ブロックチェーンゲーム業界の最先端を走る株式会社プラチナエッグの挑戦とカルチャー

注意:2024年5月8日現在、株式会社プラチナエッグは破産手続きを行っております。

新しい技術を活用し世の中にインパクトを与える企業を特集するこの企画。今回はブロックチェーンゲームの企画・開発を行う株式会社プラチナエッグにお話を伺いました。

ブロックチェーンゲーム業界の最先端を走る株式会社プラチナエッグ

株式会社プラチナエッグはブロックチェーンゲーム及びNFT(※)の開発を手掛ける企業です。コンサルティングから企画、制作、ディレクションまで、ソフト開発における一貫したサービスを提供できる体制を取っているのが特徴です。
※NFT(Non-Fungible Token)…日本語では「非代替性トークン」と訳される。ブロックチェーンを基盤に作成される、偽造や改ざん不可の鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータのこと。

株式会社プラチナエッグは2002年の創業以降、ソーシャルゲーム、スマホアプリなど、常に時代の先端を行くゲーム開発を進めてきました。そして2017年に、当時まだ世の中の認知度はゼロに等しかった「ブロックチェーン×ゲーム」のweb3領域に参入しました。現在までにブロックチェーンゲームを10本以上開発しており、国内トップレベルの開発実績を保持しています。

会社名株式会社プラチナエッグ
住所本社:東京都文京区本郷2丁目38-4本郷弓町ビル3F
 天草事務所:熊本県天草市中央新町575-1銀天街ビル2階
事業内容・ブロックチェーン関連エンタテインメント企画開発
・NFTマーケット・コンテンツ開発・運営
・ソーシャルアプリ企画開発
・家庭用ゲーム機対応ゲーム企画開発
・電子玩具の開発
・ゲームを対象とした作曲
設立2002年12月16日
働き方フルリモートワーク

株式会社プラチナエッグは東京に本社を構えつつ、2022年には地方拠点として熊本県天草市に事務所を設置し、熊本県での営業を開始しました。リモートワークを基本としているため、本社や天草事務所だけでなく全国・海外も含めて各地にメンバーが在籍しており、多様な世代、国籍のメンバーが活躍しています。

今回は、そんな株式会社プラチナエッグの創業者であり代表取締役の竹村也哉さんにインタビューを実施しました。多くの若手社員が活躍する秘訣や、地方も含め働く場所を選べる環境づくり、随時募集しているというインターンなどについてお話を伺っています。

本日お話を伺った方
株式会社プラチナエッグ代表取締役竹村也哉

株式会社プラチナエッグ
代表取締役

竹村 也哉さん

国内有数の開発体制で、ブロックチェーンゲームの開発を進める

株式会社プラチナエッグのゲーム「CRYPTO DERBY」のイメージ

編集部

まず簡単に、プラチナエッグさんの事業内容について教えてください。

竹村さん

プラチナエッグはスマートフォン向けゲームの開発・運営などを実施している企業です。2017年にWeb3領域に参入し、現在はブロックチェーンゲームやNFTマーケットプレイス、その他関連事業などを幅広く手掛けています。

編集部

プラチナエッグさんならではの強み、特徴というのはどういった部分にあるとお考えですか?

竹村さん

ゲーム開発、ブロックチェーン開発、そしてブロックチェーンゲームの開発・運営について長年のノウハウを持つことです。ブロックチェーンゲーム事業において、コンサルティングから企画、制作まで開発にかかわるすべてのサービスを提供できる体制があるのがプラチナエッグの特徴です。

ブロックチェーンゲームは業界自体が新しいこともあり、日本国内にも世界にもブロックチェーンゲームの開発が可能な企業自体がほぼありません。そのような中でプラチナエッグは既に6年以上の経験を持っており、開発実績も10本以上と国内トップクラスとなっています。その経験と実績に裏打ちされた知見、ノウハウは他にはないプラチナエッグの強みだと考えています。

編集部

早い時期からWeb3領域での事業を開始し、経験を重ねてこられたことが強みとなっているのですね。今後はどのような事業展開をお考えなのでしょうか。

竹村さん

引き続き新しいゲーム開発を行っていきたいと考えています。現在は「遊べるメタバース」「2023年に最も遊ばれるブロックチェーンゲーム」を目指し、賞金付きバトルロイヤルレース「クライマーズ(Climbers)」の開発を進めています。長期にわたってメタバースの経済圏が持続するようなブロックチェーンとしていくことが目標です。

また、今後はブロックチェーンとゲームの技術的ノウハウをゲーム業界外にも活用していきたいですね。日常生活が便利に、豊かになるようなWeb3ソリューションの展開も進めていけたらと考えています。

若くても責任のあるポジションに抜擢!「年齢よりスキル」のカルチャー

株式会社プラチナエッグのゲーム「CROSS LINK」のイメージ

編集部

それではここからは、若手活躍のトピックについて伺います。プラチナエッグさんでは多くの若手社員の方がいらっしゃるとのことですが、若手社員の方の具体的な活躍エピソードなどはございますか?

竹村さん

プラチナエッグでは20代から30代前半の年齢の社員でも、ブロックチェーンゲームのプロジェクトリーダー、プロジェクトマネジャーを任されて企画立案やディレクションをしている社員がいます。エンジニアであれば、リードエンジニア(※)を任されている者もいますね。
※リードエンジニア…開発を行うエンジニアチームのリーダー的な役割を担う存在のこと。

編集部

かなり若くして重要なポジションに抜擢されているのですね!プラチナエッグさんで若手社員の方が活躍できるのにはどのような背景があるのでしょうか。

竹村さん

ブロックチェーンゲームという業界自体が新しいものであるということが一番大きいと思います。例えば世間一般的に有名な家庭用ゲームであれば、既にそれに長く携わってきた経験のある人が多く存在します。当然開発規模も大きいため、「失敗できないから経験のある人に任せたい」ということになりますよね。

一方ブロックチェーンゲームはそもそも国内で取り組んでいる企業自体が少なく、経験がある人がほとんどいないという状況があります。予算規模も小さいため、新人のリーダーを立ててその人に任せるという決断がしやすい環境があるということです。それが若手の抜擢、活躍につながっている面は多いにあると思います。

それに加えて、プラチナエッグの年齢よりもスキルを重視するカルチャーも影響しています。プラチナエッグではどの職種であっても、スキルがあれば年齢を問わず責任あるポジションを任せています。だからこそ、いろいろなポジションで活躍する若手社員が生まれているのではないでしょうか。

編集部

なるほど。新しい業界のため若手抜擢がしやすいという環境が前提としてありつつ、年齢ではなくスキルを重視されるプラチナエッグさんの社内カルチャーが若手活躍の追い風になっているんですね。若手社員の方にとってはとてもチャンスのある環境だということが良く分かりました。

「社内事例の共有」と「質問しやすい環境」が若手社員の成長をサポート

編集部

プラチナエッグさんでは年齢よりもスキルを重視されるということですが、皆さん入社当初からスキルがあった方々なのでしょうか?

竹村さん

いえ、未経験で入るスタッフもいるので、入社後すぐにバリバリに活躍できるというわけではありません。経験を重ねる中で、速いスピードで成長できる社員が責任のある役割を任されています。

編集部

若手社員の方の成長を加速させるために、プラチナエッグさんで実施されているサポートがあれば教えてください。

竹村さん

「質問に答えられる体制の整備」、そして「社内で進行している他のプロジェクトの状況の見える化」という2点が、プラチナエッグの若手社員の成長に寄与しているのではないかと考えます。

能力が高く成長スピードが速い人というのは、的確な質問をたくさんして、そこから知識を吸収していくという特徴があります。プラチナエッグでは対面でのコミュニケーションはもちろん、社内チャットで気軽に質問できる環境を整備しています。だからこそ成長意欲がある人は主体的に質問し、知識や情報を得ながら成長につなげていくことができているのだと思います。

「社内のプロジェクトの見える化」については、プラチナエッグでは社内プロジェクトの仕様書とソースコード、予算などをドキュメント化しています。それを社内のグループチャットなどで共有すれば誰でも見れる状態となります。社内の豊富な事例が共有されて学びを得られることが、若手社員の成長につながっているのだと思います。

熊本県にも拠点あり!全国どこでも変わらず働ける環境を整備

株式会社プラチナエッグの社員集合写真
▲フルリモートで全国どこでも勤務可能。オフィスに社員が集まりコミュニケーションを取ることも

編集部

プラチナエッグさんは本社を東京に置いていますが、熊本県にも事業所を展開されていますよね。地方拠点ならではのメリットなどがあれば教えてください。

竹村さん

分かりやすいところで言うと、やはり地方の方が東京などの首都圏に比べて生活費が安く済みます。プラチナエッグではどの勤務地でも給与体系が同じなので、同じ給与で生活費を削減できるのは大きなメリットだと思います。

また熊本県の方が東京に比べて当然人は少ないので、都会的な疲れ方はしないのかなとは思います。ご飯がおいしい、というのもメリットですね。

とはいえ大都市は大都市で良いところはあります。プラチナエッグではフルリモートワークを採用しており、北海道から沖縄県まで全国各地にスタッフがいます。東京本社、天草事務所や海外も含め、好きな場所、環境で働けるというのが最も大きいメリットなのではないでしょうか。

編集部

プラチナエッグさんではUIJターン移住をしたいという希望がある方の受け入れをされることもあるのでしょうか。

竹村さん

そういった実績もありますよ。以前は北海道に事務所があったので、東京から北海道に移住したスタッフが北海道の事務所に移って働いていました。

基本的にフルリモートワークなので、どこで働くにしても同じように業務を進めることができます。もちろん近くにいた方が教えられることも多いのですが、先ほど言った社内チャットやドキュメントを活用して、コミュニケーションや情報共有ができる環境を整えています。

編集部

リモートワークで働くことで社内の情報が入ってこないという不安を感じる方も多いと思います。プラチナエッグさんでは情報共有やコミュニケーションができる体制を整えることでその点もしっかりとケアされているなと感じました。

実践経験が積めるプラチナエッグのインターン制度。時期を問わず受け入れ可能

株式会社プラチナエッグの開発ゲームのイメージ

編集部

インターン制度について伺います。プラチナエッグさんでは現在インターンの受け入れをされているのでしょうか?

竹村さん

はい。プラチナエッグでは時期を決めず随時インターン生を受け入れています。

インターンは学校からの紹介の場合も、採用サイトからの応募の場合も、入社前の研修のような形で行う場合もあります。ケースによって時期も異なるので、随時受け入れられるような体制を取っています。

編集部

プラチナエッグさんのインターンではどのようなお仕事を任されているのでしょうか。

竹村さん

プロジェクトごとに異なりますが、エンジニアであればコードを書いてもらうことが多いですね。実際のプロジェクトでコードを書いてもらうことになるので、実践的な経験が積めるのが特徴です。

プラチナエッグで活躍するには「とりあえずやってみる」行動力が重要

株式会社プラチナエッグ代表取締役竹村也哉

編集部

ここからは、採用についてお伺いします。プラチナエッグさんが採用に際して求める人材像などはありますでしょうか。

竹村さん

プラチナエッグでは自発的に動くことができる行動力がある人を求めています。そして現状の問題点をきちんと指摘できる人であるということも重要です。

やはりブロックチェーンという業界自体が新しいため、以前から行ってきたことがそのまま通用するとは限りません。そのため「とりあえずやってみる」という行動力は非常に重要となります。そして動きが早い・変化の多い業界でもあるため、アジャイルな対応は求められます。素早く行動し、問題点があればすぐに指摘して改善していける、そんな資質を持つ方は活躍できるのではないかと思います。

ブロックチェーンゲームに興味を持ち新しいことに挑戦したい方はぜひ

編集部

最後に、プラチナエッグに興味を持った読者の方に向けてメッセージをお願いします。

竹村さん

プラチナエッグは新しいことに挑戦している会社です。ブロックチェーンゲーム、仮想通貨に興味がある方で、自分の仕事にしたいと考えている方はぜひお問い合わせください。

今回若手社員の活躍についてお話ししましたが、プラチナエッグでは外国籍社員も積極採用しています。実際にアメリカ、韓国など多様な国籍の人が働いています。海外の方も含めて、いろいろな方にジョインしていただければと思います。

編集部

近年成長を続けているブロックチェーンゲームの領域で、先駆けて事業を進めてきたプラチナエッグさん。先進的な知見を得ながら自分を成長させられる環境があるのではないかと思います。

本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。