ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社パーク・コーポレーションの空間デザイン事業部「parkERs」にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同事業部で働く魅力をご紹介します。
パーク・コーポレーションは、花や緑にまつわる多彩な事業を展開している企業です。国内外に約120店舗を展開するフラワーショップ「青山フラワーマーケット」の運営を主軸に、オフィスやマンション、商業施設、駅といった様々な空間のデザインを手がける「parkERs(パーカーズ)」、カフェ「青山フラワーマーケット ティーハウス」などを運営し、多面的に顧客のニーズに応えています。
本インタビューでフォーカスしているparkERs事業部は、若手からベテランまでバランスの取れた組織構成となっており、年次に関係なく意見を出し合える風通しの良い社風が特徴です。なかには入社1年目でプロジェクトを任された社員もいるなど、成長意欲の高いメンバーには早い段階から活躍の場が与えられています。
今回は、株式会社パーク・コーポレーションのparkERs事業部における若手活躍事例や働き方、独自のカルチャーについて、parkERsクリエイティブ室の人事・採用担当である吉田さん、parkERs広報の森さんにお話を聞かせていただきました。
parkERsの若手活躍:入社1年でプロジェクト担当の一員となる社員も
編集部
最初に、パーク・コーポレーションの中でも空間デザイン事業を手掛けている「parkERs」の組織の特徴について教えてください。
吉田さん
ベテラン・中堅・若手が均等に在籍している組織において、若手社員が単にベテランの指示を受けるだけでなく、自分の強みを活かして主体的に働ける環境があることが特徴的です。
例えば、私が所属しているクリエイティブ室ではいくつかのチームがあり、チームにはプロデューサー・デザイナー・プランツコーディネーター・施工監理のメンバーが所属するのですが、2024年に入社した新卒のプランツコーディネーターは、わずか1年足らずでプロジェクトを担う一員となりました。
このメンバーは入社後に複数のプロジェクトに関わりながら必要な知識や現場での動き方を幅広く、自主的に学ぶことで、徐々に業務を任されていきました。現在は先輩のサポートを受けながら、担当の一人として活躍しています。
また、社内では世代を超えた活発な意見交換が日常的に行われており、若手社員が提案したアイデアを積極的に取り入れる風土があることも組織の特徴です。学ぶ意欲が高く、積極的に挑戦したい社員にはどんどん活躍の場が与えられています。
編集部
プランツコーディネーターの具体的な業務内容についても教えていただけますか。
吉田さん
プランツコーディネーターは植物のプロフェッショナルとして、他のメンバーに専門的な提案を行う役割を担っています。例えば、プロジェクトを進める上で空間のコンセプトに合う植栽計画を検討したり、植物の育成環境に適した提案をしたりといった形です。
お客さまの要望を踏まえ、空間デザイナーと常に意見を交換しながら、植物のプロとしての想いをストーリーにしてお客さまに伝えることも重要な業務です。もちろん現場にもよく足を運び、その土地の歴史や文化を絡めて空間デザインを固めていきます。
編集部
parkERsでのお仕事の魅力はどのようなところでしょうか。
森さん
専門の異なるメンバーがチームを組んで空間づくりを行っていることでしょうか。
一般的に、空間デザイン分野においては、ある程度デザインが決まってから植物をプラスしていくのが主流です。それに対してparkERsは、先ほど吉田が話していた通り4つの部門から1名ずつ選抜されてプロジェクトチームが形成され、プロジェクトの上流からチームメンバーそれぞれの専門性を持ち寄り「お客様の要望をどのように表現し、デザインに落とし込んでいくか」を話し合いながら空間づくりを行っています。そのため、公園のような心地よさを全身で体感できるオリジナリティのある空間を実現できているのだと思います。
各メンバーが主体的にアイデアを出し合い、協力し合って一つの空間をデザインしていく過程は大変面白く、大きなやりがいにもつながっていると感じますね。
parkERsの働き方:効率性重視で勤務場所を選択できる
編集部
parkERsでは、ワークライフバランス重視の働き方を推進されているとお聞きしています。具体的な特徴について教えていただけますか?
吉田さん
parkERsには「必要なときに必要な場所で効率的に業務を遂行する」という考え方が根付いていて、仕事の効率性を考え在宅勤務を選択することも可能です(※)。オフィスはフリーアドレスなので、その日の気分で席を自由に活用することができます。
(※)社内ルールあり
実際には好んでオフィスに出社する社員も多いです。外苑前のオフィスはショールームを兼ねており、小鳥のさえずりや水の流れる音、軽やかな音楽が流れる緑豊かな空間となっています。業務に集中できる環境であると同時に、メンバーと気軽にコミュニケーションを取ってリラックスできる場所でもあり、「行かなければならない」というよりも「行きたい」と思えるような居心地の良いオフィスであることは自慢です!
森さん
私も当社のオフィスが大好きです。毎週季節の花が生けられ、常に生きた植物と一緒に時間を過ごしているような空間で、本当に良い環境で仕事をさせてもらっていると日々感じています。
▲水・緑・花に囲まれた癒しのオフィスは社員たちに大好評
parkERsのカルチャー:「parkERs Times」で自分の強みや専門性を発信
編集部
parkERsにおいて、特徴的なカルチャーがあればぜひ教えていただきたいです。
森さん
一人の社員にスポットライトを当て、その人のキャリアや価値観、趣味などを共有し合う「parkERs Times」というイベントを定期的に実施しています。
parkERsには多様なバックグラウンドを持つ社員が集結しています。デザイン会社や建築事務所、内装施工やインテリア業界でキャリアを積んだメンバーもいれば、造園業界・植物に関する出版会社で勤めていたメンバーも在籍し、さらには出身大学や専攻も美大・芸術大、農大、経営などバラエティに富んでおり、それぞれの専門・強み・興味の持ちようがさまざまです。
そんな個性豊かなメンバーが集まって一つのプロジェクトチームを組み、プロジェクトを遂行する必要があるため、社員同士が相互理解を深められる「parkERs Times」のような機会がとても大切です。
実際に、このイベントを通じて普段の業務では見えない人柄に触れたり、通常業務とは異なる視点での会話が生まれたりと、人と人を繋ぐ重要なツールとして機能しています。parkERsで長く続いている伝統的な文化です。
編集部
ちなみに、森さんはどのようなテーマで開催されたのでしょうか?
森さん
私は学生時代に学んできた経験を活かし「韓国語」を取り上げて、プチハングルレッスンや韓国ドラマを題材に意外と知らない文化を共有するなどの講義を行いました。普段、業務ではあまりコミュニケーションを取る機会が少ない方とも交流でき、とても楽しい時間でした。
parkERsの事業:「公園のように心地良い空間」をデザイン
編集部
parkERsの事業について、特徴や強みを教えていただけますか。
吉田さん
parkERsは青山フラワーマーケットの店舗デザインチームから派生した空間デザインの事業部で、「青山フラワーマーケットの店舗のような、落ち着いた照明と緑が調和した空間づくりを自社のオフィスでも実現したい」といったお客様の声をきっかけとして2013年に設立されました。
『日常に公園のここちよさを。』というコンセプトのもと、オフィス、マンションのエントランス・ラウンジ、商業施設、公共施設など、様々な空間のデザインを手がけています。
森さん
コンセプトについて補足させていただきますと、単に植物を多く配置するのではなく、公園が持つ心地よさを室内外の空間に表現することがparkERsのこだわりです。
水を使った表現も得意としており、例えば床に水が流れるエリアを設けたり、天井から落ちる水滴が波紋を描く演出を施したりと、独自の空間表現を行っています。また、水の波紋を光で表現する「波紋ランプ」のようなオリジナルプロダクトも開発しており、独創的なデザインに多くの反響をいただいています。
▲parkERsが手がけた空間デザインとオリジナルの植物育成用の土「parkERs soil(パーカーズソイル)」はグッドデザイン賞を受賞している
採用方針:parkERsの空間づくりに興味がある方を歓迎!
編集部
採用において特に重視されている点を教えていただけますか?
吉田さん
職種によって、例えばプランツコーディネーターのように植物の知識があった方が望ましい場合もありますが、それが必須というわけではありません。むしろ重視しているのは、parkERsの空間に興味を持ち、「これはどうやってつくられているんだろう」「この空間づくりに参加してみたい」といった気持ちがあるかどうかです。
職種を問わず、そういった強い興味をお持ちの方を歓迎しています。
編集部
採用はどのような流れで行われるのでしょうか。
吉田さん
書類を送っていただいたら書類選考を行い、その後はparkERsの人事担当者と希望ポジションのリーダーの2名体制による1次面接を受けていただきます。合格されると、クリエイティブ室のマネージャーとブランドのクリエイターの2名が担当する2次面接へと進んでいただき、プレイヤーとしてのご応募であればそちらで終了です。
リーダー候補としてのご応募の場合は、さらに本部との最終面接があります。面接のあとは労働条件などをすり合わせるオファー面談があり、内定になる流れです。
吉田さんと森さんから転職検討者へのメッセージ
▲ホッと一息できる窓辺の空間は社員たちの憩いの場に
編集部
最後に、parkERsでの仕事に興味を持ち転職を検討されている方へのメッセージをお願いします。
吉田さん
parkERsが手掛けた空間や私たちのオフィスを見て、「この空間の雰囲気、好きだな」と直感的に感じていただけた方にぜひご応募いただきたいですね。
最も大切なのはブランドへの共感です。parkERsのつくり上げた空間に、他とは違う何かを感じ取り、「こういう空間を一緒につくりたい」と興味を持ってくださる方との出会いを楽しみにしています。
森さん
parkERsのオフィスは、業務の合間にも日常的なコミュニケーションが自然に生まれる環境です。例えばオフィス内で育つ植物の新芽が出てきたり、お花が咲いたりしたことをきっかけに会話が始まることもよくあります。
そういった心地よい空間の中で過ごすことで、クリエイティブな発想やアイデアが自然と生まれやすい環境になっていると感じています。そんなオフィスや多様なメンバーから刺激を受けて、新しいことにチャレンジしたいと思う方にぜひお会いしたいです。
編集部
本日はありがとうございました!
編集後記
parkERsの働き方のまとめ
事業概要 |
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社風 |
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働き方 |
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求める人物像 |
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株式会社パーク・コーポレーションの基本情報
企業名 | 株式会社パーク・コーポレーション |
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住所 | 東京都港区南青山5-6-26-7F(パーク・コーポレーション本社) 東京都港区南青山3-1-7 青山コンパルビル3F(parkERsのオフィス) |
事業内容 | ・空間デザイン事業:「parkERs」の運営 ・リテール事業:「Aoyama Flower Market」の運営 ・EC事業:「Aoyama Flower Market ONLINE SHOP」の運営 ・カフェ事業:「Aoyama Flower Market TEA HOUSE」の運営 ・スクール事業:「hana-kichi」の運営 |
設立 | 1988年12月 |
公式ページ | https://www.park-corp.jp/(パーク・コーポレーション) https://www.park-ers.com/(parkERs) |
採用ページ | https://www.recruit-park-corp.jp/(パーク・コーポレーション) https://www.park-ers.com/recruit/(parkERs) |
募集職種 | 空間デザイン事業「parkERs」での施工監理・プランツコーディネーター ※学歴:専門学校・大学卒 ※経験:専門職種で3年以上の経験(建設業・内装業・造園業など) |