ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社関東製作所にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
1948年創業の関東製作所は、金型製作を中心に、プラスチック成形から自動機の製造まで、時代ごとのニーズに合わせた幅広い事業を展開してきました。
そんな同社で、特に大切にされている経営理念は「チャレンジ精神」。社員一人ひとりの向上心ややる気に、しっかりと応える文化や制度があります。
今回は、管理部の郷治さんと、メカトロニクス事業部の小鳥居さんにインタビュー。若手社員がイキイキと活躍する事例やその理由、エンジニア職の魅力・働き方などについて、お話を聞かせて頂きました。
関東製作所の若手活躍:自ら手を挙げ、入社1年目から育成担当も!
編集部
関東製作所では、若手の社員さんが多く活躍されていると伺っています。その背景について教えて頂けますか?
郷治さん
関東製作所は「人間重視」「顧客満足」「チャレンジ精神」を経営理念としていますが、その中でも特に大切にしているのが「チャレンジ精神」です。
経験の少ない若手であっても、「挑戦する」姿勢があるならば任せていくという、会社の「チャレンジ精神」が、若手社員の伸び伸びとした活躍につながっていると思います。
実際に私自身も、新卒で入社したその年から、次の新卒者の教育担当として、内定者イベントの企画などに携わることができました。2年目の今年は、新入社員研修の企画と運営に加え、トレーナー業務も担当しています。
編集部
郷治さんは、ご自身で人材育成の業務を希望されたのですか?
郷治さん
はい。まだ配属が決まっていない頃、先輩の色々な業務を見ている中で、新人教育や育成の業務に携わりたいという気持ちが芽生えてきたんです。自分自身も入社間もない立場で、人に教えるのは難しいだろうとも考えましたが、思い切って手を挙げました。
初めてのことばかりで日々まさに挑戦でしたが、1年目である自分がどのように会社に貢献していくかということを、業務を通して強く意識することができたと思います。
編集部
そのチャレンジの中で、印象に残っていることがあれば教えてください。
郷治さん
新入社員研修については、前年に自分自身が研修を受けた体験をもとに、改善案や意見をどんどん出していきました。
例えば、関東製作所には拠点が数多くありますが、自分が働いている拠点以外のことも知ってほしい、色々な事業を見てほしいという思いから、工場見学を取り入れたいと要望したところ、すぐに採用してもらえました。
自分のカラーを出して新しい考えや方法に挑戦し、それを受け入れてもらえたことは、強く印象に残っています。
編集部
分からないことが多い中でさまざまな挑戦ができた背景には、周囲の方のサポートなどもあったのでしょうか。
郷治さん
はい。先輩社員や上長からは、私の提案を活かしつつブラッシュアップしてもらえるような、貴重なアドバイスをたくさん頂きました。
また、別拠点で仕事をしている先輩社員が「悩むことがあったら話を聞きに行くから、いつでも相談して」とフランクに声をかけてくれたこともありました。その方はその後、実際にわざわざ面談にも来てくださり、とても心強く感じましたね。
社会人力を高める研修&短いスパンの評価が社員の意欲を後押し
▲ご自身の経験や、関東製作所の教育体制の魅力について、楽しそうに話してくださった郷治さん。お仕事の充実ぶりが伝わってきた
編集部
制度面でも、若手社員の活躍を後押しするものがあれば紹介して頂けますか?
郷治さん
弊社の制度としては、OJT研修、メンター制度、階層別研修などがあります。業務におけるスキルアップと同時に、社会人としての背骨になる力もつけていくので、若手の方にとっては、その人自身の市場価値を高めることにもつながります。
また評価制度の面では、上司と一緒に目標を設定して日々の業務を推進し、評価・フィードバックを受けるまでを、半年ごとの短いスパンで行っています。この評価は処遇にも直結しているので、仕事のやりがいも感じられると思います。
例えばここにいる小鳥居さんは、2023年9月に主任技師になり、その翌年の2024年4月にその上の上級技師にステップアップしたんです。
編集部
上げた成果がスピーディーに評価され、どんどんキャリアアップができる仕組みなんですね。郷治さんご自身にとって、どのような制度が特に役立ったと感じていますか?
郷治さん
OJTやメンター制度には非常に助けられました。新社会人として分からないことや不安も多い中で、先輩や上司に付き添っていただいてゼロから学ぶ機会は、とても貴重だったと感じています。
強みはプラスチック加工。高い向上心をもつエンジニア陣
編集部
設計職や製造職など、御社のエンジニア関連のお仕事についても伺いたいです。まず、設備や技術の面で、関東製作所ならではといえるところを教えてください。
小鳥居さん
弊社ではさまざまな製品を作っていますが、特にプラスチック加工を強みとしています。特にブロー金型の製作では60年以上の実績があり、そこから発展させてロボットのように省人化した仕組みを提案することもやっています。
お問い合わせやご相談を頂くことも多く、業界でも広く認知して頂けていると感じますね。実際に展示会などでお声がけいただくことも増えています。
編集部
そういった環境の中で、技術職の方々も、やはり「チャレンジ精神」を大切にお仕事にあたられているのでしょうか。
小鳥居さん
はい。私は機械設計に携わっていますが、他社に負けたくない、前よりも更に良いものを作りたいという気持ちを常に持っています。そのために、展示会などに積極的に出かけて知識を深めつつ、面白いと思うものがあれば社内に展開しています。
もちろん私に限らず、設計者一人ひとりがアンテナを高く張って、自分の技術を高めるチャレンジをしている職場です。
▲固定概念にとらわれず、日々、改良や新しい工夫を重ねていく
設計と製造が“隣同士”で働きやすい、関東製作所「木曽川工場」
▲コミュニケーションが円滑で、和やかな雰囲気の職場。小鳥居さんによると「繁忙期には、たまに殺伐とします(笑)」とのこと
編集部
エンジニアとして働く上で、どこに魅力を感じているでしょうか。
小鳥居さん
私が勤務している木曽川工場(愛知県一宮市)では、設計者がいる事務所と、組み立てを担当する製造グループの作業場が、扉1枚を隔てたすぐ隣同士になっています。この環境はすごく魅力的ですね。
メリットとしては2つあります。まず設計者の立場からすると、自分の設計したものがすぐ隣で構築されていくわけです。そのため、小さなミスなどにも気づくことができ、その場ですぐに修正し、次の案件にも活かせるなど、知見を積み上げやすいといえます。
もう1つのメリットは、距離が近いことでグループ間のコミュニケーションが取りやすい点です。設計と製造はタッグを組んで1つの機械を作るので、やはり十分に会話をしていなければ、図面や指示書だけでは設計者の意思が伝わりにくかったり、製造者の疑問が拾えなかったりします。すると、良いものは作れないですよね。
私は中途入社なのですが、過去に在籍した会社には、社内に設計グループしかなくて、加工・組立はすべて外注というところもありました。そういう時にはやはり意思疎通に苦労をしたので、関東製作所のこの環境はありがたいと思っています。
役職も事業部も関係なし。社員同士の距離が近い関東製作所の文化
▲業務の打ち合わせも、思うことをフラットに言い合える雰囲気
編集部
関東製作所の社風やカルチャーについて、どのあたりが特徴的だと思われますか?
郷治さん
私が入社して実感しているのは、役職や事業部の垣根を越えた、社員同士の距離感の近さです。
弊社では、社員を対象に実施したアンケートの中から「会社の方針や社長の考え方をもっと知りたい」という意見があがり、それ以降毎月、全体会議と座談会を行っています。
編集部
具体的にはどんなことを話しているのでしょうか。
郷治さん
全体会議では、社長自らが全社に対し、会社の現状や今後の方向性を伝えます。座談会の方は、役員1名プラス、職種も拠点も関係なくランダムに選ばれた社員5名ほどで意見交換をしています。
社員の側から「もっと会社を知りたい」という声が出ることも、それに応えたこれらの場が設けられることも、弊社らしい、距離感の近さがあってのことと感じています。
編集部
そういった場だからこそ学べることや得られることはありますか?
郷治さん
日々の業務の中では、ときどき、目の前の業務に集中しすぎて最終的な目標を見失ってしまうようなことがあります。その中で、定期的に全体会議や座談会の場があることで、方向性が再認識され、自分の目標管理やモチベーション維持ができていますね。
関東製作所では「チャレンジファースト」な仲間を募集
編集部
最後に改めて、どういった方が関東製作所にフィットするのかっていうことに関して、お言葉を頂戴できますか。
郷治さん
弊社は、経営理念である「チャレンジ精神」のもと、時代ごとに変化する顧客ニーズに合わせて進化してきた会社です。
ご本人の意思があれば、あらゆる業務に携わることができ、ご自身の成長を感じられる環境なので、新しいチャレンジを楽しめる方にはとても向いていると思います。
編集部
ありがとうございます。続いて小鳥居さん、技術職についてはいかがでしょうか。
小鳥居さん
技術職の教育は、基本的に業務の中で教えるOJTです。例えば製造グループなら、機械の構築から順番に学習するわけではなく、実際に組み付けながら指導していくんですね。
そういう職場なので、求めたいのは吸収力と、分からないことがあったら自発的に聞く姿勢です。教える方も、聞かれないと、分かっているのかいないのか判断できませんから。
それから、業務の負荷には時期によって波がありますが、大変な時もみんなでコミュニケーションをとりながら頑張っていこうという気持ちがある人と、ぜひ一緒に働きたいです。
編集部
お話をうかがって、関東製作所は、社員のチャレンジ精神と会社のチャレンジ精神の相乗効果で、個人の成長も会社の発展も叶えていける場だと感じました。
本日はありがとうございました!
この記事のまとめ
株式会社関東製作所の事業の特徴 | ・プラスチック加工が強み(ブロー金型製造で60年以上の実績) ・設計部門と製造部門が近接(木曽川工場) |
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組織文化 | ・役職や部署の垣根が低い ・経営陣と社員の距離が近い(毎月全体会議・座談会を実施) ・部門間のコミュニケーションを重視 |
若手が活躍できる環境 | ・経験が浅くても、意欲があれば責任ある仕事を任せる ・新入社員の提案も積極的に採用(1年目から新卒教育担当を担当する事例も) ・OJT研修、階層別研修、メンターによるサポートを実施 ・半年ごとに評価。成果に応じた早期昇進の機会あり |
採用方針 | ・チャレンジ精神がある人 ・自発的に学び、吸収力がある人(特に技術職) ・コミュニケーション能力がある人 |
株式会社関東製作所の基本情報
住所 | 東京都江東区森下5丁目18番13号 |
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事業内容 | ・樹脂製品の量産成型 ・施策・小ロット・補給品 ・モノづくり開発支援 ・金型製作(射出成形) ・金型製作(ブロー成形) ・簡易金型製作 ・金型メンテナンス ・自動加工機制作 ・自動組付け機制作 ・自動検査機制作 ・流動解析 ・金属加工(部品加工) ・海外ネットワーク |
設立 | 1948年7月 |
公式ページ | https://kanto-seisakusyo.jp/ |
採用ページ | https://recruit.kanto-seisakusyo.jp/outline_career/ |
募集職種 | (自動機)設計職、作業者~リーダークラス |