未経験から主任へ!株式会社マレア・クリエイトは20〜30代が活躍するダイビング企業

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社マレア・クリエイトにインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

株式会社マレア・クリエイトは、社員約90名のうち20代・30代がほとんどを占める、若手が活躍するダイビングスクールです。充実した教育プログラムと定期研修により、未経験者でも着実にスキルアップできる環境が整っています。社会人3、4年目での転職者も多く、19歳で入社して25歳で主任に昇進するなど、若手の成長事例も豊富です。

今回は、株式会社マレア・クリエイトの若手育成の取り組みや成長環境について、最年少で店長に就任した新宿店店長の中澤さんにお話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方
マレア池袋・新宿店の店長を務める中澤さん

株式会社マレア・クリエイト
マレア池袋・新宿店の店長

中澤さん

取材・編集
大滝雄介のプロフィール写真

ミライのお仕事
編集部

大滝 雄介

企業の採用や働き方に関する取材を担当し、これまでに三井物産株式会社やヤマハ発動機株式会社、サイボウズ株式会社など、約650件の取材実績あり。編集歴は15年にわたり、出版社勤務時代には官公庁や健康保険組合の機関誌・パンフレットなどを企画段階から多数制作。

若手活躍事例:「ダイビングが好き」という転職者が多い

女性スタッフが楽しそうにダイビングの装置を水洗いしている様子

編集部

御社では若い方が多く活躍されているそうですね。実際に、どのくらいの年齢層の方が多いのでしょうか?

中澤さん

社員数は約90名のうち、20代、30代がほとんどを占めています。私自身も現在30歳で、最年少で店長に就任しました。

社会人3、4年目で転職を考えるタイミングで中途入社する方が毎年1、2名ほどいます。趣味でダイビングを楽しんでいた人が、自分の現在の仕事と比較して「本当にダイビングが好きなんだ」と気付いて転職を決意するケースが多いです。

中途入社したメンバーたちは、自分の好きなことに日々関わって、その楽しさやすばらしさを人に伝える「人対人」の仕事にやりがいを感じてくれています。

編集部

若手の成長事例を教えていただけますか。

中澤さん

今年で5年目になる荻野は、高校卒業後9ヶ月間のワーキングスタディを経て19歳で当社に入社しました。最初は海に潜れることだけを楽しみにしている状態でしたが、3年目の途中くらいから、上の立場を目指したいという意識が芽生え、海以外の仕事にも積極的に取り組むようになりました。

販促物の作成や売上計画の立案など、マネジメント業務にも興味を持って自主的に勉強を重ねた結果、2025年の4月から25歳という若さで主任に就任することが決まっています。

教育制度:未経験者が確実に成長できる教育プログラムあり

ダイビング指導機関PADIのロゴが付いたオブジェが店内に並んでいる様子
▲株式会社マレア・クリエイトには、ダイビング指導機関PADI最高ランクのインストラクターが7名在籍しています

編集部

若手社員への教育体制はどのようになっていますか。

中澤さん

入社時点では多くの方がインストラクター資格は持っていても、実際の指導経験がないケースがほとんどです。そのため、スムーズな教育プログラムを用意しています。自社プールでのトレーニングに加え、月1回の定期研修があります。研修では販売スキル、インストラクション技術などを学びます。

編集部

若手の育成にあたって、成長を促す取り組みはあるでしょうか?

中澤さん

お客様にはダイビングの具体的な目標(例:上級ライセンスの取得など)を持って取り組んでいただくようお伝えしているのですが、同じように若手スタッフにも「自分のキャリアの目標は何か」を常に考えさせています。最初は曖昧だったり、考えたこともないという反応が多いのですが、自分の本当に目指したいキャリアゴールを明確にすることから始めています。

また、その目標は必ず文章として残すように指導しています。モチベーションが下がった時や迷いが生じた時に、自分の大切にしているものを振り返ることができるようにするためです。たとえ目標が変わっても、その時々の目標に向かって今やるべきことを考えながら進んでいけるよう、支援しています。

若いスタッフ2名が船上で談笑している様子(左)、5名の若い男女スタッフが集合している様子(右)▲20代・30代の若手が中心となって活躍しています

編集部

事故・災害対応の研修にも力を入れられているそうですね?

中澤さん

避難訓練に加えて、レスキュー隊が行うような実践的な訓練も行っています。緊急時を想定して、具体的なレスキュー方法や避難方法について学ぶ機会を設けています。

ワーキングスタディ制度:働きながらインストラクターの資格取得が可能

インターン生がホースで水をかけて車を洗っている様子
▲インターンの初期はダイビングに直接かかわる業務よりも、店舗運営のサポートなどを任されます

編集部

ダイビングの専門学校に行って、インストラクターになるためには、費用の準備が大変ではないでしょうか。

中澤さん

マレアダイビングカレッジでは、インターンとしてダイビングの仕事をしながら技術や知識を身につけられる「ワーキングスタディ」制度を利用できます。その場合、講習費は当社が全額負担します。

編集部

ワーキングスタディのプログラムについて、具体的なスケジュールを教えていただけますか。

中澤さん

最初は基礎知識の習得から始まります。初級ライセンスを取得し、ダイビング経験を積んでいきます。その後、レスキューダイバーコースを受講し、最後にプロ資格となるダイブマスターの資格取得を目指します。ダイブマスターになると、お客様のサポートやアシスタントとしての業務ができるようになります。

宮古島では海での業務に加えて、タンクの充填なども経験できます。これは一般的なダイビングの仕事ではなかなか経験できない貴重な機会となっています。

編集部

資格取得のための費用を心配せずに、学びながら仕事ができるなんて、すばらしい制度ですね。

インターン生がタンクのチャージ業務を行っている様子
▲インターンとして経験を積んでいくうちに、お客様のケアやアシスタント業務、タンクのチャージなどができるようになります

働き方:産後のサポート万全!女性が長く活躍できる環境

ダイビングの装備を身につけた女性スタッフがほほ笑んで立っている様子(左)、ニコニコした女性スタッフがPCに向かって業務をしている様子(右)
▲様々な海でダイビングを経験し技術を高めていけるほか、役職者としてキャリアアップも目指せる環境です

編集部

御社には、女性のインストラクターも多くいらっしゃいますね。女性が働きやすさを感じるような制度はございますか。

中澤さん

出産後の復帰支援としてメンター制度を導入し、時短勤務制度や看護休暇なども整備しています。産休後もスムーズに復帰できるようなサポート体制が整っているので、ライフステージの変化があっても、継続して活躍している女性スタッフが多くいます。

女性のお客様の中には、女性のインストラクターの方が相談しやすいという方もいらっしゃいます。特にウェットスーツの採寸などは、女性スタッフが対応することでお客様も安心されます。

編集部

女性の活躍事例について教えてください。

中澤さん

新宿店に在籍している河瀬という入社7年目のスタッフが、2025年の4月から主任に就任します。大学時代にダイビングサークルで経験を積み、その後大学を中退して専門学校でインストラクターの資格を取得しました。元々は名古屋の栄店で勤務しており、3年前に関東に異動してきました。

名古屋に配属されていた頃は、関西や福井、日本海側に潜りに行っていたそうです。関東に来てからも伊豆や千葉など様々なエリアに潜っているので、経験値が高いんですよ。女性のインストラクターで、これほど経験がある人はあまりいないと思います。

「オールマレア」の精神で、協力・成長し合う風土

スタッフ3名が向き合って談笑している様子

編集部

社内イベントなども開催されていると伺いました。

中澤さん

全社員で海に行くのはもちろん、冬はスノーボードに行ったり、新入社員歓迎としてサバゲーに行ったりもします。チームワークを育むような様々なイベントを実施しています。

明るく清潔感のある池袋店の店内の様子

編集部

社内イベントの頻度はどのくらいですか。

中澤さん

3ヶ月に1回くらいは全員で遊びに行くイベントを開催しています。人間関係を大切にする仕事なので、業務外でもコミュニケーションを取る機会を大切にしています。

編集部

会社の雰囲気やカルチャーについて、率直にお聞かせください。

中澤さん

とても元気な社風です。私たちは「オールマレア」という言葉を大切にしています。社長も「店舗間の垣根を越えて協力し合い、チームとして成長していこう」と常に語っています。

多くの社員が同じ専門学校出身ということもあり、配属先は異なっていても、宮古島での研修などで再会した際には互いに刺激し合える関係性があります。そういった場所も成長の機会として活かされています。お互いを思いやり、助け合う精神を大切にしている会社だと感じています。

マレア・クリエイトの強み:高い技術力と多角的なサービス展開

ダイビング中にウミガメを撮影している様子

編集部

2024年の実績では、ライセンス発行数が累計11万枚とのことですね。他のダイビングスクールと比べて、マレア・クリエイトの強みや特徴を教えていただけますか。

中澤さん

最大の特徴は、世界中のダイビングインストラクターのうちわずか1%しか持っていないコースディレクター資格の保持者が7名在籍していることです。技術面で安心して通えるスクールだと、認識いただけていると思います。

また、池袋店が東京都で初めて、世界的に信頼されているダイビング指導機関「PADI(パディ)」公認のフリーダイビングセンターとして認定されました。一般的なスキューバダイビングだけでなく、フリーダイビング(素潜り)のライセンス発行や指導も行っているんです。

ホテルのスタッフが利用客に浴衣を渡している様子
▲宮古島と石垣島のリゾートホテル「マリンロッジ・マレア」は、ダイビングが目的の方もそうでない方も宿泊が可能です

編集部

店舗展開も特徴的ですよね。都市型店舗が東京、横浜、名古屋、大阪、福岡に7店舗、そしてリゾート型店舗が沖縄にあると伺いました。宮古島と石垣島には、シュノーケリングやシーカヤックなどのアクティビティが楽しめる、リゾートホテルを併設されているんですね。

中澤さん

都市型店舗に来られるお客様は、ダイビングを趣味として始めようという方が半分、残りの半分は沖縄や石垣島への旅行前に「ライセンスを取得しておきたい」という方といった感じです。

沖縄などのリゾート地では、旅行ついでにライセンスを取得して終わり、という方が多いのですが、マレアの場合は都市型店舗があることで、取得後も継続的にダイビングを楽しめる環境を整えています。南の島だけでなく、日本海や内陸に近い海にも潜りに行っていますよ。ライセンス取得がゴールではなく、その後も長く楽しんでいただける仕組みを作っているのが特徴です。

海・自然の素晴らしさを、たくさんの人に伝えたい方を募集

ダイビング用のスーツを着用している中澤さん
▲会社のあたたかい雰囲気や、一緒に働きたい人物のイメージを語ってくれた中澤さん

編集部

転職を考えている方々へ、メッセージをいただけますか。

中澤さん

私たちのミッションは「人と人、人と自然を繋ぐコミュニケーター」として、社会に貢献することです。海の世界を通じて、お客様の生活に活力と楽しみを提供する仕事です。自然に携わる仕事がしたい方、お客様に自然の素晴らしさを伝えたいという思いをお持ちの方は、ぜひ私たちと一緒に働いてみませんか。

編集部

お話を聞かせていただいて、社員の皆さんがコミュニケーションを大切にしていることがよく分かりました。本日はありがとうございました。

編集後記

学校・教育・人材派遣事業を展開する三幸グループが母体で、信頼と実績のあるダイビングスクールを展開する同社。経営基盤の確かさに加えて、「ダイビングが好き」という社員の方々が集まっているからか、人間関係の良さも魅力だと感じました!

この記事のまとめ

企業の特徴・強み
  • コースディレクター資格保持者が在籍する高い技術力
  • 都市とリゾートに店舗を展開し継続的なダイビング環境を提供
  • ライセンス発行数が累計11万枚を突破
教育・成長環境
  • 月1回の定期研修を実施
  • 役職者向けの外部研修制度あり
  • 目標設定とキャリアプランを重視した育成方針
社風・職場環境
  • 20代・30代中心の若手が活躍
  • 店舗間の協力体制を重視
  • 全社イベントでコミュニケーションを促進
待遇・福利厚生
  • 実績に応じた昇給・昇進制度あり
  • 産休後の復帰支援や時短勤務制度を完備
  • 出産後も継続して活躍できる職場環境を整備
ダイバーシティ
  • 男女比率は6:4で業界平均的な女性活躍度
  • 女性の長期キャリア実現をサポート
求める人物像
  • 人と自然を繋ぐコミュニケーターになりたい方
  • 海の世界を通じて顧客に価値を提供したい方

株式会社マレア・クリエイトの基本情報

住所 東京都豊島区南池袋2-32-2
今田ビル 2F
事業内容
  • ダイビングスクールと店舗展開
  • リゾートホテルの運営
  • ダイビング器材及びスポーツ用品の販売
  • マリンスポーツ施設の運営及び管理
  • PADIダイビングインストラクターの養成
  • 各種研修及び講習会の企画運営
設立 1996年12月
公式ページ https://www.marea.jp/company/
採用ページ https://www.marea.jp/recruit/
募集職種
  • ダイビングインストラクター
  • リゾートホテルスタッフ