価値を追求するエンジニアが輝ける!株式会社アップガレージグループの働き方とは

価値を追求するエンジニアが輝ける!株式会社アップガレージグループの働き方とは

「新しい働き方に力を入れている企業」をテーマに、企業の取り組みや制度を紹介するこの企画。今回は、自動車&バイク関連の事業を展開する株式会社アップガレージグループのシステム開発事業部である「ITソリューション事業本部」の事業部長・高橋さんと採用担当・小林さんに話を伺いました。

株式会社アップガレージグループとは?

アップガレージの店舗写真
▲全国に直営・FC店舗数が220店舗以上ある「アップガレージ」

株式会社アップガレージグループは、自動車&バイク業界を軸に多彩な事業を展開している会社です。システム開発事業部である「ITソリューション事業本部」では、リユース専門店「アップガレージ」やECサイト「Croooober.com」など、グループ会社のシステム開発やECサイトの構築を手掛けています。

また、自動車・バイク関連事業に特化した求人サイト「BoonBoonJob」も運営するなど、自動車業界で挑戦を続けており、2021年には東京証券取引所スタンダード市場に上場しています。

会社名 株式会社アップガレージグループ
住所 神奈川県横浜市青葉区榎が丘7-22
事業内容 リユース事業、人材紹介事業、システム開発、流通卸売事業の運営
設立 2014年4月1日
公式ページ https://www.upgarage-g.co.jp/

今回は「ITソリューション事業本部」事業部の部長・高橋さんと人事部・小林さんに、株式会社アップガレージグループの事業内容や働き方、採用などについてお話を伺いました。

本日お話を伺った方
株式会社アップガレージグループ「ITソリューション事業本部」事業部長・高橋さん

株式会社アップガレージグループ
ITソリューション事業本部」事業部長

高橋さん

株式会社アップガレージグループ 採用担当・小林さん

株式会社アップガレージグループ
採用担当

小林さん

「自動車×リユース×IT」で多角的な事業を展開

インタビューに答えてくれた採用担当・小林さん
▲インタビューに答えてくれた採用担当・小林さん

編集部

自動車やバイク用品のリユースを軸に多角的な事業を展開されていますが、アップガレージグループさんの事業内容についてあらためて紹介してください。

小林さん

アップガレージは、もともとはカー用品・バイク用品の買取・販売店「アップガレージ」をチェーン展開していた会社です。順調に成長していましたが、システム刷新のために組織を再編し、現在では株式会社アップガレージグループとして、「アップガレージ事業」「流通卸売事業」を主軸とした事業展開をしております。

その中で、ITソリューション事業本部が担当しているのはグループやクライアントのシステム開発がメインですね。社内のシステム開発事業部「ITソリューション事業本部」が、全国に220店舗以上を展開するアップガレージの基幹システムやECサイト「Croooober.com」の開発・運用を担当しています。

また、当社では新規事業開発にも取り組んでいます。自動車・バイク関連業界に特化した人材紹介サービス「BoonBoonJob」もそのひとつです。これは、私たちを育ててくれた自動車・バイク業界の人材を活性化させて恩返しをしていくために起ち上げたものです。

車のリユース専門店がシステム開発に乗り出した理由とは

インタビューに答えてくれたITソリューション事業本部・高橋さん
▲愛車はセリカ。ITソリューション事業本部の事業部長・高橋さん

編集部

カー&バイク用品のリユース専門店の運営を主力事業としていた御社ですが、なぜ自社でシステム開発をするようになったのでしょうか。

高橋さん

自動車業界はフランチャイズ形態が多様なため、店舗間の在庫連携や卸業者との受発注管理がかなり複雑です。さらに、リユース市場では古物法のもとでさまざまなパーツを扱うため、一般の小売業のように同一商品の一括仕入れ・在庫管理ができません。

そのため、多店舗展開で事業を拡大するには、それらの管理を容易にするための基幹システムの構築が必要だったんです。

そこで弊社は、年商がまだ1億円だった段階で同額の1億円を投資し、自社で基幹システムを開発しました。独自の基幹システムを開発したことが、現在のECサイト運営や人材紹介サービスにもつながっていきました。

編集部

現在の成長に至るまでには、早い段階で必要性を感じ、業態にあわせたシステム開発を決断されたことが大きかったのですね。

自動車業界に一石を投じた予約一元管理システム

PCを操作するITソリューション事業本部のメンバー

編集部

アップガレージグループさんでシステム開発を担当している「ITソリューション事業本部」事業部では、どのようなプロダクトを開発されているのでしょうか。

高橋さん

いろいろと開発してきた中で好評なのは、自動車業界に特化した、複数の予約を一元管理するシステム「テマレス」です。

もともと弊社では、1つの店舗で「カー用品・バイク用品の買い取り」と「新品タイヤの販売」という2つのフランチャイズ事業の受付を一緒に行っていました。このデメリットは、フランチャイズ元の企業が異なるため、それぞれの予約システムが連携していないことです。

例えば、Web上でパーツ買い取りの予約が入っても、もし同じ時間にタイヤ交換の予約が入っていれば対応ができません。そのため、どちらかの予約が入った場合に、その都度もう片方の予約状況をチェックする必要があったのです。

編集部

フランチャイズが異なるので仕方がない気もしますが、すごく手間がかかってしまっていたんですね。

高橋さん

スタッフの手間もそうですが、何より予約を希望されるお客様に対してすぐに返答ができないこと、お待たせしてしまう状況を解消したいという思いがありました。そこで開発したのが、すべてのフランチャイズ事業の予約を一元管理できる「テマレス」だったんです。

テマレスの導入後は、予約に関するスタッフの手間も大幅に削減できましたし、お客様にもスピーディーに予約していただけるようになりました。「この場ですぐに予約できるんだね!」とお客様に喜んでもらえたのが一番嬉しかったですね。

ヘアサロンや飲食店では予約管理システムも開発されていましたが、この業界にはそうしたシステムがありませんでした。ですから、導入していただいた企業様からも好評の声が届いています。テマレスを開発したことで、私たちが自動車業界に一石を投じられたのかなと思っています。

編集部

ユーザーのことを第一に考えた結果として新しい予約管理システムを開発し、その効果が実証されたことで、同じ業界の企業にも広く使っていただいているんですね。問題点を見つけてすぐに解決するという、アップガレージグループさんの企業としての姿勢が見えてくるようです!

「これまでなかった価値」をチームで創る楽しさとやりがい

ITソリューション事業本部の仕事風景
▲約20名のエンジニア&デザイナーが働くITソリューション事業本部

編集部

ここからは、ITソリューション事業本部の理念や働き方について伺いたいと思います。まず、社内における皆さんの役割は何になるでしょうか。

高橋さん

私たちの役割は、今あるものだけではなく、今までになかった価値を追求していくことです。たとえばあるシステムを新規開発するときも、依頼の内容をそのままプロダクトにするのではなく、こちらからも積極的に提案をして、より価値あるプロダクトを作っていくことをモットーとしています。

編集部

その中で、メンバーの皆さんが大切にしていることがあれば教えてください。

高橋さん

ひと言でいうなら「ユーザーファースト」ということですね。先ほどお話しした複数の予約を一元管理するシステム「テマレス」も、エンドユーザーの方がストレスなく予約できることなど、利用者のベネフィットを追求しながら開発したものです。

システム開発の依頼をする部署が直接のクライアントですが、私たちのチームは、その先にいるエンドユーザーに満足してもらえるプロダクトを創ることが重要だと考えています。

編集部

単純に与えられた要件を満たすだけではなく、実際に使うユーザーのことを第一に考えているんですね。アップガレージグループさんがここまで急速に成長してきた理由の一端が見えてきたような気がします。

新卒メンバーも即戦力としてシステム開発に参加

事業部長・高橋さんの仕事風景

編集部

ITソリューション事業本部には、何人のメンバーがいらっしゃるのですか。

高橋さん

現在、エンジニアとデザイナーを合わせて約40名のメンバーが在籍しています。メンバーはそれぞれチームを組んで、開発期間を想定しながらプロジェクトを進めています。

一例を挙げると、「テマレス」についてはファーストリリースまでには1年くらいかかりました。延べ人数でいくと10名弱のメンバーがかかわっていますが、起案して最初に開発に着手したのは新卒の3名を含めた5名ほどですね。

編集部

新卒のメンバーも、すぐにシステム開発に携われるのですね。

高橋さん

はい。毎年ありがたいことに新卒の方が入ってくれているので、ITソリューション事業本部は比較的若い組織です。全社の平均年齢が32〜33歳のところ、この事業部は28〜29歳くらいなんですよ。

でも、新卒だからといって「与えられたことだけ粛々とやっていればいい」ような扱いはしません。あくまでプロダクトを進めていく上で必要な一人の戦力としてアサインします。ですから、目の前のことだけでなく「全体の中で自分の役割は何か」を自覚してもらう必要があります。

新卒から一戦力として仕事を任されるから成長できる

株式会社アップガレージグループの皆さんの仕事風景

編集部

先ほど、事業部内では新卒の方も1人の戦力としてアサインすると伺いました。若いメンバーが成長しやすい環境だといえるのでしょうか。

高橋さん

若手が育つ過程としてはやはり経験を積むことが必要ですが、その機会は用意できていると思います。プロダクト開発においては、なるべく若手をアサインして現場の中で立ち回れるようにしているので、その結果として早く成長するメンバーも多いです。

私たちは、今はまだ存在しない価値を追求しながら、毎回新たなチャレンジをしています。前例のないことに挑むのですから、何が正解かもわかりません。既存のメンバーもまだまだ若いですから、経験値の有無にかかわらず、すべてのメンバーにチャレンジする環境を与えたいですね。

編集部

たとえ新卒であっても、アップガレージグループさんに入社すれば成長できるチャンスが与えられるということですね。自動車業界のDX化という新しい領域で、正解のないプロダクトに挑んでみたいという人にとってはすごく向いている環境だと思います。

一人ひとりが目的意識を持って自主的にゴールを目指す

株式会社アップガレージグループのオフィス風景

編集部

若手メンバーの成長のために気を付けていることがあれば、教えていただけますか。

高橋さん

そうですね。「終了条件」にとらわれすぎないよう、目的意識を忘れずに働いてもらうことでしょうか。終了条件とは「具体的にどのような状態になれば完了したと言えるか」を指す言葉です。プロダクトの開発に携わるエンジニアの中には、終了条件だけをゴールに設定する人もいるのが現状です。

しかし、本当のゴールは「このプロダクトが何のために必要なのか」を理解して、自主的にそこに到達することです。提示された終了条件では本来の目的を果たせないときは、「これでは目的を果たせないのではないですか」と提案することも必要です。

本来の目的を見極めて、そこから逆算していくこと。それを大切にしていることITソリューション事業本部カルチャーだと考えています。いつもそう言っているので、メンバーにはかなり浸透してきたでしょうか。

システム開発ではアジャイル(※)の手法もありますが、それはゴールがわからないことの裏返しでもあるんですね。まず使ってもらって足りないものや不具合を直していくだけでなく、視座を高く持って目的を細分化しながら、その都度課題を解決していく。そうすれば一見、大きな壁に見えるところに階段のような道筋が見えてくるのかなと思います。
(※)短いスパンで実装とテストを繰り返して開発を進めていく方法。

編集部

「一旦終了させて、あとはその都度直していけばいい」という考え方ではなく、何のためにあるプロダクトなのかというゴールを設定して、そこに向かって進めていくべき、ということですね。クライアントとユーザーが満足するため、そしてチームとして成長するために、適した方法を選択しているように感じました。

若いメンバーの失敗を許容するカルチャー

株式会社アップガレージグループの開放的なオフィスの写真

編集部

高い目的意識を持って前例のないプロダクトに挑むのであれば、当然ながらうまくいかないケースも出てくるかと思います。事業部長として、その点はどのように考えていますか?

高橋さん

アップガレージグループには、「失敗を許容するカルチャー」があります。一度うまくいかなくても、チームでフォローし合って、最終的に良いプロダクトを生み出せればよいと考えていますね。

このようなカルチャーがあるのは、開発したプロダクトを自社およびあらゆるステークホルダー全体に提供しているためかもしれません。本来システム開発では、外部のクライアントが指定する期日内に依頼通りのプロダクトを納品することがマストです。

その点、ITソリューション事業本部は、同じ屋根の下にいる別の事業部やフランチャイズ企業にシステムやアプリケーションを提供しています。ですから、よりよいプロダクトにするためなら期日の変更や失敗が許容されるカルチャーがあるんです。厳しいスケジュールに追われず、価値の追求を優先できるところは、恵まれているかもしれません。

だからといって、その環境に甘えているわけではないですよ。社内からは、身内だから言える「少々厳し目のフィードバック」ももらいます。それを「次にどう活かすか」と考えることで、私たちも成長できますし、良い循環ができていると思います。

フルスタックエンジニアを目指す方にうってつけの環境

株式会社アップガレージグループの皆さんのミーティング風景

編集部

採用についてお話を伺えればと思います。求職中のエンジニアの方に説明するなら、アップガレージグループさんはどのような環境だといえるでしょうか。

高橋さん

私たちは2021年に上場したとはいえ、まだまだ発展途上の会社です。多くの人材がいて、潤沢な資金があるわけではありません。人もお金も余っているなら、もっとそれぞれのタスクがチームごとに細分化・分業化されているでしょう。

しかし、リソースがまだまだ足りないのが現状です。そうした中では、どうしてもさまざまなタスクを一人が担当しなければなりません。さまざまなタスクにかかわるからこそ、幅広いスキルが身につきます。ですからフルスタックエンジニア(※)を目指す方にはやりがいのある環境だと思います。
(※)複数の分野で知識・スキルに理解があるエンジニアのこと

逆に言えば、一つの技術を極めたい方には不向きかもしれません。私たちは技術を極めるのではなく価値を追求したいと考えています。技術はあくまで手段でしかありません。さまざまな技術を身につけて、さまざまなニーズに応えられる価値あるプロダクトを開発したいと考える人に向いていると思います。

実現したい夢があり、積極的に提案できる人材を歓迎

エンジニア&デザイナーのミーティング風景

編集部

現在事業部で活躍されているのは、どのようなタイプの方でしょうか。

高橋さん

私たちのチームで活躍しているメンバーの傾向を見ると、テクニカルスキルよりもヒューマンスキルを持っている方が多いですね。私たちはやはりユーザーの方に価値を提供することを重視しています。そのためには、他人を理解する視点を持っていることが必要です。

また、自社開発なのでビジネスサイドの人たちとディスカッションして行くことも必要です。ですから開発のチームのメンバー以外とも幅広くコミュニケーションができる方が活躍しているでしょうか。

編集部

「どんな人にジョインしてほしいか」というポイントはあるでしょうか。

高橋さん

ヒューマンスキルが高い人はもちろんですが、実現したいことがある方を歓迎します。技術や経験がなかったとしても、エンジニアやスタッフとなったその先に何を実現したいのか。それを私たちと共有できればいいですね。

小林さん

自ら考え、行動できる方に来て欲しいです。私たちは一昨年末に上場をしましたが、まだまだ発展途上の会社です。ですので、人によっては「こういうルールがあったらもっと頑張れるのに」「こういう制度があれば評価されるのに」と感じるかもしれません。

ただ、私たちが求めているのは「こういう環境であればやり方を変えてみよう」「こういう制度であれば経営陣に掛け合って変えてもらおう」といった、周りのせいにせず、自分事と捉え、自ら考え行動し、状況を打開できる・変えていける人です。

高橋さん

自分たちが実力を発揮しやすいルールを自ら提案して組織を変えるようなアクションができる人に、ぜひ来てほしいなと思います。若い会社なので、それができる環境でもあります。

「クルマ好き」よりも「人が好き」な人は大歓迎!

笑顔で椅子に座る採用担当・小林さん

編集部

アップガレージグループさんのメンバーは、やはり車が好きな方が多いのでしょうか。

高橋さん

ITソリューション事業本部はエンジニアとデザイナーがメインだからか、車が好きなメンバーはむしろ少ないですね。私自身はドライブが趣味なんですが(笑)。

小林さん

もちろん、社内には車がすごく好きなメンバーもいます。ただ、そんな車好きにも2種類があるんですね。1つは自分の世界を持っていて、「車とはこうあるべきだ」というようなこだわりがあるタイプです。もう1つは「自分が楽しんでいるから、この面白さを他の人にも伝えたい」と考えるタイプです。

私たちは、どちらかと言えばお客さんにも楽しんでもらいたいと考えている人を歓迎したいですね。たとえ車やバイクなどがそれほど好きじゃなくても、人と接するのが好きな人であれば、弊社としては歓迎しています。

編集部

最後に、この記事を読んで興味を持っていただいた方に向けてメッセージがあればお願いします。

小林さん

2021年に上場はしましたが、弊社はそこで安定するのではなく、まだまだこれから成長していく会社だと考えています。自発的にいろいろ提案しながら組織を良い方向に変えて、一緒に成長していける方に来ていただきたいです!

高橋さん

ITソリューション事業本部は、エンドユーザーに価値あるサービスを提供するための仲間を募集しています。一緒に価値の追求ができる方の応募を、ぜひお待ちしています。

編集部

アップガレージグループさん、そしてITソリューション事業本部の「ユーザーのためにプロダクトを開発する」という価値観に共感できる人なら、きっと会社と一緒に成長していけるでしょうね。

本日はありがとうございました!

■取材協力
株式会社アップガレージグループhttps://www.upgarage-g.co.jp/
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