リモートワーク勤務を前提とし、全国各地から優秀なメンバーを採用する企業を紹介する本企画。
今回は、大手企業を中心にDXの推進と内製化を支援する「株式会社STANDARD」にお話を伺いました。
株式会社STANDARDとは
株式会社STANDARDは、「ヒト起点のデジタル変革をSTANDARDにする」をミッションに、DX人材の育成や評価制度の構築、DXコンサルティング、AI実装支援を手がけています。
市場ニーズを捉えたサービスの開発に力を入れており、2023年9月には、従業員のDXスキルだけでなく、DXに対する「マインド」まで見える化する新サービス「Talent Quest」の提供を始めました。
会社名 | 株式会社STANDARD |
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住所 | 東京都中央区京橋1-13-1 WORK VILLA KYOBASHI4階 |
事業内容 | 法人向けデジタルトランスフォーメーション支援事業 |
設立 | 2017年8月 |
公式ページ | https://standard-dx.com/ |
働き方 | ・フルリモート ・フルフレックス |
株式会社STANDARDは、リモートワークを導入しており、全国各地から人材を採用しています。
リモートでもコミュニケーションや連携を欠かさない風土があり、若手社員や入社間もない社員の成長をサポートする体制も整っています。
今回は、採用部マネージャーの白谷彩乃さんと、宮城県で暮らしながらセールス担当として活躍する海本真也さんにお話を聞きました。
「ヒト」に起因するDX課題を解決し、企業価値を最大化する
▲株式会社STANDARDは「ヒト起点のデジタル改革をSTANDARDにする」というミッションのもと、DXを支援するサービスを展開している。(STANDARD公式noteから引用)
編集部
はじめに、STANDARDさんの事業内容について教えてください。
白谷さん
弊社は、DX人材の育成や評価制度の構築、DX戦略のコンサルティング、AI実装支援の3つのサービスを提供しています。
DXによる企業価値の最大化が求められるなか、技術があってもそれを活用するヒト組織の課題によって期待通りの成果を出せない現状があります。そこで、私たちは「ヒト起点のデジタル変革をSTANDARDにする」をミッションに掲げ、2017年の創業以来、東証プライム市場に上場する企業様を中心に700社以上のDX推進と内製化を支援してきました。
また、SaaS型の自社プロダクトの開発にも取り組んでおり、2023年9月にDX人材の個別教育プラットフォーム「Talent Quest」の提供を開始しました。
▲「Talent Quest」には、サービスの正式開始前から複数の問い合わせや発注があった。
編集部
「Talent Quest」についても詳しく教えていただけますか?
海本さん
Talent Questは、マイクロラーニング機能と、「行動できるDX人材の発掘」を目的としたDX人材のアセスメント機能を備えたシステムツールです。
一般的なDX人材アセスメントツールは、DXに関する知識やスキルの有無を明らかにすることに重点が置かれています。しかし、Talent Questは「従業員のDXアクションを引き出すためには、マインドとスキルどちらも育てるべき」という考えのもと設計されており、実際の業務依頼への反応を測る設問などを通じて従業員のDXに対する「マインド」まで見える化することができます。
ラーニング機能は11月にリリース予定で、その後も企業のDX推進に貢献する機能を順次追加する予定です。
編集部
まさに、「ヒトに起因するDX課題」を解決するサービスですね。
海本さん
そのとおりです。STANDARDは創業以来、DX人材を育成するeラーニングを主力商品のひとつとしてきました。現在では、そこから年数が経ち、お客様のニーズもただ「教育をしたい」というところから「教育だけで終わらせず、実践に結びつけたい」というものに進化してきました。TalentQuestは、まさにそうした市場の新しいニーズを掴む新商品なんです。
年次ではなく実力で評価。20代から活躍できるSTANDARDのカルチャー
編集部
STANDARDさんには、若手社員の活躍を応援する風土があると伺いました。
白谷さん
はい。弊社のメンバーの平均年齢は約32歳で、そのうちの8割弱が20代〜30代です。私たちは年功序列ではなく実力による評価を徹底しており、20代でセールス部の部長に抜擢された社員もいます。
インタビューに参加している海本も29歳で、2023年3月に入社したばかりですが、すでにセールス部に欠かせない存在として活躍しています。
編集部
海本さんのお仕事の内容や実績について、教えてください。
海本さん
先ほど紹介したTalent Questの専任としてセールスを担当しています。実績としては、お客様との新規の商談件数の目標を1ヶ月で50件としていたところ、58件まで伸ばすことができました。
また、プロダクトに興味を持ち、導入のための予算検討といった具体的な行動を取っていただく件数についても、10件の目標に対し、17件を達成しました。
編集部
入社間もないタイミングで、新規サービスのセールスを任された背景には何があるとお考えですか?
海本さん
上司のフィードバックなどによると、「当たり前のことを、当たり前にやり切る」という私の姿勢が評価されたということです。
入社以来、手を抜かずに業務に取り組んできたことが信頼につながり、Talent Quest専任という責任ある仕事を任せてもらえたのではないかと思います。
編集部
日頃の仕事ぶりをしっかりと見たうえで評価してくれたのですね。
若手や入社間もない社員の成長をみんなでサポート
編集部
若手社員の活躍には、周囲のサポートも欠かせないと思います。STANDARDさんでは、どのように若手の活躍を支えていますか?
海本さん
私が入社して感じたことは、分からないことは何でも聞ける雰囲気があるということです。
電話やチャットなどで質問すれば、上司や同僚が丁寧に教えてくれますし、入社後しばらくは毎日ワンオンワンがありました。疑問や不安をその日のうちに解消できたので、自分が毎日ステップアップしているという実感がありました。
編集部
一緒に働くメンバーに対しては、どのようなイメージをお持ちですか?
海本さん
前向きな姿勢で仕事に取り組む人が多いと感じます。
営業チームには、私の後にもう1名新しく入社したメンバーがいるのですが、オンボーディングの段階から自主的に知識を身につけようと動いたり、積極的に質問したりしていました。周りの社員も、その意欲にしっかり応えようとする姿勢があり、全員が同じくらい高い意識を持って働いることを実感しました。
編集部
入社したての時期は不安や戸惑いを感じやすいですが、STANDARDさんのように周りが支えてくれる環境が整っていると、本来の能力をすぐに発揮することができそうです。
部署の垣根なく協力するカルチャーあり
編集部
海本さんは、STANDARDさんで働くことのやりがいや、社内カルチャーついて、どのように感じていますか?
海本さん
年齢に関わらず新しいことに挑戦できる点や、市場のニーズを反映したプロダクトを提供できる点に、やりがいや意義を感じています。
編集部
どのようにして、市場ニーズをプロダクトに反映させているのですか?
海本さん
弊社では、営業チームとプロダクトチームが、部署の垣根を超えて協力する風土があります。
営業活動をしていると、お客様が抱える課題や製品に対する要望を伺う機会がたくさんあります。企業によっては、社内のパワーバランスや伝えづらい雰囲気によって、お客様の貴重な声が営業部署内に留まってしまうことがありますが、弊社ではそのようなことがなく、営業とプロダクトチームが意見やフィードバックを積極的に求め合っています。
このような風土があるからこそ、営業に届いた声を開発に活かし、市場が求めるサービスを提供できるのです。
編集部
STANDARDのみなさんは、社内事情ではなく、「良いサービスを提供すること」を第一に考えて行動しているのですね。
STANDARDでは全国各地からリモート勤務が可能!
編集部
STANDARDさんは、リモート勤務を導入し、地方に暮らす人も多く働いていると伺いました。
白谷さん
そうですね。約3割の社員が通勤圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)以外に在住しています。比率でいうと関西が多いですが、ほかにも福岡県や鹿児島県、四国在住の人もいますし、海本は宮城県に住んでいます。
鹿児島在住のメンバーは私が所属する採用チームのアシスタントを担当しており、毎朝オンラインミーティングを行っているのですが、いつもその日の東京と鹿児島の天気の違いについて話をしてから朝会を開始しています。
編集部
全国各地から勤務しているのですね。本社がある東京周辺で暮らすメンバーも、リモートで働いているのでしょうか?
白谷さん
はい。弊社はリモートワークを積極的に活用していて、必要があると判断される時だけ出社しています。
リモート導入の理由は、居住地によらず優秀な人を集めたいから
編集部
リモートワークを導入したのは、新型コロナウイルスの流行がきっかけですか?
白谷さん
そうです。当時は不安になりながら徐々に導入をしましたが、やってみると意外にも生産性が上がり、その後も定着したという流れです。
編集部
これまでの働き方を変えるのは勇気のいることだったと思うのですが、なぜ定着まで結び付けられたのでしょうか?
白谷さん
優秀なメンバーが集う強い組織を作るためには、家庭の事情や住んでいる場所にかかわらず、能力のある人が活躍できるようなシステムが必要だと考えるようになったからです。
リモートワークに加えてフルフレックス制も取り入れて、柔軟に働ける環境を整えることによって、より高いパフォーマンスを発揮してもらいたいという思いが込められています。
今後もリモートワーク、フルフレックス制は継続して、優秀な人が集まり、高いパフォーマンスを発揮できる環境を作り続けていきます。
編集部
海本さんは宮城県にお住まいということですが、リモートの環境でどのように営業活動をしているのでしょうか?
海本さん
今は多くの企業がオンライン会議を当たり前としているので、リモートでの打ち合わせは対面の場合と大きく変わらないと感じています。
顔を合わせて説明させていただく方が、より伝わりやすいとか、お話が広がりやすいというイメージがまだありますが、分かりやすさを心がけたり、画面越しであっても対面のようなコミュニケーションを意識したりすることで、リモートでも同じパフォーマンスを出せると思います。
もちろん、オフラインのニーズや必要性を感じる場合もあるので、臨機応変に対応するようにしています。
離れていても社内コミュニケーションは活発
編集部
リモート環境におけるチームの連携について、意識していることはありますか?
海本さん
営業として働く私の場合、企業様との打ち合わせ前後でチームメンバーに相談したいと思うことがよくあるのですが、そんな時は、上長など相談したい人にチャットで連絡すると、すぐに対応してもらえます。その場でアドバイスや回答をもらうこともあれば、すぐにショートミーティングで話す時間を作ってもらうこともあります。
このような臨機応変な対応のことを、私たちは「アジャイル」と呼んでいます。状況に応じて柔軟に動くことができる人ばかりなので、リモートでもしっかりと連携を取ることができます。
編集部
対面と同じくらいスムーズなコミュニケーションができているのですね。コミュニケーションツールとしては何を使用していますか?
白谷さん
弊社ではSlackを使ったチャットベースでのコミュニケーションを基本としています。誰かの投稿に、ものすごい速さで返信やスタンプがつくのを見ると、弊社の結束力の高さを実感します。
フルフレックス制だから子育て社員も柔軟に働ける
編集部
STANDARDさんはフレックス制も導入しているということですが、詳しくお伺いできますか?
白谷さん
弊社はフルフレックスなので、基本的には1日に何時間働かなくてはいけないとか、この時間に絶対いなくてはいけないというルールはありません。月末時点の勤務時間が、その月の営業日×規定労働時間の合計を超えていれば問題ありません。
編集部
そのような制度があると、子育てをする方でも働きやすいですね。
白谷さん
そうですね。弊社には子育て中のメンバーも多く、子どもの送迎などで不在の時間帯をあらかじめカレンダーに入力して共有しています。夕方に一度抜けて、落ち着いたタイミングで作業を再開するなど、自由度高く働いています。
編集部
みなさん制度をフル活用して、ワークライフバランスを実現させているのですね。
白谷さん
海本のような営業職の場合は日中の時間帯に仕事が集中する傾向がありますが、予定がある時間帯を避けて商談を入れるなど、プライベートとの両立を図りつつ勤務をしています。
ミッションに共感し、企業のDXに一緒に挑戦できる方を歓迎
編集部
STANDARDさんが一緒に働きたいと思うのは、どのような人でしょうか?
海本さん
弊社には遠慮しないで意見を言える環境があるので、アイデアを出し合いながら良いサービスをつくりたい方と、ぜひ一緒にお仕事したいです。
ITの経験がある方の場合は、前向きな姿勢があれば、すぐに弊社で力を発揮していただけると思いますし、私のように業種未経験で入社する方も、意欲的に学ぶ姿勢があれば、すぐに先輩方に「追いつけ追い越せ」の状態まで成長できると思います。
編集部
採用を担当する白谷さんは、いかがですか?
白谷さん
採用活動の際に大事にしているのは、「ヒト起点のデジタル変革をSTANDARDにする」という弊社の価値観に共感をしていただけることです。このミッションのもと、みんなと同じ方向を向いて日本企業を支援したいと思っていただける方と一緒に働けたら嬉しいです。
弊社は、コンサルタント、エンジニア、セールスの3職種を中心に採用しています。インタビューの中でお話ししたように、リモート勤務の体制が整っているので、日本国内ならどのエリアにお住まいでも安心して働いていただけます。
また、弊社には、20代で役職者に抜擢された社員もいますし、海本のように入社間もない段階から結果を出して活躍するメンバーもいます。ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひご応募ください。
編集部
社内の連携を重視しながら、市場のニーズを捉えたサービスを提供するSTANDARDさん。若手社員の活躍を支える風土があるので、新しくメンバーになる人もすぐに力を発揮できるのではないでしょうか。
本日は、ありがとうございました。
■取材協力
株式会社STANDARD:https://standard-dx.com/
採用ページ:https://open.talentio.com/r/1/c/recruit_standard/homes/4163