ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社マッシュホールディングスや株式会社マッシュスタイルラボなどを擁するマッシュグループにインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同グループで働く魅力をご紹介します。
マッシュグループは、SNIDEL(スナイデル)やgelato pique(ジェラートピケ)をはじめとするファッション事業を中心に展開。ファッションだけでなくコスメや飲食なども幅広く手掛け、「私たちの発想を形にし、人々に幸せを届ける。」という企業理念の実現を目指しています。
女性が約9割を占める同グループでは、社内託児所「マッシュの森保育園」など、育児サポートを含めさまざまな取り組みを進めています。毎年約100人が産休・育休を取得する中、復帰後も継続的にキャリアを積める体制が整っており、店舗スタッフから本社勤務などキャリアチェンジの可能性が広く開かれているのも特徴です。
今回はマッシュグループの女性を支える充実した環境やキャリア事例について、2022年に新設されたSNS課の課長代理を務めるマッシュスタイルラボの半田さんにお話を聞かせていただきました。
女性活躍を支える制度:社内託児所や食堂など充実の環境!
▲子どもたちの“ウェルネス”を意識した環境づくりが行われている「マッシュの森保育園」。半田さんも活用しながら仕事と子育てを両立している
編集部
御社では女性社員が約9割を占めるとのことですが、女性の働きやすさに関して特徴的な取り組みはありますか?
半田さん
個人的にも、子育てと仕事を両立する上で役に立っていると感じるのが社内託児所「マッシュの森保育園」です。
マッシュの森は本社2階にある定員8名の認可外保育施設で、保育者4〜5名のもとで手厚い保育を提供してくれています。私自身1歳半の子どもを育てながら働いているため、「マッシュの森保育園」があることでとても助かっています。
▲社員に大人気の社員食堂。お昼どきには券売機に長蛇の列ができるほど
半田さん
また、社員食堂ではマッシュフードラボが運営するデリカテッセン「PARIYA」(パリヤ)の食事をワンコインで利用できます。社員に大人気で、私もほぼ毎日利用しています。
家に帰ると子ども中心で、ゆっくりと食事をする時間もなかなか取れないため、昼食時に充実した食事時間が取れるのもありがたいですね。
▲ビュッフェ形式で自分の気分に合ったものをチョイスできるのも魅力。半田さんのお気に入りはお肉料理とのこと
編集部
実際に保育所や食堂を拝見しましたが、すごく充実していますね!その背景にはどのような理念があるのでしょうか。
半田さん
マッシュグループでは、グループスローガンとして「ウェルネスデザイン」を掲げ、人々の幸せや笑顔のための商品・サービスを提供しています。
その価値観はオフィスにも体現されており、カフェテラススペースやライブラリー、ウェルネス休暇という独自の休暇制度など社員の健康や働きやすさに配慮した環境が整っています。
育休後に復帰しやすいサポート体制があるから、キャリアを諦めず働ける
▲社内の日常風景。産育休を経ても働き続けられる環境がある
編集部
女性がキャリアパスを描く際、出産や育児は大きなイベントになると思います。産休・育休の前後など、会社からのサポートはあるのでしょうか。
半田さん
もちろんです。マッシュグループでは全体では毎年約100人が常時、産休・育休を取得している状況ですので、しっかりと整備されています。
私自身も産育休を10か月間取得したのですが、休みに入る前から面談の場がしっかりと確保されており、人事部から休暇中の流れや期間について詳しい説明を受けられます。私の場合はSNS課が新設されたばかりで、リーダーという立場で課長代理に就任してからの育休だったため、チームの今後の発展や自分が抜けることへの責任、不安を感じていました。しかしその不安も面談の際に上長としっかりと話すことができたため、とてもありがたかったです。
育休中も定期的に連絡を取り合い情報を共有してもらっていたため、孤立感を感じることなく過ごすことができました。また復帰する際には復帰面談も設けられていて、復帰予定の約1か月前に上長との面談を行うため、きちんとステップを踏んで復帰できることにも安心感がありましたね。復帰後も同じポジションで迎えていただけたことにも感謝しています。
編集部
復帰後、子育てと仕事を両立する上でのサポート体制についてはいかがですか?
半田さん
子どもが小さいときは、特に急な発熱などで頻繁に休みが必要になる場面も多いのですが、当社では子どもの看護休暇制度が整っているためとても助かっています。感染症で1週間の休みが必要だった際にも看護休暇を利用できたことで、気持ちにゆとりを持って看病にあたることができました。
また女性中心の会社のため、子育てについての理解がとても浸透しており、周囲が温かくサポートしてくれるのも大きいです。実は以前、子どもの発熱などで休みが続いてしまい、課の責任者として焦りや不安を感じた時期があったんです。
上長にその不安を話したところ「仕事も子育ても大切なんだから、休むことを後ろめたいと思わずに毎日を大切に過ごして」と言葉をかけてもらいました。その言葉があったからこそ今があると思っており、その上長にはとても感謝しています。
日々の仕事の中でも、時短勤務のために対応できない部分をチームメンバーがカバーしてくれています。私自身できる限り自分でやろうとしてしまうところがあるのですが、それに気づいて「できることがあったら言ってください」など声をかけてもらうことも多く、周囲からの温かい声かけやサポートに本当に助けられています。
キャリア事例:店舗スタッフから本社でのSNS運用管理担当に
▲取材にご対応いただいたマッシュスタイルラボの半田さん
編集部
マッシュグループで活躍されているメンバーのキャリア事例として、半田さんの経歴をお教えいただけるでしょうか。
半田さん
私は元々保育士として働いており、23歳のときにアパレル業界に転身しました。最初は渋谷マルイのSNIDELでアルバイトとして働き始め、複数の店舗異動も経験しながら準社員、社員と段階を踏んで、最終的に新宿店の店長を務めるまで7年間ショップの現場を経験しました。
その後、2022年のSNS課新設に伴い本社に異動し、デジタルツールを活用した会社全体の売上向上を目的に、ECサイトに掲載する店舗スタッフのスナップ写真の管理や、スナップからの売上の計数管理を行っています。
現在のSNS課のチーム構成は全部で4人体制で、全員女性です。グループ内の多くのブランドをそれぞれ割り振って運営しており、今後は課の人数を増やしながら私たちが手掛ける全ブランドに目の行き届くような体制を整えていくのが目標です。
編集部
店舗勤務から本社SNS課に異動されたのは、どのような経緯があったのですか?
半田さん
コロナ禍において、すべての店舗で営業活動が難しくなってしまった時期に、スタッフのスナップやSNSアカウントを活用してお客様に商品をお届けする動きが盛り上がっていたんですね。そのときに私がSNSチームの中心的な役割を担っていたことから、SNS課が新設される際に声をかけていただきました。
SNSでの発信においてはスナップは重要な役割を果たすのですが、実は元々撮影には苦手意識があったんです。しかし、あるときに本社からモデル撮影を依頼されて撮った1枚が大きな反響を呼び、「この写真を見て来ました」「このお洋服が欲しいです」という声をたくさんいただきました。写真1枚でこれだけの影響力があるのかと驚きましたし、店舗の売上への責任を持つ店長の視点からも、スナップは直接売上に貢献する重要な仕事だと改めて認識しました。
そこからスナップによる売上にどれだけ自分が影響力を持てるのかに興味を持ち、いろいろと工夫するようになりました。雑誌でポージングを研究したり、SNIDELの特徴であるワンピースを魅力的に見せるアングルを追求したり、ときには他部署の皆さまやメンバーにも相談しながら、試行錯誤して自身のスナップを確立していきました。そこを評価いただいたことが、SNS課への異動につながったのだと思います。
■スナップも掲載されている半田さんのInstagramアカウントはこちらから!
https://www.instagram.com/akari_handa/
▲もともと「写真がとても苦手だった!」と話す半田さん。スナップの重要性を実感して工夫を重ねた経験が現在につながる
編集部
ご自身の経験は、現在のSNS課の業務にどのように活かされていますか?
半田さん
私以外の他のチームメンバー全員が店長出身ということもあり、店舗経験を活かしたスタッフ育成にも力を入れています。店舗に出向いてスナップ撮影の指導をしたり、本社での撮影会やスタジオ撮影を企画・実施することもあります。
また、店長経験を活かし、店舗スタッフに寄り添うことも意識しています。スタッフによってはSNSではなく店舗業務に専念した方が良いケースもあるんですね。一人ひとりの背景を踏まえた上でスナップで活躍してもらえそうなスタッフを適切にアサインできているのは、店舗スタッフと良い関係性を構築しているからこそだと思います。
定期的なキャリア面談があり、希望するキャリアパスを伝えられる
編集部
キャリアチェンジについて相談できるような機会はあるのでしょうか。
半田さん
定期的にキャリア面談の機会が設けられています。面談は店長などの普段接している上長だけでなくマネージャーやトレーナーなどを交えて行われるため、自分の将来像や希望するキャリアパスについて伝えるチャンスとなります。
実際に最近も、SNIDELの店長から本社に異動となったケースがありました。自分の希望や意欲を伝えられる場が定期的にあるのは、キャリア実現の上でとても大きいと思いますね。
編集部
社員のキャリアパスとしては、半田さんのように店舗から本社スタッフになるケースが多いのでしょうか。
半田さん
確かに店舗出身で本社勤務になるスタッフも多いのですが、職種によりさまざまですね。デザイナーなどの専門職の場合は店舗研修を経て本社勤務になる方が多いですし、プレス担当を目指して店舗経験を積む方もいれば、私のように店舗勤務が第一希望で入社し、その後可能性が広がっていくケースもあります。
組織風土:店舗・本社の距離感の近さ、部署を超えた連携が魅力
編集部
半田さんは店舗も本社もどちらも経験されていますが、雰囲気など違いを感じる部分はありますか?
半田さん
本社にも店舗出身者が多いこともあり、良い意味であまり大きなギャップは感じていません。ショップスタッフ時代には「本社は遠い存在」というイメージもあったのですが、実際副店長や店長になってみると、上司とも距離感が近くフラットに意見を言いやすい雰囲気があるなと感じました。私自身新宿店の店長時代、スタッフ配置や運営に関する提案をすぐに伝えており、それが良好な店舗運営につながっていました。
ただし、店舗はほぼ女性スタッフのみですが、本社には男性社員も在籍しているという意味での雰囲気の違いはありますね。店舗経験者からすると、異性だからこその視点、空気感が新鮮です。子育て中のパパさんも多く、復帰後にパパ視点での子育ての話をしてくれるなど、距離感が近く良好なコミュニケーションが生まれています。
編集部
会社全体で、部門を超えた連携機会も多いのでしょうか。
半田さん
週1回ブランド会議を実施しており、そこでは該当するブランドに関わる各部署の担当スタッフが集結しています。その他にも日常的に部署を超えた連携が行われていますよ。
特にSNS課に関しては連携部署が多く、業務上ほとんどすべての部署との協力が欠かせません。例えばECサイトのスナップ売上に関してはEC事業部との報告会を定期的に行い、撮影に関してはPR、VMD(店舗レイアウト担当)、デザイナーと協力しています。商品撮影の前には、デザイナーの思いを理解するためのコーディネート検討会を行うなど、密な連携を心がけています。
SNS業務以外では、年に1回「マッシュパークプロジェクト」という大規模なチャリティイベントを開催しており、芸能人によるライブパフォーマンスや子どもが楽しめるワークショップを多数用意し、限定商品の販売などを行っています。グループ全体の取組で各部署から様々なメンバーが運営に携わるため、全社的な交流機会にもなっています。
メッセージ:充実した環境でキャリアを歩みたい女性を歓迎!
▲半田さん・お子さん、さらに人事部のメンバーとの1枚。いきいきと輝く女性が多く活躍している
編集部
最後に、マッシュグループに興味を持った読者に向けてメッセージをお願いします。
半田さん
マッシュグループには「ウェルネスデザイン」を体現する女性が働きやすい環境が整っています。私自身、育休前、育休中、復帰後も変わらず働けるのは、会社が整えてくれた環境のおかげです。
また女性のライフイベントに理解のある温かいスタッフに囲まれて働けることもポイントです。今後もこの恵まれた環境で、さらなるキャリアアップを目指していきたいと思っています。自身のライフステージが変わってもキャリアを諦めずに働き続けたいという希望のある女性は、ぜひマッシュグループにジョインしていただけると嬉しいです。
編集部
半田さん、本日はありがとうございました!
編集後記
そして「ウェルネスデザイン」のスローガンの通り、社内託児所、フレッシュな野菜多めの社員食堂など、女性が長く、好きなファッションやビューティーアイテム、デザインに関わりながら仕事ができる環境が整っていたのも印象的です。インテリアの素敵なオフィスで、本社の皆さんも自社ブランドの洋服を素敵に着こなして働いていました。
この記事のまとめ
女性活躍の特徴 |
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キャリア形成の特徴 |
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職場環境・社風 |
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育休・産休サポート |
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組織体制と特徴 |
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マッシュグループの基本情報
企業名 | マッシュグループ |
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住所 | 東京都千代田区麹町5-7-1麹町ダイビル |
事業内容 |
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設立 | 1998年 |
公式ページ | https://mashgroup.jp/ |
採用ページ | https://mashgroup.jp/recruit/ |
募集職種 |
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