株式会社後楽不動産の社員たち

残業は業界平均の半分!株式会社後楽不動産のホワイトな働き方とは

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社後楽不動産にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

岡山市を中心に不動産総合事業を展開する同社は、「人への思い」を大切にする企業文化と情報力を武器に、創業から15年にわたって右肩上がりの成長を続けています。特に近年は、中古物件とリフォームを組み合わせた事業展開を進めています。

“人への思い”を大切にしている同社の残業時間は「業界平均の半分」という働きやすさを実現し、2024年にはホワイト企業認定(ゴールドランク)を取得。若手が24歳で店舗の中心メンバーとして活躍したり、育児と仕事を両立する女性社員がいたりと、年齢やライフステージを問わず活躍できる環境が整っています。

今回は、同社の働き方や企業文化について、経営企画本部部長の古家野さん、総務担当の小松さん、賃貸営業部の松岡さんにお話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方
株式会社後楽不動産の古家野俊雄さん

株式会社後楽不動産
経営企画本部 部長

古家野俊雄さん

株式会社後楽不動産の小松千晶さん

株式会社後楽不動産
経営企画本部 総務・一般

小松千晶さん

株式会社後楽不動産の松岡竜希さん

株式会社後楽不動産
賃貸営業部・一般

松岡竜希さん

★目次★

社内外に「ありがとう」が広がる株式会社後楽不動産の企業理念と社風

株式会社後楽不動産の社員が話し合う様子

編集部

まずは御社の社風について、ご紹介をお願いします。

古家野さん

代表をはじめ、人に対する思いがとても強いメンバーが多いことが特徴だと思います。約40名の社員一人ひとりが企業理念である「それ以上の『ありがとう』を頂けるように。」に沿って、お客様の期待を超えるような対応をしてくれています。また、一緒に働く同僚や協力業者様からも「それ以上のありがとう」をもらえるような、思いやりのある対応を目指しています。

残業は業界平均の半分!「ホワイト企業認定」の秘密に迫る

株式会社後楽不動産で働く女性スタッフ
▲本社の男女比は1:1に近く、さまざまな部署で女性が活躍しているという

編集部

働きやすい職場環境づくりのための取り組みについてお聞かせください。

古家野さん

働き方改革を進めるなか、24時間・365日対応可能なコールセンター業務代行サービスやクラウド型の情報共有サービスを導入するなどして、業務の効率化を進めています。

特に残業時間の削減には会社全体として力を入れています。本社では18時30分退社が基本となっていて、そのために朝から全員が効率的に業務を進めています。1日あたり約3時間の残業が平均的な不動産業界において、当社は半分の約1.5時間程度に抑えることができています

こうした残業時間の削減や、不動産業界未経験者への独自の育成制度などが高く評価されて、2024年には「ホワイト企業認定(ゴールドランク)」を受けることができました。

■株式会社後楽不動産の「ホワイト企業認定」に関する詳細は、こちらから!
https://jws-japan.or.jp/whitecareer/white_company/2535

若手活躍事例:新卒2年目、24歳で店舗の中心メンバーに

株式会社後楽不動産の松岡さんの接客風景
▲「若いメンバーが多く、楽しい雰囲気がある」と話す松岡さん

編集部

御社で活躍されている若手メンバーとして、松岡さんにお尋ねします。まずは現在の業務内容も含めて自己紹介をお願いいたします。

松岡さん

私は去年の4月に新卒で入社し、現在2年目です。いわゆる賃貸物件を借りられる方向けに、マンションやアパートなどを紹介しております。契約手続きのサポートや集客、接客、契約手続き、お引き渡しなど、入社前の想像以上に幅広い業務を任せていただいています。年齢は現在24歳なのですが、所属している店舗では、20歳代前半の社員がほとんどで、とても楽しい雰囲気の中で働かせていただいています。

年齢は24歳なのですが、所属している店舗では最年長クラスです。本当に若いメンバーが多い環境で、楽しい雰囲気の中で働かせていただいています。

編集部

これまでの業務の中で印象に残っているエピソードはありますか。

松岡さん

新年度の物件を探すお客様が増えてくる1月上旬の繁忙期に、店舗で1人で対応することになった日のことです。予約されていたお客様に加えて、飛び込みでご来店されるお客様も多く、大変忙しい状況でした。他店舗のスタッフにもサポートをいただきながら対応した結果、その日に対応したお客様の半数以上と成約につながり、とても印象に残っています。

事前準備を入念に行い、真摯にお客様と向き合って対応したことで、「松岡さんなら信頼できる」と感じていただけた結果だと思っています。

編集部

今後のキャリアについての目標を教えていただけますか。

松岡さん

まず事業部内での成績としては現在2番手なので、1位を目指していきたいと考えています。その先には、周りから頼られる存在になれるよう成長していきたいと思っています。

特に2年目となった今は後輩もできて、自分が教えられたことを伝えていく立場になりました。後輩から「こうした方が良いのでは」という提案を受けることもあり、そこから自分も学びながら成長できていると感じています。

若手社員を育てる環境づくり:資格取得支援やメンタルケアの徹底

株式会社後楽不動産の古家野さんの業務風景
▲働きやすい職場環境づくりを進めている古家野さん

編集部

若手社員へのサポート体制についてお聞かせください。

古家野さん

制度面では資格取得の合格祝い金や資格手当を用意しています。また、特に力を入れているのが役職者による育成体制で、若手社員のメンタルケアをしっかり行うよう指導しています。今年も新入社員が5名入社し、来年度も新卒採用を予定していますので、会社全体で若手メンバーをフォローできる組織作りを進めています。

編集部

新入社員を取り巻く、職場の雰囲気はいかがでしょうか。

古家野さん

皆さんの中には、不動産業界に対して「数字に追われている」という体育会系のイメージを持つ方もいらっしゃると思います。しかし実際には、事業部によって多少の違いはありますが、若手が多い職場では数字でピリピリするような雰囲気はほとんどありません。また、様々な意見が出やすい雰囲気づくりを心がけていますし、役割分担を明確にしながら、早めの退社を推奨しています。

女性活躍事例:働きやすい環境で、仕事と育児の両立を実現

株式会社後楽不動産の小松さんの業務風景
▲「会社も社員も、子育てについて理解がある」と語る小松さん

編集部

女性社員の働く環境について、小松さんにお尋ねします。まずは現在の業務内容についてお聞かせください。

小松さん

私は転職して6年目になります。現在は総務として、現金の管理や県への手続き、宅建の手続きなど、内部の手続き関係を担当しています。

編集部

入社のきっかけを教えていただけますか。

小松さん

実は物件撮影の担当として応募したのですが、入社初日に経理の仕事を提案されました。経験はありませんでしたが、会社が信頼して任せてくれていると感じ、挑戦してみようと思いました。

編集部

社内の男女比についてお聞かせください。

小松さん

本社では男女比がほぼ1:1で、女性社員が多くいます。総務や営業など、部署に関係なく女性が活躍しています。

編集部

御社での子育てと仕事の両立について、どのように感じていらっしゃいますか。

小松さん

具体的な制度面から言えば、事務職の場合、休暇の取り方を選択できるシステムがあります。これにより、「月8日の希望休を取得する」か「土日祝日の数だけ休み」かを選ぶことができます。定休日が水曜日なので、それ以外の休暇については部署内で調整する形式です。

さらに、会社は学校行事などに対して柔軟に対応してくれて、理解があります。周りの社員の方々も支えてくれるので、とても働きやすい環境だと感じています。

社内イベントが豊富!部署を超えたコミュニケーションが活発

株式会社後楽不動産の社員旅行の様子
▲社員旅行のひとコマ。コミュニケーションを取りやすい雰囲気も魅力の一つ

編集部

社内のイベントやコミュニケーションについてお聞かせください。

松岡さん

当社では社内イベントが多いのが特徴です。入社してすぐに花見があり、その後は社員旅行で伊勢に行ったことをよく覚えています。年末には忘年会や総会もあり、こうした機会を通じて、様々な部署の方とコミュニケーションを取りやすい環境が整っています。普段あまり接点のない年齢層の方々と話す機会があり、いつも新たな発見があります。

求める人材像:素直さ&前向きな姿勢を重視、宅建士は大歓迎

談笑する株式会社後楽不動産の社員たち

編集部

中途採用にあたって、特に重視されるポイントは何でしょうか?

古家野さん

中途採用の方については、実績や経験値はもちろん評価しますが、弊社の理念に共感してもらっていることが大前提となります。また、「私はこうだから、こうしかできない」といった固定概念にとらわれず、会社の方針や新しいやり方に対して真摯に前向きに取り組める方を求めています

宅地建物取引士の資格をお持ちの方も大歓迎です。資格は取得したけど一度も実務経験がない方でも全く問題ありません。

松岡さん

この仕事に向いているのは、接客することに楽しさを感じられる方だと思います。私自身も入社当時は分からないことだらけでしたが、以前飲食店でアルバイトをしていた経験から接客には慣れていました。仕事の内容は実務の中で自然と覚えていけるので、接客を楽しみながらできる方であれば問題ないと思います。

編集部

全国からの応募も想定される中で、Uターン・Iターンについてはいかがでしょうか。

古家野さん

もちろん歓迎しています。岡山が故郷の方のUターンや、新天地として岡山を選んでくださるIターンの方々も、ぜひお待ちしています。

インターン生からも「楽しそうな職場」と好印象

編集部

インターンシップも受け入れておられると伺いました。詳しくご紹介いただけますか?

古家野さん

主に新卒採用に向けたスポット的なインターンシップと、大学との連携による2週間程度の単位認定型インターンシップを実施しています。業務内容は主にデータ入力などの事務作業が中心です。個人情報を扱う業務や運転を伴う業務については制限がありますが、職場の雰囲気や実際の業務の様子を間近で見ていただける機会となっています。

インターン生からは「予想以上に楽しそうな職場だった」という声をよく聞きます。体育会系のイメージとは異なり、温かい雰囲気の職場だということに、良い意味で驚かれる方が多いですね。社員同士のコミュニケーションも活発なので、人を大切にする社風が伝わっているのではないかと思います。

株式会社後楽不動産から転職希望者へのメッセージ

株式会社後楽不動産のロゴマーク(左)、応接スペース(右)▲同社のオフィス。緑が多く気持ちよく働ける環境が整っている。

編集部

最後に、この記事を読んで株式会社後楽不動産に興味を持った皆さんへ、ぜひメッセージをお願いいたします。

古家野さん

現在は働き方改革や人口減少の影響で、就職・転職業界は売り手市場となっています。しかし、私たちは目標人数を確保するために採用基準を下げたり、会社の方針に合わない方を採用したりしようとは一切考えていません。

業界に対して良くないイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実際に働いてみると、お客様の人生のターニングポイントに深く関わり、支えることができる、大変やりがいのある仕事だと実感していただけると思います。

ぜひ当社で、あなたの新しいキャリアを始めてみませんか。「それ以上の『ありがとう』を頂けるように。」という会社の理念に共感いただける方を、心よりお待ちしています。

編集部

本日は、若手も女性も働きやすい職場環境や、社風にマッチする人材像など貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

この記事のまとめ

株式会社後楽不動産の本社外観

企業の特徴と強み
  • 岡山市中心の不動産総合事業。創業15年で右肩上がりの成長を継続
  • 中古物件とリフォームを組み合わせた事業展開を推進
  • 「それ以上の『ありがとう』を頂けるように。」を企業理念として重視
働き方の特徴
  • 残業時間は業界の半分となる1日約1.5時間程度を実現
  • 18時30分退社を基本とし、業務効率化を推進
  • 2024年にホワイト企業認定(ゴールドランク)を取得
職場環境・社風
  • 本社の男女比は1:1で、様々な部署で女性が活躍
  • 社内イベントが豊富でコミュニケーションが活発
  • 数字を追い求めるような体育会系の雰囲気はなく、温かみのある職場環境
キャリア育成支援
  • 役職者による若手社員へのメンタルケアを重視
  • 資格取得の合格祝い金や資格手当を完備
  • 24歳で店舗の中心メンバーとして活躍する若手事例あり
ワークライフバランス
  • 事務職は月8日の希望休か土日祝日休みを選択可能
  • 学校行事などへの参加に対して柔軟な対応が可能
  • 育児と仕事の両立をサポートする体制を整備
求める人材像
  • 実績や経験よりも素直な人柄を重視
  • 地域への貢献意識を持ち、新しい取り組みに前向きな人材
  • 宅地建物取引士の資格保有者を歓迎
  • UターンやIターン希望者も積極的に受け入れ

株式会社後楽不動産の基本情報

住所 岡山市北区東古松南町6-31 KOURAKU Bldg.
事業内容 不動産賃貸、売買、管理、リフォーム
設立 2009年
公式ページ https://kouraku-fudousan.com/
採用ページ https://kouraku-fudousan.com/recruitment-information/
募集職種 営業・事務スタッフ
※宅地建物取引士の資格所有者を歓迎
取材・編集
大滝雄介のプロフィール写真

ミライのお仕事
編集部

大滝 雄介

企業の採用や働き方に関する取材を担当し、これまでに三井物産株式会社やヤマハ発動機株式会社、サイボウズ株式会社など、約650件の取材実績あり。編集歴は15年にわたり、出版社勤務時代には官公庁や健康保険組合の機関誌・パンフレットなどを企画段階から多数制作。