未経験でも一流コンサルタントに。コロニー株式会社の成長を導く社内文化とは

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、コロニー株式会社にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

同社は、「課題解決の民主化」をミッションに掲げ、人材領域に特化したコンサルティングサービスを提供しています。社内外の人材活用を軸に、外部コンサルタントの活用から社内人材のリスキリング(学び直し)まで、今後訪れることが予測される働き手の不足に対応する新しい働き方のモデルの確立を目指します。

今回は、コロニー株式会社の魅力について、代表の清水さんと人事を担当する渡邉さんにお話を伺いました。特に、未経験からのキャリアチェンジや、ベンチャー企業ならではの成長機会について詳しくご紹介します。

本日お話を伺った方
コロニー株式会社の代表取締役・清水さん

コロニー株式会社
代表取締役

清水 勇樹さん

コロニー株式会社の人事・法務・情報システムグループ・シニアマネージャーの渡邉さん

コロニー株式会社
人事・法務・情報システムグループ シニアマネージャー

渡邉 達也さん

コンサルの「人材」「座組」「知見」で強みを持つコロニー

コロニー株式会社のミーティングの様子

編集部

最初に、コロニーのミッションに込められた想いと、現在の事業展開についてお聞かせください。

清水さん

私たちはコンサルティングサービスの提供を主軸とする会社です。ミッションとして掲げる「課題解決の民主化」では、企業の課題解決をより身近なものにしていきたいという想いを表現しています。

今後、日本では人材の不足が予想されており、人材を活用していくことが重要な課題になります。それならば人材活用の領域における課題解決をするのがコロニーの役割なんですね。具体的には、社内外の人材活用を軸に、外部のコンサルティング人材の活用や、社内人材のリスキリング、再活用などの推進が挙げられます。

そういった上流から下流まで伴走していくコンサルティングサービスに加え、フリーランスのコンサルタントを対象としたプラットフォームサービス「Experty」も展開しています。

編集部

提供サービスにおいて、他社にはないような独自の強みについて教えてください。

清水さん

3つ挙げるとするなら「人材」、「座組(ざぐみ)」、「知見」です。まずコンサルタントの人材に関しては、社内外合わせて3,000人規模の豊富なデータベースを保有し、現在でも月に約120人のペースで拡大しています。

座組に関しては、豊富な人材をベースに、クライアントのニーズに応じて社内外の人材を組み合わせた最適なコンサルティングチームを編成することが可能という意味合いです。これは言葉にすると簡単ですが、各人材の専門性を見極め、適切に組み合わせる高度なスキルが要求されます。

最後に知見についてですが、コロニーは事業開発の分野で成長してきた背景があります。そこでさまざまな事業に関する専門性やコンサルタントの人材育成、さらにはIT技術に関するプロジェクト管理についても経験を積み重ねてきたので、それが大きな強みになっていると考えています。

編集部

将来の目標はなんでしょうか?

清水さん

将来的には、世界標準になるようなサービスの創出を目指しています。まずは、コンサルティング業界における社内外人材の活用モデルを確立していきたいですね。その過程で売上や利益、またIPOといったものが付いてくればいいと考えています。

コロニーの教育体制:研修などに力を入れ、未経験から成長できる

コロニー株式会社の人事・法務・情報システムグループ・シニアマネージャーの渡邉さん
▲取材にご対応いただいた渡邉さん

編集部

御社では、コンサルティング未経験で活躍されているメンバーがいると伺いましたが、これは本当でしょうか?

渡邉さん

はい、コンサルティング未経験の方も積極的に採用しており、実際に活躍してくれています。営業職やITエンジニアとして働いていた方など、コンサルティング業界に興味を持ったことをきっかけに転職されたケースも多いですね。

ジョインに関しては年齢も関係ありません。現状だと30代〜40代が比較的多い状況ではありますが、20代のメンバーも各グループに在籍しています。

編集部

未経験で入社された方は、どのような流れで仕事を覚えていくのか教えてください。

渡邉さん

コンサルタントの場合、まずはアナリストとしてキャリアをスタートしていただきます。先輩の指導の元、データ分析や資料作成など基本的なところから順を追って学んでいくので、いきなり「1人で全部やってください」ということはありません。

また、研修体制に力を入れているのも特徴です。オンボーディングでも座学の機会がありますし、さらに週2回の講座ではコンサルタントの基本動作として議事録の書き方やロジカルシンキングといった基礎知識を習得することができます。

先輩社員による社内セッションも定期的に開催しており、業界動向や最新事例の共有なども行っています。このセッションは現場で活躍する社員達が主導で行っており、お互いに高めあおうというカルチャーが醸成されています。

付け加えると、現在「コロニーアカデミー」という取り組みで過去の事例のアーカイブ化や研修内容の可視化を進めているところなんです。メンバーが得た知見をしっかり横軸で展開していくことで、さらに成長速度はましていくと考えています。

入社3年でシニアコンサルタントに。早期に地力を身につけられる

編集部

未経験からコンサルタントとして活躍されている方の事例を教えてください。

渡邉さん

20代で自動車業界から転職された方がいるのですが、このメンバーはコンサルタント未経験でアナリストからキャリアをスタートしました。入社3年でシニアコンサルタントとして活躍しており、次はマネージャークラスへステップアップすることを目標にしています。

もちろん本人の努力次第ではありますが、他社さんと比較してもすごいスピードでキャリアアップすることも可能な環境が用意されています。

清水さん

自分の能力をきちっと発揮して活躍していただければ、ポジションも上がりますし、給与面にももちろん反映されます。そして会社に貢献することでコロニーも社会にどんどん認知されていくというのを実感できるフェーズでもあるんです。

大手企業の場合、マネージャーとして中核事業に関わっていくには比較的時間がかかる傾向があります。弊社だと、入社して数年の段階で「どこに行っても重宝される確かな地力」を身につけられるのも魅力です。

コロニーの働き方:残業時間は少なめ、休日もしっかり取得

コロニー株式会社のミーティングの様子

編集部

コンサルティング業界は比較的残業が多いイメージがあるのですが、コロニーで働く皆さんのワークライフバランスについても、ぜひ教えてください。

渡邉さん

我々は働きやすい環境づくりを心がけており、残業時間の平均は20時間弱です。プロジェクトの繁忙期は残業が増えることもありますが、落ち着いている時期は普通に早く帰りますし、36協定はしっかり遵守しています。

あわせて有給取得奨励日も多めに設定しており、2022年〜2023年の年間休日の実績は128日以上です。連休と有給休暇を組み合わせた長期の休暇取得にも柔軟に対応していて、総じてしっかり休みが取れる環境だと思います。

また、社員の健康面に関しても配慮しており、「シックリーブ」という休暇制度もありますので有給休暇を使用しなくても体調の悪い日は休んでいただけます。

編集部

気持ちよく働くには社員間のコミュニケーションも重要かと思います。リモートがメインの方や客先に常駐される方などがいると思いますが、顔をあわせる機会はありますか。

渡邉さん

定期的なコミュニケーションの機会として、毎週月曜日の朝10時から20〜30分程度、全社会議を開催しています。その中で状況共有や各チームの活動報告、さらには知識共有が行われます。また、飲み会のようなイベントも定期的に企画しています。

コミュニケーションを活性化させる取り組みについては、有志のメンバーが集まった「QXチーム」が担当してくれているんです。バリューを体現した社員に賞を贈る「社員表彰制度」やアイデアを共有する「リファレンス制度」を推し進めるなど、モチベーションを高める施策をどんどん打ち出していますね。

コロニーが求める人材:「価値観への共感」と「人間性」を重視

編集部

コロニー株式会社が求める人物像について教えてください。

清水さん

メンバークラスとリーダークラスで異なる部分はありますが、大前提としてコロニー株式会社が示す価値観への共感が重要です。

弊社では「Set the Bar Sky High(目標を高く掲げて達成に挑む)」「Move at High Speed(素早い意思決定と行動で前に進める)」などの5つのバリュー(※)で表していますが、これはベンチャー企業と呼ばれるところで働く上で基礎になる考え方だと思っています。
(※)5つのバリューはコロニーの公式サイトに掲載

まずリーダークラスについては、どうやって課題を特定して前に進められるかという姿勢を常に持ち、チームをまとめて主体的に動けることが前提となります。

メンバークラスについては、指示された業務をこなすことも大切ですが、それだけだったら弊社を選ばなくて良いと思います。自分で機会を作り出し、課題を定義して企画し、前に進めていくことに楽しさを見出せる人に来ていただきたいですね。

コンサルティング経験が必須というわけではないですが、例えば前職で自ら企画を立ち上げた経験があるような方なら、より望ましいと思います。

編集部

その他に重視している点は何になるでしょうか。

清水さん

成果が出せるということはもちろん重要ですが、それ以上に人間性が重要です。他のメンバーと良好な関係を築いてかつ高い成果を出せる、それを両立できるような方と一緒に働きたいと思っていますし、実際にそのような方を積極的に採用しています。

コロニー株式会社から読者へのメッセージ

コロニー株式会社の代表取締役・清水さん
▲取材にご対応いただいた清水さん

編集部

最後に、転職を検討している20代から30代前半の若い読者に向けてメッセージをお願いします。

渡邉さん

コロニーは、2023年末は社員が55人程度だったところ、現在(取材を実施した2024年10月)は約90人と、どんどん拡大しているフェーズです。

組織として、戦略コンサルティングを担う「ストラテジーグループ」、人材組織とDXのメンバーで構成される「デザイン&オペレーショングループ」、ITコンサルタントが所属する「エキスパートグループ」の3つのコンサルティング部門があることが挙げられ、戦略部分から一気通貫でデリバリーできるというのは大きな特徴です。

このような規模感と強みを持つ組織ですので、どのような案件にも対応しながら成長することができると考えています。興味をお持ちの方は、ぜひ応募いただけると嬉しいです。

清水さん

個人的に、若い世代の方々には自分の可能性を最大限に広げていってほしいと思います。ゆっくり働くという選択肢も否定はしませんが、働く以上は実質的な成長につながる時間の使い方が重要です。自分の可能性を広げ、実力を蓄えておけば、年齢を重ねても選択肢が広がるはずです。一番頑張れる20代は最大限に走りきって欲しいですし、そういう環境を選ぶのが良いのではないでしょうか。

入社後は、皆が知るような大手企業とコンサルタントとして働く機会があり、自分の人生の可能性を広げる機会を得られます。また、私たちは現在成長中のフェーズのため、会社づくりに携わるチャンスもたくさんあります。

個人の成長に最大限コミットしていきたいと考えていますし、「一番成長できるのはコロニーだ」と言いたいくらい自負していますので、ぜひトライしていただければと思います。

編集部

未経験であっても本人の努力があればコンサルタントとして成長できる環境がコロニー株式会社には用意されているようですね。会社の成長に直接携わることができる点も魅力と言えそうです。本日はありがとうございました。

この記事のまとめ

コロニー株式会社のミッションと事業
  • ミッションは「課題解決の民主化」
  • 主力事業として、コンサルティングサービスとフリーランス向けプラットフォーム「Experty」を展開
教育体制
  • オンボーディング研修
  • 週2回の基礎講座
  • 社内セッション
  • コロニーアカデミー(知見の共有システム)
ワークライフバランス
  • 平均残業時間は20時間弱
  • 年間休日は128日以上(過去実績)、シックリーブ制度あり
  • 週1回の全社会議、定期的な社内イベントでコミュニケーションをとる
採用方針
  • コロニーの価値観に共感し、主体的に課題を見つけ解決できる人を歓迎
  • チームで協働できる人間性を重視
  • コンサルティング経験は不問

コロニー株式会社の基本情報

住所 東京都千代田区神田錦町2-2-1 神田スクエア11F WeWork内
事業内容 事業開発経験者や起業経験者のオープンネットワークを活用したオーケストラ型コンサルティングサービス事業
設立 2018年1月
公式ページ https://qolony.co.jp/
採用ページ https://qolony.co.jp/recruit/
募集職種
  • コンサルタント(IT/DX/セキュリティ/組織・人材)
  • セールス(アカウントセールス/ヒューマンキャピタルセールス)
  • 取締役・執行役員候補(DXコンサルティング部門/アカウントセールス部門)
  • シニアマーケター
  • 開発エンジニア
  • 人事(教育推進担当/採用担当)