ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、アイリスチトセ株式会社にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
アイリスチトセはオフィス家具メーカーとして、お客様の課題解決に向けた空間ソリューションを提供する企業です。アイリスグループ(※)の一員として、「オフィス家具」の枠にとらわれない新しい提案や挑戦を積極的に行っています。
(※)生活用品を手掛けるアイリスオーヤマ株式会社のほか、国内・国外に多数のグループ企業が存在。幅広い商品ラインナップを展開している。
アイリスチトセの特徴は、20〜30代の多い若い組織構成のもとで、成果を公正に評価する点です。特に、年2回開催される「評価会」で自身の実績をプレゼンする機会があるほか、Slack上のチャンネルなどアイデアの提案を推奨する文化があり、性別や年次に関係なく活躍できる環境が構築されています。
今回はアイリスチトセ株式会社の若手活躍やサポート体制、働きがいなどについて、首都圏第五営業所拠点長の木下さん、設計部門の古清水さんにお話を聞かせていただきました。
若手活躍の背景:成果をアピールする機会「評価会」が好影響
▲インタビューにご対応いただいた木下さん。新卒で入社後、4年目で首都圏第五営業所の拠点長に就任した。
編集部
御社では若くして責任ある立場で活躍する社員が多いそうですが、その秘訣は何だと思われますか?
木下さん
年齢や社歴に関わらず、成果を平等に評価する体制が整っていることが大きいですね。特に、年2回開催される「評価会」については非常に特徴的だと感じています。
この評価会では、優秀な成績を残した社員の表彰に加え、社員によるプレゼンテーションの機会があります。他者評価だけでなく、社員自身が成長意欲や成果を発信できる場となっているのが特徴です。
プレゼンテーションは社長や会長も含む全員の前で行うため、その半年で達成した自身の成果を会社上層部にアピールする貴重な機会です。また他の優秀な社員の戦略や取り組みを知る学びの場にもなっており、成長のモチベーションにつながっています。
▲インタビューにご対応いただいた古清水さん。オフィス等の空間を提案する部署「Work Space Design」で活躍している。
古清水さん
評価会では営業部門だけでなく、私が所属する設計部門など、数字だけで直接的に実績を表すのが難しい部署も同様に成果発表のプレゼンテーションを行っています。自身の会社貢献度やスキルの向上を直接アピールできる機会は貴重で、他のデザイナーからも非常に刺激を受けられる場となっています。
評価会では「去年より成長したのはどこか」など売上だけでなく、グループシナジーや設計力、プレゼン力など、多面的な視点で個人にフォーカスしてもらえるので、ありがたい機会ですね。
また、項目ごとに優秀な取り組みは賞をいただけたりと、評価していただける基準が目に見えてわかるようになってきたというメリットもあります。
Slack上の「アイラブアイデアチャンネル」が新規提案を後押し
▲自社製品を使用したアイリスグループ目黒オフィス
編集部
他に、若手活躍を促進するような特徴的な取り組みはありますか?
古清水さん
アイリスグループでは「アイラブアイデア」というコーポレートメッセージを掲げており、若手社員や中途入社のキャリア社員など、誰もがアイデアを発信しやすい環境を整えているのが特徴です。
具体的には、業務改善案や新商品開発のアイデアを投稿できる「アイラブアイデア」というチャンネルを社内Slackに設けたりしています。実現可能なアイデアは実際に事業に取り入れられることも多いため、若手社員の小さな気づきが会社貢献に繋がる機会も多いです。
▲社内Slackの「アイラブアイデア」チャンネルでは、社員から日々さまざまな提案が投稿されている
木下さん
また、アイリスグループ全体で「ICジャーナル」という日報兼情報共有ツールを取り入れているのですが、そこにも「アイラブアイデアボタン」があります。それを押してアイデアを記入すると、アイリスグループで取り上げてくれることもあるため、自分次第で活躍の可能性を広げていけるのが魅力です。
若手・未経験者のチャレンジを支えるサポート体制とは
編集部
若手の成長やスキルアップを支える制度や仕組みについても教えてください。
木下さん
アイリスグループ全体の平均年齢は31歳で、当社にも若手が多い分、若手に伸び伸びと仕事をさせてくれて、困ったときはしっかりフォローしてくれる環境が整っています。また社内やグループ内にさまざまな商材に詳しい人がいるので、相談しながら知識を獲得していくことができます。
入社1〜2年目で非常に大きな案件を任せてもらえる機会も多いのですが、そういうときも周囲がしっかりとバックアップしてくれるため、安心して挑戦できます。私も入社1年目のときに営業本部長に同行いただいたことがあり、営業としての成長につながったと感じています。
古清水さん
私はもともと経済学部卒で全く設計やデザインの経験がないまま入社しましたが、未経験でも周囲のサポートのもとでスキルを習得していくことができました。
基本的にはOJTで実践の中で身に付けていく形ですが、当社の設計部門はチーム体制を取っているため、わからないことをすぐに共有し合う等、チームメンバーから手厚くサポートしていただけるのも特徴です。資格試験のサポートもあるので、色彩検定やインテリアコーディネーター、施工管理技士等、積極的に活用し、提案スキルの向上に繋げています。
それに加え、月に1回30分の1on1の機会があるのも大きいですね。業務の中での不安や悩み、プライベートなことも含めて相談できるため、メンタル面でも心強いサポートを受けることができます。
編集部
社内勉強会などの機会もあるのでしょうか。
古清水さん
はい。設計部門では社内外での勉強会を積極的に取り入れており、インプットの機会が充実しています。社内では東京以外にも仙台や、福岡の設計チームと合同の分科会を月1回開催していて、成功事例や失敗事例の知見共有や新たな課題の検討を行っています。
設計部門内のメンバーの特徴やスキルの把握もできるため、プロジェクトを進める上で適切な相談相手を見つけやすいのも魅力です。
営業職・設計職が語るやりがい:チームでの協力体制・新規開拓への挑戦
▲快適にミーティングなどを実施できる環境があるため、チームでの作業も進めやすい
編集部
アイリスチトセならではの仕事のやりがいや魅力、それを実感したエピソードをご紹介いただけますか?
木下さん
一人で仕事を進めるのではなく、チームで協力しながら仕事を進められるのが魅力です。設計や工事部門など多くの人と協力して仕事を成し遂げ、お客様に喜んでいただけたときには大きなやりがいを感じます。
実際に私が関わった案件で、ある損害保険会社の本社エントランス改修を行ったプロジェクトが印象に残っています。その案件では当社の家具だけでなく、アイリスオーヤマのLED大型ビジョンの導入や、FSC認証木材を使用したサスティナブルな家具の提案、さらにはビジョンで流す会社紹介の動画制作まで、初めて手掛けることが多くありました。
大変なことも多かったのですが、設計や開発部門といった社内チームはもちろん、アイリスオーヤマの担当者など、グループ全体を巻き込んで新しいことにチャレンジできたことはとても良い経験となりました。
編集部
営業として、アイリスグループの商品を提案する機会も多いのでしょうか。
木下さん
はい。営業担当者が窓口となってグループ全体で取り扱う商品全般を提案できます。グループのネットワークを活かしてお客様の要望に幅広く応えられるのは当社ならではの魅力ですし、そのニーズの聞き取りやグループとの調整は営業の手腕を発揮できる場面です。
編集部
古清水さんの感じる仕事のやりがいや実際のエピソードも教えてください。
古清水さん
新しい分野の開拓に積極的に挑戦できる点に魅力を感じます。例えば私はオフィスだけでなく、実績としてまだ少ない福祉有料老人ホームやビジネスホテルのように、新しいチャネル開拓にチャレンジする機会をいただいています。
その中でも特に印象に残っているのが、2023年に挑戦した有料老人ホームのコンペです。それまで開拓できていなかった大手の有料老人ホームのコンペで、事業部や営業、施工管理部、マーケティング部で全社一丸となって取り組みました。約1か月かけて試行錯誤しながら提案をまとめプレゼンに臨んだ結果、無事受注することができました。
私自身、これまでに取り組んだことのない空間デザインや多様な造作家具の製図に挑戦でき、難しさもありながらとても良い経験になりました。また施工管理経験のあるキャリア採用の方がこれまでの当社になかった新しい視点でのプロジェクト推進をしてくれたことも大きかったです。お客様にも満足いただき、今でも継続的に案件をいただいています。
編集部
新規開拓への挑戦には、自ら手を挙げられているのですか?
古清水さん
私は自分から積極的に「やりたい」と言うようにしています。日報システムの「ICジャーナル」では営業トップの商談情報も共有されるため、次にどんな設計依頼がくるのかを想像しながら、面白そうな案件へのチャンスを見計らっています。手を挙げたものは比較的任せてもらえることも多いため、どんどん新しい挑戦ができる環境はあると思います。
女性活躍:女性管理職も多数。性別・年齢で判断しないのが当たり前
▲アイリスチトセのブランド「enKAK」を用いたオフィス空間
編集部
御社では女性社員も多数活躍されているとのことですが、女性の活躍環境についてどのように感じられますか?
古清水さん
「女性だから」ということを全く意識することがないくらい、当たり前に女性が活躍できています。特に設計部門は女性社員がおよそ4分の3を占めており、担当する仕事も男女で分けられることはありません。
また、上司だけでなく同僚や部下からも評価をいただく「多面的評価制度」や、先ほどの「部門別評価会」など、男女として分けない公正な評価制度が文化として浸透しています。活躍する先輩女性社員の背中を見ながら、自分のやりたいことに向かって進んでいける環境があり、今も管理職として、性別を理由に臆することなくさまざまな発信をしています。
さらに、アイリスチトセの商品ブランドである「enKAK」を用いたオフィス空間も魅力的です。一般的なオフィス家具やデザインは無意識のうちに男性寄りになっていたりするのですが、「enKAK」はジェンダーレスを目指して老若男女問わずなじみやすいカラーレギュレーションが取られています。多くの時間を過ごすオフィスに心地良い環境が整っていることは働きやすさに繋がっていると思います。
木下さん
先ほど評価体制の話をしましたが、評価は年齢だけでなく性別に関してももちろん平等です。評価会とはまた別に等級制の評価制度があり、上司からの推薦、社内昇進試験を経て自身の等級を上げていくことができます。性別も年齢も問わず、頑張った分だけどんどんステップアップできる風土が特徴です。
アイリスチトセからの採用メッセージ
編集部
最後に、採用に関連して、アイリスチトセに興味を持った読者に向けたメッセージをお願いします。
木下さん
アイリスチトセでは自社商品だけでなく、アイリスグループ全体で手掛ける商品も取り扱えます。また「アイラブアイデア」のもとで、年齢や経験、職種に捉われず自身のアイデアを積極的に発信できます。1つの会社で幅広い経験ができる環境は、とても魅力的です。
当社は常に新しいことに挑戦して成長してきた会社であるため、新しい環境で新しいことにチャレンジしたい方とは、非常にマッチすると思います。空間設計に興味を持ち、お客様の課題解決に喜びを感じる方をお待ちしています。
古清水さん
当社には新しいアイデアを歓迎し、既存のやり方に固執せず新しい方向に進もうとする環境があります。実際に、当社とは違う分野で経験を積んだキャリア採用の方々も多数活躍しています。
私自身、大学ではマーケティングや経済という今の職種とは全く違う分野を学んできました。しかしそのときの学びが、お客様に向き合う姿勢やコミュニケーションに活きていると感じます。これまで全く異なる分野での経験を持つ方であっても、チャレンジ精神を持って新しいやり方を取り入れていける方は自身の経験を活かして活躍いただけると思います。
編集部
木下さん、古清水さん、本日はありがとうございました!
編集後記
アイリスチトセ株式会社の働き方のまとめ
若手の活躍機会 |
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評価・成長制度 |
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社風・カルチャー |
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仕事の特徴 |
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求める人物像 |
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アイリスチトセ株式会社の基本情報
企業名 | アイリスチトセ株式会社 |
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住所 | 宮城県仙台市青葉区北目町1-13 |
事業内容 | オフィス用家具、福祉用家具、教育施設用家具、ホテル用家具等の製造・販売 |
設立 | 2001年9月 |
公式ページ | https://www.irischitose.co.jp/ |
採用ページ | https://irisohyama.recruit-js.jp/ |
募集職種 | ・セールス ・空間デザイナー |