ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社アイネスにインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
1964年創業のアイネスは、独立系のシステムインテグレーター(SIer)として地方自治体をはじめさまざまな業界の案件をコンサルティング・開発から運用・保守・評価まで一貫して手掛けている企業です。
働き方の面では、テレワークやスーパーフレックス制度など、育児と仕事の両立支援が充実しているほか、独自の「キャリア相談窓口」を設けるなど、社員一人ひとりのキャリアビジョンに寄り添う姿勢が特徴です。また、人柄の良さをが表れた社風も相まって、心理的安全性の高い職場環境を実現しています。
今回は、株式会社アイネスの女性活躍における支援制度や社内カルチャーなどについて、開発本部に所属する虎井さんと河村さんにお話を聞かせていただきました。
アイネスの女性活躍:個人のキャリアビジョンに寄り添ってくれる
▲取材にご対応いただいた虎井さん(左)と河村さん(右)
編集部
最初に、会社全体の4分の1が女性で、女性管理職比率も年々上昇している(※)アイネスにおける女性の働きやすさについて伺っていきます。虎井さんは率直にどんな感想を持っていますか?
(※)女性社員の割合は23.1%(2024年期初)、女性管理職比率は2021年期初が10.2%、2024年期初が13.5%
虎井さん
いつも感じているのは、アイネスは男女問わず社員のキャリアについて寄り添って考えてくれる会社だということですね。
私自身の経験をお話しすると、入社後は公共部門で自社開発の業務を担当した後、ビジネスパートナーであるベンダーさんと共に仕事をする部署に異動し、さらにエンジニアとして専門性を高めていきました。リーダーとしてマネジメントも担っていた中、結婚を経て二度の産休・育休を取得し、現在は部署が変わり技術研究寄りの仕事をしています。
個人的には、育児と仕事を並行しながらも以前と同じように開発業務を手掛けたいという想いはありました。ただ、リーダー職だとトラブルなど勤務時間外に対応すべきこともあったり、ときには即時判断すべき事項も出てくるので、育児短時間勤務制度を利用したとしても同じポジションで働き続けるのは正直難しいとも感じていたんです。
そんな中で、上長や人事にキャリア設計について相談したところ、私の希望を理解してくれて、実際にフォローする体制を組んでくれることになりました。会社の対応についてはとても感謝しています。
編集部
周囲のメンバーの反応はいかがでしたか?
虎井さん
育児をしながら開発業務に携わっていたときは、「全然大丈夫ですよ」という感じで温かく受け入れてくれましたね。勤務時間に制限があっても責められたりすることはまったくなく、みんな支えてくれたんです。その点でも恵まれていると感じています。
テレワーク・スーパーフレックスの活用など育児との両立支援が充実
編集部
育児と仕事の両立に関して、どのような支援制度があるのでしょうか?
虎井さん
まずはテレワーク制度ですね。個人の事情に合わせて柔軟に運用できる制度設計で、私も「在宅でテレワークを活用していいよ」と言ってもらえました。ただ、育休復帰直後でも週1回はメンバーと対面で話したいと思っていたので、出社日も設けていましたね。
その他の制度でいうと、コアタイムなしで始業・終業時間を調整できるスーパーフレックス制度には、すごく助かっています。
加えて、育児短時間勤務制度で勤務時間を5時間・6時間から選択できるほか、有給休暇を時間単位で取得できるので、テレワークと組み合わせると自由度はものすごく高いです。正直な感想として、これ以上のサポートは望めないのではないかというくらいに充実していると思います。
編集部
制度の活用において、虎井さんのエピソードがあったらお教えいただけますか?
虎井さん
例えば保育園に子どもを預けていると、体調などの理由で急に連絡が来ることもあります。そんなとき、在宅勤務の日は1時間だけ有休を取得すればスムーズにお迎えに行けるんです。その後は状況を見ながら仕事を再開でき、無駄な時間が発生しないのですごく助かっています。
会社独自の「キャリア相談窓口」でサポートを受けられる
編集部
アイネスでは、女性社員の皆さんがライフステージや悩み事などについて相談できるような取り組みもされているのでしょうか。
虎井さん
「キャリア相談窓口」という独自の支援制度があります。これはもともと「女性キャリア相談窓口」という名称で、私も何度も利用したことがあるのですが、現在は女性だけでなく全社員を対象にしていますね。
私の場合、先ほどお話ししたような育児と仕事のバランスなどキャリアに関する悩みのほか、相談に対応してくれた女性も育児経験があったので「子どもがなかなか寝付かないんです」ということまで相談できました。
相談相手もアイネス所属なので、同じように育休から復帰した社員の事例を教えてもらえましたし、「育児との両立だとこういう不安を抱えるのはわかる」とメンタル面でも支えになるような言葉をいただきました。特にコロナ禍においては、誰かに相談するような機会があまりなかったのですごくありがたかったです。
なお、社内には育児が一段落したあとにフルタイムで復帰して役職に就いている女性社員もたくさんいます。そういうロールモデルになるような人たちを見ていると私もモチベーションが高まりますし、相談窓口を利用するシーン以外でも相談できる場面はあると感じています。
アイネスの若手支援:周囲からのサポートが充実している
編集部
続いて、アイネスで働く魅力について若手エンジニアの方に伺っていければと思います。入社4年目の河村さんは、どのような良さを伝えたいでしょうか?
河村さん
いろいろとあるのですが、特徴的だと感じるのは社内にサポートし合う文化が根づいている点ですね。
現在携わっている業務は公共系のシステム開発案件で、比較的規模が大きいため開発部門だけでも100人弱がアサインしているものです。その中で、私は自治体様が使用するシステムにおける他社とのデータ連携の部分を上流から下流まで担当しています。
業務においてはシステムの機能や画面表示などをある程度把握する必要があり、かなり苦戦していたのですが、社内の担当者に聞きにいくといつもすごく優しく対応してくれるんです。面倒くさがらずに手を止めて「ここはこういう仕様だから」などと教えていただけます。
あとは、この案件を担当するまではJavaを使っていて、初めてSQL(Structured Query Language:データベース言語)を触ったのでそれもハードルではありました。ただ、サポートを受けながらだんだん理解が進み、仕様書を見て「難しいな」と思っていた部分が単独で解決できたときは、大きなやりがいを感じますね。
編集部
開発言語などの技術面を含め、成長を支援するような会社の取り組みに支えられた面もあったのでしょうか。
河村さん
はい。新卒社員の場合は入社2年目までOJTトレーナーが付いてくれるので、試行錯誤した上でわからないことは遠慮なく相談することができました。フォロー研修や資格取得研修なども開催されているため、スキルアップの機会は多いと思います。
また、第二新卒で入社した場合も新入社員研修同様の研修を実施したあとOJTトレーナーが付いてくれますし、キャリア採用であれば入社年度ごとに「同期」と捉え、年4回交流会を実施して社内外の情報交換や社内人脈を作る機会があると聞いています。
要件定義や仕様書が複雑な案件も、社内で相談して課題解決できる
編集部
河村さんは業務の中で印象に残っているエピソードはありますか?
河村さん
自治体向けのシステム開発業務では、どうしても要件が厳密かつ複雑になったり、さまざまな状況を想定しなければならないので仕様書の表現も意図がわかりづらいものになったりするケースも発生します。その中で、仕様書通りに作っているのにアプリ側でデータを読み込んでくれないことがありました。
具体的には、登録者の管理画面においていろいろな条件から総合的に判定して資格を認定するかどうかを決めるような開発案件だったのですが、まず使われている用語が難しいこともあり、対応が難しかったんですね。
そんなときに、社内の設計担当者やアプリ側の担当者と話して、「仕様書のこの部分が間違っている」という形で改善点に気づきました。結果、うまく折り合いをつけて開発を進められたことが印象に残っています。
アイネスのカルチャー:「人の良さ」が最大の特徴
編集部
アイネスではどんな雰囲気で働くことができているのか、社内カルチャーについてもぜひ伺いたいです。虎井さんは御社ならではのカルチャーとしてどんな点があるとお考えでしょうか。
虎井さん
ありがちではあるのですが、アイネスには人柄が良い社員が多いと感じています。その良さは、社内に対しても社外に対しても発揮されていると思いますね。
社内においては、育休復帰後の周囲のサポートでもお話ししたとおり、お互いを支え合う風土があるのが特徴です。近年はハラスメント等の対策として研修を実施する企業も多いかと思いますが、当社ではそれ以前から心理的安全性の高い職場環境があったと実感しています。
社外に対しては、顧客の要望にできる限り応えていく姿勢にカルチャーが表れています。例えば期日やコストを考えて厳しいと思えるようなオーダーがあったとして、それを断るのは一面では正しいことです。ただ、顧客がそうおっしゃることには何らかの事情があるはずなので、ヒアリングした上で会社の判断を仰ぎ柔軟に対応するケースが多いですね。
編集部
河村さんはいかがですか?
河村さん
虎井と同感で、人の良さはアイネスの特徴だと思います。質問に対して周囲のメンバーが嫌な顔をせずに教えてくれることもそうですが、あとは業務外での交流でも実感しますね。
私はいろいろなメンバーと飲みに行く機会があるのですが、多くの部署を経験した先輩や、ときには役員とご一緒することもあるんです。年次も役職も全然違う社員が、本当に人当たり良くご自身の経験から得られたものを共有してくれるのは、珍しいのではないかと思います。
編集部
数十人という規模ではなく、社員数が1,000人を超える御社でそんな関係性を築けるのはすごいですね。役員の方とはなぜ交流するようになったのですか?
河村さん
組織が改変するタイミングでお会いする機会があって、その後でいろいろお話しさせていただいた流れという感じですね。年次の浅い私からの意見をしっかり聞いてもらえますし、逆に役員から過去の取り組みなどについて教えてもらえるなど、社員間の距離の近さも当社ならではですね。
アイネスの採用情報:キャリア採用のフローと重視しているポイント
編集部
転職を考えている方に気になる情報として、採用フローについても伺いたいです。
同席の矢ヶ部さん(人事部)
キャリア採用においては、2回の面接を経て入社するフローになっています。応募部署における現場のマネージャーが1次面接を対応した後、役員による最終面接が実施されます。全国に展開している支社の募集とあわせて実施していることもあり、面接は基本的にすべてオンラインですね。
なお、キャリア採用の募集時期は随時ですが、第二新卒においては年4回(4月、7月、10月、1月)入社で採用を行っています。第二新卒の場合は、最終面接のみ対面での開催となります。
編集部
本日メインでお話を伺ったお二人と同様のエンジニア職の場合、採用場面でどんな要素を重視していますか?
同席の矢ヶ部さん(人事部)
キャリア採用の場合、やはり見ているのはスキル面ですね。それまでに培ってこられたスキルを経験に沿ってお話しいただくほか、コミュニケーション能力も重視しているので、受け答えを通して確認させていただいています。
また、第二新卒は新卒と同じような評価軸なので、コミュニケーション能力や言語化能力といった能力をポテンシャル込みで見させていただいています。
人事部から転職を検討されている方へメッセージ
ここまでのインタビューを読んでアイネスへの転職に興味を持った方に向けて、人事部からメッセージをいただいています。ぜひご覧ください!
私たちアイネスは1964年の創業以来 社是「創造・和・挑戦」のもと豊かで安全・安心な社会の創生に向けた事業を展開しています。2026中期経営計画では「挑戦・進化し続ける企業」をビジョンに「AIを活用するDX企業」を目指し地域社会の課題解決に取り組みます。
人と話すことが好きな方、新しい技術に興味がある方、社会課題の解決に意欲的な方。あなたも私たちと一緒に新たな挑戦と成長を経験しませんか。
株式会社アイネスの働き方のまとめ
女性活躍の特徴 |
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両立支援制度 |
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キャリア支援 |
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社風 |
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採用について |
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株式会社アイネスの基本情報
企業名 | 株式会社アイネス |
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住所 | 東京都中央区日本橋蛎殻町一丁目38番11号 |
事業内容 | 【システムインテグレーター事業】 ・情報処理・通信サービス ・ソフトウェア開発 ・システム提供サービス 【AI/DX事業】 ・デジタル化推進支援 ・AIソリューション開発 ・地域社会向けソリューション開発 |
設立 | 1964年7月 |
公式ページ | https://www.ines.co.jp/ |
採用ページ | https://ines-recruit.jp/ |
募集職種 | ・営業 ・エンジニア |