エッジAIによるサービスを提供する「Idein株式会社」の技術を支えるエンジニアとは

注目企業の躍進の理由や新しい働き方などについて、企業インタビューをしていくこの企画。今回は、日本最大級のエッジAIプラットフォーム「Actcast」の開発・提供をはじめ「実世界のソフトウェア化」に取り組むスタートアップ企業「Idein株式会社(イデイン)」にインタビューしました。

世界でも有数の高いAI技術力を持つ「Idein株式会社」

Idein株式会社は、エッジAIを中身から作り上げる技術力と、業界大手との協業や自社プロダクト「Actcast」を通じた展開力を併せ持つスタートアップ企業です。

エッジAIとは、クラウドではなく、監視カメラ、ウェブ会議用マイク、家電、自動車などの端末(エッジデバイス)上の安価なコンピューターで動作し、端末で取得した画像や音声といった生データを処理するAIを指します。同社は、高い技術力により安価なエッジデバイスでの深層学習推論の高速化を実現しています。

「Actcast」は、エッジデバイス側で取得したデータを解析し、解析済みのデータを様々な用途に合わせた活用につなげるプラットフォームサービスです。2020年1月に正式ローンチ後、小売大手をはじめ不動産や製造など多くの現場で採用されており、2021年、2022年と2年連続で国内シェアNo.1を実現するまで成長。国内にとどまらず、海外でも高い評価を得ています。

Idein株式会社ではさらにエッジ動作を念頭に置いた最先端のAIモデル開発を行っており、業界大手企業と何年も継続して協業するなど、現場で必要とされる基盤技術の開発に注力しています。

会社名 Idein株式会社(読み:イデイン)
住所 東京都千代田区神田神保町1-4-13
事業内容 ・Actcast事業(エッジAIプラットフォームの開発・運営)
・共同研究開発事業(次世代自動車開発での協業等)
設立 2015年4月7日
公式ページ https://www.idein.jp
働き方 リモートワーク、裁量労働制

今回は、Idein株式会社の古谷さん、髙橋さん、松浦さんに、エンジニアの業務内容や開発環境、働き方などについてお話を伺いました。

本日お話を伺った方

Idein株式会社
技術開発本部 AI開発部

古谷 洸貴さん

Idein株式会社
技術開発本部 AI開発部

髙橋 佑輔さん

Idein株式会社
技術開発本部 AI開発部

松浦 歩さん

ビジョン、ミッション実現に大きな役割を持つIdeinのAI開発部

編集部

まず初めに、皆さんが所属されている技術開発本部AI開発部について、教えてください。

松浦さん

まずIdeinの信念は「世の中を豊かで安⼼できるものにするための中核は、⾝の回りの物理空間をコンピュータ上に取り込みソフトウェアで扱えるようにすること」というものです。

この信念のもと、ビジョンに「ソフトウェア化された世界を作る」、ミッションに「実世界のあらゆる情報をソフトウェアで扱えるようにする」を掲げています。

その中で、物理空間の知覚や制御には近年発達の著しいAI技術が必要不可⽋で、まさにそのような技術開発を担っているのがAI開発部です。

AI開発部では、決して技術者の1人よがりではなくて、お客様から求められた技術や社会のニーズに適した技術に取り組み、実データによる検証を行っています。

編集部

Ideinさんのエンジニアだからこそできることや強みを教えてください。

松浦さん

まずAI開発部が注力していることは、技術領域的には深層学習を中心とした機械学習技術、エッジ機器で動作させるための高速化技術です。

扱うデータは画像や音声に限らず、電波計測(レーダー)、テキストなど様々あります。一定の領域にとらわれず、小売り業界の購買分析に関わるようなものから、自動車の自動運転に関わるようなものまで幅広くあります。

そのため、それぞれで価値が発揮できる点がIdeinのエンジニアの強みであると思っています。

また、仕事のスタイルとしても信頼できるパートナー企業様からの受託開発を基本としつつ、独自技術の企画・開発も行っており、弊社が開発しているプロダクト「Actcast」への橋渡しを手がけています。

受託開発で培った技術や知識を受託開発にとどまらせず、自社開発のプロダクトに繋げていけるのは、自社プロダクトを持っている弊社の強みの一つです。

編集部

受託開発で培った技術や経験が自社開発にも生かされるということでしょうか?

松浦さん

そうですね。ただし、それだけでは限界もありますので、受託開発だけではなく自社プロダクトのために開発を行うプロジェクトもあります。プロダクトに使用する独自技術とは、例えば開発難易度の高い「AIの高速化技術の開発」などが挙げられます。

開発はフルリモートが前提。チーム・顧客と連携しながら進める

編集部

開発手法や使用言語など、御社の開発スタイルを教えていただけますか?

松浦さん

弊社ではフルリモートでの開発が前提です。開発ドキュメントは基本的にNotionやGoogle Workspaceで管理しており、打ち合わせ資料などはGoogleスライドで作成しています。

機械学習に関する案件が中⼼なこともあり、使⽤⾔語はPython、深層学習のフレームワークはPyTorchを使うことが多いです。

編集部

開発に関して、何か特徴などはありますか?

松浦さん

まず、AI開発部は15⼈程度の組織で、得意とする技術領域によって4チームに分かれています。我々3人はそれぞれ別のチームに所属しています。

各チームでの開発になるのでチームによりデイリー、ウィークリーでのミーティングを実施し、チーム内での議論を活発に⾏うようにしています。チーム内でこまめに同期をとりながら、開発を実施していると思います。

髙橋さん

私は遠方在住ですが、顧客ともSlackやソフトウェア開発のプラットフォームGitHubを通じて、連携しながら開発を進めています。

プロジェクト開始前に成果物を予め決めた上で、プロジェクトは進めていきます。しかし、先端技術を取り扱っているがゆえに予め決めきれないこともあるので、プロジェクトの進行に伴い明らかになってきたことに基づいて、顧客とコミュニケーションを取りながら、目標設定をし直すこともあります。

顧客は技術理解のある方々なのでコミュニケーションはスムーズで、目標の再設定は技術的に妥当な形で柔軟に行われていると感じています。

顧客と密に連携しながら取り組むやりがいとは

編集部

皆さんが担当されている業務内容と合わせて、仕事の中でのやりがいをお伺いしたいです。

松浦さん

私は自動運転技術の先行開発に関するチームで、エンジニアリングマネージャーをしています。私のチームの特徴は、顧客と一体になってチーム全体で1つのプロジェクトに2年以上取り組んでいることです。

そのため、顧客と密に対話しながら一緒に新しい技術に取り組んでいける点にやりがいを感じています。

編集部

顧客とのやり取りの中で感じるやりがいについて、具体的に教えていただけますか?

松浦さん

私たちのチームでは、顧客の課題に対してこちらから解決策を提案したり、調査しながら「こういうふうにやっていったらいいんじゃないか」と相談しながら解決に向けて取り組んでいます。

いわゆる通常の「受託開発」とは違い、言われたことだけをやっていくのではなく、自分自身で考えて調査もしつつ、顧客に提案して、解決していけることがやりがいです。

編集部

クライアントのニーズや潜在的課題を探るところから始まり、それに対応したものを提供していくようなやりがいがあるということですね。

大規模モデルなどにも触れられる環境にいられるやりがい

編集部

では、高橋さん、古谷さんのお話をお伺いできますでしょうか?

髙橋さん

機械学習エンジニアとして、屋外の情景をマルチモーダル計測から解析する機械学習技術の開発に関わっています。チームメンバー・顧客と連携し、調査から提案・開発などに取り組んでいます。

私が関わっている分野では、GPUを多く使うモデルを動かすなど大規模なモデルを使っています。そういった最先端の技術を扱いながら、センサーの特性に合わせて試行錯誤することにやりがいを感じています。

古谷さん

私は機械学習エンジニアとして、主に⾳声認識に関するプロジェクトに従事しています。既にある音声認識モデルをそのまま使うのではなく、ニーズに合わせてモデルを作り変えることもあるのですが、それが可能なのか検討したり、工夫しながら実践したりしていくことにやりがいを感じます。

あとはサブプロジェクトとして、エッジデバイスやマルチモーダルに関するチームに入っています。これは、エッジデバイス上での深層学習についての知⾒を社内に貯めるための調査などに取り組むチームです。

エッジデバイス上で深層学習の推論に触れたり、動かしたりというのは、他社ではあまりできないのではと思います。なので、そういったことができるのは楽しいですし、やりがいにつながっていると思います。

拡大する組織の中で、普段の業務でも成長を実感できる

編集部

エンジニアとしてはもちろん、ご自身の成長を感じられた瞬間や成長につながった機会があればご紹介いただきたいです。

古谷さん

私の成長は、やはりエッジデバイスに関する技術やクライアントワークの経験などの部分で感じることが多いですね。

また、私が詳しくない分野の知識も、メンバーとの雑談の中など社内で聞く機会が多いので、知識面で成長していける環境だと感じています。

松浦さん

私が入社したころはまだ8人程度の小規模な開発組織でしたが、そこからどんどん人が増えています。組織が大きくなりチームリーダーを任せてもらえるようになりました。

エンジニアとしてだけでなく、責任ある立場で改めて新しい挑戦ができており、自身の成長に繋げられていると感じています。一方で、私に丸投げされるわけではなく、状況に応じてヘルプをもらったり負荷調整がされたりしています。

編集部

新しい挑戦とは、例えばどういったことですか?

松浦さん

これまでは自分自身が手を動かして成果を出すことに注力していました。チームリーダーを任された今では、チーム全体を見て「より良いアウトプットを出すためにはどうしたらいいのか」を考えるようになりました。

従来と考え方を変えないといけないこともたくさんあって、大変ではありますがその分成長を感じることが出来ています。

編集部

企業成長に伴いチームをまとめる立場になって、広い視野を求められるようになったことで、新たな気づきなどを得て成長に繋げることが出来ているのですね。

部が一丸になって、手法の検討や知識の共有を行っている

編集部

新しい技術や知識をどんどん身につけていかなければならないのではと思うのですが、社員さんのスキルアップを後押しするような取り組みなどはありますか?

古谷さん

新しいプロジェクトが始まる前に「レビュー会」というものを開いています。レビュー会は、プロジェクトのアウトラインを事前に検討・改善するものです。

類似するプロジェクトや使われている手法を調べて、それを共有したり、AI開発部のメンバー全員がそれぞれ持っている知識で議論をしたり、ということをしています。

他にも「知識共有セミナー」という、案件の中で獲得した知識や自分の持ってる知識を、チームメンバーに共有していく活動もあります。

基本的に案件ごとに責任を持つエンジニアはこの人というのは明確になっているのですが、こういう活動があることで1人だけで仕事をしているのではなく、AI開発部全体で仕事を進めているのだと実感できます。

編集部

レビュー会は具体的にどんなテーマで開催されるのでしょうか?

古谷さん

私は音声を専門にしているので、最新の音声認識モデルがどう動いているのか、どういう性能かなどといった情報共有をしました。

髙橋さん

私の場合は未知の技術に取り組む際に活用しました。まずは自分なりに調査した結果を共有し、それを踏まえて他のメンバーからアイデアやコメントをもらいました。

AI開発部主催のセミナーはエンジニア以外の社員も参加できる

編集部

レビュー会やセミナーの規模・頻度はどれくらいのものでしょうか?

古谷さん

レビュー会は新しいプロジェクトが始まるときに行われるので、開催頻度はまちまちです。

セミナーは毎週やっていて、AI開発部のメンバー1人が1週ごとに担当持ち回りという形で実施しています。AI開発部のメンバーだけでなく、エンジニア以外でも社内で興味がある方も誰でも参加可能です。実際、営業の方や法務の方が参加されているのをよく見かけます。

髙橋さん

技術的な会話がほとんどになるので、発言や質問はAI開発部か、他のソフトウェア開発部署のエンジニアがメインになりますね。

でも、新しい技術があったときに「こういうプロジェクトに応用できるんじゃないか」「こういうお客様からのニーズに使えるかも」といったコメントが、エンジニア以外からも寄せられることはあります。

編集部

すべての案件に対して部署のメンバー全員で手法を検討したり、エンジニアの方以外も新しい技術や事例に関するセミナーを聞いたりと、社員さんが一丸となっているのだとわかりました。

リモート勤務が基本。気分でコワーキングスペースも利用可能

Idein株式会社のバーチャルオフィスのスクリーンショット
▲バーチャルオフィスで雑談会をしている様子

編集部

Ideinさんではエンジニアはリモートワーク前提とお聞きしたのですが、実際の働き方などを教えてください。

髙橋さん

エンジニアに関しては基本的にリモート勤務ですので、遠⽅在住でリモートワーク前提の社員もおります。大阪にいるメンバーもいますし、私自身も栃木からフルリモートワークで作業しています。

同じプロジェクトのメンバーには、気分に応じて都内に複数あるコワーキングスペースを切り替えながら仕事をしている人もいるようです。

古谷さん

私のチームでは、クラウドサーバ上で深層学習モデルの開発を⾏っていますので、リモートワークでも問題なく仕事を進められます。デバイス検証が必要な場合、可能であれば自宅で作業しています。そのような貸与デバイスは月1回、Slackで棚卸し確認がされています。

編集部

出社タイミングや頻度に関して、何か決まりはあるのでしょうか?

松浦さん

一切ありません。強いて言うなら、四半期ごとに全社のキックオフミーティングがあるので、それがオフラインで集まるタイミングになっています。ただ、完全リモート中継されているので、オンライン参加も可能です。

髙橋さん

基本的にリモート勤務なので出社することはほとんどないのですが、社内イベントなどがあれば出社することもあります。

弊社では、交通費は月額などまとまった形での支給ではなく、出社するたびに精算する形です。なので、遠方に住んでいても出社した時に交通費を支給してもらえるのはありがたいです。

裁量労働制だから育児などの融通もききやすい

編集部

エンジニアの方は裁量労働制での勤務とお聞きしましたが、実際の勤務時間を教えてください。

髙橋さん

私の場合は妻も仕事をしており、まだ子供も小さいので、基本的に業務時間は一般的な会社とあまり変わりません。他の方は割とフレックスに勤務しているように思います。

子供がいるとどうしても、業務時間外の外部の勉強会は参加できないことが多いのですが、社内の勉強会やセミナーは業務時間内で開催されていて、しっかり参加できるようになっているので非常に助かっています。

編集部

裁量労働制で助かったと感じることはありますか?

松浦さん

今まさに子供が体調不良で保育園に行けず隣の部屋で休んでいる中で仕事をしているのですが、時々子供の様子を見るために席を外さなければいけないこともあります。

そうしたときでも融通がききやすく、柔軟に対応してもらえるのは非常に助かっています。

編集部

自分のペースやご家庭の事情に合わせて働けるのは、モチベーションや生産性の向上にも繋がりますよね。

作業環境は自分好みに。PC購入補助もあり

編集部

エンジニアとなるとPCを含めた作業環境が重要だと思います。Ideinさんでは、PCは貸与以外に購入補助もあるそうですが、ある程度個人の好みに合わせて購入できるのでしょうか?

古谷さん

はい。業務に使用するPCは個人の状況に合わせて、割と自由に選ぶことができます。PCは①貸与、②購入補助、③私物のものを使用という3パターンから選べます

会社貸与は、入社手続きの中で希望するPCの機種を回答すると業務に必要なスペックを満たしているか、受入部署側のチェックが入ります。基準を満たしていれば希望する機種が貸与されます。

購入補助は、個人と会社が半額ずつ負担して好きなPCが購入できる制度です。購入したPCは業務で使用することを前提として私物扱いにすることができます。

編集部

PCの周辺環境も自分好みに整えられるのですか?

古谷さん

そうですね。マウスやキーボードといった周辺機器も仕事に必要であれば、経費として購入可能です。

貸与にしても購入補助にしても予算に上限はありますが、開発に快適に取り組める環境が整備されています。

編集部

PCのスペックや使い勝手の良さなど、作業環境は仕事効率への影響が大きいと思います。自分にとって快適な環境を入社時から整えられるのはいいですね。

失敗を共有し、未知の技術にも取り組める⽂化がある

ボードゲームに興じるIdein株式会社の社員たち
▲社内に置いてあるボードゲームで交流を深めることも。

編集部

次にIdeinさんの雰囲気などをお伺いできればと思います。まず、御社のカルチャーについて教えてください。

古谷さん

先ほども申し上げた、知識共有セミナーでは「こういう失敗をしてこんな経験を得た」「次に生かすにはこうすればいい」と失敗事例の共有もしています。

失敗を共有する文化があるので、失敗しても恥ずかしくないし、むしろセミナーで発表するネタにもなるという考え方が根付いています。

失敗をしてはいけない、隠した方がいいといった雰囲気がないので、新しい分野や技術にも積極的に挑戦できる風土です。

弊社は行動指針として「大きな成功のために、多くの失敗を高速で刻む」、「個人の行動は、常にチームの価値にできる」を掲げています。

前者が失敗を恐れない風土を、後者がレビュー会など知識を共有する文化を醸成しているのだと思います。

編集部

社員さんやチームの雰囲気はいかがでしょうか?

髙橋さん

社員は表裏がない良い⼈ばかりです。未知の技術にも無理なくバランスよく取り組める⽂化が醸成されていて、それを補強するようなマネジメントがされているように感じます。

古谷さん

チームの雰囲気は和やかで、リモートワークでも頻繁にコミュニケーションをとっています。コミュニケーションはSlackなどテキストベースが中⼼ですが、Slackのハドルミーティングなどで⾳声での会話を実施する機会も多いです。

業務のことでちょっとだけ喋りたいときにサクッと音声通話で質問や相談をしていて、出社していなくても一緒に仕事している感覚があります。

バーチャルオフィスを使用し、リモートでも定期的に交流できる機会を設けている

編集部

リモートワークでも社員さん同士の交流はあるようですが、会社として社内交流を促す取り組みや制度はありますか?

古谷さん

まず、社内では毎週金曜日の夕方に、出社している人たちがお酒を飲んだり、お寿司を食べたりしながら会話をする「ビアバッシュ」を実施しています。他にも、会社にボードゲームが置いてあるので、時間を見つけてメンバー同士で遊ぶこともあります。

一方オンラインでは、バーチャルオフィスサービスのoVice(オヴィス)を全社で使っていて、AI開発部では雑談会を実施しています。雑談会は、仕事と関係ない趣味の話やゲームの話などを、業務時間内にざっくばらんに会話する時間です。

編集部

雑談会が開催されるタイミングは決まっているのですか?

古谷さん

雑談会は業務時間内の毎週決まった曜日・時間に1時間開催されます。事前にカレンダーで予定を押さえられていて、その時間になったらみんなが集まる形です。仕事が忙しかったら参加しないこともできますが、参加できそうであれば割とみんな参加していますね。

編集部

リモートワークをしている社員さん同士でも交流できるタイミングが設けられているのですね。

古谷さん

そうですね。例えば休みの日に何してるか知られたくない人もいれば、そういった話をしたい人もいます。

どちらのタイプがいても当然よくて、積極的に話をしたい人たちが「この前このゲーム買った」「こういうところに行ってきた」などといった会話がリモートワークでもできるのは、面白いと思います。

編集部

リモートワークだと「同僚がどういう人なのかわからない」ということも多々ありますが、定期的に同僚の方と交流できる場が設けられていると、人となりを知り仲を深めるきっかけになりますよね。

好奇心が強く、新しいことを学ぶことを楽しめる人と働きたい

編集部

それでは最後に、求める人物像やIdeinさんにフィットする人物像を含めて、この記事の読者に向けてメッセージをお願いいたします。

古谷さん

弊社では現在、新しい領域の機械学習に取り組む機会が増えています。例えば、髙橋さんが取り組んでいるレーダー関係などは、これまで社内で取り組んだことがないため、社内に知見がたまっていなかった未知の分野でした。

社内に知見を溜めていくための活動がたくさんある状態で、論⽂調査からメンバー間で協⼒して実施することも増えてきています。

新しい分野だと、どの論文を読めばいいのかは初めのうちはわからないものです。自分の関わっているプロジェクトと関係がなかったとしても「この分野で論文調査してほしい」という要求があれば、手伝う事もあります。

新しいことを学びつつ、それを楽しいと思えるような好奇心の強い方が弊社にフィットすると思いますし、そういう方と一緒に働けたら嬉しいです。

編集部

Ideinさんは新しい分野にも積極的に切り込み、開拓され続けていらっしゃいます。挑戦して失敗することや、学ぶことがたくさんある環境を楽しめる人が、御社で活躍し成長されるのではと感じました。

Ideinさんで働くことに興味がある方は、ぜひ公式ホームページなどをチェックしてみてはいかがでしょうか。

本日はありがとうございました。

■取材協力
Idein株式会社:https://www.idein.jp
採用ページ:https://www.idein.jp/ja/recruit