20代の代表が語る「合同会社ゼロイチスタート」の圧倒的な成長環境と振り返りの文化とは

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、合同会社ゼロイチスタートにインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

2021年8月に設立されたゼロイチスタートは、年率3倍のペースで成長を続けているスタートアップ企業です。ノーコード受託開発サービス「Swooo」や、ノーコード開発ツール「bubble」を活用した受託開発事業をはじめ、研修事業やAI×SEOツールの開発など、多岐にわたる事業を展開しています。

特徴的なのは、20代を中心とした若手メンバーが活躍できる環境で、デザイナーからPMへのキャリアチェンジや、未経験からテックリードへの成長など、個人の意欲と可能性を重視した人材育成を行っています。2週間・1ヶ月・3ヶ月と期間別の振り返りや、職種を超えて相談できる1on1制度「よもやま」など、成長支援も充実しています。

今回は、合同会社ゼロイチスタートの若手メンバーの活躍と成長支援体制について、代表社員の諸藤さんにお話を伺いました。

本日お話を伺った方
合同会社ゼロイチスタートの諸藤さん

諸藤 哲耀 さん

合同会社ゼロイチスタートの代表社員。大学卒業後、株式会社リクルートに入社してエンジニア兼マーケ企画を経験。24歳で独立して同社を設立。

更新履歴

2025年5月23日

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ゼロイチスタートの若手活躍:個人のキャリア志向を重視する環境あり

合同会社ゼロイチスタートの諸藤さん
▲取材にご対応いただいた諸藤さん

編集部

ゼロイチスタートでは諸藤さんをはじめとした20代を中心としたメンバーが活躍されていると伺っています。どんな方がいらっしゃるか、事例をご紹介いただけますか?

諸藤さん

すぐに思い浮かぶのは、デザイナーとして入社した後、今ではPMとして活躍しているメンバーですね。彼は入社時から将来的にPMをやりたいという希望があったので、デザイナーとして勤務しながらも職種に縛られず、複数案件でPM補佐としてOJTを兼ねて一部業務も担っていました。

あとは、完全に未経験から入ったエンジニアが、社内で整備している教育フォーマットに沿ってフォローしていった結果、今ではテックリードを務めているケースもあります。

このように個人のキャリア志向を尊重しているのは、私がリクルートで働いていたことが影響しているかもしれません。リクルートは良い意味で「会社を使う」ような文化があって、自己実現を重視していますから。私たちも、仮に「組織構成として今はエンジニアが足りないな」という状況だったとしても、エンジニアがPMを目指したいなら会社としてバックアップしたいと考えています。

編集部

業務やキャリアにおける自由度があるのですね。具体的には、どのように業務を進めていかれるのでしょうか。

諸藤さん

当社では、顧客の新規事業に対して社内メンバー5名ほどで推進していくというチーム構成が多いです。大体は「マーケティング・PM・デザイナー・エンジニア2名」という内訳になっていて、チーム内でマーケを請け負ったなら、年齢にかかわらずそのメンバーがプロジェクトのマーケ責任者になるわけです。

その中では、若手・ベテラン関係なく案件を把握して「どう進めていけばいいと思う?」と意見を求め合うことが当たり前です。トップダウンではなくてかなりボトムアップな環境なので、若手の活躍機会は多いと思いますよ。

もちろん、何でも1人で解決しないといけないわけではありません。上司やメンターに相談できる体制は整っているので、サポートを受けながら成長していけます。

自由度の高い1on1制度「よもやま」で仕事・プライベートの相談ができる

編集部

若手メンバーの成長につながるような取り組みはあるでしょうか?

諸藤さん

特徴的なものだと、ノーアジェンダかつ縦・横・斜めの関連性で実施する1on1「よもやま」があります。

職種やチームによっても頻度は変わりますが、1〜2週に1回は開催していて、全メンバーが参加しています。例えばPMメンバーがエンジニアの部長に相談するような機会もあり、普段はあまり接しないようなメンバーに対して仕事やプライベートについての相談ができるんです。

一例を挙げると、社内の業務をAI化したいと考えているメンバーなら、一番AIに詳しいエンジニアに話を聞いたり、AIに特化した人材を迎えたいので採用業務を担当するメンバーに相談したりというふうに、個々人の特性を理解したうえでの課題解決やコミュニケーションの深化につながっていますね。

編集部

メンバー同士で話す機会を大事にされているんですね。

諸藤さん

そうですね。私たちは「言語化」を大事にしているのですが、人と話すためには思考を言葉にする必要があり、そのためにはまとまらない思考を一度自分の頭で考えなければならないですよね。定期的な1on1の機会でその過程を仕組み化できているので、メンバーの成長に寄与しているという実感があります。

1on1などでエンジニアの成長を支援する企業

ゼロイチスタートの行動指針:「良いスタンス」で仕事をすること

合同会社ゼロイチスタートのメンバーが卓球をしている様子
▲オフィスには卓球台も。共通のスタンスをもとにチーム一丸となり仕事に向き合っている

編集部

ゼロイチスタートは2021年8月創業というフレッシュな会社ですが、いわゆるMVV(※)のような理念・指針はあるでしょうか?
(※)ミッション・ビジョン・バリュー

諸藤さん

公式サイトに掲げているものはありますが、ミッションやビジョンを日常から押し出しているようなことはないんです。重視しているのはバリュー(行動指針)に相当するもので、「良いスタンス」で仕事をするためのポイントを20個ほど設けています。

中でも、ピックアップしてお伝えしたいのは次の7つです。「他人の期待を超える」「常に他人を勝たせる意識を持つ」「圧倒的自責思考」「脳みそを使えば、楽しくなる」「細部に神が宿る」「言語化を意識し続ける」「配慮はするが、遠慮はしない」。

編集部

どれもスッと頭に入ってくるような言葉ですね。メンバーで特に意識しているのはどれでしょうか?

諸藤さん

1つ挙げるなら「言語化を意識し続ける」でしょうか。我々はシステム開発が主領域なので、1人だけで仕事を終えられることは基本ないんです。だから、複数人が集まった組織として戦っていく必要がある。そして、そのときに重要なのが言語化です。

例えば開発の最初に要件定義をする際、主語や述語が抜けたまま説明してしまうと、認識にズレが生じてもともとの意図と異なるものができるようなケースもあり得ます。それを防ぐためには明確に言語化することと、それに対して質問・指摘するときも厳密に言葉を選んで認識をあわせていく必要があるんです。

私もよく「日本語を使うときには、誰が聞いてもひとつの意味でしか捉えられないようにしよう」とメンバーに伝えていますね。

理念の浸透を大事にしている企業

多彩な振り返りの機会があり、自責思考で行動を変えていく

編集部

すごく興味深いお話なので、重視している「良いスタンス」について別のものもご紹介いただけますか?

諸藤さん

もう1つお伝えするなら「圧倒的自責思考」ですね。仕事がうまくいかないときに「◯◯が悪いからできない」「◯◯のせいで業務が止まっている」とだけ考えてしまうと、成長が止まってしまうと思うんです。他者は変えられなくても自分は変われるので、自らのどういう行動を変えればいいのか、振り返りの機会をたくさん持つようにしています。

具体的には、2週間ごとに会社全体での業務の振り返りを実施しているほか、1ヶ月ごとに個々人でその月の振り返りをして、さらに3ヶ月というスパンで個人の四半期の振り返りと次の3ヶ月に注力する点を決めています。なお、すべての機会において言語化を意識することは必須です。

編集部

2週間ごとの振り返りは、どのように進行されているのでしょうか。

諸藤さん

職種にかかわらず全メンバーが集まり、KPT法(※)に沿って1時間ほどかけて進行していきます。その2週間でのトピックを発生ベースでメンバーが共有しているので、良いこととしてKeepすべき点や想定外のProblem、そしてそれを解決するためのTryについて、工程ごとに振り返っていくんです。
(※)「Keep」「Problem」「Try」の3要素からなる、業務改善や課題解決に活用されるフレームワーク

各部署で分けるのではなく全員を集めるのは、発生する課題の中には横展開できるものも多いからです。実際、マーケティングの部署で発生したProblemとTryが、開発の参考になることもあります。この振り返りを通して、かなり細かい業務改善が進んでいますね。

編集部

そして1ヶ月・3ヶ月の振り返りは個人で実施するんですね。

諸藤さん

はい。メンバーと私の1on1の形です。3ヶ月ごとに決めた大きなテーマに対して、1ヶ月の振り返りでフォローして成長を促していくイメージですね。個別案件だけでなく、将来のキャリアを考えたうえで今どうすべきかを聞いていったりしています。

何かを分析するときに「虫の目、鳥の目、魚の目」(※)といいますが、ミクロな視点でもマクロな視点でも目標設定と振り返りを通して成長を導く体制が整っていると思います。
(※)目の前のものに集中する虫の視野、俯瞰して全体を見る鳥の視野、流れを読んで未来を見通す魚の視野を大事にするという考え方

ゼロイチスタートの採用情報:主体的に行動できる人がマッチ

合同会社ゼロイチスタートのメンバーがダーツをしている様子
▲ダーツやトレーニング機器でリフレッシュするメンバーも多い

編集部

ゼロイチスタートの採用について伺います。現在、採用時に重視しているのはどんな要素でしょうか。

諸藤さん

職種によって異なりますが、共通して言えることだと、主体的になにかに取り組んだことがあるかどうかは見ていますね。当社はボトムアップな社風を継続していきたいので、自分から意見を発信し、自律的に物事を進めていける方はマッチすると考えています。

例えば、前職において「エンジニアだけどPMの観点で改善点を見つけて動いていた」「デザイナーだけど業務範囲にとらわれず自主的にクライアントから追加でヒアリングしていた」というような人は大歓迎です。

編集部

ちなみに、現在のメンバーはどんな動機で入社されたのでしょうか?

諸藤さん

大きく分けると3つくらいの理由があります。1つ目は、ゼロイチスタートはだいたい毎年3倍くらいの速度で規模が拡大している会社なので、そのスタートアップ的な環境や組織文化に惹かれたというものです。

2つ目は、自分のキャリアを考えてもっと成長したいと考えたものの、具体的な方向性を絞りきれていない人で、「ここでなら成長できそうだ」と考えたパターンです。入社前に先ほどお伝えした丁寧な振り返りを知って、興味を持っていただくことがあります。

そして3つ目は、これまで個人でずっとやってきたけど、組織で働くことに興味を持って入ってくるケースです。例えばフリーランスのデザイナーが、「もう少し大きな目標を掲げて仕事がしたい」という動機でジョインしてくれたこともありますね。

インターンも募集予定。開発を中心に新規事業の立ち上げも経験できる

編集部

インターンの募集についてもお聞きしたいです。採用の有無や任せたい業務などの詳細をお教えいただけますか?

諸藤さん

現時点(2025年3月)ではインターンは在籍していないのですが、これから新卒採用を考えていることもあり、最低半年以上の長期インターンを募集していく予定です。

受託開発および自社開発の一部業務を任せる想定なので、エンジニアリングの経験があるとベターです。ただ、やる気さえあれば業務を習得して成長できるはずなので、絶対条件ではないですね。

編集部

「ゼロイチスタートのインターンならこんな経験ができる」という推しポイントはあるでしょうか。

諸藤さん

まず、先ほどお伝えしたように毎年3倍のペースで成長している組織の企業文化に触れ、仕事をしていける点がひとつ。あとは開発において最新技術を導入しているので、その手法が学べるというのも大きなメリットです。

後者について補足すると、私たちはaPaaS(※)のひとつである「bubble」を使用しており、既存の開発工程と比較するとかなりスピーディーに進めていくことが可能なんです。
(※)Application Platform as a Serviceの略。ローコード・ノーコードでのアプリケーション開発に特化したクラウドプラットフォーム。

そのような環境において、本人の希望があれば開発工程のみならず企画からマーケティング、営業まで、新規事業の立ち上げに関するさまざまな業務を経験できます。学生にとってはなかなか得がたい経験だと思いますね。

編集部

インターンからそのまま入社するようなケースもあるのでしょうか。

諸藤さん

もちろんです。会社の初期に有名国立大学を休学してインターンとしてジョインし、急成長に貢献してくれたメンバーは、中退してそのままうちに入社しました。これは特殊なケースですけども、当社のカルチャーにフィットする方は楽しく働けるのではないかと思います。

ゼロイチスタートから転職検討者へのメッセージ

編集部

最後に、ゼロイチスタートの成長環境やカルチャーに興味を持った転職検討者にメッセージをお願いいたします。

諸藤さん

私たちは現在、急成長スタートアップとしての勢いを保ちながら組織化を進めているフェーズです。そんな変革期にジョインする面白さがあることに加えて、事業のピボットに伴って業務内容の幅も広がっていく予定なので、いろいろな経験が積めるはずです。

そんな中でゼロイチスタートが求めているのは、「圧倒的に成長したい人」です。今の会社が正直言ってぬるま湯のような環境で成長の実感がない、だけど何をすべきなのかわからないという人にとって、当社はフィットするはずです。

そんな方たちと一緒に我々も成長していきたいですし、個人の成長を支えてあげられる自信もあるので、ぜひお声がけいただければと思います!

編集部

本日はありがとうございました!

編集後記

2週間・1ヶ月・3ヶ月と期間別に振り返りを実施し、業務改善や個人の成長を丁寧にサポートする体制から、人材育成への力の入れようが伝わってきました。また、デザイナーからPMへの転向など、個々の意欲を買ってキャリアチェンジも支援する方針に、社員の可能性を最大限に引き出そうとする社風を感じました!

合同会社ゼロイチスタートの働き方のまとめ

若手の活躍
  • 職種転向の機会あり(デザイナー→PM等)
  • 未経験からテックリードへの成長事例
  • 年齢問わず案件の責任者として活躍
成長支援
  • 2週間毎の全体振り返り
  • 1ヶ月・3ヶ月毎の個人面談
  • 上司・メンターによるサポート体制
  • 職種横断的な1on1制度「よもやま」
組織文化
  • ボトムアップな意思決定
  • 自己実現を重視
  • 言語化を重視したコミュニケーション
働き方
  • 5名程度の少人数チーム制
  • 最新技術による開発環境
  • 年率3倍の急成長フェーズ
求める人物像
  • 主体的に行動できる人
  • 圧倒的な成長意欲がある人
  • 業務範囲にとらわれない視野の広さ

合同会社ゼロイチスタートの基本情報

企業名 合同会社ゼロイチスタート
住所 東京都中央区八丁堀4丁目14-7ファイブビル八丁堀902
事業内容
  • ノーコード受託開発事業:Swooo
  • ノーコードツールbubbleスクール:Swooo BootCamp
  • BtoB研修:Swooo 研修
  • AI×SEOのSEOツール:AI Writer
設立 2021年8月
公式ページ https://swooo.net/about/
採用ページ https://jp.indeed.com/cmp/%E5%90%88%E5%90%8C%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%82%BC%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%81%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%88/jobs
募集職種
  • PM
  • デザイナー
  • エンジニア
取材・編集
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ミライのお仕事編集部

紫竹 淳志

元新聞記者として約10年間、地方行政や選挙、プロ・アマチュアスポーツなど幅広い分野の取材経験あり。ミライのお仕事では、ソフトバンク株式会社や東京商工会議所、株式会社オープンハウスグループなど、数多くの著名企業や教育機関への取材を担当。