株式会社オーティーエスの魅力:ファッション物流におけるチームの働きがいに迫る!

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社オーティーエスにインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

オーティーエスは、ファッションの分野において国内外の多数のブランドの物流を担っている企業です。アパレルや靴、ジュエリーなどに特化した物流サービスを提供しており、商品を保管するだけでなく、ECサイト用の撮影や修理、プリントなど、アパレル業界に特化した幅広いサービスを展開しています。

仕事面の特徴は、「物流管理職」という職種が各ブランドの担当を受け持ち、商品の入荷から出荷まで責任を持って管理するという点です。繁忙期など作業量が多くなるタイミングはありますが、パート社員を含むチームで効率的に作業し、出荷して喜び合うという働きがいは、この仕事ならではということです。

今回は、株式会社オーティーエスの物流管理職の業務内容・働きがいや残業が少ない環境などについて、広報担当の金光さんにお話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方
株式会社オーティーエスHR/PR室 室長の金光さん

金光 義明さん

株式会社オーティーエスのHR/PR室(ヒューマンリソース/パブリックリレーションズ室) 室長。入社10年目で、人事・広報のほかマーケティングや撮影事業も担当している。

オーティーエスの「物流管理職」:入荷から出荷までの商品管理を担当

株式会社オーティーエスの物流管理職の勤務風景イメージ

編集部

御社は現在「物流管理職」を募集していると伺いました(2025年3月時点)。いったいどのようなお仕事なのでしょうか?

金光さん

物流管理職は、当社の物流センター(倉庫)における入荷(荷受け)から開梱・検品、保管やピッキング、さらには値札付けや出荷に至るまで、全工程での商品管理をおこなう職種です。とはいえ、実際に各作業を行うのは約700名在籍しているパート社員で、その方々に対する指示出しも業務に含まれます。

仕事面での特徴と言えるのは、物流管理職は「開梱から保管作業までの工程を担当する」という形ではなく、「特定のお客様(アパレルブランド等)についてトータルで担当する」ということです。これはお客様にとってメリットが大きくて、商品がそのときどうなっているかは担当する社員に聞けばすぐにわかります。

ただその分、業務に対する理解は当然ながら必要となります。各工程における人日(※)を把握した上で、作業時間を正確に見積もってどう割り分けるかを計算しなければいけませんから。そのため、入社後はすべての作業をOJT形式で実際に体験していただいていますね。
(※)工数管理で用いられる単位。1人が1日で完了できる作業量を指す

編集部

物流管理職の大変さとやりがいはどんなところですか?

金光さん

まず大変なのは、単純に物量に圧倒されるタイミングがあることです。当社はアパレル全般の物流を請け負っているので、繁忙期と閑散期の差が激しいんですよ。春夏シーズンや秋冬シーズンを控えて商品がガラッと入れ替わるときなどは、倉庫は大忙しですから。

特に、近年は配達業者の方々も働き方改革で柔軟な対応が難しくなっているので、出荷の時間が制限されています。例えば16時出荷と決められているなら、絶対に漏らさずに出さないといけない。そのプレッシャーはどうしても発生します。

もちろん、やりがいを感じる瞬間も多いですよ。倉庫の仕事は社員もパートも一体となってチームで働くのですが、計算通りに作業が進んで出荷し終えたようなときはみんなで喜びます。ありきたりな表現ですがファミリーのような感じです。

また、効率化のための工夫を提案してそれがハマったときも嬉しいです。トヨタ様の「カイゼン」と同じように働きやすくするための取り組みは日々行っていて、例えば「この棚をこっちに動かして作業の順番を変えれば無駄を減らせる」ということを常に考えています。代表の田中も、「改善をするのが社員の仕事だ」というのはいつも言っていますね。

編集部

ファッションに関わる仕事ならではの楽しさもあるのでしょうか?

金光さん

私たちが扱う商品はハイブランドが多いので、百貨店に行くと倉庫で検品していたものが並んでいることもあるんです。お客様からお預かりしている商品ではありますが、自分たちが作業した商品が実際に綺麗な店舗で並んでいるのを見るのはやはり嬉しい気持ちになりますね。

キャリアアップを目指す、現場に専念するなど3つのキャリアパスから選択可

株式会社オーティーエスのミーティング風景

編集部

入社後のキャリアパスについて教えていただけますか?

金光さん

当社では、エキスパート・プロフェッショナル・マネジメントという三つのコースを用意しています。エキスパートは物流管理職として任された業務に専念する道、プロフェッショナルは撮影や修理などの専門的な技術職、マネジメントは組織全体の管理を担当するコースです。

この中で、いわゆるキャリアアップを目指せるのはマネジメントコースです。倉庫の仕事はピラミッド構造になっていて、センター長をトップに、副センター長、フロアリーダー、チームリーダー、一般社員という階層があります。上の役職に就くと、より大きなフロアや人数を管掌していくことになります。

編集部

おおよそ、どのようなイメージでキャリアアップしていけるのでしょうか?

金光さん

例えば第二新卒にあたる25歳で入社した場合、早い方で3〜4年でチームリーダーになります。その後、係長相当であるフロアリーダーになるのは32〜35歳くらいでしょうか。そして副センター長は40歳前後というのが一般的なペースです。

ただし、必ずしも全員がマネジメント志向ではないので、途中でエキスパートとして専門性を高めていくことも可能です。オーティーエスでは、様々な仕事にチャレンジできる環境を作りたいという考えから社内公募制度を設けているため、それを活用できます。

具体的には、外部からプロを採用することもありますが、商品の撮影や衣服の修理、プリント事業など専門分野のポジションについて社内公募で人材を確保することが多いです。写真撮影や裁縫などの手仕事が好きな方であれば、コースが変わっても楽しんで仕事を続けられると思います。

オーティーエスの職場環境:残業はほぼゼロ、育児との両立も可能

株式会社オーティーエスの勤務風景イメージ

編集部

続いて、オーティーエスの働く環境について伺います。物流業ということで勤務時間がある程度長いというイメージを持っている方もいらっしゃると思いますが、実際はどうでしょうか。

金光さん

当社の平均残業時間は月8時間と少なく、多くの社員にとっては「ないに等しい」と言ってしまってもいいかもしれません。ほぼ全員が定時の18時になったら帰れる環境が整っていて、残業すると注意されるくらいです。

この背景には、コスト削減の意識が社内で徹底されていることがあります。物流業は単独で売上を作るのではなく、お客様から預かった商品を出荷するという形で売上を出しています。そこから利益を出すためにはコストの大部分を占める人件費を減らす必要があるので、パート社員含め早く帰るという文化が根付いているんです。

また、物流は現場仕事なのでテレワークはできませんが、短時間正社員制度が柔軟に利用できるので、育児と両立して働くことも可能です。全体的に、オンとオフがはっきりした働き方ができる会社だと思います。

編集部

その他に、働き方に関する新しい取り組みはあるでしょうか。

金光さん

フレックスや時差出勤制度について、本部の経営管理にあたる部署から試験的に導入を始めています。アパレルのお客様は営業開始時間が遅い傾向にあるため、10時始業など、お客様に合わせた勤務時間の調整も行ったこともありました。

雰囲気は明るくコミュニケーションが活発。社内イベントも開催!

株式会社オーティーエスの勤務風景イメージ

編集部

倉庫での勤務を経験したことのない方も多いと思うのですが、職場はどのような雰囲気なのでしょうか。

金光さん

一般的に倉庫での仕事というと、比較的暗い印象で、社員間の交流が少ないようなイメージをお持ちかもしれませんが、オーティーエスの物流センターは全く違います。来社された方からは「倉庫がこんなに明るい雰囲気だとは思わなかった」という感想をよくいただきます。

その理由としては、女性が多いことも関係しているかもしれません。パート社員はほぼ全員、社員も60%以上が女性が占めています。また、社員は私服で自分らしく働いており、いわゆる昭和的な高圧的に教えるような文化もまったくないですね。コンプライアンスやハラスメント研修も定期的に実施しており、「より良い職場にしよう」という社員の意識も高いと感じています。

編集部

社員同士で交流するような機会もあるのでしょうか。

金光さん

はい。湾岸センターは若手が多いなど各センターごとに独自の文化がありますが、飲み会などコミュニケーションの機会が多いことは共通しています。

その一環として、社内組織の「親睦委員会」は、センターを超えた交流を生み出したり、年代別に集まって話したりと、社内間のコミュニケーションを円滑にするための機会を設けています。社内ではCS委員会(カスタマーサティスファクション委員会)や広報委員会など委員会活動を実施していて、親睦委員会はその中のひとつです。

ちなみに、本社や大半の物流センターがある葛西近辺は川を挟んですぐに東京ディズニーリゾートがあるという立地なので、定時で終わってすぐに夜のディズニーを楽しむというケースも結構あったみたいですよ。

オーティーエスの事業:ファッション流通の全般を担う

株式会社オーティーエスの倉庫の様子

編集部

オーティーエスの事業について、もう少し詳しく伺ってよいでしょうか。

金光さん

当社の柱は倉庫業で、お客様の商品をお預かりし、指示に従って出荷することが主な役割です。扱う商品はファッション製品に特化しており、衣服以外にも帽子・靴・ジュエリー・腕時計など、いわゆるアパレルショップで販売されているものは基本的にすべて取り扱っています。

特に、海外ブランドなど比較的高価格帯の商品をお預かりすることが多いです。海外製品は、輸入後すぐに店頭に並べられるわけではありません。日本の値札が付いていないのはもちろん、法律で定められた洗濯表示タグも、日本の基準に合わせて縫い付ける必要があります。

また、海外では問題なくても、日本では品質基準を満たさない商品が多数あります。そのため、箱の潰れ、服のほつれや汚れなども直す必要があります。預かった製品を店頭に並ぶ商品にする工程も含め、ファッションの流通に関わる全ての業務を担っていると言えますね。

商品撮影や修理・刺繍、プリントなど幅広くサービス提供

編集部

先ほど、撮影や修理を担当する専門職もいるとお聞きしましたが、特徴的なサービスについてもぜひお教えいただけますか?

金光さん

撮影事業は、お預かりした商品を倉庫内のスタジオで撮影し、その写真をお客様に提供するというサービスです。以前は実店舗での販売が中心でしたが、現在はECサイトでの販売が主流となっているので、多くの企業にご利用いただいています。

続いて、修理サービスは当社の強みでもあります。入荷段階で汚れやほつれが見つかった商品の修理はもちろん、革製品や時計、ジュエリーの修理も専門の職人が行います。特にジュエリーに関しては、修理だけでなく名入れやサイズ直しなど、プレゼントに関する様々なニーズにも対応しています。

加えて、刺繍もサービスのひとつです。ユニクロ様も導入されているブラザー製の刺繍機を導入し、お客様の服に直接刺繍を施したり、ブランドロゴを入れたりするサービスを提供しています。

従来、商品撮影や衣服の修理は専門業者に個別に依頼する必要があり、アパレルメーカーは時間もコストもかかっていました。オーティーエスであれば、倉庫に商品を預けるだけで、撮影から修理、出荷まで、全ての工程をワンストップで完了させることができます。

編集部

新たにスタートしたという「プリントサービス」についても教えていただけますか?

金光さん

これは、当社代表である田中の「アパレル業界を元気にしたい」という想いから生まれたものです。業績が悪いとコストの兼ね合いから無地の服が増えてしまいがちなのですが、柄物の服を安価に提供するため、専用のデジタル印刷機を導入してプリント事業を開始しました。

もともと倉庫業だけを手掛けていた私たちは、アパレル業界の皆様からのご要望に応じて、提供するサービスの幅をどんどん広げていきました。その方針は今後も貫いていければと考えています。

物流管理職の採用方針:アパレル・物流が未経験でも問題なし

株式会社オーティーエスのミーティング風景

編集部

現在募集されている物流管理職の採用について伺います。どのような方からの応募が多いのでしょうか。

金光さん

大きく分けて3つのパターンがあります。1つ目はアパレル販売の経験者です。販売職から次のステップを考えている方で、アパレル業界には関わりたいけれど販売以外の仕事を探している方が多いですね。2つ目は物流業界の経験者で、ヤマトやAmazonなどで働いていた方。3つ目は全く異なる業界からの未経験者です。

編集部

アパレルや物流業を未経験の方も採用されているのですね。

金光さん

はい。採用に関しては経歴だけで判断するようなことはなく、アパレルの知識があった方が理解はしやすいものの、必須ではありません。というのも、「物流管理職」という職種自体が当社の造語に近く、完全に当てはまる経験者はいないんです。この仕事は一般的な物流の業務内容とも異なり、どちらかというとサービス業に近い仕事ですね。

仕事の内容自体もそこまで難しいわけではなく、基本的には入荷・各種作業・出荷の繰り返しで、技術的な面は比較的早い段階で習得できます。むしろ重要なのは人との関わり方です。パート社員と一緒に働きながら、いかにチームとして成果を出していけるかが鍵になります。

そのために必要なのは、ありきたりすぎてあまり言いたくないのですが、やはりコミュニケーション能力です。単に話せばいいというわけではなく、社員一人ひとりの事情や背景を理解しながら、作業時間を見積もった上で明確に意図を伝え、いかに効率良く、そして気持ちよく働いていただくかが腕の見せどころとなります。

オーティーエスから転職検討者へのメッセージ

編集部

最後に、オーティーエスに興味を持った転職を検討されている方々へメッセージをお願いいたします。

金光さん

先ほども話しましたが、応募するにあたって、アパレルや物流会社での勤務したなどの経験は一切問いません。大切なのは「人と関わることが好き」、もしくは「洋服などの素敵なアイテムに関わることが好き」、このどちらかの気持ちがあることです。

必ずしも両方持ち合わせている必要はありませんので、どちらか一方だけでも関心があれば、ぜひオーティーエスの職場を見に来ていただければと思います。

編集部

本日はありがとうございました!

編集後記

本取材では「ファッション×物流」の仕事の働きがいについて熱く語っていただきました。ちなみに、オーティーエスの本社や多くの物流センターがあるエリアからは川向うに東京ディズニーリゾートが見えるということでしたが、夜の花火が打ち上げられる時間にはたいていの方は帰っているそうです。お話のとおり、残業がほぼないということもわかりました。

株式会社オーティーエスの働き方のまとめ

労働時間
  • 月平均残業時間8時間
  • 基本9:30-18:00の勤務
  • 定時退社が徹底されている
  • 時差出勤制度を試験導入中
両立支援
  • 短時間正社員制度あり
  • 育児短時間勤務は小学校卒業まで
職場環境
  • 社員の60%以上が女性
  • 私服勤務可
  • 風通しの良い職場
  • センター間の交流イベントあり
事業の特徴
  • 高級ファッション製品に特化
  • 物流から修理まで一貫対応
  • ECサイト向け撮影も実施
キャリアパス
  • 3-4年でチームリーダー
  • 32-35歳でフロアリーダー
  • 専門職への転向も可能
求める人物像
  • 業界経験不問
  • 人と関わることが好きな方
  • ファッションに興味がある方

株式会社オーティーエスの基本情報

企業名 株式会社オーティーエス
住所 東京都江戸川区南葛西5丁目16番1号
事業内容 ファッション物流に関する一切の業務
設立 昭和61年10月
働き方
  • 短時間正社員制度
  • フレックスタイム制度
公式ページ https://www.e-ots.jp/index.php
採用ページ https://e-ots.recruitsite.net/
募集職種 物流管理職
取材・編集
大滝雄介のプロフィール写真

ミライのお仕事
編集部

大滝 雄介

企業の採用や働き方に関する取材を担当し、これまでに三井物産株式会社やヤマハ発動機株式会社、サイボウズ株式会社など、約650件の取材実績あり。編集歴は15年にわたり、出版社勤務時代には官公庁や健康保険組合の機関誌・パンフレットなどを企画段階から多数制作。