ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、松阪興産株式会社にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
三重県松阪市に本社を構え、全国各地に営業所・工場などを展開する松阪興産株式会社は、道路や建築物など社会インフラを支える製品を提供する建設資材複合メーカーとして、着実な成長を続けています。
同社は20代での管理職登用や充実した資格取得支援制度により、未経験者でも専門性を身につけながらスケールの大きな仕事にチャレンジできる環境を整えています。加えて、経験や学歴に関係なく実力で評価される風土やきめ細かい評価制度を備えることで、意欲ある社員の成長をバックアップしています。
今回は、同社の人事担当である井上さん・須崎さんに、若手社員の活躍や充実した評価制度について詳しくお聞きしました。
20代で係長昇進も。実力主義の松阪興産株式会社
編集部
最初に、御社での若手社員の方の活躍についてお聞かせ頂けますか?
井上さん
当社では、未経験から専門知識を身に付け、長期的なキャリアを歩んでいただくため若手の採用活動を積極的に行っています。
実力主義をモットーとし、頑張りはしっかりと評価されるので、20代や30代前半での管理職登用も珍しくありません。実際に、高卒で入社した社員が26〜27歳で係長に就任したケースもあります。意欲ある多くの若手社員が活躍していますね。
須崎さん
現在、係長・課長クラスは全体で100人程度いますが、直近の人事異動では5〜6人ほどの若手が、係長一歩手前の係長代理というポジションに登用されました。
重要な仕事を通して成長してもらうという意味も含め、半年間の係長代理期間を設け、適性が認められれば正式な係長へステップアップとなります。またその後、部門長クラスへの昇進の道も開かれています。
編集部
係長クラスへの登用の基準はどのようなところでしょうか。
須崎さん
マネジメント能力と実務能力の両方を見た上での判断です。
製造部門の例でいうと、製造ラインの責任者として生産目標の達成や作業の段取り、安全面でのマネジメントなどを任せられる社員を登用しています。
資格取得支援や希望職種へのチェンジで、若手の成長を応援
編集部
若手社員の成長をサポートする制度や取り組みについて教えて頂けますか?
須崎さん
教育面では、資格取得のサポートや外部研修の機会などがあります。
資格取得支援については、会社推奨の資格リストを設けており、それらの資格に対して受験料の補助や合格時のお祝い金を用意しています。
対象となるのは、コンクリート技士・主任技士、土木施工管理技士など、業務に活きる専門知識につながる資格ですね。参考書の提供や、就業時間内での受験も認めており、難易度に応じて最大2回までのチャレンジをサポートしています。
編集部
外部研修についても詳しく教えてください。
井上さん
職種によって内容は異なりますが、営業職では数値管理に関する研修や、管理職になる前段階でのキャリアアップ研修などを実施しています。具体的には、予算管理や部下との関わり方、リーダーシップに関する研修などです。
須崎さん
製造部門では安全に関する研修を重視しています。また、特定の業務に必要な資格取得のための講習は、入社後数ヶ月以内に受講できるよう配慮しています。
編集部
社内において、自分の意見を会社側に伝える場などはありますか?
井上さん
自己申告書というものがあり、自分の意見や要望を年に1回、上司などでなく直接社長に伝えることができます。
例えば、営業職から品質管理職など職種変更の希望も出すことができ、会社としてもチャレンジに対しては極力背中を押すというスタンスをとっています。
須崎さん
単に「今の仕事から別の仕事に変わりたい」という漠然とした希望だけでは難しく、全員が希望する部署に移れるわけではありませんが、会社としては「やってみたい」という意欲を重視しています。
また、この制度にはもう一つの重要な側面があり、社内の人間関係で悩みを抱えている社員の声も拾い上げられます。キャリアアップのための異動とは性質が異なりますが、必要に応じて配置転換などの措置を取ることもあります。
人事評価は半年ごと。上司と一緒に目標設定&達成プロセスも丁寧に確認
編集部
御社での、目標設定の方法や人事評価制度について教えて頂けますか?
井上さん
目標は一人で考えるのではなく、評価者である上司と相談しながら設定します。月1回の面談で進捗を確認し、プロセスも丁寧に見ていきます。
須崎さん
製造部門では改善提案件数やマニュアルの作成など、営業部門では売上目標など、職種によって具体的な数値目標を設定しています。目標は達成可能な範囲でありつつ、ある程度チャレンジングな内容になるよう心がけています。
編集部
人事評価についてはいかがでしょうか。
須崎さん
2022年に評価制度を刷新し、よりきめ細かい評価プロセスを導入しました。
以前は賞与前の1ヶ月程度で数値による評価を行っていましたが、現在は1月から6月、7月から12月の半年単位で、じっくりと評価を行う形に変更しました。この評価は賞与や昇給にも反映されます。
特徴的なのは、一般社員は行動評価が80%、成果評価が20%という配分なのに対し、管理職は行動評価50%、成果評価50%という形で、役職に応じて評価の重みづけを変えている点です。
一般社員については、より自分なりの努力や工夫・改善を行った姿勢が評価される仕組みになっています。
未経験歓迎・学歴不問。コミュニケーション力が最重要
▲明るくコミュニケーション上手な社員が多い松阪興産。社内の雰囲気の良さは自慢の1つ!
編集部
未経験者の採用状況について教えて頂けますか?
井上さん
中途採用者のほとんどが未経験者です。例えば飲食店出身者も多いですし、保育士からの転職という人もいます。経歴はまったく問いません。
私たちの業界は、そもそもが同業者の多い分野ではなく、専門的な知識を持った方が少ないんです。そのため入社時点での専門知識は求めず、入社後に社内研修や外部講習を通じて必要な知識を身につけて頂く形をとっています。
編集部
製造部門と営業部門、それぞれの採用で重視されているポイントがあれば教えてください。
井上さん
営業部門では、基本的なコミュニケーション能力を重視しています。きちんとした受け答えができるか、人と話すことに抵抗がないか、そして最低限の学力があるかどうかを見ています。
製造部門では、人柄を重視しつつ、体を動かして仕事をすることに抵抗がないかを確認します。また、品質管理の職種については、数字を扱う仕事なので、基礎的な計算能力を確認するための学力テストも実施しています。
須崎さん
中でもやはり、両部門共通で最も大切にしているのはコミュニケーション能力ですね。分からないことはその都度質問してもらいたいので、「教えてください」と積極的に質問できる方は高く評価されます。
このような基準で採用しているので、社内の雰囲気としても、社員同士の仲が良いことや、気さくな方が多いことが特徴です。事業所が異なる社員同士でも、電話でのやり取りなどで日々活発なコミュニケーションが行われていますよ。
仕事のやりがい:大規模な案件を扱い、社会人としての成長を実感
編集部
御社が未経験の方に選ばれる理由は、どのようなところだとお考えでしょうか。
井上さん
社内に多様な職種があることと、財務基盤が安定していることが大きな理由だと思っています。やってみたいと思うことに、のびのびとチャレンジできる環境だということですね。
編集部
実際に入社された方から、やりがいについては、どのような声がありますか?
井上さん
「自分たちが作った製品が、実際に道路や建築物に使用されているのを目にできること」「扱う案件の規模が大きいこと」に、やりがいを感じるという声が多いです。
須崎さん
営業部門については、実績を積んで高い評価を得ると、担当するお客様の規模も大きくなり、ゼネコンなども担当できるようになります。責任は増しますが、その分裁量も広がっていくので、社会人としての自身の成長を実感することにもつながると思います。
スケールの大きな仕事への、挑戦心ある仲間を歓迎
編集部
最後に、転職を検討されている方々へメッセージをお願いできますか?
井上さん
当社の仕事はスケールが大きいので、そういった大規模な仕事に関わってみたいという意欲のある方を歓迎しています。職歴や経験は問いませんので、チャレンジ精神のある方にぜひ応募して頂きたいですね。
須崎さん
当社は積極的な成長戦略を掲げ、M&Aによる商圏拡大を進めています。そして、近い将来にはグループ売上高300億円規模を目指すという明確な目標を持っています。
また給与も2022年の制度見直しによる賃金改定に続いて、2年連続で平均6,500円程度のベースアップを実施して、業績や社会情勢を考慮しつつ、社員へできる限りの還元をしています。
このように今後も成長を続ける企業として、一緒に成長していける仲間を募集しています。未経験からでも充実した教育体制で皆さんの成長をしっかりとサポートしていきます。
編集部
お話を伺って、若手の方の活躍とそれを支える体制がよく分かりましたし、「大きな仕事をしたい」という意欲のある方には、本当にピッタリな環境だと感じました。
本日はありがとうございました!
この記事のまとめ
組織文化 |
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若手の活躍事例 |
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給与・評価制度 |
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採用方針 |
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松阪興産株式会社の基本情報
住所 | 三重県松阪市鎌田町253番地5 中川ビル3F |
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事業内容 |
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創業 | 1954年2月 |
公式ページ | https://www.matsusaka-kosan.co.jp/ |
採用ページ | https://www.matsusaka-kosan.co.jp/recruit/index.php |
募集職種 |
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