株式会社secret placeの竹内さん、石森さん

20代で管理職も。株式会社secret placeの「可能性を広げていける」働き方

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社secret placeにインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

同社はトレーディングカード・恋愛・女性向けライフスタイルなどの専門情報を取り扱うオウンドメディア運営、webマーケティング事業を展開する企業です。20代で管理職として活躍する社員も多く、手厚い社員教育体制とチャレンジを推奨する風土の中で若い内から活躍できる環境があります。

今回は同社の若手活躍の秘訣や、ワーク・ライフ・バランスを実現できる自由度の高い働き方の魅力などについて、代表取締役社長の竹内さん、取締役の石森さんにお話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方
株式会社secret placeの竹内さん

株式会社secret place
代表取締役社長

竹内さん

株式会社secret placeの石森さん

株式会社secret place
取締役

石森さん

secret placeに関わるすべての人の“可能性を無限大”に

株式会社secret placeの竹内さん
▲インタビューにご対応いただいた代表取締役社長の竹内さん

編集部

まずは御社のミッションと、そこに込められた思いを教えてください。

竹内さん

当社は「ヒトの可能性を無限大∞にする」をミッションに掲げています。その根底には、知らない、わからないことによる人の機会損失をなくしていきたいという思いがあります。当社のwebマーケティング事業を通じて必要な情報を届け、その人の可能性を引き出していきたい。その思いを「全ての『知らない』と『分からない』を『できる』に変える」というビジョンで表しています。

それは当社のビジネスの対象であるユーザーに限りません。当社の社員はもちろんのこと、外注先や業務委託など、すべてのステークホルダーが当社での仕事を通じて市場価値をあげ、可能性を無限大にする、そんな会社でありたいと思っています。

ユーザーファーストのwebマーケティングを実現する「クレド」

株式会社secret placeの石森さん
▲インタビューにご対応いただいた取締役の石森さん

編集部

secret placeでは行動指針として15個のクレドを設定されていますが、特に重要視しているクレドはありますか?

石森さん

まずクレドの根底には「ユーザーファースト」の考えがあります。我々のコンテンツを通じてユーザー満足度を向上していくというのが前提の考え方となっています。

その上で、「泥臭く、愚直にやる」「過去と既存に囚われるな」「成功するまで挑戦」の3つのクレドを日々の業務の中で特に意識しています。我々の基幹事業であるSEOマーケティングは短期間でのルール変更が非常に多く、過去にとらわれた施策では事業を前に進めていくことができません。今必要な施策を常に考えて泥臭くデータを集め、成功に向かってできることは何でもやっていこう、というのが当社の大切にする姿勢です。

竹内さん

特にwebマーケティングを推進していく上で、定量的なデータからユーザーニーズを汲みとっていくことは非常に重要視しています。感覚で決めつけることをせず、泥臭くデータを取って、仮説検証を繰り返しながら成功に向かってPDCAを回していくということを大切にしています。

20代で新規事業立ち上げ、入社2年目で係長。躍動する若手メンバー

株式会社secret placeの竹内さん、石森さん

編集部

続いて若手活躍のテーマについて伺います。御社ではどういった若手社員の方が活躍されているのでしょうか?

石森さん

当社は代表取締役社長の竹内が31歳、取締役の私が29歳と、経営層自体も若いのが特徴です。中でも現在の事業部長は24歳という非常に若い社員が務めています。

彼はもともと前職からの知り合いで、最初はサイト運営の責任者を任せていました。その後、「カードコンパス」というトレーディングカードの情報サイトを新規事業として提案し、1年弱という短期間で成功させたんです。その実績から事業部長に抜擢した経緯があります。今では事業部の統括だけでなく予算決めから人員配置までに携わるなど、24歳にして会社の中枢を担う役割を果たしてくれています。

石森さん

もう1人当社の若手活躍を象徴するのが、入社2年目の26歳で係長になった社員です。最初は1つの施策を任せるところからはじめ、少しずつ権利範囲を拡張していきました。現在は編集長として複数サイトを運営しながら、業務委託や新入社員のマネジメント、ディレクションの役割も担っています。

竹内さん

彼が特徴的なのが、ただ若くして役職に抜擢されて成功したのではなく、現在の活躍に至るまで紆余曲折あり、その過程が彼自身と会社の成長に影響を及ぼしている点です。

というのも、彼はもともとかなり早い段階でさらに上の役職に抜擢されていたのですが、その時点で実務能力は十分にあるものの、チームを統括するコミュニケーション能力には不安を抱えている状態だったんです。

自分自身で施策を回していくのと、周囲とコミュケーションを取りながらチームで施策を成功に導いていくのとはまた違ったスキルが求められるんですね。そのコミュニケーションの部分が成熟しきっていない段階からマネジメントも任せてしまったため、周囲とのハレーションが生じたこともありました。

しかし彼はそこから改めてマネジメントを学び、苦手意識を持っていたコミュニケーションも積極的に取るなど、大きな変化を遂げました。今では業務委託メンバーも含むチームを統括し、いきいきと仕事をしています。会社としても、重要な仕事を任せて成長を促すことと、その人の特性や成長ステップを見極めた上でアサインすることのバランスが大事なのだという、今につながる反省、学びを得る経験となりました。

株式会社secret placeの竹内さん
▲「社員の成長を通して会社としての学びを得ました」と話す竹内さん

専門家を招いたスキルアップ研修を週1で実施。若手活躍を後押しする社員教育

編集部

若手社員の活躍を後押しする制度などもあるのでしょうか。

石森さん

当社では企業理念「可能性を無限大にする」に通ずるものとして、社員のスキルアップのための教育に力を注いでいます。その1つに、SEOコンサルタントやwebライター、ECサイト運営のスペシャリストなどの外部専門家を招いたスキルアップ研修があります。週に1回という頻度で、かつかなり内容の濃い研修のため、若手社員にとっても貴重な学びの場となっているのではないでしょうか。

また、当社の社員教育で特徴的なのが、正社員だけでなく業務委託や外注先も含めてスキルアップをはかっている点です。例えばスキルアップ研修では、社員が学んだ内容をチームで関わる外部の方にアウトプットしています。

もう1つ社員教育として重要視しているのが「フィードバック文化」です。社員の成果に対して適切なフィードバックを行うことで、社員の成長を促進する環境づくりに取り組んでいます。

そしてフィードバックも社員だけでなく外部の方にも時間をかけて行っています。私自身も1時間半くらいの時間を使って詳細なフィードバックをすることも少なくありません。学びを自社だけにとどめずステークホルダーに波及させていくその姿勢は、まさに「可能性を無限大にする」理念を体現するものであるといえるでしょう。

株式会社secret placeの石森さん
▲「secret placeに関わるすべての人へのフィードバックを大切にしている」と話す石森さん

若手も意見を言いやすい、社員の挑戦を受け入れるカルチャー

編集部

制度面以外にも、若手活躍を促進する企業カルチャーなどがあれば教えてください。

竹内さん

年齢を問わず、社員全員が意見を言いやすい雰囲気づくりを心がけています。例えば先ほどお話した24歳の事業部長は会社にとってプラスとなる提言をどんどんしてくれるタイプだったので、会社の姿勢としてその提案を受け止め採用しました。

彼はこれまでの職場では年齢が若いということでなかなか意見を受け入れてもらえない状況を経験してきたそうです。しかし「secret placeでは意見を無下(むげ)にせず聞いてくれるから嬉しい」と話してくれました。社員の意見を受け入れることで社員自身も前向きになり、さらに会社にプラスになる提言をしてくれるようになる、そんな好循環が生まれています。

編集部

他のメンバーからもさまざまな提言があるのでしょうか。

竹内さん

もちろんです。「新しい取り組みのために外注費を使いたい」といった業務に関することもあれば、「会社にコーヒーマシンが欲しい」といったちょっとしたこともあります(笑)。

最近で印象的だったのが、ある社員からあがった「会社ナレッジをためるためのツールの導入」の提案です。実際に社内ではナレッジが属人化しやすい傾向があったため、その提案を実現させました。

会社としてはより大きなアイディアも歓迎しています。失敗の危険性があっても、チャレンジすること自体に成長の鍵があると思うんです。もしそういう大きなアイディアを提案してもらったら、失敗を恐れずに挑戦してもらえるよう背中を押したいと思っています。

ワークライフバランスを実現するsecret placeの働き方

株式会社secret placeの社内風景

編集部

続いてワーク・ライフ・バランスのテーマについて伺います。御社の基本的な働き方を教えていただけますか?

竹内さん

secret placeはリモートワークと出社を組み合わせたハイブリッド勤務、フレックスタイム制の導入により「時間・場所にしばられない」働き方を実現しています。フレックスタイムも22時以降の労働禁止以外にはコアタイムの縛りも設けず、1日8時間好きな時間で働いてもらっています。

さらに残業時間も月平均10時間以下で、中抜けも可能なため、個々の事情に合わせて仕事とプライベートを両立できる自由度の高い環境があります。

編集部

残業時間を減らす工夫としてはどのようなことをされていますか?

石森さん

会社全体で、長時間勤務をよしとしない価値観を浸透させているのが大きいと思います。チームでも一人ひとりの作業進捗を共有し、業務整理をしながら残業を減らす指導をしています。残業して頑張らなくてはならないときもありますが、それが常態化すると頑張りどきを見極める力がなくなってきてしまうため、コミュニケーションを取りながら極力残業をしない前提で業務を進めるようにしています。

編集部

御社には子育てをしながら働かれている社員さんもいるのでしょうか。

竹内さん

はい。2人の子どもを育てながら他の社員と変わらない働きぶりを発揮している社員がいます。毎日大体17時に中抜けし、保育園に子どものお迎えや家族での夕食を済ませてから19〜20時に復帰してまた働くという働き方をしています。

その社員はたまに出社した方が作業効率が上がるとのことで週に1回のペースで出社していますが、出社の頻度は社員の判断に任せています。また出社を予定していたとしても、子どもの急な体調不良など不測の事態には在宅勤務に切り替えることも可能です。

編集部

フルリモートワークも可能ということですか?

石森さん

今現在はフルリモートで遠くからジョインしている社員はいませんが、原則フルリモートも可能です。入社後の1、2か月はフル出社をお願いしていますが、仕事を覚えて独り立ちできる状態になった後は、その人がパフォーマンスを最大限発揮できる働き方を自身の判断で選んでもらえるようにしています。

secret placeのカルチャー:信頼関係・一体感を醸成する「オープンなコミュニケーション」

株式会社secret placeの社内風景

編集部

御社の社内カルチャーについて伺います。リモートワークの比率も多いとのことですが、社内コミュニケーションはどのように取っていますか?

石森さん

secret placeでは「オープンなコミュニケーション」を重視しています。業務に関することは主にSlackを活用したテキストコミュニケーションを基本としていますが、その中で「times」というオープンチャネルをつくって全員で日々の進捗や気づきを共有しています。これによってリモートワーク中でも一体感を持ってプロジェクトを進めていくことができているのが特徴です。

一方で出勤したときには8割ほど雑談しているのではないかというほど、本当に皆フラットにコミュニケーションを取っています。業務に関することで対面コミュニケーションが必要な際にはしっかりとミーティングの時間を取っていますが、それ以外の普段のデスクでは日常会話をしていることが多いですね。

編集部

あえて雑談することで社員間のコミュニケーションが円滑になるという要素もあるのでしょうか。

石森さん

まさにその通りです。信頼関係を構築する上で、雑談は欠かせないと考えています。

当社ではフィードバックを大切にしているとお話しましたが、その際にたとえ正論を言っていたとしても、そこに信頼関係がないと相手の受け止め方は変わってきますよね。その人の“人となり”を知って関係をつくっていくためにも、業務以外の話をしたり、プライベートで遊びに行ったりしながら親交を深めることを大切にしています。

竹内さん

私は特に社長という立場上、業務上のコミュニケーションがかえって社員を委縮させてしまうということも少なくありません。そのためあえて社内では他愛ない雑談をするようにしています。

24歳の事業部長は実務能力に加えてコミュニケーションスキルが非常に高いため、その点でも頼りにしているんですよ。彼がすごいのは、相手の嫌なことを見極めた上で、モチベーションを上げる伝え方ができるところです。私が直接社員に伝えると重く受け取られるようなことも、事業部長を間にはさむことで柔らかく伝えられるために、本当にありがたく思っています。

編集部

コミュニケーションを重視する上で、上手な伝え方の指導などもされているのでしょうか。

石森さん

はい。例えば先ほどお話した26歳の係長の社員が施策の進捗で悩んでいた際に相談を受けたことがあったのですが、実務面よりはむしろコミュニケーションに課題があると考え、チームコミュニケーションの面からアドバイスを行いました。部下の心理状況を踏まえて適切なフォローのタイミングや声掛けの方法などを一緒に考えていきました。

成果をあげていくためには、社員一人ひとりの実務面のスキルアップも大切ですが、それ以上にモチベーションアップやチーム力の向上が大切です。会社全体で成果をあげていく上で、コミュニケーション指導はかなり重要視しているポイントです。

secret placeから転職希望者へのメッセージ

株式会社secret placeの竹内さん、石森さん

編集部

最後に、secret placeに興味を持った読者に向けてメッセージをお願いします。

竹内さん

secret placeでは未経験の方も歓迎しています。泥臭く努力して自分の人生の可能性を広げていきたいという方は、ぜひ当社にジョインしていただけると嬉しいです。

石森さん

人は今の自分より背伸びをする必要がある「ストレッチゾーン」にいることで成長していけるとされています。当社にはこのストレッチゾーンに属し、さらに丁寧なスキルアップやフィードバック体制を受けて伸びていける環境があります。自分の可能性をどんどん広げていきたい方は、ぜひ当社に来ていただければと思います。

編集部

竹内さん、石森さん、本日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました!

この記事のまとめ

企業理念とビジョン
  • ミッション:「ヒトの可能性を無限大∞にする」
  • ビジョン:「全ての『知らない』と『分からない』を『できる』に変える」
  • ユーザー、社員、外注先など全てのステークホルダーの成長を重視
若手の活躍支援
  • 24歳の事業部長、26歳の係長など、若手の抜擢実績あり
  • 週1回の専門家による研修実施
  • 社員だけでなく業務委託先も含めた教育体制
働き方の特徴
  • リモートワークと出社を組み合わせたハイブリッド勤務
  • フレックスタイム制(コアタイムなし)
  • 月平均残業時間10時間以下
  • 育児との両立も可能な柔軟な勤務体制
社内文化
  • 年齢に関係なく意見を言いやすい環境
  • Slackでの情報共有と対面での活発な交流
  • 丁寧なフィードバック文化
求める人材
  • 未経験者も歓迎
  • 自己成長に意欲的な人
  • 泥臭く努力できる人

株式会社secret placeの基本情報

住所 東京都世田谷区太子堂5-15-3R-rooms三軒茶屋ANNEX棟2階
事業内容
  • オウンドメディア運営
  • オウンドメディア運用代行
  • 記事作成・LP制作・リスティング代行
  • 飲食店特化型webマーケティング支援
設立 2021年6月
働き方
  • ハイブリッド勤務(出社+リモートワーク)
  • フレックスタイム制度(コアタイムなし、22時以降は就業禁止)
公式ページ https://secretplace.co.jp/
採用情報 https://secretplace.co.jp/recruit/
募集職種 webディレクター