若手が活躍できる環境を作り、成長を続けている企業にインタビューする本企画。
今回は、ITや人材、サロン運営などに関するソリューションを提供している株式会社CIN GROUPにお話を伺いました。
株式会社CIN GROUPは、求人広告や人材派遣などのHRソリューション、サロン運営のコンサルティング、ECソリューション、SNS運用に関するサポート、システム開発など、幅広い事業を展開しています。
同社のパーパスは「社員の想いで事業を創り、日本を世界に誇れる国へ」。社員一人ひとりの想いを結集して事業成長を実現し、その成長を日本経済の発展につなげていくという理念のもとでビジネスを展開しています。
CIN GROUPでは多くの若手社員が活躍しています。社員それぞれの適性を見極め、能力を最大限に発揮できる環境に配属することで、社員の潜在能力を引き出しています。また、若手の成長をサポートする文化も根付いています。
若手社員の活躍ぶりや働く環境について、経営管理本部人事総務部のTOMOMI.Nさん、広報兼ライターとして多くの社員の声を聞いてきたHIROMICHI.Hさんにお話を伺いました。
新卒3年目でMVP獲得:異動が導いた若手社員の飛躍
▲新規事業に挑戦し飛躍的に成長した男性社員YOHEI.Kさん。
編集部
CIN GROUPさんでは多くの若手社員が活躍されていますが、具体的な事例をいくつか伺えますか?
HIROMICHI.Hさん
若手社員の活躍例として、まず新卒入社3年目(2023年12月時点)の男性社員をご紹介します。現在はシステムエンジニアリングサービス(SES)事業で営業を担当していますが、入社当初は求人広告営業を担当していました。全く異なる業界への挑戦です。
SES事業は、当社の新規事業です。弊社は「社員の想いで事業を創り、日本を世界に誇れる国へ」というパーパスを掲げており、社員の想いがあれば積極的に新規事業の立ち上げを支援する会社です。
編集部
求人広告を担当していた社員さんがSES事業の営業を担当することになった理由は何でしょうか?
HIROMICHI.Hさん
SES事業を立ち上げた役員が、その社員の潜在能力を見抜き、新事業での活躍を期待したためです。
この社員は求人広告事業では成果を上げられずにいました。これはコロナ禍による求人広告需要の低下が主な要因でした。本人は求人広告営業で結果を出したい思いがありましたが、丁寧な説得の末、SES事業の営業を担当することになりました。
編集部
異動後の活躍についてお聞かせください。
HIROMICHI.Hさん
当初は不慣れな環境でしたが、SES事業のビジネスモデルが市場ニーズにマッチし、徐々に成果が出始めました。
求人広告業界は市場飽和状態でしたが、システム業界は活発なニーズがあり、顧客とのコミュニケーション機会も多かったようです。本人も自信をつけ、従来の営業手法以外にも積極的にチャレンジしています。
現在では、セミナーや講演会の開催、AI時代に向けたエンジニアの育成環境作りにも貢献しています。その結果、2022年の社員総会でMVPを獲得しました。
編集部
社員の適性を見て部署異動させることは、CIN GROUPさんで積極的に行われているのでしょうか?
HIROMICHI.Hさん
CIN GROUPには5つほどの事業部があり、社員の適性に応じて異動を行うことがあります。幅広い事業を展開しているので、社内で転職するようなイメージです。
現在のEC事業部の責任者も、元々は派遣事業を担当していた社員です。
編集部
社員が活躍できる多様なフィールドが用意されているのですね。
中途入社から自社ブランド統括MDへ:チャンスを活かした急成長
▲D2C事業でオリジナルブランドを統括しているAZUSA.Kさん。
編集部
中途入社された方の事例についてもお聞かせください。
HIROMICHI.Hさん
現在入社6年目の女性社員がいます。この社員はもともとアパレルショップの販売員としてキャリアを積んでいました。
CIN GROUPに入社後、ECソリューション事業部でSNS担当として配属されましたが、配属直後に前任者の退職があり、急遽弊社の自社ブランドを統括するMDを任されることになりました。
SNS運用は前職で経験がありましたが、MDは初めての経験でした。しかも引継ぎ直後に自社ブランドのコレクションが始まるというタイミングで、ECへの商品登録や商品撮影画像の選定など、膨大な初経験の仕事をこなさなければならない状況でした。
うまくいかないこともありましたが、ECソリューション事業部は非常にチームワークに優れた部署だったこともあり、周囲のサポートもあって何とか乗り切ることができました。
編集部
入社間もない方がMDに抜擢されるとは驚きですが、CIN GROUPさんは新しいことへの挑戦を推奨しているのでしょうか?
HIROMICHI.Hさん
CIN GROUPにはスタートアップのような状況の事業部もあります。人数が少ない中でスタートすることも十分ありえるため、ふとしたことがきっかけでチャレンジが始まることもあります。
そのため、社員のチャレンジを推奨していますし、たとえ失敗したとしても寛容な態度で社員に向き合っています。
HIROMICHI.Hさん
MDを務めている女性社員は当初は大変だったと思いますが、成功体験を積み重ねることで大きく成長しています。今ではCIN GROUPが初めて取り組んだD2C事業のディレクターにも抜擢され、自社オリジナルの4つのブランドを統括するまでになっています。
編集部
本人の元々の資質に成功体験が積み重なることで、エースとも呼べるような人材が育っているのですね。
社員の声:7年間で実感した成長と「相手視点」の重要性
編集部
TOMOMI.Nさんは入社されて7年目ということですが、現在はどういったお仕事を担当されていらっしゃるのでしょうか?
TOMOMI.Nさん
私は人事総務部に所属していて、CIN GROUPとグループ会社2社の採用を担当しています。現在は一次面接を全面的に任せていただいています。
弊社の事業領域が広いため、求める人材像が事業部ごとに異なります。そのため、各事業部の状況をしっかり把握することを心がけています。
また、メンバーのマネジメントも任されるようになりましたので、これまで先輩から学んだことを活かして、メンバーの成長につなげていきたいと考えています。
編集部
入社直後と比べて、一番成長した部分はどこだと感じていますか?
TOMOMI.Nさん
本質的に相手の立場を考えられるようになったことが、最も成長した部分だと感じています。もともと「相手のため」という考えは強かったのですが、より深く相手のことを考えられるようになりました。
例えば、各事業部の採用要件を設定する際、事業部長の考えている要件に疑問を感じれば、はっきりとそのことを伝えられるようになりました。
伝えにくい内容ではありますが、事業部の成長のために必要だと考え、意見を述べさせていただいています。
編集部
TOMOMI.Nさんを含め多くの若手社員が成長されていますが、その成長を後押ししているCIN GROUPさんの特徴とは何でしょうか?
TOMOMI.Nさん
HIROMICHI.Hも話していましたが、CIN GROUPはチャンスを積極的に与えてくれる会社だと感じています。私は短大を卒業して20歳でCIN GROUPに入社しましたが、経験の浅い私にも様々な成長の機会を与えてくれていたと、振り返ってみて改めて実感しています。
CIN GROUPの成長哲学:得意分野を伸ばす加点方式の評価
編集部
CIN GROUPさんの社員さんはどんな雰囲気の方が多いでしょうか?
HIROMICHI.Hさん
月並みな言い方かもしれませんが、CIN GROUPの社員はみんな人柄がいいですね。意地悪をしたり他人の足を引っ張ったり、または陰で悪口を言ったりする人はいません。そのため、人間関係がとても良好で、働きやすい環境だと感じています。
編集部
そこまで人柄のいい社員さんが集まってくるのはなぜでしょうか?
HIROMICHI.Hさん
その理由は、やはりトップにあると思います。どんな組織でも、トップの考え方は組織の特徴として表れるものです。その点、弊社代表取締役の篠宮康伸さんのマネジメントは非常に思いやりのあるスタイルで実践されていると感じます。
篠宮のマネジメントは減点方式ではなく加点方式で、苦手な分野を克服させるというよりも得意分野を伸ばしていくという考え方が根底にあります。そのため、社員それぞれがストレスの少ない環境で伸び伸びと働きながら、適切に評価してもらえる風土があります。
特に中途採用で入社した社員は、これまで積み上げてきたキャリアを最大限に生かせる環境にあるのではないでしょうか。
社員交流の促進策:部活動とバースデーイベントで築く絆
▲社員間の交流を深めるため、メンバーが集まってバーベキューを楽しむこともある。
編集部
CIN GROUPさんでは、社員同士の交流を促進するための仕組みや制度はありますか?
HIROMICHI.Hさん
CIN GROUPには部活動があり、趣味を通じて社員同士で交流しています。現在、バスケットボール部、アート部、マラソン部が積極的に活動しています。新型コロナウイルスの影響で一部の部活動が一時停止していましたが、徐々に再開しつつあります。
また、ゴルフが好きな社員が多いので、部活動ではありませんが、休日に誘い合ってゴルフに出かける社員もいます。このような自発的な交流も大切にしています。
▲社内では毎月、その月に誕生日を迎える社員と代表取締役CEOの篠宮さんで誕生会を実施している。画像はそのときのチャットのやり取り。
柔軟な働き方を実現:スマート勤務制度とリモートワークの活用
編集部
働き方についても伺っていきたいのですが、CIN GROUPさんならではの働き方に関連する制度はありますか?
HIROMICHI.Hさん
CIN GROUPにはスマート勤務制度というものがあります。弊社は午前10時から午後7時が定時ですが、社員の希望に合わせて出勤時間をずらせる制度となっています。例えば、午前9時から午後6時や午前8時から午後5時といった勤務時間も選択可能です。
このスマート勤務制度は固定されるものではありません。「飲み会があるから早く帰りたい」「子どもの学校行事がある」といった、その日の事情に合わせて柔軟に出勤時間を決められます。
さらに、自分の仕事の状況に応じて柔軟にリモートワークも可能です。また、女性が多い部署もあるため、産休育休はしっかりと取得してもらい、スムーズに職場復帰できるよう支援しています。
編集部
社員さんのライフステージやその時々の都合に合わせて柔軟に働くことができるのですね。
CIN GROUPが求める人材像:自己成長への意欲と挑戦心
▲篠宮さんの目標は「所属しているメンバーが、家族・友人に誇れるような会社を創ること」で、そのための制度・環境づくりに取り組んでいます。
編集部
最後に、CIN GROUPさんに興味を持っている方に向けてメッセージをお願いいたします。
HIROMICHI.Hさん
CIN GROUPは設立して10年ほど経っていますが、まだまだ成長の余地があると考えています。自分の力で組織づくりや事業作りに取り組んでみたい方、または将来的に自分で事業を始める力を身に付けたいという方にはぴったりの職場です。
チャレンジ精神旺盛な方のご応募をお待ちしております。
TOMOMI.Nさん
CIN GROUPに向いているのは、自分をブラッシュアップする意欲にあふれた方です。単純に例えると、30万円の給料をもらって満足する人ではなく、さらに努力して35万円、40万円を目指していく方が向いているでしょう。
現時点で明確な夢や目標がなくても心配いりません。「この人と一緒に働いたら楽しそう」「こんな人になりたい」「この業界がおもしろそう」など、弊社に興味を持っていただくきっかけは何でも構いません。
意識高く働いているメンバーばかりですので、なりたい自分像に向かって一緒に成長できたら嬉しいです。
弊社には、成長するモチベーションを見つけていけるような環境が整っています。半年に一度自分で目標を立て、振り返る機会もありますし、評価制度も充実しています。モチベーション高く成長していきたいという方を歓迎します。
編集部
チャレンジする気持ちと成長し続けたいというモチベーションがある方にとって魅力あふれる環境だと感じました。本日はありがとうございました。
■取材協力
会社名 | 株式会社CIN GROUP https://cin-group.com/ |
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住所 | 東京都渋谷区神宮前6-19-13 J-6ビル3F |
事業内容 | ・HRソリューション ・SARONソリューション ・Webソリューション ・ECソリューション ・ITソリューション ・自社メディア運営 |
設立 | 2012年7月 |
採用ページ | https://cin-group.com/recruit/ |