」は無制限
企業側の視点が気になったので、知り合いの人事(採用担当)に、スカウトと「気になる」機能をどう使っているのかを聞いてみました。
企業側には、Greenから4つのプランが提示されているんですが、どのプランを選んだとしても、スカウトは毎月400通無料で送ることができます。
400通ってありがたいんですけど、結構多いんで使い切るのが正直大変です。だから、確度が低くても送っちゃうことも担当者によってはありますよね。求職者からすると、的はずれなスカウトだって思うこともあるんじゃないでしょうか。
あと、「気になる」は無制限です。ざっくり検索をかけて、一括でやってます。リアクションあったらラッキー、みたいな感じです。
▼企業側管理画面
どうやら、スカウトをもらったり、「気になる」をもらったとしても喜んでる場合じゃなさそうです。
本当にこの企業に自分がフィットしているのかどうか、熱量を持ってスカウトしてくれてるのかどうか、一つ一つよく吟味していく必要がありますね。
ブロック企業設定でバレる心配はなくなる
Greenを利用している人で自社バレが心配な方も、バレるのを防いで活動する方法があります!それは「ブロック企業設定」で設定した企業からの検索にヒットしないようにすることです。
- Greenに自分が現在勤務している会社
- 過去勤めていた会社
これらのバレたくない企業がある場合は設定で、その企業に対し自分のプロフィールを非表示にして活動しましょう。自分は自社バレが嫌だったので、アプリを入れて即設定しました。
おかげで快適にGreenが使えました!
Greenでの転職活動の結果報告
ありがたいことに、私はGreenを通して20社以上の会社からスカウトをもらうことができたので、そのうち興味のあった3社に返信して、オンライン面談をすることになりました。
1社目(A社)は、食に関するアプリを開発・提供している会社で、プロダクトマネージャー候補としてお話をいただきました。面談してみて、ちょっと自分とは合わないなと思って応募するのをやめてしまいました。というのも、完全フルリモートで勤務している会社で、自分はPMの仕事をするなら対面でコミュニケーションを取らないと成果を出すのが難しいなと感じたからです。
2社目(B社)は、医療系でtoB開発事業を行っている会社でした。社員数も200人くらいで、今までの会社に比べて大きかったので、雰囲気合うかな?と心配していたんですが、面談してくれたマネージャーの方と意気投合して、お互いの苦労話で話が盛り上がってしまい...面接に進むことになりました。
3社目(C社)は、EC事業をメインでやっている会社でした。まだ社員数5人くらいで、少数精鋭でやってるみたいで、社長が直接面談してくれました。事業にかける想いがめちゃくちゃ熱量が高くて、この人のもとで働けたら楽しそうだなあと思いました。でも、ぶっちゃけ残業が多いということを聞いて、応募は保留にしました。
その他にも、私はWantedlyとリクルートエージェントを使って転職活動を進めていました。Wantedlyでも3社と面談をして、リクルートエージェント経由だと1社だけ受けました。
結果的に、B社とWantedly経由のD社から内定をもらうことができました。B社は年収550万円、D社は500万円でした。この50万円の差は結構大きいですが、私は最終的にD社に転職することになりました。D社は私の興味レベルの高いゲーム事業をやっている会社で、新しいプロジェクトがどんどん生まれている成長企業だというところが魅力でした。新規プロジェクトの立ち上げをいくつも経験すれば、大きなキャリアアップにつながると考えたので、目先の50万円には目をつぶりました。
企業 | 結果 | |
---|---|---|
Green | A社: 食関連アプリ |
面談後辞退 |
B社: 医療系toB開発 |
内定辞退 | |
C社: EC事業 |
面談後保留 | |
Wantedly | D社: ゲーム開発 |
内定・入社 |
E社: エンタメ系 |
選考不合格 | |
F社: SNSコンサル |
選考不合格 | |
リクルートエージェント | G社: Webメディア |
選考不合格 |
最終的にはWantedlyで見つけた会社に転職することにはなりましたが、Greenで出会った企業もそれぞれ魅力があって、自分がどんな企業に評価してもらえるのかがわかって良かったです。複数のサービスを利用したからこそ、比較検討ができて良い転職先を見つけることができたのだと思います。
転職サイトGreenを使ってみた感想
ここまで自分がGreenを利用した際に感じたことを紹介してきました。ここでは良かった点・あまり良くなかった点と、メリット・デメリットをまとめてみました。
まずIT/Web業界でカジュアルな雰囲気のスタートアップやベンチャーの求人が多く良かったです!
Greenのコンセプトが「IT/Web特化」ということもあり総合的な転職サイトよりも、そういった人材を求めている求人が多くありました。
社内の雰囲気を感じられる写真が多く、自分がそこで働くイメージができたりしました。さらにスタートアップやベンチャーの求人が目立ち、お堅い企業が苦手な自分にあった転職サイトだと感じました。
逆にあまり良くなかった点は「企業からの気になる」が機械的な感じのところです。
自分は企業の担当者が特定の条件で検索してヒットした人のプロフィールを実際に見てから、気になった人へアプローチしているのだと思っていました。
が、実際に使ってみてスカスカのプロフィールでも「気になる」が届いたため、プロフィールを見ずに機械的に送っている感じがして不信感を覚えました。
Greenで転職に成功した人たちの属性
Greenのユーザー属性を「転職することができた人」に限って見ていきましょう。
職種:エンジニアとクリエイティブで半数を超える
職種について、最も多いのはエンジニアで31%です。求人数もエンジニアが最も多いですし、エンジニアで転職したい人にはGreenはかなりおすすめできると言えるでしょう。
ただ少数派だからと言って転職ができないわけではありません。私も非エンジニアですが、たくさんスカウトはもらうことはできましたよ。
年齢:25〜39歳が約80%を占める
Greenで転職をした人は、25〜39歳がボリュームゾーンです。20代前半は5%と少なく、経験者ではないとGreenで転職は難しいことを物語っています。
一方で私のように、20代後半はかなり転職者が多いので、少し経験を積んで、違う環境でもチャレンジしてみたい!という若手におすすめです。私は29歳なのでちょうどボリュームゾーンで安心しました。
年収:300〜600万円の人が多い
最後に年収についてです。結構バラけていますが、年収300〜600万円の人が多いと言えるでしょう。
700万円以上のハイクラスの方は、Greenではなく違う転職サービス(ビズリーチなど)を使うことをおすすめします。
Greenを利用する際の注意点
実際にGreenを利用してみて「ココには注意した方がいい!」と感じたことを紹介します。これからGreenを使おうと思っている人は参考にしてください。
Green(グリーン)を利用する際の注意点①:求人に偏りがある
すでに紹介したようにGreenはIT/Web業界の求人数が多く、その他の業界・職種の求人は少ないです。
そのためIT/Web業界以外を希望している人は、他の転職サイトを使うとより多くの求人に出会えます。
また「具体的な業界が決まっていないけど、どんな求人があるか見たいな」という方も、様々な求人が見られ全体的な求人数が多い転職サイトの利用がおすすめです。
Green(グリーン)を利用する際の注意点②:企業から気になるが届いたからといって必ず選考が有利になる訳じゃない
Greenを利用する前は「気になる」が届いたら選考を有利に進めると思っていました。しかし実際に使ってみて、企業からの「気になる」が届いても必ず有利になる訳じゃないと感じました。
登録直後に「気になる」は機械的に送られている感じがして、自分のプロフィールをしっかり読んだうえで判断している感じがしません。
そのため「気になる」が届いたからといって、必ず選考が有利になるという訳ではないと思います。
ちなみにGreenを使った6名の調査員に、「気になる」が届いた場合、選考が有利になると感じたかどうか聞いてみました。
やはり、有利にならないと答えた人が多い結果となりました。
全ての企業がからの「気になる」が意味がない訳ではないと思いますが、「気になる」は求人探しの際の参考程度に考えておくと良いでしょう。
Green(グリーン)を利用する際の注意点③:自分から行動しないと転職できない
Greenだけではありませんが、転職サイトを見てるだけでは転職できません。自分から行動し、求人探しや面接をして内定を勝ち取らないと転職はできません。
実際に、Greenで転職を成功させた人がどれくらい応募したかを示すデータがこちらです。
公式サイトによると、
1社内定を目指すなら7社、2社内定を目指すなら倍の14社を目安に応募するのが良さそうです。
とのことです。結局のところ、何社も受けてみないと転職は成功しません。スピーディーに行動に移していくことが大切です。
転職サイトは無料かつ手軽に使えるため便利ですが、自ら行動できない人が転職サイトを使っても時間の無駄になりますよ。
「転職したいけど、なかなか行動に移せない」という方は転職サイトよりも強制力がある転職エージェントの利用がおすすめです。
現状と同じ実績・スキルで転職活動をするなら、1秒でも早い方がいいです。同じ実績・スキルを持つ人が応募した際には、最終的な判断基準として見られるのは「年齢」です。
若い人材の方が将来性がありますからね。
Green(グリーン)を利用する際の注意点④:地方の求人が少ない
Greenで全体の求人数は 29,285件です。そのうち勤務地が東京の求人は21,394企業。(※2023年8月現在)
つまり、約73%が都内の企業ということです。
※2023年8月現在
このようにGreenの求人は7割以上が都内のため、地方の求人は少なくなっています。
しかし、今はリモートワークや在宅勤務も可能な会社が増えています。特にGreenはIT・Web系の求人が多いので、リモートワークを導入している会社が多く、勤務地にとらわれない求人もあります。勤務地だけで諦めないで募集求人の名前をしっかり確認しておくと良いですよ。
Green(グリーン)を利用する際の注意点⑤:大手企業の求人が少ない
Greenはベンチャー企業やスタートアップ企業が多く、大手企業の求人は少ないです。
※2023年8月現在
そのため上場している大企業で働きたい、数百人が働いている規模の会社で経験を積みたい、と考えている人には向いていないかも。
大手企業を探している人は別の転職サービスと併用しながら使っていくのが望ましいでしょう。
Greenで転職を成功させるためのコツ
Greenで転職を成功させるためには4つのコツがあります。以下の4つのコツを押さえてGreenで転職を成功させましょう。
▼Greenで転職を成功させるコツ
- プロフィールはしっかり書く
- 「気になる」ボタンをどんどん使おう
- 気になる・スカウトの受信設定を済ませておこう
- 事前にどんな求人を探すか検討をつけておく
- 求人には早めに応募する
- 良い求人に出会うために、転職サイトは複数使おう!
プロフィールはしっかり埋める
Greenでは名前や希望職種など、プロフィールを入力する項目がいくつかあります。
マイページ内でプロフィールを埋めていくことができるので、なるべく全て埋めるようにしましょう。
特に実績や経歴は自分をアピールできる良い機会なので、時間はかかってもしっかりと書いておくべきです。
プロフィールは一度記載すれば、継続して使用できるので、最初はざっくりと書いておいて後から直していく、という記入のやり方でもOKです。とにかく埋められる項目は全て埋めておき、後から追記・整理していきましょう。
公式サイトにも、プロフィールの書き方が解説されていますので、ぜひ参考にしましょう。
「気になる」ボタンを活用する
Greenは他の転職サイトとは違い、応募とは別の「気になる」ボタンがあります。
「応募までは踏み切れないけど、話を聞いてみたい...」
「とりあえず応募条件が気になったからキープしておきたい!」
という時に使います。
応募先の企業も、転職者に対して「気になる」を送ることができます。
「気になる」ボタンを押すと応募先にも通知が行き、両者が「気になる」でマッチするとそのまま面談や面接にも進むことができます。
企業によっては「とりあえず面接とは別にお話をしましょう」と提案してくれるので、応募先の条件の確認や、自分が考えていた仕事内容とギャップがないかなどを確認できます。
プロフィールが完成したら、とりあえず「気になる」を送っておくと、思わぬ良い縁があるかもしれませんよ。
お気に入りやブックマークする感覚で「気になる」ボタンを押しておきましょう。
気になる・スカウトの受信設定を済ませておく
「気になる」は企業側からも送られてきますが、他にも「スカウト」も送られてきます。
スカウトは企業側が転職者のプロフィールを見て「面接しませんか?」「うちに来ませんか?」と提案してくれるもの。
その通知を逃さないように、通知の受信設定を済ませておきましょう。
通知設定は、「設定」から「気になる・スカウト/ブロック企業」「気になる・スカウト受信」の項目で「受け取る」を設定しておくだけでOKです。
事前にどんな求人を探すか検討をつけておく
事前にどんな求人を探すか、自分なりに方向性を考えておきましょう。
GreenはIT・Web系が多め、とはいえその中でも職種や業種、どの規模の会社に行きたいか、ポジションなど様々です。
自分の経験を活かして仕事を見つけていくのか、未経験からチャレンジするのか、自分が将来どうなりたいか、具体的な考えをもっておきましょう。
すると求人を見つける時に見つけやすくなりますし、面談で自分の考えとギャップがないか、など見極めることもできます。
求人には早めに応募する
求人には早めに応募するようにしましょう。
Greenには自分で転職しようと主体的に取り組んでいる方が多く、人気の求人は早くに締め切ってしまいます。
じっくり選ぶことも大切ですが、「これだ!」と思った求人にはなるべく早く応募するようにしておきましょう。
また「どうしても決めきれない!」という場合には「気になる」ボタンを使ってとりあえずアピールしておくことも大切です。募集先が気になるに気づいてスカウトしてくれることもあるので、チャンスは逃さないようにしましょう。
良い求人に出会うために、転職サイトは複数使おう!
ここまでGreenだけを利用した体験談を紹介してきましたが、転職サイトを利用する際は複数使ってみる方が良いなと感じました。
GreenにはIT/Web業界のベンチャーの求人が多くあり、そこを目指している自分には魅力的な転職サイトでした。が、Greenにはない求人が、他の転職サイトにある可能性は十分あります。
Greenに関するQ&A
ここでは、Greenについてよくある質問についてまとめました。
Q.Greenは転職エージェントとは違いますか?
Greenは、転職エージェントではなく転職サイトの一つです。転職エージェントは、企業と自分の間に担当者が付き、企業の紹介ややり取りの代行をしてくれます。Greenのような転職サイトでは、間に介在するものはなく、自分で直接企業に応募してやり取りすることになります。
Q.Greenには未経験OKの求人はありますか?
Green求人29,285求人のうち、「職種未経験歓迎」の求人は2,241件ありました(2023年8月現在)。全体の8%しかないので、職種未経験の人にとっては、Greenはマッチングしにくい転職サイトと言えるかもしれません。
Q.Greenを退会したい
こちらからGreen退会手続きを行うことができます。
Greenの基本情報
会社概要 | サービス名 | Green |
---|---|---|
運営会社 | 株式会社アトラエ | |
設立年 | 2003年10月 | |
本社所在地 | 東京都港区南青山3-1-31 NBF南青山ビル5階 | |
代表者 | 新居佳英 | |
公式サイト | https://www.green-japan.com/ | |
サービス概要 | サービス種別 | 転職サイト |
公開求人数 | 非公開 | |
企業からの直接スカウト | あり | |
ヘッドハンター からのスカウト |
なし | |
検索で自己応募 | ◎ | |
登録審査 | なし | |
特徴 | ・IT・Web業界に特化した転職サイトで、エンジニアやデザイナーなどの求人が豊富 ・20〜30代の若手層の利用者が多い |
|
利用料金 | 登録料 | 無料 |
有料プラン | なし | |
年代・属性別 おすすめ |
20代 | ◎ |
30代 | ◎ | |
40代 | ◯ | |
50代 | ◯ | |
未経験 | △ | |
第二新卒 | △ | |
女性 | ◯ | |
管理者・CxO | △ | |
年収帯別 おすすめ |
年収400万以下 | ◯ |
年収401〜600万 | ◯ | |
年収601〜800万 | ◯ | |
年収801〜1000万 | ◯ | |
年収1001〜1500万 | ◯ | |
年収1500万以上 | ◯ | |
雇用形態別 おすすめ |
正社員 | ◎ |
業務委託 | ◯ | |
副業 | ◯ | |
パート・アルバイト | ◯ |
※データは2024年9月時点のものです。