IT×ギフトで世界中の人をHAPPYに。株式会社ギフトモールの温かな風土と働きがいとは

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社ギフトモールにインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

「MAKE MORE SMILES(世界により多くのスマイルを。)」をパーパスに掲げるギフトモールは、テクノロジーを活用して世の中の人に感動のギフト体験を届けるテックカンパニーです。創業から10年、グループ全体で月間3,600万人が訪れる大規模なギフトサービスカンパニーへと成長を遂げています。

組織を見ると、フルリモート、フレックスタイム制度の導入で働きやすい環境を実現し、全国22都道府県と4カ国から集まる社員が活躍中です(2024年12月現在)。

今回は、同社の人事を担当する西村さんにインタビューをして、企業のミッションやカルチャー、社員の働き方などについてお話を伺いました。

本日お話を伺った方
株式会社ギフトモール人事部の西村さん

株式会社ギフトモール
コーポレート統括本部 人事部 部長

西村 桃さん

テクノロジーを活用し、ギフトで満たされる世界を創る理念

株式会社ギフトモールのサービスイメージ
▲ギフトモールのアプリ画面とギフト(花)の一例

編集部

まずは、ギフトモールのミッションやビジョンについてお聞かせいただけますか。

西村さん

当社は、「MAKE MORE SMILES(世界により多くのスマイルを。)」をパーパスとして掲げています。

以前は「泣いちゃうぐらいの笑顔を〜More Smiles〜」というミッションを掲げていましたが、「泣いちゃうぐらいの笑顔」という高い「質」を保ちながら、さらに多くの方に笑顔を届けたいという思いから、2022年に現在のパーパスにリニューアルしました。

そしてそれをどのように実現するのかを示すビジョンとして、「The World of Giftization」を掲げています。

"Giftization"(ギフタイゼーション)は、ギフトの世界を拡張していくという思いを込めて作った造語です。ギフトは、もともとは店舗で購入し手渡しするアナログなものが主流でしたが、テクノロジーの力を活用することで、さまざまな形でギフトを届けることができるようになりました。

それは、主事業であるギフトマーケットプレイス「Giftmall(ギフトモール)」のほか、特別なギフト体験を取り揃えたサービスの「Anny(アニー)」、またインバウンド向けのツアー体験予約サービスの「Magical Trip(マジカルトリップ)」など、当社が提供するサービスの幅広さを見てもおわかりいただけるかと思います。

SNSを通じてリアルなものを贈るというソーシャルギフトのサービスは認知度を高めていますが、当社はその可能性をさらに拡大していくことを目指しています。

ギフトモールの組織:大手企業からの転職者が活躍!

株式会社ギフトモールの社員が談話している様子

編集部

続いて、組織体制や働くメンバーについて伺います。現在、従業員は何名くらいいらっしゃるのですか?

西村さん

業務委託のメンバーを含めて、150名程度です。コミットメントが強い業務委託パートナーがたくさん活躍しているというのが、当社の強みでもあります。私ももともとは業務委託として参画して、社員に転換しました。社員と業務委託のメンバーが垣根なく協力し合って働いていますね。

編集部

現在活躍されているメンバーは、どのようなバックグラウンドをお持ちの方が多いのでしょうか。

西村さん

社長を含めて、経営陣はリクルートの出身者が中心です。エンジニアに関しては、MIXI、マネーフォワード、リクルート、ビジネスサイドに目を向けると、博報堂、楽天、スマートニュースなど、大手やメガベンチャー企業の出身者が多いですね。

年齢層は30代から40代がメインで、さまざまな経験を積んできた方が集まっているため、お互いコミュニケーションが取りやすく、仕事が進むのも早いですよ。

エンジニアの働きがい:ギフトを届けるまでの工程で「創造性」を発揮できる点

編集部

エンジニアとして御社で働く魅力はどのようなところにありますか?

西村さん

当社は情報だけでなくギフトという「モノ」を取り扱っているので、商品が届けられるまでの一連を作るというところに特徴があります。

例えば、ギフトに名前やメッセージを入れる「名入れ」のサービスを実現するために、Webサービスで登録された情報を工場に送り、自動的に刻印ができる仕組みを作るのもエンジニアの仕事です。自分が開発したものが、「モノ」としてアウトプットされることになりますので、そこが面白いという声はよく聞こえてきますね。

また、ギフトECは通常のECサイトと違って購入者と送り先が異なるため、双方が気持ちよく贈り、受け取るための運用上の工夫が求められます。例えば、ギフトを送り届ける際には、ラッピングやメッセージカードをどのようなものにするか考える必要がありますし、住所を知らない人に贈りたいというようなニーズもありますよね。

そのような「贈る側」・「受け取る側」という2つの視点を考慮し、しかも貴重な体験を提供するため、高いレベルの課題が発生するわけですが、そこに工夫や創造の余地があるところが、大きなやりがいにもなっているのだと思います。

編集部

難しそうですが、すごく挑戦のしがいがありそうですね!その他に、ギフトを扱う御社ならではの事例をお教えいただけますか?

西村さん

一例を挙げると、ギフトを探している人の属性を考慮したサイト設計や画面の見え方の工夫、商品のマッチング精度を高めていく業務がありますね。

ギフトを贈りたい相手の年代や属性はさまざまで、お子さんなのか、親なのか、祖父母なのか、それとも友達なのか。また、誕生日なのか、古希のお祝いなのか、出産祝いなのかなど、「贈る対象×贈りたい場面」を考えるとバリエーションは膨大になります。

当社はギフト専門のサービスなので、この難しいタスクに対して高いクオリティで応えなければならないのですが、エンジニアのメンバーはそこに面白みを感じてくれています。

営業・企画の仕事の働きがい:ギフト化の提案で商品に新しい価値が生まれる

編集部

営業や企画部門の仕事のやりがいについてもお聞かせいただけますか。

西村さん

営業部門では、クライアント企業の商品をギフト化する提案を行っています。世の中には、ギフトとして販売されていないけれど素晴らしい商品がまだたくさんあります。クライアントさん自身がその可能性に気づいていない場合も多く、そこに当社の営業が介在することで、新しい価値が生まれます。

例えば、クライアントが持つクラフトビールをお祝い用の高級ビールとしてギフト化する提案では、ラベルやパッケージを変更し、専用のギフト商品としてブランディングしました。

自家需要向けの商品がギフトとして新たなターゲットに売れるようになり、結果的に売上が大きく伸びるケースも多くあります。こうしたプロセスが、営業や企画メンバーにとって大きなやりがいになっていると思います。

ギフトモールの働き方:フルリモートなど柔軟な環境で満足度が高い

株式会社ギフトモールの社員がオンライン上で会議している様子
▲リモートMTG

編集部

続いて、働き方についてお伺いします。ギフトモールではフルリモートを導入されていると伺っていますが、どのようなきっかけで制度を導入されたのでしょうか?

西村さん

もともとは経営陣がシンガポールに移住したことがきっかけですが、その後も「プロフェッショナルが時間や場所に制約されずに高いパフォーマンスを発揮できる組織を作る」という採用ミッションを実現するために続けています。

若いうちはたくさん残業してアウトプットを出すという短距離型の働き方ができるかもしれませんが、年を重ねて家族ができたりすると、やはりそれを維持するのは難しいですよね。優秀なメンバーがそれを理由に去って行ってしまうのはもったいないので、フルリモートやフレックス勤務を活用することで、長距離型の働き方で高いパフォーマンスを維持できるようにしています。

出社したい方や郵便物対応のために東京の八重洲にオフィスは用意していますが、基本的にほぼ全ての社員がフルリモートで働いています

編集部

働く時間についても柔軟に調整できるのでしょうか?

西村さん

フレックスタイム制を導入しており、エンジニアは11時から14時がコアタイム、その他のメンバーは11時から16時がコアタイムです。コアタイム以外の時間は朝5時から夜10時までの間で柔軟に働くことができます。

編集部

かなり柔軟な働き方が実現できそうですが、フルリモートやフレックスタイム制度を利用して、子育てと両立している方も多いのでしょうか。

西村さん

ライフステージが変わっても働き続けている方ばかりですよ。

例えば、創業時から創業者とともにシンガポールで働いていたエンジニアは現在結婚して東京に戻り、お子さんの保育園の送迎をしながらマネージャーとして勤務しています。家族の転勤に伴い、地方に移住した方もいます。

創業から10年経ちますが、一般的な平均と比べて離職率は低い状況が続いています。働きがいによるところも大きいと思いますが、働きやすい環境を実現したいという会社の考え方が、低い離職率につながっているのだと思います。

気軽に質問できる「質問チャンネル」など、オンラインでも働きやすい環境を整備

編集部

リモートワークをするうえで、仕事の進め方やコミュニケーションの面で工夫されていることはありますか?

西村さん

まず、社内の情報については言語化し、Notionにストックするということを徹底していているので、そこを見れば仕事が進められるような環境を整えています。

それでも実際に仕事をしていると、「これは誰に聞けばいいのだろう」ということが出てきますよね。その悩みを解消するために、Slack上に「Ask Anything」という質問用のチャンネルを用意して、わかる方がキャッチして回答するような仕組みを作っています。

編集部

不安なく仕事が進められそうですね。Slack上では雑談が行われることもあるのでしょうか?

西村さん

そうですね。どうしてもリモートワークだと雑談の機会が減ってしまいますので、Slack上でも気軽に雑談できるような工夫もしています。

例えば社員が誰かにギフトを送った際にその体験を共有し合う「ギフティングチャンネル」を用意しています。福利厚生として年に2回希望者には5,000円分のギフトモールポイントが支給されるので、皆さん実際にそのポイントを活用してギフトを贈り、このチャンネルで報告し合っていますよ。

株式会社ギフトモールのSlack上のコミュニケーション画像
▲Slackのギフトチャンネルでは、ギフトを贈って「Make Smile」した体験を報告し合っている

西村さん

また、Slack上では、「MAKE MORE SMILES」などのPVMV(パーパス・ビジョン・ミッション・バリュー)や行動指針が書かれた当社オリジナルのスタンプも活用しています。業務や日々の行動でPVMVを体現した社員にスタンプを送って称賛し合うことで、ポジティブな雰囲気が生まれるだけでなく、会社の理念を浸透させることにもつながっています。

ミッションの達成状況を月次でモニタリングして、高い生産性を維持

編集部

そのほかに、フルリモートの環境を実現するうえで工夫されていることがあれば教えてください。

西村さん

リモートワークだと生産性があがらないというのはよく聞く話ですが、当社では生産性を損なわないための取り組みもしっかりと行っています。

具体的には、各自が半期ごとに定量的・定性的なミッションを設定し、月次のモニタリングでその達成状況を確認します。高いミッションを設定して達成すれば責任範囲も増えていきますので、皆さん生産性が高く働くよう努力してくださっていると感じています。

また、組織力を高めるため、半期に一度、約150名の社員や業務委託のメンバーが参加するキックオフミーティングをリモートで開催しています。このミーティングでは、各チームのプロジェクトの成果や、経営陣による3年後、5年後のビジョンの共有が行われます。全員が同じ方向を向き、熱意をもって働くよいきっかけになっていると思います。

「BE HAPPY」を大事にするギフトモールの温かい風土

編集部

ギフトモールの企業文化や大事にしている価値観について教えていただけますか?

西村さん

一般的にテック企業というとロジカルでクールなイメージがあるかもしれませんが、当社が目指しているのは、「Warm Tech Company(温かいテックカンパニー)」です。技術を活用する先にはお客様の笑顔や喜びがあるということを忘れないようにしています。

そのためには「社員一人ひとりが温かくあろう」ということもよく言われています。お客様の感情を動かすためには自分たちが幸せで過ごすこと、関わる相手ともお互い幸せでいられる行動をすることが大事ですからね。

これは、「BE HAPPY」というバリューにも反映されているんですよ。

編集部

日々の業務の中で、「BE HAPPY」というバリューが実践されていると感じることはありますか?

西村さん

はい。例えば、何か課題を解決する方法を選択する際には、その解決策が効率的かどうかだけでなく、そのプロセスで誰かが傷ついたりネガティブな思いをしたりすることがないかどうかも大事にします。

皆がこうした価値基準に従って行動しているので、実際にとても良好な関係が築けていると感じています。

編集部

社員一人ひとりがバリューをしっかりと実践しているのですね。

西村さん

そうですね。もともとギフト業界に興味を持つ方が集まっているので、「誰かを喜ばせたい」「幸せにしたい」という優しい気持ちを持っている方が多いのだと思います。

やはりギフトを贈るということは人の笑顔を生み出すことなので、そういう価値のある仕事に携わっていると実感しながら取り組んでいる社員が多いと感じます。

中には当社に入社して初めてご両親にきちんとプレゼントを贈ったというような方もいるのですが、そういう方でも、自社のサービスを使ってみたことで「自分たちの会社は素晴らしいサービスを提供しているんだ」と再認識する方も多いですよ。

「ずぬけたオーナーシップ」を持つメンバーを募集!

株式会社ギフトモールのオフィス外観
▲オフィスが入居しているビル。東京駅から歩いてすぐという立地にある

編集部

最後に、採用について伺いたいと思います。ギフトモールではどのような方が活躍できると思いますか?

西村さん

とても変化の激しい環境ですので、強いオーナーシップを持って仕事が進められる方、成長意欲がある方を求めています。「ずぬけたオーナーシップ」という言葉をよく使うのですが、そのくらい主体性を持って挑戦を楽しんでいただきたいと思っています。

また、ギフトを通じて人々の幸せに貢献できる仕事なので、そういった価値観に共感いただける方にとっては、非常にやりがいのある環境だと思います。どのようにすればもっと多くの人を幸せにできるかを考え続けられる方にジョインしていただきたいですね。

編集部

最後に、転職を考えている読者の方々へメッセージをお願いします。

西村さん

当社の事業は、グループ全体で月間3,600万人が訪れる規模まで成長しました。この大規模なビジネスを150人弱の少数精鋭チームで運営していますので、一人ひとりが大きな裁量を持ってチャレンジを続けています。

プライベートを大切にしながら働ける環境も整っていますので、持続可能な形で自己成長を続けたい方におすすめですよ。

現在、社員の平均年齢は37、38歳程度で、ベテランメンバーが多くなっておりますので、特に若手の新しい力を歓迎しています。29歳でマーケティングの責任者を務めるなど、実力と意欲のある方であれば年齢に関係なく活躍できる環境がありますので、積極的なご応募をお待ちしております!

編集部

ありがとうございます。持続可能な形で自己成長できるというのはとても魅力的な環境ですね。興味を持たれた方はぜひ応募してみてはいかがでしょうか。

本日は、たくさんの貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!

この記事のまとめ

働き方の特徴
  • 全社員がフルリモート勤務、オフィスは必要時のみ利用可能
  • フレックスタイム制を導入(コアタイムはエンジニア11-14時、その他の職種は11-16時)
事業の特徴
  • 「MAKE MORE SMILES」をパーパスに掲げるギフト専門のテックカンパニー
  • 月間訪問者数3600万人規模の大規模サービスを展開
  • 商品のギフト化による新しい価値創造を推進
組織体制・カルチャー
  • 社員数100名弱、パートナー含め150名程度の少数精鋭組織
  • 「Warm Tech Company」を掲げ、技術と感情価値の融合を重視
  • Slackを活用した活発なコミュニケーションを実施
社員の特徴
  • リクルート、スマートニュース、MIXIなど大手企業出身者が多数
  • 30-40代がメイン、平均年齢37-38歳程度
  • 誰かを幸せにしたいという志を持つ人が多い
評価・育成制度
  • 半期ごとの定量・定性的なミッション設定と月次モニタリングを実施
  • 目標達成度を報酬に反映する仕組みを導入
  • 半期に一度の全社キックオフでビジョンを共有

株式会社ギフトモールの基本情報

住所 東京都中央区八重洲一丁目4番10号東京建物八重洲仲通りビル12階
事業内容 ギフト専用ECサイト、情報サイトの運営
設立 2014年8月
働き方 フルリモート、フレックスタイム制度
公式ページ https://giftmallcorp.jp/
採用ページ https://herp.careers/v1/luchegroup
募集職種
  • エンジニア
  • プロダクトマネージャー
  • コーポレート責任者(経理・法務・総務)
取材・編集
紫竹淳志のプロフィール写真

ミライのお仕事編集部

紫竹 淳志

元新聞記者として約10年間、地方行政や選挙、プロ・アマチュアスポーツなど幅広い分野の取材経験あり。ミライのお仕事では、ソフトバンク株式会社や東京商工会議所、株式会社オープンハウスグループなど、数多くの著名企業や教育機関への取材を担当。