株式会社JIITAKで働く魅力|日印協働グローバルチーム×独自の開発手法で挑戦できるIT企業

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社JIITAKにインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

株式会社JIITAKは福岡県とインドに拠点を構え、スタートアップから大企業までの新規事業・DXをワンストップで手がける企業です。社名に込められた「日本とインドの架け橋」という想いの通り、両国のポテンシャルを活かしたグローバルな開発体制で、従来のSIer業界の常識にとらわれない新しいアプローチでのサービス提供を実現しています。若手中心の組織体制も特徴で、ユニークな研修制度や手厚いサポートで早期からの活躍を促しています。

今回は株式会社JIITAKの企業文化や働き方について、代表の小林さんにお話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方
株式会社JIITAK代表取締役小林さん

株式会社JIITAK
代表取締役

小林さん

IT×グローバル開発!日本とインドの強みを活かすJIITAK

株式会社JIITAKの日本オフィスのエントランス

編集部

最初に、JIITAKのミッションやバリューをご紹介ください。

小林さん

私たちは「希望に翼を」というビジョン、「テクノロジーの力で今日の挑戦を価値ある明日につなぐ」というミッションを掲げています。我々の持つ技術や専門知識を「翼」として提供し、新しい価値創造に挑戦したい人を応援するというのが我々の事業の中核にある想いです。その想いを、勇気や挑戦の意味を込めた社名のロゴにも表しています。

編集部

御社の創業の経緯についても教えていただけますか?

小林さん

JIITAKは、私が学生時代に行ったインドへの一人旅をきっかけに起業した会社です。大学で出会ったインド人留学生に影響を受け旅をしたインドで、国全体が持つ熱量に圧倒されたんです。急成長しているIT企業が多く、スピード感を持ってアイディアを実現していく姿を目の当たりにし、日本にはないパワーを感じました。それから日本に戻ってすぐ「日本とインドのポテンシャルを持って、世界中の様々な障壁を突破する」という思いでJIITAKを立ち上げました。

社名の「JIITAK」は、"Japan In India"を意味する「JII」と、さまざまな課題に挑む姿勢を表す"Tackle"を組み合わせて命名しました。

株式会社JIITAKの日本オフィスの風景(左)、ンドオフィスの風景(右)
▲現在は日本の福岡県とインドにオフィスを構え、双方の国の良さを活かした開発を行う

グローバルな視点を活かした“業界常識にとらわれない”開発体制

編集部

インドにも開発拠点をお持ちとのことですが、国籍なども含めた現在のメンバー構成を教えてください。

小林さん

現在の従業員数は約40名で、日本法人に10名、インドに30名が在籍しているグローバルなメンバー構成となっています。

株式会社JIITAKの小林さんとインドオフィスのメンバー
▲小林さんとインドオフィスのメンバー

編集部

日本とインドの文化の融合によって、どのようなメリットが生まれていると思われますか?

小林さん

グローバルな視点で物事を見ることで、良い意味で日本の業界の「当たり前」にとらわれないビジネス展開ができるのが大きなメリットです。それがより良い価値提供につながっている環境があります。

編集部

業界常識にとらわれない御社の強みは、具体的にどういった部分にありますか?

小林さん

大小さまざまな事例がありますが、プロダクト開発の業務プロセスが最も特徴的かもしれません。SIer業界では通常、お客様から要件をいただいて開発を行います。一方、当社では開発だけでなく、「ソリューションデザイン」「MVP開発」「PMF支援・グロース」の3段階で一気通貫のサービスを提供しています。

一般的な開発会社は「MVP開発」から業務がスタートするため、「なぜそれをつくるのか」の“Why”よりも、「何をつくるか」の“What”が先行しがちな傾向があります。そうするとどうしてもユーザーニーズの理解が不十分なまま開発が進むことになり、結果ユーザーニーズに沿わないプロダクト開発に終わるといった事態も生じかねません。

当社ではソリューションデザインから関わり、ブラックボックス化されやすい「なぜそれをつくるのか」「どのように利用されるのか」という“Why”“How”の部分を追求することを重要視しています。そしてそれをディレクターやデザイナーだけでなくエンジニアにも共有した上で開発を進めています。本質的な課題解決に寄与する提案ができ、目的を見失わずプロダクト開発ができるのが強みです。

編集部

「クライアントの要件通りに開発する」という業界の通例を疑うことで、ワンランク上の価値提供が可能となっているんですね。

小林さん

その通りです。当たり前を疑って、より最善の方法を追求するというのは会社全体に根付いたカルチャーであり、それがエンジニアをはじめとする社員の成長やスキルアップにもつながっています。

平均年齢27歳!若手エンジニアの成長環境と裁量

株式会社JIITAKの社内レクリエーション風景
▲月1回の社内レクリエーションで交流を深める

編集部

御社の若手社員活躍の状況についても伺います。まず組織の年齢構成を教えてください。

小林さん

当社は平均年齢27、28歳と、非常に若い年齢構成となっています。最近では最年少の23歳のメンバーがジョインするなど、多くの若手社員が活躍しています。当社の社員は、IT業界経験者と未経験からスタートした若手社員で構成されています。

編集部

未経験で入社して活躍できるようになるまで、どのように成長をサポートされているのでしょうか。

小林さん

先輩社員と一緒に1、2件のプロジェクトに参加し、クライアントへのヒアリング、要件の設計への落とし込み、エンジニアへの情報連携、プロジェクト管理といった一連の流れを経験します。概ね1年間かけて業務を任せられるレベルまで経験を積んでいくというのが一般的な流れです。実際に最近入社した若手社員には、まず8か月程度の期間の2000万から2500万円規模のSaaSプロダクト開発に参画してもらいました。

プロジェクトの中では、ただ先輩の仕事の手伝いをしてもらうのではなく、タスクを細かく切り分けて、責任も含めて完全にお任せするようにしています。任せるタスクの範囲を徐々に広げていって、最終的にプロジェクト全体に必要なタスクを遂行する力を身に付けさせるというのが当社の育成方針です。スピード感を持ってどんどん裁量が広がっていくため、それが若手社員の成長につながっていると思います。

エンジニア未経験でも安心!ゼロからビジネスアイデアを考える独自研修制度

編集部

若手社員への研修や指導において特徴的な取り組みがあればご紹介ください。

小林さん

入社後1か月から1.5か月間の研修期間を設けており、そこで他社とは異なるユニークな取り組みを行っています。具体的には、自分自身でアプリを活用したビジネスプランを考案し、最終的にビジネスアイディアとしてプレゼンテーションを行うという内容です。

研修ではまず、当社でお客様用に使用しているヒアリングシートを自分で埋めていきます。このとき、先ほどお話したソリューションデザインの過程と同様に「なぜそれをつくるのか」の“Why”の視点も必ず考えてもらいます。そしてコンセプト戦略やマネタイズ方法を考えた上で機能に落とし込み、ワイヤーフレームを作成してプレゼンテーションを行うというのが全体の流れです。

編集部

この研修の意図や狙いは何なのでしょうか。

小林さん

「新しい価値創造に挑戦する人を応援する」という当社の目的を実現するために、つくる側の視点だけでなく、挑戦する側の視点も知ってほしいというのがこの研修の意図です。例えばビジネスアイディアを考える側の視点に立つと、さまざまな機能をどんどん追加したくなるものなんですね。しかし実際にはユーザーニーズやコスト、期間など多面的に考えて現実的な最適解に導いていく必要があります。そのプロセスをJIITAKと開発側とクライアント側双方の視点から経験できるのがこの研修の意義です。

株式会社JIITAKの研修で生まれたアイディアの例
▲研修で生まれたビジネスアイディアの例

編集部

普段の業務の中で、研修による効果を感じる瞬間はありますか?

小林さん

ゼロからビジネスをつくり上げる経験をすることで、社員からアイディアがあがりやすい環境が生まれていると思います。それがクライアントワークだけでなく自社プロダクト開発にも活きています。実際に社員のアイディアを活かした自社プロダクト開発を行った事例もあるんですよ。

「誰かの挑戦を応援する」ためには、我々自身も常に挑戦の姿勢を持っていることが大切です。だからこそ社員のアイディアを積極的に採用し、自社プロダクト開発にも挑戦していきたいと考えています。

急成長するIT企業で活躍!求める人材像とキャリアパス

株式会社JIITAKのオフィス内風景

編集部

御社にフィットするのはどのような人物像だと思われますか?

小林さん

大きく3つあります。1つ目は、しっかりと自分の意見を持ちつつ周囲を受け入れる柔軟性を持っていること。グローバルな環境だからこそ得られる新しい視点を仕事に活かしながら、周りに振り回されすぎないよう自分をしっかりと持つ姿勢が大切です。

2つ目はロジカルな思考力を持っていること。お客様に最適な提案をしていくためにも、課題の本質を見極めるロジカルなマインドは非常に重要だと考えます。

3つ目は、誰かの挑戦を応援しながら、自分も一緒に成長する意欲を持っていること。当社ではスキルアップのためのさまざまなサポート体制を用意しています。誰かをエンパワーしながら自分自身も成長していける方は、当社でどんどん活躍していただけると思います。

編集部

最後に、JIITAKに興味を持った読者に向けてメッセージをお願いします。

小林さん

当社は従来のSIer業界の常識にとらわれない、新しい挑戦ができる環境が魅力です。グローバルな環境の中、既存の常識や価値観を良い意味で壊し、新しい価値を生み出していくことができます。そんな環境に魅力を感じる方は、ぜひ当社で活躍いただけると嬉しいです。

編集部

小林さん、本日はありがとうございました。

編集後記

ゼロからビジネスアイディアを考える研修はJIITAKの求める基礎力を育む上でとても効果的で、若手の成長の土台になると感じました。業界慣習にとらわれない提案や「日本×インド」の化学反応により、九州の地方発ベンチャーが躍進していくことが楽しみです。

この記事のまとめ

企業の特徴
  • 日本とインドの開発拠点を持つグローバル企業
  • 「ソリューションデザイン」「MVP開発」「PMF支援・グロース」の3段階で一気通貫のサービスを提供
  • 従来のSIer業界の常識にとらわれない新しいアプローチを実践
組織体制
  • 従業員数約40名(日本10名、インド30名)
  • 平均年齢27、28歳の若手中心の組織
  • 多様なバックグラウンドを持つメンバーが活躍
育成制度
  • 入社後1~1.5か月の独自の研修プログラム
  • 自分でビジネスアイディアを考え、企画から開発まで体験
若手の裁量
  • 入社後すぐにプロジェクト管理や要件ヒアリングに携わる
  • 約1年で主担当として業務を任せられる
  • 社員のアイディアを活かした自社プロダクト開発の機会あり
求める人物像
  • 課題の本質を捉え、お客様と一緒に挑戦できる人
  • ロジカルに物事を考えられる人
  • 多様な価値観を理解しながら、自分の意見も持てる人

株式会社JIITAKの基本情報

住所 福岡県福岡市博多区博多駅南3丁目2-3アイ・ビー・ビーフェリクス博多9F
事業内容
  • 新規事業、プロダクト開発
  • DX伴走支援
  • 前各号に関連する施工・保守
設立 2019年6月
公式ページ https://www.jiitak.jp/
採用ページ https://www.jiitak.jp/recruit
募集職種 システムエンジニア(システムエンジニア経験1年以上)
※未経験者は新卒採用枠で募集