株式会社LeanGoの勤務風景

マーケティングファームを目指す株式会社LeanGo:快適な勤務環境と働きがいが両立

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社LeanGo(リーンゴー)にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

株式会社LeanGo は、企業のサービスやプロダクトの設計から、獲得戦略、既存顧客への売上向上などマーケティング領域全体の支援を行う企業です。支援会社としては珍しく、戦略立案から施策実施まで「丸投げで成果が出る」総合支援を提供しています。

また、コンサルタントはリクルートやサイバーエージェントなどの事業会社や、電通やADKなどの広告代理店、EYやデロイトなどの外資系コンサルという実績のある大手企業出身者を中心に構成されており、それを武器とした支援をする一方で、マーケティング支援のプロダクトとして「DEJAM」の開発および提供もしています。

同社は「社会の居心地をよくする」というパーパスを掲げ、社員一人ひとりが気持ち良く働ける環境づくりに注力しているのが特徴です。フルリモート制の導入や社員の要望に応じた快適なオフィス環境の整備、社員の意欲を活かした人員配置などで「働きやすさ」と「働きがい」を実現しています。

今回は株式会社LeanGoの企業文化や働き方について、代表取締役社長の平井さんにお話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方
株式会社LeanGo社長の平井さん

平井翔吏さん

株式会社LeanGo社長。リクルートのグロースハッカーとしてCVR改善や新規機能開発などで多くの成果をあげ、2020年に同社を設立。

LeanGoのカルチャー:パーパスに沿って働きやすい環境を構築

株式会社LeanGoの勤務風景

編集部

まずは、LeanGoが大切にする価値観について教えてください。

平井さん

当社が最も大切にしているのは、「社会の居心地をよくする」というパーパスです。世の中には「社会全体を変革する」というようなアグレッシブな目標を掲げる企業が多くなっていますが、それとは違って、「各々にとっての社会の居心地をよくする」ことを目指しているのが、当社ならではのユニークな姿勢です。

編集部

「社会の居心地をよくする」という意味について、もう少し詳しくご説明いただけますか?

平井さん

テクノロジーの発展によって便利なサービスは増えていますが、全体最適を重視して個人の体験を犠牲にしているケースは多々ありますよね。集団ではなく個の最適化にフォーカスし、「一人ひとりにとっての社会の居心地のよさ」を追求していきたいというのが当社の考えです。

編集部

パーパスは、社内においてどのように反映されていますか?

平井さん

社員一人ひとりにとって働きやすい仕組みを整えているのが特徴です。例えば働き方の部分ではリモートワークを導入し、フルリモートも可としています。実際に、現在は社員の30〜40%がフルリモートで勤務しており、エンジニアだけでなく営業職やバックオフィスなど、基本的に全職種で適用されています。

またオフィス環境についても、個々に最適化された環境となるよう、社員からの要望を可能な限り尊重しています。例えば椅子やモニターなどの備品、書籍など、必要と判断されたものは予算内で積極的に対応しています。

株式会社LeanGoの勤務風景
▲モニターを支給するなど、こだわりのオフィス環境を構築している

居心地の良い社内環境に向け、独自のコミュニケーションカルチャーを推進

株式会社LeanGoの社員が食事を通して交流している様子
▲社員間のコミュニケーション活性化のため、オフラインでのミーティングや交流機会も重視

編集部

居心地の良い社内環境づくりの一環でコミュニケーションも大切にされていると伺っていますが、具体的な内容をご紹介いただけますか?

平井さん

私たちはコミュニケーションにおいて「MUTTO OTTO(むっとおっと)」という独自の方針を掲げています。「むっと」は「相手を嫌な気分にさせない、自分も感情的にならない」という意味、「おっと」は相手の期待を上回ることを意味します。

相手が喜ぶ言い回しを心がけ、相手が喜ぶような受け答えをする。お互いの関係性を良好に保ちながら、より良いものをつくるという目的に向かって協力し合える環境づくりを目指しています。

編集部

リモートワークも多いとのことですが、直接交流を図る機会も多いのでしょうか。

平井さん

月半ばと月末の2回、皆で集まってコミュニケーションを取る機会を意図的に設けています。そこでは主に半月のあいだの業務成果や人事関連の発表などを行い、ミーティング後は全員でランチや夕食を共にする時間も設けています。タスクの確認と社内交流、2つの面で非常に良い効果が出ています。

社員の働きがいを最大化する「裁量の大きさ」と「強みを活かせる環境」

株式会社LeanGoの勤務風景

編集部

業務の進め方や組織運営においては、パーパスはどのように体現されていますか?

平井さん

一人ひとりが気持ち良く働いていくためには、自分のやりたいことで成果を出せる環境であることが非常に重要です。そのため当社では「裁量大きく働ける環境づくり」、そして「適材適所の人材配置」を意識しています。

まず裁量大きく働ける環境づくりに関して、職種問わず自分がやりたいことを主体的に進められる環境があります。ボトムアップでの提案機会も多く、言われたことをやるだけでなく積極的にアイディアを提案し、実現できるのが魅力です。例えばプロダクト開発において、エンジニア視点からの提言をもらって軌道修正するケースも少なくありません。

そして適材適所の人材配置に関しては、自分の得意分野、好きなことで成果をあげられるよう本人の意欲と適性を踏まえて仕事を任せるよう配慮しています。過去には営業職で採用した社員がインサイドセールスに自身の強みを見出したことで、インサイドセールス専任でお任せした例もありますよ。

個々のプロフェッショナリズムを最大限発揮できる環境をつくることが、個人のモチベーションと会社としての成長につながると考えています。

生産性を向上するための、スピーディーなアウトプット文化も特徴

編集部

他にも大切にしている行動指針などはありますか?

平井さん

これまで掲げていたミッション・ビジョン・バリューを一旦見直し、今は「定説の上書き」というシンプルな行動指針を打ち出しています。

定説の上書きにはさまざまな意味合いがありますが、組織運営においては「働き方や業務の当たり前を見直し、生産性を向上する」ということに集約されます。これは社名とつながる(※)もので、「無駄を削いで、まずはやろう」という考え方です。
(※)社名のLeanは、無駄を省いて最低限の機能を備えたプロダクトをリリースし、改善を繰り返すマネジメント手法「リーンスタートアップ(Lean Startup)」から取られたもの

編集部

日々の業務の中に、行動指針はどのように落とし込まれているのでしょうか。

平井さん

完成度が低くても、失敗しても良いので、とにかくスピーディーにアウトプットすることを重視しています。思考に長い時間をかけるよりも行動し、60点でも良いからアウトプットをしてスピーディーに改善のサイクルを回していくというのが、スタートアップとして競争力を高めていくための当社の方針です。

編集部

その行動指針が体現されたエピソードがあれば教えてください。

平井さん

例えば営業資料は適宜見直し、頻繁に内容をアップデートしています。社内でディスカッションして「この方が良い」という意見が出たら変えてみて、失敗したら迅速に改善しています。

失敗は「当たり前」とされていたやり方を見直すきっかけになりますよね。まずは行動して、失敗を「定説の上書き」の糧として活かし、生産性を向上していくという姿勢を大切にしています。

株式会社LeanGoの組織:マーケティングのプロが集う組織体制

株式会社LeanGoの平井さんと同社が製作したハンドスピナー
▲自社で「マーケティングのPDCAハンドスピナー」も制作。企業交流会などで配布することもあり、営業ツールとしての役割も果たしている

編集部

LeanGoのメンバーにはどのようなバックグラウンドを持つ方が多いですか?

平井さん

経歴や職種は非常に多様で、元教師や起業経験者など、経験豊富なメンバーが揃っています。その中でも、マーケティングに強い人材が多く集まっているのが特徴です。

私自身はリクルートのグロースハッカー出身で、現COOはサイバーエージェントでアカウントプランナーを務めていました。他にも大手広告代理店経験者が多く、マーケティング業界を熟知したメンバーが揃っています。技術系の社員も同様に、サイバーエージェントやリクルート出身者が多く、高い開発力を持っています。

編集部

メンバーに共通する特徴はありますか?

平井さん

各々の専門領域にこだわりと自信を持つ、「オタク気質」なメンバーが揃っている印象です。だからこそ適材適所の人員配置を行うことが、個々のメンバーのパフォーマンスを最大化する上で奏功しているのだと思います。

プロ集団を惹きつける「自社プロダクト」「総合コンサルティング会社」の強み

編集部

そういった経験豊富な方々は、御社のどういった部分に特に魅力を感じてジョインしているのでしょうか。

平井さん

主に2つあると考えます。1つ目が、自社プロダクトの存在です。多くのコンサルティング会社が無形商材を取り扱う中で、自社プロダクトを持つことは会社としての大きな強みで、働く上での魅力となっています。

2つ目が、特定の分野に特化するのではなく、総合コンサルティング会社を目指すビジネスモデルです。広告やSEO、Webサイトの改善など幅広いソリューションを提案できるのは、他のマーケティング会社との差別化ポイントとなっています。

編集部

その強みは、働く上でどのようなやりがいにつながっていますか?

平井さん

エンジニアにとっては、既存製品の保守が中心の他社と異なり、常に新機能の開発に取り組めるのが特徴です。また分析やLP制作といった単機能ではなくマルチソリューションを提供しているため、次から次へと新機能の設計から実装まで携われるのが魅力です。知的好奇心の強いエンジニアにとって非常にやりがいのある環境だといえるでしょう。

また総合コンサルタント会社として幅広い提案ができることは、営業職のやりがいにつながっています。「自社の強みの商材を売る」という一般的なマーケティング会社の営業スタイルではなく、お客様の本質的な課題を見つけ、最適なソリューションを提供していける環境が魅力です。

LeanGoの採用方針:グローバルを見据え外国籍人材も歓迎

編集部

今後の事業の方向性を踏まえて、採用方針についてお聞かせいただけますか?

平井さん

現在は国内でマーケティングツールとコンサルティングを展開していますが、マーケティングは世界共通の課題だと考えています。そのため、グローバル展開も視野に入れており、主にアメリカなどの市場を中心に、海外で活躍する外国籍人材やグローバルビジネスの経験者の採用も検討しています。

編集部

グローバル展開の上で求める職種は何ですか?

平井さん

まずは海外での販路開拓がメインとなるため、特にマーケターやストラテジストとしての採用を重視しています。意欲ある方が採用できれば、すぐにでも海外展開に向けて動き出すつもりです。

メッセージ:お客様ベースの姿勢でやりがいを感じたい人はマッチする環境

株式会社LeanGo社長の平井さん
▲取材にご対応いただいた平井さん

編集部

最後に、LeanGoに興味を持ち転職を検討されている方へのメッセージをお願いします。

平井さん

「お客様の課題ではなく、自社の強みがベースの提案しかできない」「つくって終わりで、お客様が使用しているという実感を得られない」というモヤモヤ感を抱える営業職、エンジニアの方には、ぜひ当社をおすすめしたいです。自社プロダクトの開発や改善、幅広いソリューション提供により、大きなやりがいを感じられる環境があります。

私自身の経験上、「尊敬できる仲間がいる」「潤沢な資金がある」「裁量権がある」、この3つは自身のキャリア形成の上でとても大切だと考えます。当社にはこの3つすべてを提供できる環境があります。現在のキャリアにモヤモヤを感じている方は、ぜひ当社で可能性を試してみてください。きっと今まで以上に活躍できる場所が見つかるはずです。

編集部

平井さん、本日はありがとうございました!

編集後記

「社会の居心地をよくする」というパーパスが、フルリモートの可能な働き方、快適な社内環境、「MUTTO OTTO(むっとおっと)」のコミュニケーション方針など、社員向けにも表れていることが印象的でした。ビジネス職も技術職も裁量を持ち、やりがいを持って働ける環境があると感じました。

株式会社LeanGoの働き方のまとめ

企業文化
  • 「社会の居心地をよくする」がパーパス
  • 「MUTTO OTTO(むっとおっと)」のコミュニケーション方針
  • 月2回の全社員交流機会あり
働き方
  • 全職種でフルリモート可能
  • 社員の要望に応じた環境整備
  • 裁量権の大きな業務体制
  • スピーディーな改善サイクル重視
メンバー構成
  • リクルート・サイバーエージェント出身者多数
  • マーケティング業界経験者が中心
  • 多様なキャリアバックグラウンド
組織の強み
  • 自社プロダクトを持つ
  • マーケティング領域で総合コンサルティングを提供
  • グローバル展開を視野に入れる

株式会社LeanGoの基本情報

企業名 株式会社LeanGo
住所 東京都目黒区八雲3-22-11
事業内容
  • DEJAM(マーケティングDXツール)の開発・提供
  • AD FUTURE(広告業界向けメディア・イベント)の運営
  • Webコンサルティングの提供
  • 新規事業開発支援の提供
設立 2020年4月
働き方 リモートワーク(フルリモートも可)
公式ページ https://leango.co.jp/
採用ページ https://leango.co.jp/recruit/
募集職種
  • 営業職
  • フロントエンジニア
  • バックエンドエンジニア
取材・編集
紫竹淳志のプロフィール写真

ミライのお仕事編集部

紫竹 淳志

元新聞記者として約10年間、地方行政や選挙、プロ・アマチュアスポーツなど幅広い分野の取材経験あり。ミライのお仕事では、ソフトバンク株式会社や東京商工会議所、株式会社オープンハウスグループなど、数多くの著名企業や教育機関への取材を担当。