入庁5年目まで毎年研修あり!四街道市役所における手厚い育成制度と成長環境

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、四街道市役所にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同市役所で働く魅力をご紹介します。

四街道市役所は、入庁5年目まで毎年研修を実施したり、メンター制度によって新入職員のメンタルケアを行ったりと、充実したサポート制度を整備して若手職員の育成に注力しています。また、ワークライフバランスの充実に向けた取り組みも豊富で、育児との両立もしやすい職場環境です。

今回は、四街道市役所における若手育成や働き方改革について、総務部人事課の髙濱さん・田村さん、福祉サービス部障がい者支援課の永島さんにお話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方

四街道市役所
総務部人事課 人事管理係長

髙濱さん

四街道市役所
総務部人事課 主査

田村さん

四街道市役所
福祉サービス部障がい者支援課 主事

永島さん

充実の研修やメンター制度で若手職員の成長を全力サポート

四街道市役所での研修風景

編集部

四街道市役所では若手の育成に注力されており、若手職員向けの研修制度が充実していると伺いました。研修制度の特徴について教えてください。

髙濱さん

入庁から5年目までの若手職員向けの研修は、職員の実力を着実に高めていくことを目的として毎年度実施しています。例えば新人研修では中堅職員が講師となり、接遇や財政、地方自治など、公務員として必要な基礎知識について講義をする形です。

また、国・県への研修派遣を積極的に行うことで、国・県との連携を深めながら知見を広げる機会を提供しています。具体的には毎年1〜2名の職員を1〜2年間派遣し、派遣期間を終えて戻ってきた後、また新しい職員が派遣されるという形で継続的に実施しています。

田村さん

2023年度からオンラインで受講できるウェブ研修システムを導入したことも特徴的ですね。10分程度の短時間のものから2時間程度のものまで、職員が自分の興味や時間に合わせて柔軟に学べる環境を整備しています。

編集部

研修の他に、若手職員をサポートする制度や取り組みがあれば教えていただけますか。

髙濱さん

主にメンタルケアを目的として、新規採用職員向けにメンター制度を導入しています。メンターとなるのは入庁5年目以上の20代~40代くらいの職員で、新人職員の年齢に応じて選定している形です。また、所属内では言いにくいことも気軽に相談できるよう、同じ部署ではなく別部署の職員を選出しています。

四街道市役所で先輩社員が指導している様子
▲メンター制度により、新入職員が職務に馴染みやすい環境を整備

田村さん

入庁後、1年が経過する頃には、フォローアップ研修を通じて公務員として身につけた知識や業務経験を共有し合う機会を設けています。この研修では、1年間の振り返りや今後のキャリア形成のほか、入庁時とは違った不安や悩みなどについて、副市長と直接対話できる機会を設けていることが大きな特徴です。

若手の活躍事例:ホテル業界から転職し、入庁1年目で即戦力に

四街道市役所の永島さんの勤務風景
▲インタビューに応じてくださった若手職員の永島さん

編集部

永島さんは社会人経験を経て入庁され、若手職員として活躍されていると伺いました。具体的なご経歴や業務内容を教えていただけますか。

永島さん

私は現在28歳で、大学卒業後にホテル業界で5年間フロント業務を担当し、2024年4月から四街道市役所に入庁しました。

両親が公務員だったこともあり、その姿を間近で見ている中で「福利厚生が充実している公務員の仕事であれば自分のやりたいことを全うできるのでは」と考え、大学時代から市役所での勤務を希望していたんです。新卒採用時は不合格でしたが、民間企業で働きながら勉強を続け、再チャレンジして合格しました。

私は千葉県の茂原市出身なのですが、大学時代は四街道市の近くにある印西市で過ごした関係で四街道市に馴染みがあり、四街道市役所を選んだ次第です。現在は福祉サービス部障がい者支援課で主事として、主に助成金の支払い関係の業務を担当しています。具体的には、サービス利用者への支給額の決定や支給処理、市民の方への通知など、給付に関する事務を行っています。

編集部

市役所での業務内容に関して、民間企業との違いを感じる点はありますか。

永島さん

民間企業と比べて覚えることが多いですが、その分やりがいも大きいですね。一つの問い合わせに対して様々な解決策や提案が必要となるため、広く深い知識が求められるんです。最初は苦戦しましたが、指導担当の先輩からアドバイスをいただきながら、少しずつ成長できていると感じています。

また、前職のホテル業務においては「おもてなし」を最優先で対応していましたが、市役所ではおもてなしももちろん大事である半面、安心感のある対応によって市民の方と信頼関係を築いていくことが大切と考えており、そのあたりも市役所の仕事ならではの特徴だと感じています。

編集部

今後の目標について教えてください。

永島さん

早く一人前になって、後輩に頼ってもらえるような先輩になりたいですね。私の指導担当の先輩が、年齢的には私より年下にもかかわらず非常にしっかりされていて、どんな質問にも的確に答えてくださるんです。そういった先輩像に近づけるよう、努力を続けていきたいと思います。

子育て支援が充実!ワークライフバランス重視の職場環境

四街道市役所の勤務風景

編集部

四街道市役所では、ワークライフバランス重視の働き方を推進されていると伺いました。具体的な取り組み事例について教えていただけますでしょうか。

髙濱さん

子育て支援に関する制度が充実しており、中でも特徴的な取り組みが「子育て部分休暇」です。一般的には就学前までを対象としているところが多い中、四街道市役所では小学校6年生までのお子さんがいる職員を対象としています。

30分単位で最大2時間の休暇を柔軟に取得でき、例えば始業から1時間と終業前1時間に分けて取得することで出勤時間や退勤時間を調整できるなど、職員の状況に応じて活用できる仕組みです。

また、男性の育児休業取得の推進にも注力しており、2023年度は70%台、2022年度は80%台と高水準を維持しています。市長自身も育休を取得することで職員にも取得を促していることから、男性が育休を取りやすい風土が根付いていると感じます。

ちなみに、年間20日付与される年次有給休暇の平均取得日数は15日程度で、こちらも高い水準です。私自身も平日に有給休暇を取得してライブに行ったり、夏季休暇と組み合わせて旅行に行ったりと、有給休暇等を活用して充実したプライベートを実現できています。

急な休暇取得にも対応できる体制を整えていることや、取り切れない場合は1年間のみ繰り越しが可能ですので、有給取得を無理なく行える環境であると感じています。

編集部

他に、働き方改革に関する特徴的な取り組みがあれば教えてください。

髙濱さん

残業削減にも力を入れており、毎週月曜日と水曜日をノー残業デーに設定しています。また、基本的に20時までには退庁するよう全体に働きかけを行っています。

フレンドリーな社風&部活動が活発なカルチャー

四街道市役所で若手職員たちが歓談している様子

編集部

職場の雰囲気についてお聞かせください。

田村さん

全体的にフレンドリーな職員が多く、何事も相談しやすい職場環境だと感じています。

また、若手職員も含め、市長・副市長と交流できる機会が多いことも特徴です。例えば新規採用時には市長が新入職員に直接電話をかけて話をしたり、決裁の報告時には上長だけでなく若手職員も同席して市長・副市長に業務の状況を伝える機会があったり。上長が若手と積極的にコミュニケーションをとり、若手の意見を積極的に取り入れる風土が根付いていると感じます。

永島さん

私が入庁した際にも、上長を含む職員の方々が積極的に話しかけてくださって馴染みやすかったです。わからないことや困ったことがあっても悩まず、誰にでも相談できるような環境だと思いますね。

編集部

部署を越えた交流の機会はありますか?

田村さん

野球やサッカー、柔道などの部活動を通じて、部署の垣根を超えたコミュニケーションが活発に行われています。県内の市役所職員を対象とした体育大会に参加する部もあるほか、各自でスポーツの大会に出場して活躍している職員もいますね。年齢を問わず、活動的な職員が多い印象です。

四街道市のまちづくりに興味のある方を歓迎

四街道市役所外観と若手職員たち

編集部

最後に、興味を持たれた読者の方々へメッセージをお願いします。

髙濱さん

四街道市役所は、JR四街道駅から徒歩10〜15分ほどと近く、快速なら東京駅まで約50分と都心へのアクセスも便利です。そういった利便性の高い立地を気に入って入庁を志望される方も多くいらっしゃるので、ぜひご注目いただければと思います。

田村さん

四街道市役所には、子育てがしやすい職場環境が整っています。お子様の有無に関わらず、ぜひ皆さんと楽しく働ければと思います。

また、2024年10月から新庁舎に移転し、快適な勤務環境が整っていることも魅力です。具体的には窓口対応のある課がオープンな配置になったことで部署間の連携が取りやすくなったほか、職員専用の通路が設けられてよりスムーズに移動できるようになりました。新庁舎への移転を機に業務効率が上がっていると感じており、勤務環境を重視している方にもおすすめです。

永島さん

「転職して良かった」と実感できる職場で、自分のなりたい将来像に近づける場所だと感じています。ぜひ一緒に働きましょう!

編集部

本日はありがとうございました!

この記事のまとめ

ワークライフバランス
  • 独自の「子育て部分休暇制度」あり(小学6年生まで対象、1日最大2時間)
  • 男性の育児休業取得率70~80%台と高水準を維持
  • 年次有給休暇の平均取得日数15日程度(最大40日まで繰越可能)
  • 週2回のノー残業デーと20時退庁の推進
若手育成制度
  • 入庁5年目までの継続的な研修プログラムを実施
  • メンター制度による業務外の相談体制を整備
  • 国・県への1〜2年間派遣研修制度(年1~2名)
  • オンラインで受講可能なウェブ研修システムを導入
職場環境
  • 新庁舎移転によりオープンな配置で部署間連携が向上
  • 管理職を含めフレンドリーで相談しやすい雰囲気
  • 野球・サッカー等の部活動が活発
アクセス・立地
  • JRの駅から徒歩10~15分の好立地
  • 東京駅まで快速で約50分のアクセス
中途採用実績
  • 民間企業出身者の受け入れ実績あり(ホテル業界等)
  • 経験・スキルに応じた業務配置と丁寧な指導体制
求める人物像
  • 市民との信頼関係構築を重視できる人
  • 与えられた業務に柔軟に対応できる人
  • 四街道市の発展に貢献したい意欲のある人

四街道市役所の基本情報

自治体名 四街道市役所
住所 千葉県四街道市鹿渡無番地
事業内容 四街道市の行政業務全般
公式ページ https://www.city.yotsukaido.chiba.jp/index.html
採用ページ https://www.city.yotsukaido.chiba.jp/shisei/saiyo/index.html
募集職種 技術職
※経験採用
取材・編集
紫竹淳志のプロフィール写真

ミライのお仕事編集部

紫竹 淳志

元新聞記者として約10年間、地方行政や選挙、プロ・アマチュアスポーツなど幅広い分野の取材経験あり。ミライのお仕事では、ソフトバンク株式会社や東京商工会議所、株式会社オープンハウスグループなど、数多くの著名企業や教育機関への取材を担当。