釧路町役場で働く魅力:20代職員が増加中。充実の研修制度で若手の成長を全面支援

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、人口約2万人の規模ながら利便性の高い生活環境が整っている北海道釧路町の町民の暮らしをサポートする「釧路町役場」にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同役場で働く魅力をご紹介します。

釧路町役場では、現在、職員の20~30%を20代の若手職員が占めており、将来を見据えた人材育成に力を入れています。1年目から5年目までの職員には毎年必ず研修が組み込まれており、自衛隊と連携した特色ある研修や、実務スキル向上のための多彩なプログラムが用意されています。また、職員数約200名のコンパクトな組織ならではの、アットホームな雰囲気も特徴です。

今回は、釧路町役場の若手職員の育成と働き方について、総務課の池田さんと若手職員として活躍する佐光さんにお話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方
釧路町役場総務課職員係係長の池田さん

釧路町役場
総務課職員係 係長(採用育成担当)

池田 悠二さん

釧路町役場総務課総務係主事補の佐光さん

釧路町役場
総務課総務係 主事補

佐光 駿太朗さん

20代職員が多い釧路町:将来を見据え若手職員を採用・育成

釧路町役場庁舎の外観
▲町役場の庁舎外観

編集部

最初に、釧路町役場の職員の皆様の体制について教えていただけますでしょうか。

池田さん

釧路町は人口約2万人規模の自治体で、釧路町役場の職員総数は約200名です。その中で技術職は全体の2割程度の約40名です。大規模な自治体と比べると職種は限定的で、町立病院もないため、技術職は保健師、保育士、土木・建築関係が主となります。

その分、一人一人の担当範囲は広くなりますが、インフラ整備や町民の健康管理など、それぞれが高い意識を持って職務に当たっています。小規模な自治体ならではのマンパワーの強さがあると感じています。

編集部

職員の年齢構成について教えていただけますか。

池田さん

現在、職員の20~30%程度が20代の若手職員です。私が入庁した20年ほど前は、20代の職員が20人程度しかおらず、30代・40代の職員が多い状況でした。

常勤職員総数が200人に満たない中で、将来を見据えた人材育成と年齢の平準化、能力継承のために、積極的に若手職員の採用を進めてきました。今後も適切な職員数を見極めながら採用を進め、若い世代の活躍を期待しています。

6年目で3つの部署を経験:多彩な業務を通じて成長する若手職員

インタビューに答えてくれた釧路町役場の総務係の佐光さん
▲取材に対応いただいた佐光さん

編集部

佐光さんは入庁されてどのくらいになりますか?

佐光さん

今年で6年目になります。高校卒業後、1年のブランクを経て入庁しました。最初は住民課保険年金係に3年、総合政策課総合調整係に1年、そして現在は総務課総務係に所属しています。現在の業務内容は、役場本庁舎の設備管理、また、釧路町の総括的な業務などが主な仕事です。

編集部

6年目で3つの部署を経験されていますが、人事異動のペースについて教えていただけますか。

池田さん

基本的な目安は3年に1回ですが、人員配置の状況や事業の進捗状況によって、もう少し早くなったり、長くなったりすることもあります。

佐光さん

私の場合は、比較的異動が多い方かもしれません。おそらく人員の都合が理由だと思いますが、さまざまな仕事を経験させてもらえているので、それが自分にとっては非常に良い経験になっています。

編集部

これまでの経験の中で、特に印象に残っていることはありますか?

佐光さん

1年目の住民課での経験が最も勉強になりました。窓口での住民対応や電話対応の基本を学べたことは、現在の総務係でも大いに活きています。特に上司からは、来庁者の世代に合わせた話し方、例えば高齢の方には聞き取りやすいようはっきりと大きな声で、若い世代の方には制度を詳しく説明するなど、きめ細かな対応の仕方を教えていただきました。

多彩な研修プログラムで、職員のキャリア形成とスキルアップを支援

北海道釧路町役場の2階の様子

編集部

研修制度についてはいかがでしょうか。

池田さん

研修制度は非常に充実しています。1年目から5年目までの職員には、毎年必ず研修が組み込まれています。釧路管内の町村職員と合同で行う「公務員とは」という基礎研修のほか、若手職員の希望に応じて、札幌市での研修やオンライン研修への参加機会も提供しています。

さらに、釧路町ならではの特徴として、近隣の自衛隊駐屯地と連携した研修を行っています。自衛隊の方々に協力いただき、応急救護や防災対応、チームワーク向上を目的とした1日研修を実施しています。

佐光さん

自衛隊での研修では災害発生時の対応方法やテントの設営方法、防災用具の使い方などを学びました。また、施設見学も行い、自衛隊の活動について理解を深める機会となりました。

編集部

多彩な研修を実施されているようですが、中でも特に役立ったことはありますか。

佐光さん

接遇研修で学んだことが、今でも非常に役立っています。現在の総務係では町長への来客時のお茶出しなども担当しているのですが、そういった場面で接遇研修で学んだことが活きていますね。

また、令和7年度から北海道への研修派遣候補者として選ばれています。釧路町役場とはまた違う環境で働くことで自身のスキルアップ、幅広い人脈を築くチャンスだと思っています。

池田さん

研修派遣のほか、仕事のタイムマネジメントや公文書作成、住民とのコミュニケーション能力向上など、実務に直結するスキルアップ研修は多くの職員の役に立っていると感じています。さらに、住民からの厳しいご意見への対応研修や、育児休暇後の職員向けのキャリアビジョン研修など、様々なライフステージに応じた支援も行っています。

編集部

育児休暇後の職員向けの研修について、もう少し詳しく教えていただけますか。

池田さん

女性職員に限らず、男性職員も育児休暇を取得しますので、復帰後のキャリアビジョンをどのように描いていくかという点を重視しています。特に、育児中は遠方での研修参加が難しい場合もありますので、そういった状況を考慮しながら、個々の状況に応じたキャリア形成をサポートする研修を実施しています。

釧路町役場の働きやすい環境:残業が少なく、テレワークも可能

釧路町役場の総務課の勤務風景

編集部

一日の基本的な勤務時間について教えていただけますか。

佐光さん

勤務時間は8時45分から始まり、12時15分まで午前の部、45分の昼休憩を挟んで、午後は17時15分までです。私の場合、基本的にこの時間で業務を終えることができ、仕事後は19時から21時までバスケットボールの練習や指導に時間を使っています。

自分が選手として練習するときもあれば、子どもたちにバスケットボールを教えることもありますね。基本的に夜の時間はバスケットボールに充てていて、練習や指導を終えてから帰宅するという生活リズムが定着しています。

釧路町役場の総務係の佐光さんがバスケットボールの練習をしている様子
▲ワークライフバランスが整っている釧路町役場。画像は佐光さんが勤務後にバスケットボールを練習している様子

編集部

残業の状況はいかがでしょうか。

池田さん

時期や業務内容によって多少の違いはありますが、全体的に残業は少なく抑えられています。月の残業時間が数時間程度という部署も珍しくありません。

佐光さん

時期によって忙しい時期はありましたが、それも自己成長の機会だと捉えていました。単に時間を過ごすのではなく、新しい知識やスキルが身につく機会なので、苦にはなりませんでした。

編集部

働き方の制度面での特徴はありますか。

池田さん

コロナ禍を経て、テレワーク制度を導入しています。もちろん窓口業務など、役場でしか対応できない業務もありますが、一般的な業務については在宅でも可能な環境を整えています。個人情報を扱わない業務であれば、職員の家庭事情などに応じて柔軟に対応できる体制を整えています。

佐光さん

研修制度とも関わってくるのですが、自主的に心身の健康についての研修を行う場合、連続して2日間の休暇を取得できる独自の制度が設けられています。

オープンな役場の環境と活発なコミュニケーションが魅力

釧路町役場内の来庁者が自由に使用できるラウンジ
▲役場庁舎内のオフィスラウンジ。職員の皆さんがリラックスできるようにと設けられた

編集部

職場の雰囲気を教えていただけますか。

佐光さん

「ナチュラルビズ」を採用しており、動きやすく柔らかい雰囲気の服装で働けます。これにより、住民の方にも話しかけやすい雰囲気が生まれていると感じています。

池田さん

服装は本当に多様です。ノーネクタイでポロシャツ、タートルネックにジャケットなど、TPOを考慮しつつ、だらしなく見えない範囲内で働きやすい服装を認めています。

また、組織の規模がコンパクトなため、部署を超えた職員同士のコミュニケーションも活発で、顔の見える関係性が築けているのも特徴です。

釧路町役場内のロビー
▲役場内は各所に木が使われたナチュラルな雰囲気であふれている

編集部

役場で働いていて特徴的だと感じるところはありますか?

佐光さん

役場内には、ラウンジのような職員同士が気軽に集まって話せるスペースがあります。同期の職員や、たまたま居合わせた先輩職員とコミュニケーションを取る場として活用しています。

職員数が少ないため、他部署の職員とも顔見知りになりやすく、ラウンジでの何気ない会話を通じて部署を超えた関係づくりができています。

転職検討者にも知ってほしい。「釧路町」の住みやすさとは

北海道釧路町にある細岡展望台からの景色
▲釧路湿原を一望できる細岡展望台も町内にある

編集部

ところで、釧路町と釧路市はよく間違えられるそうですが、実際はいかがでしょうか。

佐光さん

本当によく間違えられます。電話の問い合わせでも、釧路市に電話をかけるつもりが釧路町にかかってしまっているということが頻繁にあります。

編集部

釧路町の特徴的な点として、商業施設が充実していると伺いました。

池田さん

はい、釧路町は商業地域が一箇所に集中しているのが特徴です。大型スーパーや日用品店、飲食店なども多数あります。釧路市では商業施設が点在しているのに対し、釧路町では日用品から家電まで、最小限の移動で買い物が済ませられる利便性の高さが魅力です。

佐光さん

私は釧路市の出身なのですが、釧路市には釧路市の良さがあり、釧路町には釧路町の良さがあると思います。釧路町では、商業施設が集まっていて、ちょっと歩けば日用品や衣類もすぐ買えます。とても便利ですし、バスも充実していて遊びに行くにもアクセスが良いので、生活しやすい環境が整っています。

編集部

釧路町役場を就職先として選んだ理由を教えていただけますか?

佐光さん

釧路町は商業施設が充実している一方で自然も豊かです。私自身マイペースな性格なので、都会すぎず、ゆったりとした雰囲気が自分に合っていると思い、釧路町での就職を決意しました。

北海道釧路町の商業地域
▲町内の商業地域。大手スーパーやホームセンターなどが集まっている

メッセージ:アットホームな職場で成長したい人を歓迎

インタビューに答えてくれた釧路町役場の総務係の佐光さん

編集部

最後に転職を検討されている方へのメッセージをいただけますか?

佐光さん

釧路町役場は若手職員にとって、とても働きやすい環境が整っていると感じています。上司からの丁寧な指導、充実した研修制度はもちろん、若手職員同士の交流も活発です。助け合いながら働ける環境が整っていて、キャリアアップを目指す方にとって、とても良い職場だと自信を持ってお勧めできます。ぜひ、私たちと一緒に働いてみませんか?

池田さん

転職という新しい環境に飛び込むことへの不安は、誰しもがお持ちだと思います。しかし、釧路町役場では、入職後のフォローアップ体制が充実しています。町独自の研修はもちろん、北海道等への研修派遣など、様々な学びの機会があるので、安心してスタートできると思います。

また、職員数がコンパクトなため、全員が顔見知りというアットホームな環境で働くことができます。就職先の選択肢の一つとして検討いただける場合は、ぜひチャレンジしていただければと思います。皆様のご応募を心からお待ちしています。

編集部

若手職員が成長できる充実した研修制度とアットホームな雰囲気が魅力的ですね。転職を検討中の方にとって、新しい一歩を踏み出すにあたって心強い環境ではないでしょうか。本日はありがとうございました。

編集後記

採用パンフレットの表紙に「釧路市といつも間違えられる…」という一節が入っている釧路町役場。お二人が言うように自治体としては規模が小さめですが、だからこそ職員の皆さんの繋がりが強くサポートしあいながら働くことができているそうです。その温かい雰囲気は、取材のお話からも伝わってきました。

この記事のまとめ

釧路町の特徴
  • 人口2万人規模の町で、商業施設が一箇所に集中し生活利便性が高い
  • 最小限の移動で買い物が可能
  • 都市部の利便性と自然豊かな環境を両立
組織体制
  • 職員総数約200名でコンパクトな組織体制
  • 20~30%が20代の若手職員で世代交代を推進中
  • 技術職は全体の2割程度で、保健師・保育士・土木建築系が中心
働き方の特徴
  • 勤務時間は8:45~17:15、残業は月数時間程度と少なめ
  • 個人情報を扱わない業務についてテレワーク制度あり
  • 「ナチュラルビズ」を採用し、働きやすい服装で勤務可能
人材育成制度
  • 1~5年目まで毎年必須研修を実施
  • 自衛隊と連携した新人研修や実務スキル向上研修を提供
  • 札幌での研修参加やオンライン研修の機会あり
  • 育休後の職員向けキャリアビジョン研修を実施
職場環境
  • 職員同士が交流できるラウンジスペースを設置
  • 部署を超えたコミュニケーションが活発
  • 基本3年周期での人事異動制度あり
キャリア形成
  • 窓口業務などで基礎的な実務経験を積める
  • 少人数組織のため、幅広い業務経験が可能
  • 上司からの丁寧な指導体制あり

釧路町役場の基本情報

自治体名 釧路町役場
住所 北海道釧路郡釧路町別保1丁目1番地
働き方  ハイブリッド勤務(出社+リモートワーク)
公式ページ http://www.town.kushiro.lg.jp/
採用ページ https://public-connect.jp/employer/12866
募集職種 事務・土木
取材・編集
大滝雄介のプロフィール写真

ミライのお仕事
編集部

大滝 雄介

企業の採用や働き方に関する取材を担当し、これまでに三井物産株式会社やヤマハ発動機株式会社、サイボウズ株式会社など、約650件の取材実績あり。編集歴は15年にわたり、出版社勤務時代には官公庁や健康保険組合の機関誌・パンフレットなどを企画段階から多数制作。