【労務領域への転職】株式会社ミナジンの成長環境:営業職から入社2年目でチーフに!

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社ミナジンにインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

株式会社ミナジンは、労務管理に特化したサービスを展開する企業です。アウトソーシング・SaaS(Software as a Service)によるクラウドサービス・コンサルティングの3つを事業の柱とし、労務領域のエキスパートとしてクライアント企業に幅広いソリューションを提供しています。

組織としては20~30代の若手社員が多く在籍しており、なかには未経験で入社した後、2年目でチーフへと就任したケースも。また、入社後6ヶ月間の特別サポート期間といった充実した研修制度が設けられており、未経験でも早期から活躍できる環境が整っています。

今回は、株式会社ミナジンの若手活躍事例や組織の特徴について、人事担当の仲川さんと、労務管理サービス部の原井さんにお話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方
株式会社ミナジンの仲川さん

仲川 正将さん

株式会社ミナジン コーポレート部 人事担当

株式会社ミナジンの原井さん

原井 昭典さん

株式会社ミナジン 労務管理サービス部 第2オペレーションG Bチーム チーフ

ミナジンの若手活躍:未経験での入社から2年でチーフに就任

株式会社ミナジンの原井さんのインタビュー風景
▲取材にご対応いただいた原井さん

編集部

御社には20~30代の社員が多く、なかには未経験入社でも早期から活躍されている方もたくさんいらっしゃるとお聞きしました。そのお一人である原井さんは、なぜミナジンに転職されたのでしょうか?

原井さん

私が労務管理の仕事に興味を持ったきっかけは、前職で労務の資格を取得する機会があったことです。勉強を進めるなかで労務の奥深さや重要性を知り、未経験でしたが挑戦を決意しました。

なお、転職したのは31歳のときで、営業という全く畑違いの仕事をしていたので労務は未経験で入社しました。2年目となった現在はチーフへと就任し、実務を行う傍ら3~5人のチームメンバーのサポートを行っています。

編集部

仕事をしていて、どんなときにやりがいを感じていますか?

原井さん

私が所属するチームでは、メンバーごとに「給与計算担当」「保険担当」「入社手続き担当」といった形で分担して作業をしているのですが、その連携がうまくいき、ミスなく円滑に進められたときに達成感を感じますね。また、クライアント企業の担当者様とやりとりする際には前職の営業で培ったコミュニケーションスキルや提案力などを活かすことができており、そういった点もやりがいのひとつです。

編集部

未経験で入社され、2年目で責任あるポジションに就任された背景には相当な努力があったのではと思います。入社後の成長に向けて、どのような取り組みをされたのでしょうか?

原井さん

入社してからは、まずは基本的な知識の習得に力を入れ、労務の実務に関する本を読んだり、先輩方に積極的に質問をしたりしました。特に最初の半年は、分からないことがあれば必ず確認するようにして、少しずつ知識を積み重ねていきましたね。上司や先輩方が快く教えてくださったおかげで、着実にスキルアップすることができました。

また、オペレーションリストの存在も大変ありがたく、早い成長につながったと感じます。クライアントごとに詳細なマニュアルが設けられており、未経験者でも一連の作業が行えるよう整備されているんです。

給与計算もシステムも全く知識がない状態からのスタートでしたが、このマニュアルのおかげで分からない部分を具体的に特定でき、先輩社員に「マニュアルのこの部分がわからないから教えて欲しい」などと質問しやすかったです。そのおかげでPDCAサイクルを素早く回すことができ、業務への理解も早い段階で深まったと感じます。

サポートが充実!未経験でも約1年で経験者と同等のスキルが身につく

株式会社ミナジンの仲川さんのインタビュー風景
▲取材にご対応いただいた仲川さん

編集部

続いて御社の育成制度について人事担当の仲川さんにお聞きします。若手社員の成長を支援する取り組みとしてはどのようなものがありますか?

仲川さん

未経験の方向けに、入社後6ヶ月間を特別なサポート期間として設定しています。まず、1ヶ月目は座学研修を中心に、給与計算の基礎知識から住民税の仕組み、実務で使用する「給与奉行」というツールの使い方、さらにはエクセルの操作方法まで、基礎からしっかりと学んでいただきます。

2~3ヶ月目は、過去の実データを使用した仮計算や、先輩社員と一緒に特定の業務を担当するなど、実践的なトレーニングを行います。その後、担当するクライアントを決めて“デビュー”という形で、お客様との直接のやり取りを始める流れです。

早い方で3~4ヶ月目にはデビューし、その後徐々に担当数を増やしていきます。このような段階的な育成により、約1年で経験者と同等の実力をつけることができる仕組みを整えているんです。

編集部

労務管理の分野では経験者採用が一般的となっている中、御社では未経験者の採用も積極的に行っていらっしゃるのですね。

仲川さん

はい。労務管理の仕事は確かに専門的な知識と経験が重要で、業界全体でも約9割は経験者採用と言われています。そんな中、私たちが未経験者採用を始めた背景には、事業拡大に伴う組織成長のスピードを重視したという面がありました。年間20名程度の採用が必要な中で、経験者だけでは十分な人材確保が難しかったんです。

また、以前から社内に未経験入社の方が数名おり、その方々が1年程度で経験者と遜色ないレベルまで成長し、続々とマネージャーへキャリアアップしている実績もありました。この経験から、労務の仕事に対する意欲と成長への覚悟があれば、未経験からでも十分に活躍できるという確信が持てたんです。

なお、未経験での転職者採用実績としては、20代後半から30代前半の方が中心です。特に多いのは一般事務や営業事務などの事務職経験者ですが、原井のように営業職や接客業など、事務職以外のバックグラウンドを持つ方も少なくありません。

ミナジンの社風:コミュニケーションが活発&相談しやすい環境

株式会社ミナジンの仕事中の様子

編集部

ミナジンの職場の雰囲気についても教えていただけますか?

原井さん

20代から30代のメンバーが多いこともあり、とても話しかけやすい雰囲気があります。業務の話だけでなく、席の近くを通った時に「元気?」と声を掛け合うなど、日常的な会話も自然に行われていますね。そういった何気ないコミュニケーションが日頃から交わされる文化があるので、職場環境は非常に良好だと感じています。

この雰囲気の良さは、私が当社への入社を決めたひとつの理由でした。面接担当の方をはじめ、社員の方々の対応が非常に良く、「この人たちと一緒に仕事がしたい」と思ったんです。その印象は現在も変わっていません。

ちなみに、私が入社した時の同期は全員女性で、現在の労務管理サービス部も女性が多数を占めていますが、同世代の方が多いので困ったことなど相談しやすい環境です。また、少数派の男性陣の中にも同年代の方がいたこともあり、非常に打ち解けやすかったですね。

ミナジンの事業:人事労務を通じて企業の従業員へ「安心」を提供

株式会社ミナジンの仲川さんとロゴ

編集部

御社が掲げるミッションやビジョン、事業の特徴についてご紹介ください。

仲川さん

私たちは『未来をまもる』というミッションを掲げ、『新たな日本の労務管理スタンダードを創る』というビジョンのもとで労務管理に特化した事業を展開しています。具体的にはアウトソーシング・SaaSによるクラウドサービス・コンサルティングの3つの事業を通じて、企業とそこで働く従業員の方々の未来を守ることが私たちの使命だと考えています。

また、2025年3月現在は「BPaaS(BPO×DX)」(BPaaS : Business Process as a Service)というSaaSの次を見据えた事業を展開しており、特に労務領域における専門性を活かしたサービス提供を目指して動いているところです。このように、テクノロジーと専門性を組み合わせた新しい労務管理の形を作り出すことで、企業と従業員の未来づくりに貢献し続けることが私たちの目標です。

編集部

基盤となる事業がしっかりとありながら、新しい取り組みにも積極的にチャレンジされているのですね。

仲川さん

おっしゃる通りです。労務環境は常に変化し続けているため、私たちも進化し続ける必要があると考えています。現にこの10年ほどで労務管理を取り巻く環境は大きく変化しており、例えば時間外労働の割増賃金率の変更など、法改正によって新たな対応が必要となるケースが増え、それに伴ってオペレーションの負荷も上がっています。

特に、当社のクライアントは主に100人から300人規模の成長過渡期にある企業様が多く、従業員数は相応にいるものの社内の管理部門が十分に整っていないケースが多々あります。そういった企業の労務管理をサポートするのが私たちの役割であり、より多くのクライアントに価値を提供し続けるためには時代に合わせてアップデートしていかなければなりません。

決して「挑戦のための挑戦」ではなく、クライアントへの価値提供を実現するために必然的に伴う挑戦という位置づけです。変化し続ける環境の中で私たちも変わり続けることで、存在価値を発揮できると考えています。

ミナジンの採用方針:労務の分野でキャリアを築く意欲を重視

編集部

株式会社ミナジンが求める人材像についても教えてください。

仲川さん

「労務の分野でスキルを高めたい、キャリアを築きたい」という意欲のある方を歓迎しています。また、社員自身が強い成長意欲を持ち、会社と共に目標に向かって進んでいける関係性を築くことが理想ですね。

編集部

選考プロセスについても教えていただけますでしょうか。

仲川さん

未経験採用の場合、基本的には3段階の面接を行っています。第1次面接は人事担当者、第2次面接は部長、最終面接は役員という流れです。

ただし、候補者の方の状況に応じて、マネージャーやチーフが同席することもあります。これは単なる選考というよりも、どのような人材が在籍しているのかご紹介し、会社の理解を深めていただく機会としても位置付けています。

なお、面接はすべてオンラインで実施していますが、最終面接か内定後の面談の際には、実際の働く環境を見ていただくために一度オフィスにお越しいただいていますね。できるだけ双方にとって良い選択となるよう、丁寧なプロセスを心がけています。

ミナジンから転職希望者へのメッセージ

株式会社ミナジンの仲川さんと原井さんのインタビュー風景

編集部

最後に、御社に興味をお持ちの方へメッセージをお願いします。

仲川さん

株式会社ミナジンでは、「労務管理の分野で新しいキャリアを築きたい」とお考えの方を広く募集しています。確かにこの仕事は経験や知識が重要な分野ですが、強い意欲さえあれば未経験の方でも大きく成長できる可能性があります。

実際に、これまで多くの未経験者が入社して活躍されており、サポート体制も年々充実してきました。もちろん最初は大変な部分もあると思いますが、成長意欲を持って取り組んでいただければご自身の経験も積めますし、会社としても目指す方向性に近づけると考えています。

ぜひ私たちと一緒に成長していきましょう!

原井さん

私自身、未経験で入社して2年でチーフの役職に就かせていただきました。未経験の方でも、半年から1年程度で一人前として活躍できるようになります。確かに知識面では経験者に及ばない部分もありますが、業務遂行能力としては遜色なく成長できます。

新しい業界に飛び込むことは確かに大変ですが、その壁を乗り越えれば、仕事の楽しさや達成感、やりがいを必ず感じられると思いますよ。

編集部

本日はありがとうございました!

編集後記

スタートアップ企業でありながら、入社後の研修に時間を割き、未経験でも早期から活躍できる環境を整えていることが印象的でした。また、20代後半〜30代前半が第一線で活躍していることは、若手にとっての働きやすさにつながることに加え、刺激にもなるのではないかと感じました。

株式会社ミナジンの働き方のまとめ

事業内容
  • 労務管理に特化したサービスを展開
  • アウトソーシング・SaaS・コンサルティング
  • BPaaS(BPO×DX)を新規展開
教育体制
  • 入社後6ヶ月間の特別サポート期間
  • 1ヶ月目は座学で基礎知識習得
  • 2-3ヶ月目から実践的トレーニング
  • 詳細なマニュアル完備
社風
  • 20-30代中心の若手が活躍
  • 女性が多数を占める職場
  • フレンドリーな雰囲気
  • 活発なコミュニケーション
成長環境
  • 約1年で経験者同等の実力育成
  • PDCAサイクルを素早く回せる
  • 先輩社員のサポート体制が充実
求める人材
  • 労務分野でキャリアを築く意欲
  • 未経験者も積極採用
  • 共に成長できる関係性を重視

株式会社ミナジンの基本情報

企業名 株式会社ミナジン
住所 大阪府大阪市北区堂島1-5-17 堂島グランドビル6F
事業内容
  • 人事制度コンサルティング
  • 就業ルールブックの作成
  • 給与計算アウトソーシング
  • 人事評価運用支援サポート
  • 人事評価システムのご提供
  • 勤怠管理システム、Web給与明細のご提供
設立 1976年(現事業の創業は2009年)
公式ページ https://minagine.jp/
採用ページ https://employment.en-japan.com/comp-108835/(中途採用情報)
募集職種 給与計算・社会保険事務手続きができる方
※経験必須・学歴不問
(労務への強い意欲がある方は、未経験も歓迎です!)
取材・編集
紫竹淳志のプロフィール写真

ミライのお仕事編集部

紫竹 淳志

元新聞記者として約10年間、地方行政や選挙、プロ・アマチュアスポーツなど幅広い分野の取材経験あり。ミライのお仕事では、ソフトバンク株式会社や東京商工会議所、株式会社オープンハウスグループなど、数多くの著名企業や教育機関への取材を担当。