ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社エースプロにインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
株式会社エースプロは、広告やイベントの企画・運営から、WEBサイト制作、システム開発まで幅広い事業を展開する企業です。特筆すべきは、20代の社員が数万人規模のイベントのディレクターを務めるなど、経験や年次に関係なく意欲ある社員に大きな裁量が与えられる点です。チャレンジを支援する社風と、それを支えるベテラン社員のサポート体制が整った環境で、若手からベテランまで活躍できる企業として注目を集めています。
今回は、そんな同社の社風や働き方について、人事部マネージャーの柏崎さんと総務部マネージャーの平田さんにお話を聞かせていただきました。
仕事を趣味のように楽しむ環境。若手社員がのびのび活躍中
編集部
御社の若手社員の活躍について、具体的な事例を教えてください。
柏崎さん
弊社では若手社員が様々なポジションで活躍しています。最近の印象的な事例として、入社3年目の20代の営業職の男性社員をご紹介します。
私たちはイベントの企画運営の仕事が定期的に入ってきますが、彼はあるイベントのメインディレクターを務めました。1日で数万人を集客した大規模イベントでしたが、企画・運営を一任し、企画の立ち上げから、関連業者の手配、組織作り、当日の運営まで全てを取り仕切り、無事イベントを成功に導きました。
編集部
具体的にどのようなイベントでしたか。
柏崎さん
アミューズメント系企業主催の体験型イベントでした。業界の魅力や楽しさ、新機種や各種イベントを来場者が体験する内容で約6年ぶりに開催されました。
このイベントでは、入社1年目の社員がサポート役を務め、若手主体のチームで挑みました。経験や年次に関係なく、「やる」と言った人には積極的に機会を提供する文化や体制が整っています。
編集部
若手社員がこれほど大規模なイベントを成功させられた要因は何だったのでしょうか。
柏崎さん
プロモーションの内容をファンの心に確実に届くよう設計したことが大きいですね。イベントのディレクターを務めた若手社員自身が業界のファンで、何をしたらファンが喜ぶのかを理解していました。業界への愛着がある人間が企画したからこそ、来場者の心に響く魂のこもったイベントになったと思います。好きだからこそ知識の量も豊富で、企画の切り口も鋭かった印象です。
また、このイベントには全社を挙げて関わり、社員全員が楽しみながら取り組めたことも成功要因の一つだと思います。仕事でありながら、趣味の延長のような感覚で取り組める環境があったことも大きかったですね。
▲社員の笑顔が多く見られる同社。「仕事をまるで趣味のように取り組む」がその雰囲気からもよくわかりました。
平田さん
社内の業界関係者とのネットワークを活用し、過去のイベント実績のノウハウを取り入れたことで、スムースな運営に繋がったと思います。また、彼自身のコミュニケーション能力の高さも、イベントを成功させるために協力体制を整えるという点で活きていたと思います。
編集部
会社としてはどのようなサポートをされていたのでしょうか?
平田さん
スケジュール管理や予算配分など、この会社での経験が必要な分野に関して先輩社員がしっかりとサポートし、業務の進捗確認や何か漏れていることはないかのチェックを一緒にします。
若手に大きな裁量を与えつつ、周りが適度に「おせっかい」を焼く、そんな体制です。また、適切なサポートがあるので、若手社員も提案や発言に自信と責任を持つことができる環境だと思います。
全社員参加型のプレゼン大会で育むビジネススキル
▲若手育成への取り組みについて教えてくださった人事部の柏崎さん
編集部
若手社員の成長を促す取り組みがあれば教えてください。
柏崎さん
社内でプレゼン大会を定期的に開催しています。全社員が参加する形で行われ、部署や年次に関係なく様々なメンバーでチームを組んで企画提案を行います。自由な発想で会社への提案ができる機会を設けることで、社員の総合的なスキルアップとチャレンジ精神を養っています。
平田さん
年によってルールやプレゼンのテーマが変わりますが、以前行ったプレゼン大会は、年次や部署もバラバラ、ランダムで4名のチームが編成され、各チームがアイデアを出し合い、全チームによるプレゼンテーションを行いました。
今年も同様のスタイルで、新規事業案や既存商材とのシナジーをテーマとした題材に沿って、年末のプレゼンに向けて各チーム、着々と準備が進められています。
プレゼン大会を通じて新規事業が生まれたり、普段接点の少ない社員同士がコミュニケーションを取れるメリットがあり、若手社員にとってはプレゼン能力や資料作成、企画力の養成など、勉強の場になっています。
技術力向上を重視!フレンドリーなエンジニアによる育成が魅力
編集部
エンジニア職の育成体制について教えてください。
柏崎さん
当社のエンジニア環境は、最新技術への取り組みよりも、現場で使用する技術の質を高めることに重点を置いています。現在、5名ほどエンジニアが在籍し、バックエンドはPHPを中心に使用しており、フロントエンドはまんべんなく様々な技術を扱っています。入社後はOJTを中心にスキルアップを図り、週1回1〜2時間程度の勉強会を就業時間内に全エンジニアが参加して実施しています。
編集部
勉強会ではどのような内容を扱っていますか。
柏崎さん
勉強会は業務で扱う技術の質を向上させることを主な目的にしています。受注案件の内容が大きく変わることが少ないので、新しいスキルを学ぶというよりも、既存の技術をより深く理解し、クオリティを高めていくような趣旨の内容になります。
編集部
エンジニアチームの特徴を教えてください。
平田さん
当社のエンジニアチームは、技術力の高さだけでなく、フレンドリーな雰囲気が特徴です。2名のエンジニアが部長を務めていますが、2人とも話好きで、うち1人は社内のカラオケ部に在籍しています。
分からないことがあればすぐに相談でき、実践的な技術指導を日常的に受けられます。技術的な課題があれば即座に解決策を提示できる実力を持っており、新人エンジニアが困っているときには、エラーの対処方法や効率的な解決アプローチを丁寧に指導しています。
部下のエンジニアに適切な課題を与え、目標を設定し、進捗を確認しながら成長を支援していますね。
社員の成長を支える3つの行動指針
編集部
エースプロ独自のカルチャーや理念があれば教えてください。
柏崎さん
当社では、「人材の育成ができているか」「周りに良い影響を与えられているか」「業績向上と収益安定化に貢献できているか」この三本柱を行動指針にしています。一見普通の言葉に見えますが、様々な判断や行動を起こす際の基準として、非常に実践的で的を得ているなと感じています。
この三本柱の考えが、働きやすい職場環境や利他的に行動するマインド育成に繋がり、能動的な行動を促してくれます。
編集部
その三本柱の考えは、具体的に日々の業務や評価制度にどのように反映されているのでしょうか。
柏崎さん
求人や選考の段階で三本柱の考えを実践できるマインドがあるのか見極めるようにしていますし、入社後年1回の査定や、定期面談などの際にこの三本柱の考えを主としたフィードバックをしています。結果的に、この考えが形骸化することなく全社員に浸透してカルチャーとして根付いています。
社長も同じフロア。部署間の垣根のないオープンな職場環境
編集部
御社のオフィス環境について教えてください。
平田さん
ワンフロアに全部署があり、社長も同じフロアで働いている環境であるため、物理的にも心理的にも部署間の垣根がないことが大きなメリットだと思います。私は事務系の仕事を担当していますが、自分の担当外の業務についても自然と情報が入ってきます。例えば、他部署の会話から「それなら、これが使えるよ」といった提案ができたり、さりげないサポートが実現します。
また、誰がどんな知識や経験を持っているかも把握しやすく、必要な時に適切な人に相談できる環境です。業務の話から趣味の話まで、様々な会話が自然と生まれ、それが新しい提案や業務の効率化にもつながっています。
柏崎さん
会社としても、社員同士のコミュニケーションを重視しています。月1回の任意参加の飲み会や、先ほど登場したカラオケ部など、社員の部活動に対して会社から活動費が出ます。良好なコミュニケーションが良い仕事につながるという考えから、そういった活動への投資は惜しみません。そのような文化があるからこそ、新規事業などにも寛容でチャレンジングな社風が育まれているのだと思います。
失敗を責めない文化のエースプロ。前向きな人が活躍できる
編集部
どのような方が御社で活躍されているのか、また、転職検討者にとって特に重要な適性や特徴があれば教えていただけますか。
柏崎さん
具体的な目標や野心を持っている方にとって、非常に面白い会社だと思います。やりたいことを提案し、それを具体的な形にできる環境があります。チャレンジングに取り組める機会が与えられ、たとえ失敗しても責めることのない文化が根付いています。
別の言い方をすると失敗を恐れない文化と言えるかもしれません。失敗したとしてもそれを叱責するのではなく、「次にどうするか」という前向きな議論になります。そういった文化も影響してか、じっくり熟考するというよりも、トライ&エラーを繰り返しながら物事を進めていく考え方の人が多い印象です。その一方で、受動的で待ちの姿勢を好む方とは相性が良くないかもしれません。
平田さん
ひとりで仕事を進めることを好む方も相性が良くないかもしれません。当社では自ずと社員同士が仕事に関わろうとする雰囲気や、大学のサークルのように、みんなで何かを作り上げることを好む文化があります。チームワークを大切にし、風通しの良い職場環境を求めている人には最適な環境ではないでしょうか。
株式会社エースプロから転職希望者へのメッセージ
▲インタビューに応じてくださった平田さん(左)と柏崎さん(右)
編集部
最後に、株式会社エースプロへの転職を検討する読者にメッセージをお願いします。
柏崎さん
新しいことに挑戦したい方、自分のアイデアを形にしたい方にとって、当社は理想的な環境だと思います。また、現在の職場に何らかのフラストレーションを感じている方にも向いているのではないでしょうか。
私自身、前職は職場環境が良いとは言えず、孤独感を感じることが多くありました。しかし、当社ではそういった感覚を一切感じることなく、とても楽しく働けています。「自由度が低い」「行き詰まっている」「ギスギスしている」「居心地が悪い」といった悩みを抱えている方にも、新しい可能性を提供できると思います。
編集部
株式会社エースプロなら失敗を恐れることなく、前向きな姿勢で様々な仕事にチャレンジできる環境が用意されているようですね。本日はありがとうございました。
編集後記
▲遊び心あふれる、呼び出しボタン兼ルーレット!社内ディスプレイからも仕事を楽しむ姿勢が表れている。
この記事のまとめ
若手活躍の特徴 |
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エンジニア環境 |
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組織文化の特徴 |
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オフィス環境 |
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求める人物像 |
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株式会社エースプロの基本情報
住所 | 【福岡本社】 福岡県福岡市博多区博多駅東2-6-1 九勧筑紫通ビル10F 【東京営業本部】 東京都千代田区外神田4-5-4 亀松ビル4F |
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事業内容 | ・企画運用・プロモーション ・制作全般 ・システム開発 ・広告企画・グラフィックデザイン ・映像制作・CM制作 ・WEBサイト制作・運用 ・イベント運営 |
設立 | 2006年10月 |
公式ページ | https://ace-pro.com/ |
採用ページ | https://ace-pro.com/recruit/ |
募集職種 | ・エンジニア(フロントエンド/バックエンド/システム) ・アカウントエグゼクティブ ・テレフォンアポインター など |