ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、八千代市役所にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同市役所で働く魅力をご紹介します。
千葉県の八千代市役所は、平均年齢40歳未満と若手が多く活躍する組織です。入庁1年目でオリンピックメダリストの祝賀パレードの企画・運営を任されたり、新しい部署に異動して2年目で庁舎移転の主担当に任命されたりと、年齢・経験に関係なく大きな裁量のもとで仕事ができることが特徴。また、自分の興味や必要性に応じて選択できる3,000以上のプログラムが整備されたWeb研修など、成長の機会も充実しています。
2025年2月時点では、建築士と保健師を積極的に募集中。2025年10月には新庁舎の工事着工を予定しており、完成後には新築の綺麗な職場にて業務を行えることも魅力的です。
今回は、八千代市役所における若手活躍事例や職場環境について、総務部職員課の原野さんと遠藤さんにお話を聞かせていただきました。
八千代市役所の若手活躍:担当領域を持ち、主体的に事業を進められる
▲取材にご対応いただいた原野さん(左)と遠藤さん(右)
編集部
八千代市役所では、若手職員が多くご活躍されているそうですね。具体的な活躍事例を教えていただけますか?
原野さん
一例としては、パリオリンピックで活躍された八千代市出身の角田夏実選手(柔道)と安楽宙斗選手(ボルダリング)の祝賀パレードが2024年11月にあったのですが、その企画から運営まで入庁1年目のシティプロモーション課所属の新人職員が中心となって進めていましたね。
遠藤さん
私もパレード当日の運営に携わったのですが、その担当職員は非常にエネルギッシュで、忙しい中でも嫌な顔一つせず、やりがいを持って取り組んでいました。その姿勢に感化された他の職員も積極的に協力し、結果として大成功を収めることができました。若手ならではの視点が存分に活きたと感じました。
編集部
若手のうちから大きな裁量権を持って仕事に臨めるのですね。
遠藤さん
おっしゃる通りです。若手職員も自分の担当を持ち、係長級の上司からサポートを受けながら主体的に事業を進めていける環境があると感じています。
私自身の経験をお話しすると、入庁7年目のときに水道局庁舎移転という大きなプロジェクトの主担当を任されたんです。水道局の総務などを担当する企画経営課に異動してまだ2年目だったので、最初は「本当に私でいいのか」と不安に感じましたが、上司による手厚いサポートのおかげで無事に完了することができました。
例えば、契約の仕様書作成時には「この文言だと特定の事業者をが参入できないので、より多くの事業者が参加できる表現に変えたほうが良い」といった具体的なアドバイスをいただき、非常に勉強になりましたね。一方で、私の意見や提案も尊重してくださり、学びながらチャレンジできた有意義な業務でした。
職員提案制度やWeb研修システムで若手の成長をサポート
▲八千代市役所の研修風景(消防体験)
編集部
若手職員の成長をサポートする制度について教えていただけますか?
遠藤さん
八千代市役所には職員提案制度があり、業務の効率化や新規事業に関して全職員が提案できます。匿名での提案が可能なので、若手職員も意見を出しやすいですね。
なお、この制度は年1回実施され、提案内容は庁内で評価されます。提案者には、採用の可否に関わらず評価結果が通知され、例えば「このような評価を受けて採用されました」「この点が課題で不採用となりました」といった具体的なフィードバックを得られる仕組みです。普段関わることの少ない上役からの評価を得られる貴重な機会となっており、キャリア形成にも活かすことができます。
編集部
研修制度も充実しているそうですね。
原野さん
集団で行う研修もありますが、八千代市役所ではWebを活用した研修システムに力を入れています。3,000以上ある研修プログラムの中から、各職員が自身の興味や必要性に応じて選択できる仕組みです。具体的な研修内容としては、財務・会計、契約実務、接遇、クレーム対応など、実務に直結した専門的な内容が揃っています。
ちなみに、2016年度に公会計制度が導入された際、私は財政課に所属していたのですが、そのときはこの研修システムがなかったので様々な変化への対応に大変苦労しました。現在は研修システムを通じてスピーディーに学ぶことができるため、非常にうらやましいです(笑)。
八千代市役所の働き方:ワークライフバランス重視。休暇制度が充実!
編集部
八千代市役所では、ワークライフバランス重視の働き方を推進されているとお聞きしました。具体的な取り組みについて教えていただけますか?
原野さん
子育て中の職員向けになりますが、小学2年生までの子どもがいる職員は、1日最大2時間の部分休業制度を使うことができます。私自身もこの制度を利用し、本来8時半出勤のところを9時半出勤にさせていただいているんです。子どもを送りだしてから出勤できる環境は本当にありがたいですね。女性職員だけでなく、男性職員も多く使っていますね。
編集部
休暇制度の利用しやすさはいかがですか?
原野さん
年次有給休暇については、ほとんどの職員が積極的に取得しています。中には仕事が大好きであえて取得しない職員もいますが、大多数の職員が活用しています。例えば、2023年度の平均取得日数は15.5日でした。
遠藤さん
休暇は前日や当日の急な申請でも対応してもらえますし、風土的にも休暇を申請しやすい雰囲気が根付いています。また、風邪やインフルエンザなどの病気休暇も年次有給休暇とは別に取得できるので、年次有給休暇を消費することなく必要な休暇が取れることも魅力ですね。
編集部
実際に、職員の方からは休暇の取得しやすさについてどのような声が挙がっていますか?
遠藤さん
例えば民間企業から転職してきた建築職の方は、以前は工事期間中には休暇が取りづらく、休日も電話対応に追われていたそうです。しかし、八千代市役所への転職後は休暇の取得や勤務時間の調整がしやすくなり、サーフィンを楽しんだり、お子さんの送り迎えをしたりと、ワークライフバランスをとりやすくなったと話しています。
通年ノーネクタイ勤務OK!テレワーク勤務も可能
編集部
ほかに、八千代市役所において働きやすさにつながっている要素があればご紹介ください。
原野さん
通年でノーネクタイ勤務を採用していることでしょうか。私自身もポロシャツや作業着で勤務することが多いですし、冬場はタートルネックなども可能です。もちろん上司も同様のスタイルで働いており、体調管理がしやすい環境ですね。
遠藤さん
私のようにネクタイが好きな職員は、もちろんカチッとスーツ着用でも構いません。服装の自由度が高いことで、モチベーションアップにつながっている職員も多いですね。
編集部
テレワークの導入状況はいかがでしょうか?
原野さん
窓口業務がある部署ではどうしても制限がありますが、内部管理部門は比較的取得しやすいです。制度としては、最大週4日のテレワーク勤務が可能となっています。
八千代市役所から転職希望者へのメッセージ
▲採用説明会の様子
編集部
最後に、転職を考えている方々へメッセージをお願いします。
原野さん
八千代市は交通アクセスが非常に優れており、例えば都心の大手町までは乗り換えなしで約40分、成田空港までは約30分でアクセスできます。自然も多く残っていながら、商業施設も充実していて利便性の高いまちなので、転職先としてはもちろん、住環境の面でも注目していただけたら嬉しいですね。
また、2025年度から新庁舎の建設工事が着工予定となっており、完成すればピカピカの庁舎で勤務できることもおすすめのポイントです!
遠藤さん
八千代市は働きやすい環境が整っている一方で、組織や仕事の進め方に従来型の部分も残っています。そのため、民間企業での経験をお持ちの方には、ぜひその経験を活かして新しい働き方を積極的に提案していただきたいと考えています。
皆さまの力をお借りして、より良い職場づくりを進めていけたらと思います。
編集部
本日はありがとうございました!
編集後記
八千代市役所の働き方のまとめ
若手の特徴 |
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働き方 |
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子育て支援 |
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立地・環境 |
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組織文化 |
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八千代市役所の基本情報
自治体名 | 八千代市役所 |
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住所 | 千葉県八千代市大和田新田312-5 |
事業内容 | 八千代市の行政業務全般 |
公式ページ | https://www.city.yachiyo.lg.jp/ |
採用ページ | https://www.city.yachiyo.lg.jp/site/syokuinbosyu/list391-627.html |
募集職種 | 建築士・保健師 |