ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、L&Bヨシダ税理士法人にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
L&Bヨシダ税理士法人は新潟県新潟市と三条市にオフィスを構えています。税務会計にとどまらず、補助金・助成金から起業支援、人事、財務、相続まで、幅広い領域のコンサルティングを手がける税理士法人です。
同法人では、経験や資格の有無に関係なく学ぶ意欲のある方を積極的に採用し、最大14.8万円の資格手当や充実した学習支援制度で成長をバックアップ。残業もほとんどなく、リモートワーク制度も導入するなど、働きやすい環境も整っています。また、新潟オフィスの平均年齢は28歳で、アパレル業界出身者や元銀行員など、多様なキャリアを持つ社員が活躍中です。
今回は、若手の活躍やそれを後押しする職場の環境について、人事課長の吉田さんにお話を伺いました。
20代で税理士資格取得!挑戦を支えるL&Bヨシダ税理士法人の風土
編集部
L&Bヨシダ税理士法人では若手のスタッフが活躍されているそうですが、どのくらいの年齢の方がいらっしゃるのでしょうか?
吉田さん
新潟オフィスは特に若手が多く平均年齢は28歳で、三条オフィスは少し年齢層が上がり、組織全体では35歳くらいが平均です(いずれも2024年10月現在)。男女比は、1対2で女性の方が多いんですよ。女性の中にはパートさんも含まれています。
編集部
若手の方が活躍した事例についてお聞かせいただけますか?
吉田さん
会計専門学校出身のスタッフが働きながら勉強を続け、20代で税理士登録を果たしました。税理士の平均年齢は60歳以上、20代税理士はわずか0.6%という難関試験を突破したんですよ。
彼は、以前から相続の分野に興味があったそうで、相続の部門を立ち上げたいと手を挙げてくれました。そして、それまで当法人ではスポットで対応していた相続業務を、独立した部門に成長させました。相続業務は現在、事務所の主要な収益部門となっています。
編集部
ほかにも、若手の活躍事例がございましたら教えてください。
吉田さん
法学部を出て、新卒で入所した女性スタッフが、6年目で経営推進部の部長を務めています。もともとは税務会計と面談を行っていましたが、現在は代表直下で経営のマネジメントを担当しています。
彼女は、とてもお客様を大切にしていて、経営者の方とも積極的にコミュニケーションをとっています。担当するお客様が飲食店であれば、自主的にお店へ足を運び、料理を食べるなど、お客様に寄り添って対応しようとしていました。お客様にも「お店や経営状況をよくしたい」という強い気持ちが伝わっていたのだと思います。
▲若手のスタッフ。右が経営推進部部長を務める女性、左が20代で税理士登録を果たした男性
吉田さん
また、別の事例だと新卒で入所したのち1年半で業務フローを理解し、業務を自動化するシステムを独自に開発したスタッフがいます。
この社員は理系の大学院卒で、元々持っていたプログラミングスキルを活かしてくれたおかげで、これまで手作業で行っていた数多くの業務が自動化され、大幅に効率が上がりました。このプログラムは、他の税理士法人が視察を希望するほど業界内で注目されているんですよ。
資格取得の支援制度が充実!手当は最大14.8万円、試験前は10連休も可能
編集部
若手スタッフの成長を支援する体制は、どのようになっているのですか?
吉田さん
当法人は、資格取得の支援制度がとても充実しています。例えば試験前休暇制度として、税理士試験なら3日間、社会保険労務士試験なら2日間の特別休暇が付与されます。通常の有給休暇と組み合わせて、試験前に10連休を取得することも可能です。
また、資格手当も充実していて、税理士資格がある方には、毎月7万円の手当を支給します。税理士試験で選択した合格科目(例えば法人税法や消費税法など)に応じて、追加で科目毎の手当が支給され、最大14.8万円まで資格手当を受け取れます。社会保険労務士や中小企業診断士、行政書士などの資格にも手当を用意しています。
スタッフの知識が豊かになれば、お客様によいサービスを提供できます。もちろん、資格の取得は本人の自信にもなるでしょう。お客様、スタッフ、会社にとってWin-Winだと思います。
編集部
資格取得について、同僚の皆様がサポートすることもあるのでしょうか。
吉田さん
新潟オフィスでは先輩・後輩の仲がとても良いので、終業後にスタッフ同士で教え合っている風景はよく見ます。オフィスの応接室も、勉強用に開放したりもしているんですよ。また、資格取得には直接関係ないのですが、それぞれに知識を深めてもらうために社内テストも実施しています。
▲終業後の勉強会を開くスタッフ
さまざまな経歴の未経験者が活躍。基礎から税務知識を習得できる環境
編集部
御法人では未経験からの中途入所も受け入れているそうですね。未経験の方が活躍されている事例についても教えていただけますか?
吉田さん
一例を挙げると、金融機関出身のあるスタッフは、入所後に税務会計業務を習得しつつ、前職の経験を活かして融資のご相談対応をしています。後輩の育成や社内研修などの企画も積極的に実施してくれています。
そんな頑張りもあって融資の案件も増えましたので、来年には「課」としての独立が決まりました。彼はその課の「課長」として就任する予定です。
編集部
未経験で入所した方でも経験を活かせるような職場環境なのですね。未経験者の中には、ほかにどのような経歴の方がいらっしゃるのでしょうか?
吉田さん
補助金や融資の知識を持っていた元銀行員もいれば、金融や税金とはあまり縁のなかったアパレル業界出身者、ピアノの元先生もいます。知識や経験の有無に関わらず、さまざまな経歴のスタッフが活躍していますよ。
編集部
未経験者への教育体制はどのようになっているのですか?
吉田さん
新潟オフィスでは、中途入社者向けに個人の経験や知識レベルに合わせた教育プログラムを用意していて、未経験でも基礎からじっくり学べるようになっています。ですから、学習意欲さえあれば全く問題ありません。また、各課の課長も直接サポートに当たる体制を整え、質問にもしっかりと答えるようにしています。
もちろん、業界経験者の方には即戦力として仕事をお任せする場合もありますよ。実際に、三条オフィスでは入社後からどんどん現場を経験していただき、知識や情報を吸収していただくスタイルを採用しています。
残業月平均2時間半!有給取得率85%以上の働きやすい環境
編集部
御法人で、働きやすさを実現するために行なっている取り組みはございますか?
吉田さん
定時退社を基本としており、繁忙期(12~5月)を含めて月の平均残業時間は2時間半程度になります。繁忙期以外(6~11月)はほぼ残業はございません。もちろん、残業が発生した際には残業代を出しています。
休日出勤については、現状まだ繁忙期の土曜日出勤が4回ほどある状態なのですが、今後は休日出勤を無くしていきたいと考えています。
有給休暇取得率は毎年平均80~85%で、100%取得を目指しています。代表が「有給は全部使おう」と声を上げて推進しているので、希望日の申請もしやすいですよ。
こういった取り組みの結果、2022年度には新潟市による「新潟市働きやすい職場づくり推進企業表彰」で優秀賞を受賞しました。さらに、ホワイト財団(※)からは2024年まで3年連続で「ホワイト企業認定」を受けています。
(※)一般財団法人日本次世代企業普及機構(大阪府)。ホワイト企業の研究、認定などに取り組む
また、リモートワークを導入しています。新潟オフィスでは、課ごとにリモートワークができる日程の枠があり、各メンバーが順番に利用しています。プライベートや業務の進捗によって、課の仲間同士で日程調整や交換もできるので、それぞれ便利に活用しています。
三条オフィスの方は、1ヶ月ごとのシフトが組まれ、状況に応じて出勤に切替などを行うスタイルです。
編集部
休みやすく残業も抑えるために、どんなことを工夫されているのでしょうか?
吉田さん
お客様と密に連絡を取り、必要な資料を早めにいただくなど、効率的に仕事を進めて残業が発生しないようにしています。特定の人にしかできない業務もできるだけなくしています。
加えて、スタッフの間に助け合いの精神が根付いていて、仕事を早く終えた人が仲間をサポートするようにしています。これはオフィスの雰囲気の良さにもつながっていて、離職率の低さに結び付いていると感じます。
その結果、新卒入社3年以内離職率を6年連続で0%という記録も達成しましたし、中途を含めても3年間離職者がいなかった期間もありました。
税務会計などが学べるインターンを実施
▲オフィスでのインターンシップ行われたコンサルティング体験
編集部
御法人ではインターンシップも開催されているそうですが、どのように実施しているのでしょうか?
吉田さん
インターンシップは10年前からハーフデイやワンデーなどさまざまな形式で開催していまして、2024年は1日目にオンライン、2日目に対面形式で、2日間のインターンシップを行いました。オンラインで税務会計の基礎や仕訳の方法を学び、対面でコンサルティングを体験できる内容で、新潟オフィスでは先輩スタッフの模擬コンサルティングを見学してもらいました。
▲インターンシップに参加した学生
編集部
参加された学生さんの反応はいかがでしたか?
吉田さん
「想像していたお堅め会計事務所のイメージと全然違う」「仕事の理解が深まった」などの声をいただきました。
そもそも、10年前にインターンシップの受け入れを始めたのは、学生さんに「税理士事務所は、眼鏡をかけた人が黙々と仕事をする暗いイメージ」と言われたのがショックで、それを払しょくしたかったからなんです。当法人のオフィスの雰囲気や、スタッフたちの仲の良さが伝えられるインターンシップができて、大変嬉しく思っています。
▲インターンシップでの座談会の様子。スタッフと学生が気さくに会話を交わした
編集部
インターンシップに参加した学生さんが御法人に入所されることはあるのですか?
吉田さん
実は新卒で入所してくれているスタッフの多くが、インターンシップの参加者です。職場を知って、安心して「入所したい」と選考を受けてくれました。県外の大学に進学し、新潟へのUターンを考える学生さんも夏休みなどを利用して参加してくれているんですよ。
未経験でもOK。学ぶ意欲の高い人を歓迎
編集部
最後に、転職を考えている方へメッセージをお願いできますか。
吉田さん
私たちは「個の力を伸ばす」「人のよさを大切にする」組織です。今回ご紹介した、新しい部門の立ち上げや独自のシステム開発を手がけた若手スタッフのように、当法人ではそれまで培ってきた個人のスキルも存分に活かしてもらっています。
未経験でも問題ありません。やる気と意欲があれば、知識は入所後にしっかり身につけていただけます。熱意のある提案には必ず耳を傾け、「まずはやってみよう」と後押しもします。もちろんやっていただくからには結果も求められますが、ご興味をお持ちの方は、ぜひご応募ください。
編集部
向上心のある方にとって、働きながら学んでスキルアップしていけるL&Bヨシダ税理士法人は、とてもありがたい環境ではないかと感じました。本日はありがとうございました!
この記事のまとめ
若手の活躍事例 |
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ワークライフバランス |
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インターン |
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L&Bヨシダ税理士法人の基本情報
住所 |
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事業内容 |
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設立 | 2016年(創業は1965年) |
働き方 | ハイブリッド勤務(出社+リモートワーク) |
公式ページ | https://www.yoshida-zeimu.jp/ |
採用ページ | https://www.yoshida-zeimu.jp/14524120094356 |
募集職種 | 総合職の税務会計スタッフ |