企業の飛躍的な成長の要因や女性の活躍について紹介するこの企画。今回は「営業活動のプラットフォームとなる」というミッションのもと、テレアポなどインサイドセールスの代行を専業にしたサービスで、クライアントの事業成長を支える株式会社soraプロジェクトを取材しました。
インサイドセールスの高需要で社員数倍増。成長を続ける株式会社soraプロジェクト
株式会社soraプロジェクトは、BtoBのインサイドセールス代行を主軸に、テレアポ代行やWebマーケティング支援、インサイドセールスの内製化支援などを行う営業支援会社です。
BtoBのインサイドセールスには、専門性が必要とされますが、株式会社soraプロジェクトでは、未経験スタッフの教育から手掛け、それらの需要に対応。カテゴリーに縛られることなく、あらゆる業界のクライアントから、依頼を受けています。
福岡に本社、営業部、コールセンターを構えているほか、2022年には東京都渋谷区にも営業所を開設しました。2021年からの2年間で、従業員数は2.3倍に増えました。コロナ禍をきっかけに大きく変化した社会のニーズに応えて、飛躍的な成長を遂げています。
会社名 | 株式会社soraプロジェクト |
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住所 | 福岡県筑紫野市上古賀3-1-1 |
事業内容 | ・営業支援事業 ・コンサルティング事業 ・デジタルソリューション事業 ・システム開発事業 |
設立 | 平成19年3月26日 |
公式ページ | https://sora1.jp/ |
今回は、順調に成長している事業の詳細や、30代をメインとする若手・子育て世代の女性社員が活躍している理由について、テレマーケティング部でサブマネージャーを務める櫻井光貴さんと後藤翔太郎さん、そして営業本部の北川カンナさんにお話を伺いました。
支援実績1000社以上。130%を超える売上成長でシェアトップクラス
編集部
まずはsoraプロジェクトさんの事業の特徴についてお教えください。
櫻井さん
私たちが担当しているのはテレマーケティングで、電話による営業代行です。問い合わせや資料請求に対応する業務でも、新規のアポイントを獲得する業務でも、お客様のご要望に合わせてサービスを提供しています。
お客様の課題と目指すゴールをお伺いし、お客様に最適なテレマーケティングがどのフェーズにあるのかを見極め、こちらからご提案もしています。
編集部
どのような業界のお客様が多いのでしょうか。
後藤さん
私たちは特に業界にこだわらず、様々な領域のお客様からご依頼をいただいています。教育やIT系など様々なお客様がいらっしゃいます。どの業界に強いというより、テレマーケティングが強いと自負しております。
編集部
近年の事業の成長についてお教えいただけますか。
北川さん
これまでに1000社を超えるお客様を支援してきました。2022年の売上は前年の193%、2023年も130%と大きく拡大しています。従業員数も倍増していて、特にテレマーケティング部はメンバーが増えました。
インサイドセールス専業の会社として、シェアトップクラスの地位を獲得しています。
豊富なノウハウとチーム制の良さを活かし、顧客満足を重視したサービスを提供
編集部
多くのお客様から、soraプロジェクトさんが選ばれている理由には、どのようなものがあるのでしょうか。
北川さん
私たちの創業は2007年なのですが、当時から一貫してテレアポの代行をしており、業界では経験豊富な老舗として知られています。お客様から信頼いただいているというのが、選んでいただけている理由の一つだと思います。
これまで支援させていただいてきた企業が2000社以上あるという実績も、お客様が私たちを選んでくださる理由です。
櫻井さん
私は、テレマーケティング部がチーム制で動いているのが、理由のひとつにあると思います。当社のチーム制は「得意なことを、一生懸命やれる環境をつくる」ために「不得意な部分は、その不得意を得意とする、誰かがフォローする」というものです。
お互いを思いやる気持ちを持って仕事をしているので、ギスギスした関係は生まれません。チームワークの良さそのものを、お客様に評価していただいたことはありませんが、いい雰囲気の中で仲間と協力して稼働して、効率や成果につながれば、それがお客様の満足に直結します。
編集部
チーム制について詳しくお教えいただけますか。
櫻井さん
チーム内ではお互いの仕事を把握して、属人化せずに業務を進められるようにしています。チーム内で誰かが急に休んでも、他の誰かが代わりに業務を担えます。また、チームごとに役割を分けています。例えば、数字の分析は分析が得意なチームに任せています。
編集部
自分の不得意なことを、得意な仲間にやってもらえたり、逆に自分が得意な業務を、どなたかそれを苦手な方の代わりに行うということもあるのですね。仕事をやりやすい環境の整備が、お客様の満足や事業の成長につながっているのですね。
BtoBの業務は子育て世代にピッタリ。残業が少なく、土日はお休み
編集部
soraプロジェクトさんで働いている女性の方について、お話しいただけますか。
後藤さん
女性の比率としては83%で、とても多いと思います。前職でもコールセンターの仕事を経験しているのですが、女性が多い職場とはいっても、大体60%くらいではなかったかと思います。本当に女性が働きやすい職場なんだろうなと感じます。
櫻井さん
私も前職でコールセンターを経験しています。soraプロジェクトに入社してすぐに感じたのは「子育てと両立しやすいな」ということです。
BtoBの業務なので架電は18時で終了します。そこから若干ですが締め作業などを行い、さほど遅くはならない時間に退社できます。法人を対象に架電するので、土日はお休みです。BtoBという業態は、子育ての両立に合っているから女性がたくさん働いているんだと思いました。
前職はBtoCのコールセンター業務でしたので、土日や夕方6時から夜8時半が、一番のゴールデンタイムだったわけです。そのため、勤務時間や休みの取り方が大きく変わりました。
編集部
まさに子育て真っ最中という方にとって、働きやすい職場なのでしょうね。そのようなメンバーの方は多いのですか。
櫻井さん
そうですね、たくさんいます。主婦だったり子育て中だったりのメンバーと過ごすお昼休みは、子どもの話題が溢れています。「何歳ぐらいになったら、これくらいお金がかかるよ」「サンタさん、今日来てた?」というような会話です。
子どもが幼いころには突発的に発熱するなど、急に仕事を休まないといけないこともありますが、先ほどもお伝えしたチーム制のおかげで、急な休みがとりやすいのもありがたいですね。平日の授業参観にも気兼ねなく行けます。
お休みする前に、自分の担当する仕事を誰かにお願いする事前準備はいらないし「私でないと分からない」という業務がないので、休日に会社からの電話が鳴ることもありません。
編集部
平日でも、急にでも、気兼ねなくお休みができるのはありがたい環境ですね。チーム制があればこそですね。
女性が活躍できる職場づくり。そのルーツは前身企業にあった
編集部
入社後に出産・育児のタイミングを迎えた女性もいらっしゃるのでしょうか。
北川さん
現在休暇中の社員が3名います。会社としても「長く働いてほしい」と思っているので、復帰の時期や復帰後の働き方については柔軟に対応します。育休後に業務に集中できる環境が整えば、アルバイト、パートとして在宅勤務も可能です。
編集部
soraプロジェクトさんが女性にとって働きやすい環境を整えているのには理由があるのでしょうか。
北川さん
当社の前身は、現在の代表取締役会長が「女性の会話力」に目をつけて起業をした会社です。「女性の営業力で、日本を元気に」というスローガンを掲げており、創業時から女性が多かったそうです。
女性のライフステージに合わせて、女性が長く働ける環境を整える風土は、当社にずっと根付いていたのかなと思います。
編集部
なるほど、そうだったのですね。出産前に構築した経験を活かして働きたい方は、多くいらっしゃると思います。クオリティを維持して業務ができるのであれば、在宅勤務も可能ということで、早く復帰できる方が増えそうですね。
「社長飯」は「メンバーをもっと知りたい」代表が考案。一人ひとりを見ています
編集部
soraプロジェクトさんの職場の雰囲気はどのような感じなのですか。
北川さん
女性、男性関係なく、未経験で入社する方にもなじみやすい雰囲気だと思います。
未経験で入社する方は多いので、教育のノウハウが確立しています。しっかりスクリプトを固めて、それをレクチャーして、新人はチームの中で成長していけます。
後藤さん
私が入社して1番すごいと感じたのが「メンバー同士の気遣いや優しさ」でした。
上司から指示があれば、それを受け入れ、お客様から要望があれば、それにしっかり沿うことができるのも、社内の優しい雰囲気が影響していると思います。「だから定着率がいいのだな」と納得しました。
編集部
従業員の皆様が参加されるような、イベント・企画などはございますか。
後藤さん
全員参加で合宿のようなことをやります。イベントホールを貸切にして、各部署の統括報告を聞いたり、外部講師を招いた研修を行ったり、チーム制でゲームを行ったりします。
社員全員がオフラインで集合するので、普段は東京にいて会えないメンバーや、直接話したことがないメンバーに会えます。非常に楽しみにしています。
編集部
ほかにも独自の企画などがあればお教えください。
北川さん
月に1回「社長飯」という企画がございます。社長と4、5名のメンバーが集まって、ランチに行くという企画です。
業務中には、なかなか一緒の現場にはならないようなメンバーと社長がカジュアルに話しながら、ランチの時間を共有しています。
編集部
代表の樋口さんは、働くメンバーの方と距離が近くいらっしゃるのでしょうか。
北川さん
この「社長飯」という企画自体が「表舞台に立つ機会は少ないけれど、縁の下の力持ちとなって貢献してくれているメンバーと話がしたい」という代表の思いから始まりました。普段は、距離が近いというほど身近な代表ではないのだけど、メンバーそれぞれのことをしっかり見てくれているのだなと感じました。
編集部
soraプロジェクトさんは人と人が対面する機会を大切にされているのですね。協力的に業務を進めていくことを推進し、メンバーの一人ひとりを尊重していらっしゃる会社の雰囲気が伝わってきました。
変化を楽しめる挑戦者と働きたい。採用では「素直さ」を重視
▲「soraプロジェクトがどんどん変化し成長していくのを一緒に楽しみましょう」と語ってくれたテレマーケティング部サブマネージャーの櫻井光貴さん
編集部
soraプロジェクトさんは、これからさらにメンバーを拡充されていくのだと思いますが、採用の際に重視するポイントには、どのようなものがございますか。
櫻井さん
当社のバリューに「素直マインド」というものが掲げられています。素直な方は、お客様の役に立ちたいと思って勉強熱心になりますし、素直さがあれば、スキルは後からついてきます。ですから、素直さのある方にご応募いただけると嬉しいです。
職歴の有無やインサイドセールスの経験はまったく気にしなくて大丈夫です。「自分は素直」と思う方、環境の変化を楽しめる方は、ぜひご応募ください。
編集部
soraプロジェクトさんが担うテレマーケティングのお仕事は、決まりきったことだけやるのではなく、変化に富んでいるということなのですね。
櫻井さん
担当するお客様によりますが、ニーズが日々変わるお客様もいます。1日のスケジュールは、ルーティンではなく自分で組み立ててやっていけます。会社全体として成長真っ只中ということもあり、今後も方向転換していく可能性がありつつ進んでいます。変化を楽しめる方、素直にその変化に順応できる方であれば、本当に楽しい職場だと思います。
後藤さん
私が当社にマッチするだろうなと思うのも、素直な方です。私たちが担当させていただく案件は、幅広い業界の様々な企業のものなので、多種多様な知識が必要なんです。ですから、新しいことに色々チャレンジしながら、自分を成長させたいと思えるような方がいいですね。
様々な企業や仕事と出会えますので、成長の過程で、自分が最も力を発揮できる分野が、見つけられるのではないかと思います。まだまだ発展途上な当社と、一緒に成長したいという20代、30代の方、知識やスキルを身につけていきたい方と働きたいですね。
編集部
お話をお聞かせいただき、soraプロジェクトさんでは、未経験者がBtoBのインサイドセールスに必要な専門知識を身につけられること、またメンバーの皆様が長く働ける環境づくりに力を入れていらっしゃることが分かりました。本日はありがとうございました。
■取材協力
株式会社soraプロジェクト:https://sora1.jp/
採用ページ:https://sora1.jp/recruit/