サンデン・リテールシステム株式会社で働く魅力|入社1年目から大型プロジェクトを担当

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、サンデン・リテールシステム株式会社にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

サンデン・リテールシステムは、自動販売機や冷凍冷蔵ショーケースの製造販売、店舗・倉庫向け冷凍冷蔵プレハブの設計や施工を主軸とする事業を行う会社です。冷凍食品市場の拡大に合わせ開発した、冷凍自動販売機「ど冷えもん」が大ヒット商品となるなど、時代のニーズをとらえた取り組みにも注目が集まっています。

同社の事業は、物流網における冷凍冷蔵設備の施工や建設にも広がっています。特に近年は大規模な物流倉庫への設備導入も増加。さらなる成長が期待される企業です。

今回は、サンデン・リテールシステム株式会社の働く環境や企業文化について、広報の三留さんと人事部の小畑さんに、お話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方
サンデン・リテールシステム株式会社の三留さん

サンデン・リテールシステム株式会社
総務人事本部 広報課長

三留 範之さん

サンデン・リテールシステム株式会社の小畑さん

サンデン・リテールシステム株式会社
人事部

小畑 秀平さん

入社1年目で大役に抜擢!若手が活躍する職場づくり

「ど冷えもん」の前に立つ、評価担当の若手社員
▲メディアでも多く紹介されている、冷凍自動販売機「ど冷えもん」と、評価を担当した社員

編集部

御社では若手社員の方の活躍が目覚ましいと伺っています。具体的な事例を教えて頂けますか?

三留さん

2020年新卒入社の、商品開発部の社員の事例をご紹介します。弊社には、2021年に発売を開始した、冷凍自動販売機「ど冷えもん(どひえもん)」という製品があるのですが、彼は入社1年目でこの開発の非常に重要な役割を担いました。

彼は入社面接時から、ソフトウェア開発に携わりたいという強い希望を話していました。弊社には若手でも手を挙げれば重要な仕事を任せる文化があり、その希望が叶って評価担当に抜擢されたという形です。

編集部

非常に重要な役割というと、具体的にどのような業務なのでしょうか。

三留さん

タッチパネルの評価担当という役割で、設置業者の方が在庫管理や補充作業などで使用するタッチパネルの機能を、あらゆる角度から検証する業務です。例えば、在庫切れの際の表示が適切に出るか、不具合が起きた際のエラー表示は正しいかなどを細かく確認していきます。

評価担当者がOKを出さない限りタッチパネルを自動販売機に組み込めないという、非常に重要な役割です。

彼は重要な役割を担当しただけでなく、会社のコスト削減にも大きく貢献しました。

実は、彼がテストを行う中で、過去からの通例で重複した確認が行われている箇所があると気づいたそうです。そこで上司へ改善提案を行うと案が採用され、結果的に重複部分を無くすことでテストの効率化につながりました。

本人は「若手社員でもアイデアを出しやすく、また受け入れてもらえる環境だと感じた」と話していました。

「ど冷えもん」のタッチパネル
▲若手社員が評価担当を担った、タッチパネル部分。実際に使用する人の立場に立った設計が求められる

メンター制度や勉強会などのサポートで実現する確実なスキルアップ

サンデン・リテールシステム株式会社で指導中の様子

編集部

その若手社員の方は、新卒入社後すぐの抜擢ということで、分からないことが多く戸惑ったりはされなかったのでしょうか。

三留さん

おっしゃる通り、初めは分からないことも多かったと聞いています。ただ、開発部には先輩から後輩へと仕事をしっかりと教える文化が根付いているため、周囲のサポートを受けながら、無事やり遂げることができたようです。

編集部

具体的にはどのようなサポートがあるのでしょうか?

三留さん

開発部では、新入社員に対して年齢の近い先輩社員がメンターとして付く仕組みがあります。メンターは仕事の進め方や社内用語を丁寧に教えるなど、手厚いサポートを行います。

当社では、先輩後輩が一体となって一つの目標と課題を必ず乗り越えていきます。また、上司や部門全体でも新入社員に気を配り、積極的に声かけをします。これは「絆」だと感じており、当社の開発部門の文化です。

そのほか、年に数回、それぞれの分野に長けた管理職が勉強会を開催しています。今お話しした若手社員の場合は、その中で学んだ統計学の知識が非常に役立ったと話していましたね。このように、メンバー全体のレベルアップをするような機会は多く設けられています。

また、弊社では製造ラインのリーダー職などにも20代の社員が多く、大きな裁量権をもって生き生きと業務にあたっていますよ。

製造エンジニアの技術力向上を支援する社内コンテストの特徴

「からくり発明王」の外部入賞作品
▲「からくり発明王」の入賞作品が「群馬県創意工夫功労者賞」も受賞

編集部

製造エンジニアの成長を支援する取り組みとして、御社ならではの特徴的なものがあれば教えてください。

三留さん

製造拠点である群馬県の赤城事業所では、「からくり発明王」という社内改善コンテストがあります。製造現場の社員も含めて数人でチームを組み、生産効率の改善案を考えて社長の前でプレゼンテーションを行うという内容で、2019年に始まり、これまでに7回開催されました。受賞作品の中には、実際の製造ラインに導入されているものもあります。

編集部

「からくり発明王」の開催の狙いはどのあたりでしょうか?

三留さん

製造エンジニアのモチベーションを高めるというところが第一です。入賞チームには社長から表彰状が贈られるほか評価にもつながりますし、社内で大々的に掲載されたりもするので、やはり鼻が高いですよね。さらに、上位の入賞チームは外部のコンテストにも応募しています。過去、事業所のある群馬県主催の「群馬県創意工夫功労者賞」を受賞した例もあります。

編集部

チーム制を採用されている理由や、それによってもたらされる効果についてお聞かせください。

小畑さん

そうですね。製造部門と開発部門が協力して改善案を考えるなど、部門の垣根を越えて会社をより良くしようという取り組みになっています。また、弊社の“教える文化”にもつながってくるのですが、熟練の社員が新人社員について、実際に製造のコツなどポイントを教える機会にもなっています。

三留さん

そのほか、主に個人の技能を競う「マイスター甲子園」という大会も実施しています。こちらは、自動販売機の組み立て速度や正確性を競ったり、ネジ打ち込み、塗装、溶接などの技能やスピードを競うなど、より技術的な要素に特化した大会です。ちょっとスポーツに近い雰囲気もあり、楽しんで参加する社員が多いですよ。

優勝者には表彰状のほか「チャンピオンマイスター」という称号が与えられ、作業用キャップにマイスターワッペンが付与されます。社員からは「頑張りがきちんとフィーチャーされ、家族や友人にも誇れる」と好評です。

「マイスター甲子園」の開催風景
▲「マイスター甲子園」の開催風景

「マイスター甲子園」の表彰式の様子
▲「マイスター甲子園」の表彰式の様子

専門性を評価!拡充された資格手当

サンデン・リテールシステム株式会社の施工管理エンジニアの社員
▲施工管理エンジニア

編集部

施工管理エンジニアの待遇として、専門職の手当が充実しているというお話をお聞きしましたが、いかがでしょうか。

三留さん

はい。当社は店舗・倉庫向け冷凍冷蔵プレハブの設計や施工なども手掛けていますが、2024年6月から施工管理エンジニア向けの資格手当を拡充しています。従来、施工管理エンジニアの対象となる資格は3種類のみでしたが、10種類の資格が追加され、さらに1級だけでなく2級の資格も対象となりました。また、手当のみではなく、該当の資格を受験して合格した際には、受験料の補助も行われます。

編集部

手当拡充には何か背景があるのですか?

三留さん

現在、一人暮らしや共働き世帯の増加によって冷凍食品の需要が伸び、それに伴い冷凍・冷蔵施設の建設需要も急増しています。この状況に対応するため、スキルの高い施工管理エンジニアを積極的に育成、採用したいというのが背景ですね。あわせて、入社後の成長意欲につながるような、社内研修の充実も推進しています。

風通しが良い!社員間の距離が近い職場環境

サンデン・リテールシステム株式会社のオフィス内風景▲オフィスカジュアルで勤務できる東京本社

編集部

御社の社風やカルチャーについてお聞かせ頂けますか?

三留さん

弊社には、活発なコミュニケーションを重視する文化が根付いています。東京本社は完全なフリーアドレス制を採用しており、社長室や役員室もありません。連結で1500人規模の会社ですが、経営陣に対しても「ちょっといいですか」と、フランクに話せる環境が特徴です。

服装面でも、東京本社ではTPOに応じた範囲でオフィスカジュアルを採用しています。お客様との面談がなければ、ジーンズにスニーカー、夏場はTシャツでの勤務も可能です。実際に社長自身がジーンズにスニーカーで出社することもありますよ。

サンデン・リテールシステム株式会社の赤城事業所内風景
▲赤城事業所は仕切りのない開放的なレイアウトが特徴

編集部

工場での働き方や職場環境についてもお聞かせいただけますか?

三留さん

工場については、製造メンバーは現場で生産を行います。管理間接部門は固定席制ですが、個人情報を扱う人事部などを除き、仕切りのない開放的なオフィスレイアウトとなっています。見通しが良く、本社同様に声をかけやすい環境ですね。コミュニケーションを重視する弊社の文化が空間づくりにも表れていると思います。

冒頭でお話した若手社員も、入社の志望動機として「学生時代に参加した弊社のインターンシップで、開発の楽しさを知ったとともに、社内の自由で和気あいあいとした雰囲気にも惹かれた」と語っていました。

サンデン・リテールシステム株式会社のオフィス内に置かれた、製品の数々
▲サンデン・リテールシステムの製品の数々

サンデン・リテールシステムは「挑戦する人」を募集

サンデン・リテールシステム株式会社のオフィス入り口に立つ社員たち

編集部

最後に、御社への転職に興味をもった読者へ向け、メッセージをお願いします。

小畑さん

弊社は“挑戦する企業”です。会社を良くすることはもちろん、社会を、日本を良くしようという志をもって、日々挑戦しています。

若手でも、意欲がある方には多くのチャンスが巡ってくる環境ですので、「こんなことがやりたい」という思いのある方には、ぜひ弊社で活躍してもらえればと思います。

編集部

お話を伺い、実際に若手社員の皆様が挑戦・活躍されている様子、そしてそれを後押しする環境や取り組みについて、よく理解することができました。

本日はありがとうございました。

編集後記

ヒット商品「ど冷えもん」の開発に入社まもない若手社員が大きく関わっていると聞き、大変驚きました。また、「からくり発明王コンテスト」「マイスター甲子園」といった取り組みもユニークで、社員の成長を促すための会社の創意工夫が感じられる取材でした。

この記事のまとめ

事業内容
  • 自動販売機の製造販売
  • 冷凍冷蔵ショーケースの製造販売
  • 店舗設備の施工管理
若手の活躍事例
  • 入社1年目から人気商品の重要機能を担当
  • 製造ラインのリーダー職に20代が多数就任
  • 若手でも手を挙げれば重要な仕事を任せる文化
教育・育成制度
  • メンター制度による手厚いサポート体制
  • 管理職による定期的な社内勉強会を開催
  • 施工管理職向けの資格取得支援制度あり
  • 技術力向上を目的とした社内コンテストを実施
社風・カルチャー
  • 経営層とフランクに話せる環境
  • オフィスカジュアルな服装が可能
  • 仕切りのないオープンなオフィス環境
  • 部門を越えた活発なコミュニケーション
求める人物像
  • 高い挑戦意欲を持つ人
  • 会社や社会をより良くしたいという志を持つ人
  • 新しいことに積極的にチャレンジできる人

サンデン・リテールシステム株式会社の基本情報

住所 東京都墨田区錦糸1-2-4 アルカウエスト8F
事業内容 ・コールドチェーン事業
・リテールソリューション事業
・ロジスティック事業
設立 2019年7月
公式ページ https://www.sanden-rs.com/
採用ページ https://www.sanden-rs.com/recruit/
募集職種 ・開発