ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、シェイプウィン株式会社にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
「チャレンジする人が 尊敬される 社会を創る」を企業理念として掲げる同社は、PRとデジタルマーケティングをワンストップで提供し、クライアント企業のPR・マーケティング活動をサポートしています。さらに、グローバルなPRコンサルティングサービスも展開し、日本企業の海外進出や外資系企業の日本進出も支援しています。
今回は柔軟な働き方や女性の活躍推進、グローバルな環境など、現代の働き手が求める要素を多く取り入れたシェイプウィンの職場環境について、総務部長の塚本さんにお話を伺いました。PRテックとグローバルビジネスに携わりながら、自分らしいキャリアを築きたい方必見の内容です。
週1回の出社とリモートワークを採用する「シェイプウィン」
編集部
まず最初に、社員の皆さんのワークライフバランスを実現する働き方やサポート内容についてご紹介いただけますでしょうか。
塚本さん
はい。シェイプウィンでは、週1回の出社とリモートワークのハイブリッド勤務を採用しています。オフィスは東京とカナダのバンクーバーにあり、週1回の出社については通勤可能なエリアに住んでいる社員が対象です。
オフィスから離れた地方や海外に住んでいる社員はフルリモート勤務も可能で、弊社の社長もカナダ・バンクーバーからフルリモートで会社経営をしています。
編集部
フルリモート勤務ではなく、週に1回出社する機会を設けている理由は何でしょうか?
塚本さん
主に対面でのコミュニケーションを充実させることが目的です。オンラインツールでも日常的にコミュニケーションは取っていますが、やはり直接会うことで雰囲気が変わり、ちょっとした相談や悩み事も話しやすくなります。また、雑談やみんなでランチに行くなど、顔を合わせて交流すること自体が大きな目的となっています。
出社と在宅勤務の組み合わせも可能。子育て中の社員には「中抜け制度」が好評
編集部
シェイプウィンでは、子育てしながら働いている方も多いと伺いました。会社としてサポートしている制度などあれば教えていただきたいです。
塚本さん
弊社では、社員の約半数がパパママ社員です。社長自身も共働き世帯で、子どもの送迎や夕食の準備、子どもの寝かしつけなどをやっていることから、子育てと仕事とのバランスが取れるような職場環境作りに力を入れています。
その中でも、パパママ社員から好評なのが「中抜け制度」です。子どもの送迎や授業参観などで一時的に業務を中断しても、また戻ることができます。社員なら誰でも使える制度なので、自身の通院や役所での手続きなど、短時間の用事に活用する方もいますね。
編集部
塚本さん自身も子育てしながら働いていらっしゃるとのことですが、仕事と育児をどのように両立されているのでしょうか?
塚本さん
私の場合は、小学生の子どもたちの学校や学童の時間に合わせて働いています。例えば、今日のように出社している日も、子どもの帰宅時間に合わせて自宅に戻り、そこから再び在宅勤務をします。1日の中で出社と在宅勤務を組み合わせることもできるので、とても助かっています。
在宅で働いているので子どもを「おかえり」と迎えてあげることができますし、帰宅後すぐに学校での話を聞いたり宿題をみてあげたりと、毎日のちょっとしたコミュニケーションが子どもにとっての安心感にもつながっているようです。
子育て中の社員以外では、混雑を避けて午後から出社し、社内で必要な業務やミーティングをこなした後、早めに退社して在宅勤務に戻る人もいます。働き方の自由度がとても高いところも、弊社で働くメリットの一つですね。
ワーケーション制度を使えば、海外からのリモート勤務も可能
編集部
シェイプウィンでは、ワーケーション制度も導入していると伺いました。社員の皆さんは、どのように活用されているのでしょうか?
塚本さん
外国籍の社員が母国に帰る際の利用や、最近では子どもの語学留学に付き添って現地からリモートワークをする人もいました。
編集部
その場合、どのくらいの期間ワーケーションを取られるのでしょうか?
塚本さん
子どもの語学留学に付き添った社員の場合は2ヶ月ほどでしたね。ただ、最近制度が変更されたので、現在は1ヶ月以内となっています(取材は2024年10月に実施)。有給休暇と組み合わせていただくと、ある程度長期のワーケーションも可能です。
編集部
海外でのワーケーションを通して新たな学びや気づきがあれば、帰国後の業務にも活かせそうですね。
シェイプウィンでは、仕事と家庭を両立する女性社員が活躍
編集部
シェイプウィンでは女性社員が活躍されていると伺いました。女性活躍について、具体的なデータを教えていただけますか?
塚本さん
弊社では社員の約7割が女性です。取締役の半数が女性で、マネージャーについては全員が子育て中の女性です。フルリモートやフレックスタイム制を導入したことで、高い能力と意欲を持ちながらも、育児や転居などの理由で従来の働き方が難しかった女性たちから応募いただくことも多く、結果として女性社員が増えていきました。
一般的にPR会社と聞くと20代独身の人が多いイメージがあるかと思いますが、先ほどお話した通り、弊社はパパママが半数を占める会社です。特に、女性は家族の転勤によってキャリアを諦める、出産や子育ての都合で思い切って働けないという現実があります。
子どもか仕事かと言われても選べるものではありません。自分のための仕事、子どものための時間、どちらも大切だと思います。子育てや介護をしながらでも安心して働ける職場を作るためには何が必要なのか、本質的な解決を目指しながら、日々制度や仕組みを改善しています。
編集部
ワークライフバランス以外で、女性社員の入社理由や経緯について何か特徴的なものはありますか?
塚本さん
女性社員に話を聞くと、これまでの経験やスキルを活かせる点を挙げる方が多いですね。例えば、フルリモートの仕事でも単純作業ではなく、自分の専門性を活かせる点が魅力だったという声をよく聞きます。
例えば、広告代理店でキャリアを積み、出産を機に一度仕事を離れた方が、弊社でマーケティングへの情熱を再確認し、過去の経験を活かして活躍しています。
また結婚前は営業職だった方が、子育てが落ち着いた後にパートタイマーでインサイドセールスの分野で復帰し、現在は新規営業で成果を上げているケースもありますね。他にも、 PR業界での経験はあるものの、より柔軟な働き方を求めて当社に転職された方もいます。
このように、様々なバックグラウンドを持つ女性たちが、自身の経験を活かしつつ、理想的なワークライフバランスを実現できることも弊社の強みです。
シェイプウィン入社後に活躍の場を広げ、キャリアアップする女性も
編集部
シェイプウィンで女性社員が活躍する具体的な事例を教えていただけますか?
塚本さん
はい。まず一人目は、出産育児のために仕事から離れていた女性で、入社後に制度をうまく活用して子育てと仕事のバランスを取りつつキャリアアップを果たしました。彼女は現在はマネージャーとして活躍し、他の社員にとって女性のロールモデルのひとつとなっています。
二人目は、ご主人の転勤の都合で地方在住になった女性で、パートタイマーとして入社後の成果と能力を評価され、フルタイム社員に転換しました。現在は、複数クライアントの窓口として、フルリモートながらバリバリ活躍しています。
そして三人目は、日本のPR会社に就職後、デジタルマーケティングを学ぶためにバンクーバーのカレッジに留学した女性で、カナダのカレッジでインターンシップとして弊社の支社へ入社しました。現在は弊社の社員へと転換し、PRプランナーとして活躍しています。
弊社ではいろんな環境、いろんな状況に置かれた女性社員が、自分の役割を全うするために日々奔走しています。働きたくても働けなかった女性たちが働ける環境が整っていることが、女性社員の活躍につながっているのではないかと思います。
柔軟な組織体制で社員のスキルを活かす「シェイプウィン」
編集部
シェイプウィンではハイブリッド型の組織体制を取り入れていると伺いました。そちらについても詳しく教えていただけますか?
塚本さん
まず弊社の組織体制としては、ピラミッド構造の「ヒエラルキー型」と、必要に応じて柔軟に組織体系を変化させる「アメーバ型」を組み合わせたハイブリッド型を採用しています。これにより、ヒエラルキー型の指示命令系統の明確さとスピード感を保ちつつ、アメーバ型の柔軟性も確保しています。
また、弊社では役職はあるものの事業部の括りがないため、プロジェクト毎にマネージャーがチームを編成し、スキルを持った人材を柔軟に配置しています。この体制をとることで、自由な意見交換やクリエイティブな発想が生まれやすくなっていますし、案件ごとに担当マネージャーが変わるため「上司ガチャ」のような問題も起きにくくなっています。
経営陣との距離が近いシェイプウィンのフラットなカルチャー
編集部
続いて、シェイプウィンのカルチャーをご紹介いただけますか?
塚本さん
はい。弊社はフラットでオープンな社風なので、役職に関係なく意見を交わし合い、チーム全体で互いをサポートする風土があります。社員はこのカルチャーを共有しながら、一人ひとりが自分の役割を理解し、自立して行動しています。
経営陣との距離も近く、社員だから、パートタイマーだから、女性だから、外国人だから、といった垣根は一切ありません。お互いに敬意を払い、リスペクトしたコミュニケーションをするカルチャーが根付いていて、私自身も誇らしく思っています。
また、弊社には海外支社や外国籍の社員がいるので、一緒に働く中で文化の違いを日常的に体験し、互いに尊重し合う姿勢が自然と身につきます。例えば、日本人の社員が日本語が得意でない社員のサポートをしたり、逆に外国人社員から英語でのコミュニケーションを学んだりと、互いの強みを活かし合う文化が根付いています。
編集部
フラットな関係でお互いを高め合えるカルチャーだと、仕事へのモチベーションアップにもつながりそうです。経営陣との距離が近いとのことですが、具体的にはどのような場面で感じられますか?
塚本さん
例えば、弊社ではSlackを使った「ハドルミーティング(※)」を取り入れているので、わざわざ経営陣のスケジュールを押さえなくても気軽に相談できる仕組みがあります。私自身も活用することが多く、自分だけでは判断が難しい場面などに「ちょっと相談したいので、ハドル(ハドルミーティング)してもいいですか?」と連絡しています。
(※)10~30分ほどの短時間ミーティング
忙しい場合でも「今は無理だけど、後だったら大丈夫だよ」といった感じで返事をもらえますし、経営陣からも「話を聞くのが私たちの仕事だから、いつでも声をかけてほしい」と積極的に伝えてくれるので、とても相談しやすいです。
ちなみにハドルミーティングは経営陣とのやり取りだけではなく、社内でもハドルミーティングは浸透しています。リモート勤務のときには、出社して隣の人に「ちょっとこれどう思う?」って聞くような感じで気軽に使っていますよ。
新入社員を対象とした「自己紹介ツアー」やオンライン勉強会を実施
▲社員同士のコミュニケーションを充実させるため、オンラインツールを積極的に活用
編集部
シェイプウィンにはフルリモートで働く方も多くいらっしゃいますが、コミュニケーションについて何か工夫されていることはありますか?
塚本さん
はい。 重要なメッセージや新しい制度の説明などはYouTubeにアップロードして、いつでも視聴できるようにしています。会議や打ち合わせも録画し、誰でも後から見られるようにしていますね。休憩時間を使って、 オンラインでランチ会を開催することもあります。
他にも、新入社員を対象とした「自己紹介ツアー」を実施しています。新入社員が全社員と1対1で面談を行うもので、会社の雰囲気を掴んだり、相談相手を見つけたりするのに役立っているようです。
編集部
リアルタイムで会議に参加できなくても、動画で情報のキャッチアップができるのは良いですね。新入社員のための「自己紹介ツアー」についても、もう少し詳しく教えていただけますか?
塚本さん
「自己紹介ツアー」では、新入社員が社長や取締役を含む全社員と1対1で15分程度話をします。内容は自由で、これまでの経験や現在の担当業務、個人的な話題など様々です。中には自作のプレゼンシートを用意する人もいますし、盛り上がって1時間以上話し込むケースもあります。
編集部
新入社員の中には他の社員に声をかけにくいという方もいらっしゃると思うので、「自己紹介ツアー」で全社員と話しておくことで、何か困ったことがあったときも気軽に相談しやすくなりそうですね。他にも、御社で実施している研修や勉強会があればご紹介いただけますか。
塚本さん
2週間に1回、オンライン会議のツールを使用して「ナレッジシェア」という勉強会を開催しています。これは、PR、SNS、SEO、広告などの各専門分野での成功事例や新しい情報を共有する場で、30分間のプレゼンテーションと質疑応答で構成されています。
また英語力向上のサポートとして、社内で「英語塾」を開催しています。「英語塾」は単なる英会話の練習ではなく、クライアントと英語で話せるようになるための実践的な勉強会です。社長や英語が得意なマネージャーが講師を務め、1~2週間に1回など状況に応じて勤務時間内に開催しています。
採用では、コミュニケーション能力と英語力を重視
編集部
シェイプウィンで活躍するには、どのようなスキルが必要ですか?
塚本さん
弊社ではPRという業務の性質上、クライアントや顧客とのコミュニケーションが非常に重要です。そのため、高いコミュニケーション能力を持つ方を重視しています。
加えて、海外のクライアントとも取引があるため、英語でのコミュニケーション能力も重要です。とは言え、最近はAIツールを活用すればメールの翻訳もできるので、ビジネスレベルの英語が話せるというよりも、海外の方と臆せず対等に話せる姿勢や、文化の違いを受け入れられる柔軟性も重視しています。英語力については、先ほどお話した「英語塾」などで入社後に伸ばしていただくことも可能です。
社員の中には、テレビ番組制作会社の職員やバックパッカーのソムリエ、アパレル関係など、さまざまな経歴を持つ方が在籍していますので、他業種からの入職も歓迎です。
シェイプウィンが求める人材:自己成長意欲の高い人
▲今回インタビューに対応していただいた総務部長の塚本さん
それでは最後に、この記事をご覧になってシェイプウィンに興味を持たれた方に向けたメッセージをお願いします。
塚本さん
シェイプウィンでは、社員それぞれの個性やライフスタイル、価値観を尊重しながら、自由で柔軟な働き方が実現できます。
もちろん、自由度が高い分、自己管理能力やタイムマネジメント能力、目標達成への強い意識も求められますが、その分やりがいや達成感をしっかり感じられる環境です。個々の成長やキャリアアップをサポートする体制も整っているので、全社員が自身の可能性を最大限に引き出せるよう日々業務に取り組んでいます。
転職先を探す人のなかには、仕事も大切だし、それと同じくらい家庭もプライベートも今後のキャリアも大切だと考えている方は多いのではないでしょうか。そんな方は、弊社で積極的に行動したり、新しいことにチャレンジすれば、どんどん仕事の幅を広げて成長していただけると思います。
PRやマーケティングの分野で、自分の可能性を広げたい方、グローバルな環境で活躍したい方、そして何よりも自分らしい働き方を実現したい方は、私たちと一緒に理想のワークライフバランスと、充実したキャリアを目指していきましょう。
編集部
働きやすさを追求しながら、キャリアアップをサポートする仕組みが、社員の皆さんの活躍につながっているのだと感じました。柔軟な働き方ができるシェイプウィンなら、これまでのキャリアを活かして働きたいけど、家庭の事情などで働けない…という方も、理想の働き方が実現できるのではないかと思います。
本日はありがとうございました。
この記事のまとめ
ワークライフバランス |
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女性活躍の特徴 |
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組織体制とカルチャー |
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求める人材像とスキル |
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シェイプウィン株式会社の基本情報
住所 | 東京都渋谷区渋谷3-6-19 第1矢木ビル6F |
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事業内容 |
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設立 | 2011年4月 |
働き方 |
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公式ページ | https://www.shapewin.co.jp/ |
採用ページ | https://www.shapewin.co.jp/career |
募集職種 |
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