【適職診断まとめ】元人事が25の適職診断を使ってわかったオススメはこれだ!

【適職診断まとめ】元人事が25の適職診断を使ってわかったオススメはこれだ!

筆者 筆者

こんにちは!元人事の古賀です。

「夢中になれる仕事を見つけたい!」
「自分の興味や関心を生かせる仕事ってないかな」

そう思っていろいろと適職診断を受けたものの、イマイチピンとこない。そうお悩みではないですか?ネット検索するとたくさんの適職診断が見つかりますが、結果に満足できていない人も多いはず。せっかくなら、自分の特性に合う仕事をしっかりと見つけて、行動につなげていきたいですよね。

この記事では、元人事で採用責任者を務めた筆者が、実際に25の適職診断を受けてわかった診断の生かし方、おすすめ診断をご紹介します。「適職迷子」は今日でおしまい。しっかりと結果の出るツールを使って、活躍できる仕事や働き方を見つけましょう!

【ご紹介する25の適職診断】

おすすめ度 主な対象 性格診断
*1
職種診断
*2
職場診断
*3
所要時間
(分)*4
職業適性テスト
Jobtag
★★★ 社会人 21
価値観検査
(Jobtag)
★★★ 社会人 3
職業興味検査
(Jobtag)
★★★ 社会人 2.5
適職診断9
(通常版)
★★★ 社会人 3
ぽいぽいぽんっ! ★★★ 学生 6
名刺de適職診断 ★★★ 社会人 2
トーテム診断
*6
★★ 学生 17
適職診断NAVI ★★
社会人
学生
4
マイナビジョブリシャス
*7
★★ 社会人 2
適職診断16
(お手軽版)
★★ 社会人 2
適職診断16
(精度重視版)
★★ 社会人 3
スタディサプリ適職診断 ★★ 学生 3.5
エニアグラム適職診断
(Indeed)*7
★★ 社会人 3
適職診断9
(簡易版)
社会人 1
キャリアインデックス
「適性・適職診断」
社会人 3
16 Personalities
*5
社会人 6
リトルミイの
職業・適職診断テスト
社会人 2
3分間!適職診断
リクナビNEXT
社会人 2.5
あなたの夢を探す!
適職診断
学生 0.5
転職タイプ診断*7
(パーソルキャリア)
社会人 6
適職診断
(講談社)
学生 0.5
コンピテンシー診断
(ミイダス)*6
社会人 25
お手軽Web適職診断 社会人 2.5
職業適性検査
(ベネッセ)
学生 3
適職診断
(求人ボックス)
社会人 2
*1:性格や行動特性が具体的にわかる
*2:自分に適した職種が具体的に提示される
*3:自分に合った職場や働き方が具体的にわかる
*4:筆者が実際に受験してかかった時間
*5:詳細情報の確認は有料
*6:診断に会員登録が必要
*7:診断結果の詳細確認に会員登録が必要
筆者情報
フリーランスwebライター。人事部のマネージャーを務めた経験あり。20~40代の女性を中心としたキャリア相談も請け負う。

診断する前に!適職診断の目的と手段を確認しよう

適職診断を行う前に、「なぜ適職診断をするのか?」という目的を明確にしておきましょう。目的が明確でないと、「なんとなく当たってるかも」などのぼんやりした実感しか得られなかったり、「結局どうしたらいいのかわからない」と悩んでしまうことになりかねません。

筆者 筆者

「適職診断をしたけど自分に合う仕事が見つからなかった」という人は、目的に合ったツールを選べていない可能性が高いです。

多くの人にとって、適職診断の目的は「自分に合う仕事を見つけたい」ではないでしょうか。しかしより深掘りすると、「学生」か「社会人」かによって目的は少し異なります

学生が適職診断をする目的
  • 将来の仕事の選択肢を増やしたい。
  • 自分に合う仕事の内容や働き方を知りたい。
  • その仕事に就くにはどんな学校で何を学べばいいのか知りたい。
まだ社会に出ていない学生にとっては、できるだけたくさんの可能性に気づくことが大切。「自分の興味を生かせる仕事として、こんな職業もあるんだな」と、選択肢を増やせる診断を選ぶと有効です。
筆者 筆者

適職診断でたくさんの選択肢に出会い、その後進路を絞り込んでいくイメージですね。

一方で、すでに企業で働いた経験のある社会人の場合、目的は少し異なります。
社会人が適職診断をする目的
  • 自分の関心・特技・経験を生かせる仕事に転職したい
  • 自分が活躍できる、心地よい職場で働きたい
  • 具体的に希望が叶う企業・求人まで見つかると助かるといい

社会人が適職診断をするのは、「今の仕事は向いていない」「この職場は自分に合わない」という不満の裏返しである場合が多いでしょう。本当に自分に合う仕事・職場とは何かを特定し、具体的に絞り込むことが、社会人が適職診断を受ける目的といえます。

筆者 筆者

社会人の場合は、選択肢を増やすことより絞り込んでいくイメージです。

このように、学生か社会人かで適職診断を受ける目的は異なります。そこで、自分の立場にあった適職診断を選び、活用することがとても重要。採用責任者を務めた筆者が25の適職診断をした結果、たどり着いたおすすめ診断は、それぞれ以下の通りです。

【おすすめ適職診断】

学生用
  • ぽいぽいぽんっ!
社会人用
  • Jobtag
  • 適職診断9(通常版)
筆者 筆者

上記のサービスを使えば、他の適職診断をいくつも受けなくてもOK。診断の特徴と生かし方を詳しくご紹介しますね。

【学生にオススメ】「ぽいぽいぽんっ!」は、無料・会員登録なしで診断できる

mirai/

(出典:親子で考える17歳の進路「ぽいぽいぽんっ!」

運営元 株式会社アクセスステージ
料金 無料
会員登録 不要
診断タイプ
  • 性格診断
  • 職種診断
  • 業界診断
診断時間 6分

「ぽいぽいぽんっ!」は、スマホで簡単に自分に合う仕事を見つけられる学生向けの適職診断です。自分の興味・関心を生かせる仕事にたくさん出会えるため、将来目指す道を見つけるヒントが得られます。

筆者 筆者

「好きを仕事にしたい!」と思う学生さんは多いはず。その漠然とした"好き"の感覚と、将来の仕事とを結び付けてくれるのが、「ぽいぽいぽんっ!」です!

おすすめポイント
  • 簡単な3ステップで適職が見つかる
  • 仕事にしたい「好き」を生かせる職業にたくさん出会える
  • 仕事概要をワンクリックで確認できる
  • その仕事につくために学べる学校がわかる

具体的な診断手順を確認しましょう。

  1. 62の項目から「興味のあること」を選択
  2. 「将来趣味として楽しみたいBOX」と「将来仕事として関わりたいBOX」に分ける
  3. 「将来仕事として関わりたいBOX」から「やってみたい仕事BOX」に振り分ける
    筆者 筆者

    仕事にできる・できないの可能性はいったん考えず、「やってみたいか」で幅広く選択していきましょう。

    例えば「筋トレ」を「将来仕事として関わりたいBOX」に入れると、関連のある職種として以下が提示されます。

    【筋トレに関連する職業】

    • アスレティックトレーナー
    • 救急救命士
    • 理学療法士
    • 警察官
    • 保健体育科教員
    • 中学校・高等学校教諭(保健体育)

    もし知らない職種があれば、クリックして仕事内容や必要なスキルなどを確認できます

    筆者 筆者

    「こんな仕事に生かせるのか!」という出会いや発見が、ぽいぽいぽんっ!の最大のメリットです!

    興味のある仕事が見つかれば、その仕事につながる勉強ができる専門学校なども検索できます。資料請求や学校訪問をして、より具体的な仕事内容などを確認するとよいでしょう。

    家族に他己診断してもらえる「たこしん!!」も合わせると、自分の強み・長所に合う職種を見つけることもできます。

    筆者 筆者

    「診断で自分に合う唯一の仕事を見つける!」ではなく、たくさんの可能性に出会うツールとしてとっても使いやすいです!

    【社会人にオススメ】「Jobtag」&「適職診断9」

    社会人の方は、まず「なぜ今の仕事は自分に合わないのか」「どんな仕事なら活躍できるのか」を理解しましょう。今の仕事が「自分に合っていない」と感じるのは、以下いずれか、またはその組み合わせが原因です。

    【今の仕事が合わない原因】

    ①自分の特性を理解できていない
    ②仕事内容が自分に合っていない
    ③自分が活躍できる職場で働けていない

    これらの失敗を防ぐために、以下3点を知ることができる適職診断を選びましょう。


    「自分」を知る
    • 興味・関心
    • 価値観
    • 行動特性
    • 能力
    • 強み・弱み

    自分に合う「職種」を知る
    • 自分に合う仕事内容

    自分に合う「職場」を知る
    • 活躍できる環境・働き方

    自分に合った仕事を見つけたいなら、上記3つを整理できる適職診断を活用する必要があります。

    筆者 筆者

    ただ、実際に25の適職診断を受けてわかったのですが、すべての要素を満たしている診断がないんです…。

    そこで、筆者からは以下2つの診断を組み合わせて使うことをおすすめします。

    【社会人におすすめの適職診断】

    自分の特性を知り、
    適した「職種」を知る
    Jobtag
    自分の特性を知り、
    適した「職場」を知る
    適職診断9(通常版)
    筆者 筆者

    両方の診断を受けて初めて、「適した職種」+「適した職場」=「適職」が見つかります!

    それぞれの特徴や活用法を詳しくご紹介するので、順を追って一緒に受験してみましょう。

    自分に合う職種が見つかる「Jobtag」!無料・登録なし

    mirai/

    (出典:厚生労働省「職業情報提供サイトjobtag」

    運営元 厚生労働省
    職業情報提供サイト
    (日本版O-NET)
    料金 無料
    会員登録 不要
    診断タイプ
    • 性格診断
    • 職種診断
    • 職場診断
    診断時間 計約30分

    厚生労働省が運営する「Jobtag」では、さまざまな職業に関するデータを無料で提供しています。サイト内では複数の適職診断ツールが提供されていますが、以下3つの適性検査を活用するのがおすすめです。

    【Jobtagでおすすめの適職診断】

      上記の診断はそれぞれ「興味・関心」、「能力」、「価値観」を判定してくれます。この3要素は、「適職」を探すうえで必ずおさえるべきポイントです。

      例えばもしあなたが子どもが好きだったとしても、自分の価値観が「家族との時間を優先する」の場合、シフト勤務で家族とスケジュールを合わせづらい保育士の仕事は向かない可能性があります。またいくらインテリア家具が好きでも、空間把握能力が著しく低い場合、インテリアコーディネーターの仕事は苦戦するはず。

      「興味・関心」・「能力」・「価値観」の3つがそろった仕事こそ、「適職」といえます。

      筆者 筆者

      しかし、いずれかの要素を満たす適職診断はたくさんあっても、3要素がそろったものはなかなかないんです。

      Jobtagは3つの診断結果を掛け合わせることができるため、「興味・関心」・「能力」・「価値観」のすべてがマッチした「適職」を特定する手助けになります。

      ただし、Jobtagで3つの診断結果を組み合わせる方法は詳しく解説されていません。筆者が実際に行った手順をご紹介しますので、同じように受験してみましょう。所要時間はトータル約30分です。

      【診断手順】

      1. 職業興味検査を受ける
      2. 職業適性テストを受ける
      3. 価値観検査を受ける
      4. 3つのテストを組み合わせて適職を確認する
      筆者 筆者

      正直ちょっと面倒です。でも他の適職診断ではわからない詳細な結果が得られるので、ぜひ時間を設けてトライしてください!

      1.職業興味検査を受ける
      35の設問に対し「やりたい」「やりたくない」「どちらともいえない」の3択で回答することで、自分の興味・関心の程度と、適した職種がわかる。(約3分)

      ●診断結果の例

      mirai/

      (出典:職業情報提供サイト(日本版O-NET)「職業興味検査」

      筆者 筆者

      この結果を見ると、私は「機械」や「規則」には全く関心がなく、「企画」や「人と接すること」に強い関心があることがわかります。

      診断結果をベースに、「興味・関心」を生かせる具体的な職種も紹介してくれます。

      【興味・関心を生かせる仕事の例】

      • 総務課長
      • 中小企業診断士
      • 経営コンサルタント
      • Wenディレクター
      • 会社経営者

      「興味・関心」を生かせる仕事なので、ここでは「能力」を生かせるか、「仕事の価値観」と一致するかは考慮されていないので注意しましょう。

      提示された職種を選択すると、仕事内容や平均年収などの詳細な情報を確認できます。

      【確認できる職種情報の例】

      • 仕事概要(動画付き)
      • 具体的なタスク
      • 就職までの道のり
      • 関連資格
      • 実際に働いている人の学歴割合
      • 全国の就業者数
      • 平均的な労働時間
      • 平均年収
      • 平均年齢
      • ハローワークの該当求人
      • 関連するハローワークの訓練コースや講座

      mirai/

      (出典:職業情報提供サイト(日本版O-NET)「中小企業診断士」

      結果を「マイリスト」に追加し、次の検査を受けましょう。

      2.職業適性テストを受ける
      ベーシック3種+アドバンス2種のテストを受け、数理・言語・空間判断などの能力値を測定し、適した職種を探す。(約21分)

      ●診断結果の例

      mirai/

      mirai/

      (出典:職業情報提供サイト(日本版O-NET)「職業適性テスト(Gテスト)」

      筆者 筆者

      このテストの結果、私は「対人サービス」のスキルや「マルチスキル」が高く、「作業・運転」のスキルや「エンジニアリング」のスキルが低いことがわかります。

      診断結果をベースに、「能力」を生かせる具体的な職種も紹介してくれます。

      【対人サービススキルを生かせる仕事の例】

      • インテリアコーディネーター
      • 報道カメラマン
      • メガね販売
      • スポーツインストラクター
      • 老人福祉施設生活相談員

      「能力」を生かせる仕事なので、ここでは「興味・関心」があるか、「仕事の価値観」と一致するかは考慮されていません。

      結果を「マイリスト」に追加し、3つ目の検査を受けましょう。

      3.価値観検査を受ける
      60の設問に対し「とても重要」「重要」「やや重要」「重要ではない」の4択で回答することで、仕事で大切にしたい価値観と、適した職種がわかる。(約3分)

      ●診断結果の例

      mirai/

      mirai/

      (出典:職業情報提供サイト(日本版O-NET)「価値観検査」

      筆者 筆者

      この検査では、私が「自由度の高い働き方」「人間関係」「社会貢献」に価値を感じている対して、「雇用や報酬の安定」は重視していないことがわかります。

      診断結果をベースに、「価値観」を生かせる具体的な職種も紹介してくれます。

      【価値観を生かせる仕事の例】

      • アロマセラピスト
      • 柔道整復師
      • 理学療法士
      • 起業、創業

      これらは「価値観に合った仕事」なので、「興味・関心」や「能力」は反映されていません。いったん「マイリスト」に保存します。

      筆者 筆者

      いよいよここから、3つの適職診断結果をまとめていきます!

      4.3つのテストを組み合わせて適職を確認する
      jobtagトップページの「適職検索」から、「職業興味検査」「職業適性テスト」「価値観検査」の結果を組み合わせた適職を探す。

      3つの診断結果をマイリストに登録すると、結果を組み合わせて適職を見つけることができます

      ●組み合わせ結果の例

      mirai/

      (出典:職業情報提供サイト(日本版O-NET)「jobtag」

      筆者 筆者

      私の場合、「興味・関心」「能力」「価値観」のすべてが当てはまるのは「起業・創業」だけだとわかります。フリーランスとして独立している私の働き方と一致していてびっくり!

      3つの要素をすべて満たす職業がない場合でも、「価値観」と「能力」が一致する仕事は「適職」になり得ます。「興味・関心」が現時点でなくても、仕事をこなすうえで好きになっていく可能性があるからです。仕事内容をしっかり調査して、実態を確認してみましょう。

      これで、jobtagを活用した「適した職種」は完了です!

      適職の3要素をすべて反映して、ここまで具体的に職種を絞り込める適職検査は他にありません。すべてのステップを完了させるには時間がかかりますが、遊び目的でなく本当に自分に合った仕事を見つけたいなら、ぜひトライしてください。

      筆者 筆者

      ただ、3要素が当てはまる仕事だったとしても、「自分に合った職場」でなければ活躍できません。

      jobtagで自分の適職になり得る仕事が見つかったら、次にご紹介する「適職診断9(通常版)」で自分に合う職場の条件を確認しましょう。

      自分に合う職場がわかる「適職診断9(通常版)」!無料・登録なし

      mirai/

      (出典:性格診断セブン「適職診断9 ~NG職業を避け、就職活動や転職を成功させよう~ Ver1.2」

      運営元 性格診断セブン
      料金 無料
      会員登録 なし
      診断タイプ
      • 性格診断
      • 職種診断
      • 職場診断
      診断時間 3分

      「適職診断9(通常版)」は、性格や行動特性から適職を見つける診断ツールです。45の設問に答えるだけで、注意が必要なNG職種、自分に合う環境や働き方まで診断してくれます。

      筆者 筆者

      簡易版と通常版がありますが、通常版の方がより正確に診断できた実感があります。3分しかかからないので、ぜひ通常版を利用してください!

      おすすめポイント
      • 向いている職場環境が具体的にわかる
      • 自分に合った働き方がわかる

      適職診断9の最大の魅力は、「自分が活躍できる環境」がわかることです。

      筆者 筆者

      「自分に向いている職種」だったとしても、職場環境や働き方が合わない企業に就職すると活躍できません。「適職だ!」とは実感できないでしょう。

      例えば同じ営業の仕事でも、「個人主義で、成果に応じて報酬が大きく変動する職場」と、「チームで目標達成を目指し、一定の報酬が確定している職場」だと、働き方は大きく異なります。自分の力でバリバリ稼ぎたいのか、チームワーク&安定重視なのかで、選ぶべき職場は違うのです。

      「どんな雰囲気で、どんな働き方が推奨・評価される職場が自分に合うのか」を知ることは、実際の仕事探しではとても重要。「適職診断9」はその手助けをしてくれるツールです。

      筆者 筆者

      適職診断9は「適した職種」も診断してくれますが、選択肢が多すぎるので正直参考にしづらいです。「適した職場」を知る目的に絞って利用するのがおすすめ!

      筆者の診断結果から、具体的な活用方法をご紹介します。

      ●診断結果のイメージ(筆者の例)
      mirai/

      (出典:性格診断セブン「適職診断9 ~NG職業を避け、就職活動や転職を成功させよう~ Ver1.2」

      筆者の場合、「タイプ4|個性的な人」という結果でした。

      筆者 筆者

      同僚や商品・サービスを心から好きだと思えて、自分の個性を発揮できる職場が向いていることがわかりますね。

      また、「注意が必要な職業・職場環境」も診断されます。以下のような内容です。

      mirai/

      (出典:性格診断セブン「適職診断9 ~NG職業を避け、就職活動や転職を成功させよう~ Ver1.2」

      これらの診断結果をよく考察し、自分に合う職場、合わない職場を箇条書きでまとめてみましょう。

      ■自分に合う職場・働き方

      • 商品・サービスに強く惹かれる企業
      • ベンチャー気質で個人の力を発揮できる職場
      • 価値観の合うメンバーと協業できる職場
      • 自分で働き方を調整しやすい働き方

      ■自分に合わない職場・働き方

      • 制約の多い大企業
      • マニュアル通りで正確な作業を重視する職場
      • 同僚と協業する機会が少ない職場
      • 9-18時勤務など自由度の少ない働き方
      筆者 筆者

      このように、診断結果を自分で深掘りしてまとめておけば、転職活動の企業選びでそのまま活用できます!

      明確な職場選びの基準がある人は、「大企業なら大丈夫!」「面接官の感じが良かったから良い職場だろう」などのあいまいな感覚に流されません。自分の力を発揮できる「最適な職場」を選ぶことができるでしょう。

      jobtagでわかった「適した職種」と、適職診断9で分かった「適した職場」を掛け合わせて、自分にとって最高の仕事を見つけてくださいね。

      適職診断を生かすポイント・注意点

      ここからは、適職診断を受けるとき、生かすときに覚えておきたい7つのポイントをご紹介します。

      1. 適職は1つだけだと思い込まない
      2. 提案されなかった職種≠合わない職種
      3. 精神的に落ち着いているときに受ける
      4. 診断は素直に現状を応える
      5. 複数の診断を受けてみる
      6. 結果をベースに自分で詳細を調べる
      7. うまくできないときはプロを頼る
      筆者 筆者

      中途採用や社員のキャリア相談を受けてきた経験も踏まえ、実践的なアドバイスをまとめたので参考にしてください。

      1.適職は1つだけだと思い込まない

      適職診断を受ける人は、「私にとっての唯一の天職を見つけたい!」と思っている人も多いはず。簡単な診断で、一生熱中できるような天職が見つかれば最高ですよね。

      しかし、自分に合う仕事は1つだけと思い込まないことが大切です。世の中にはたくさんの仕事があり、自分の興味・関心、特技、価値観を生かせる仕事は複数あります。年齢や経験を重ねるうちに、自分に合う仕事が変わっていく可能性もあるでしょう。

      筆者 筆者

      人生100年時代。途中で関心が変わって、キャリアチェンジすることも珍しくありません。

      「適職診断で唯一無二の天職を見つけるんだ!」と意気込みすぎず、「自分に合う仕事の傾向を見つけよう」くらいの心持で取り組んでください。

      2.提案されなかった職種≠合わない職種

      もう1つ、適職診断を受けるうえでの大事な心構えがあります。それは、診断でおすすめされなかった職種だからといって、自分に合わない仕事とは限らないということです。

      筆者 筆者

      適職診断で提示される仕事は、あくまでも例にすぎません。

      自分の興味・関心、能力、価値観に合う仕事は、具体的に提示された職種以外にもたくさんあります。

      「webデザイナーに興味があったのに診断結果にないから自分に合わないんだ!」とがっかりする必要はありません。興味・関心、能力、価値観に一致しているなら、適職になり得ると考えて検討してください。

      3.精神的に落ち着いているときに受ける

      適職診断の結果は、受けたときの精神状態が大きく影響する可能性があります。ハードワークで心身がボロボロのとき、忙しくてしっかり考えられないときなどは、受験を控えましょう。一人で落ち着いた時間を確保できるときに、実施してください

      筆者 筆者

      ただ、どうしても自分の今の感情に回答内容が左右されやすいので、何回かやってみるのもおすすめです。

      何度やっても同じような結果になっているものは、自分の本質に近いと考えられます。時間をおいて、何度か受験してみましょう。

      4.診断は素直に現状を応える

      適職診断の設問は、「こうだったらいいな」の理想ではなく今のありのままの自分で回答しましょう。現実とかけ離れた診断結果になる危険性があります。

      また、興味・関心を質問されているのに、「興味があるけど今の私にはできない」と能力面で考えてしまうと、やはり正しく診断できません。設問に沿って素直に回答してください。

      筆者 筆者

      「20歳前後の頃の思考で回答して」「小学生の自分を思い出して答えて」などの指示がある場合もあります。最初にルールをよく読んで回答しましょう。

      6.複数の診断を受けてみる

      適職診断は、心理学などがベースになっているものが多い印象です。何個も試すと、同じような結果になる傾向にあります。

      筆者 筆者

      私は25個の適職診断を受けましたが、8割くらいは同じような結果でした…!

      複数の診断で共通するものは、自分の真の状態を表している可能性があります。時間に余裕があれば、2~3つの診断を試してみましょう。

      5.結果をベースに自分で詳細を調べる

      診断で自分に向いている職種がわかったら、その仕事について詳しく調べてみましょう。

      例えば同じ営業の仕事でも、企業や求人によって仕事のバリエーションは多岐にわたります。

      【営業のバリエーション例】

      • ルート営業/新規営業
      • 対企業/対個人
      • 製品営業/サービス営業/コンサルティング営業
      • 自社製品の営業/代理営業
      • 国内向け/海外向け
      筆者 営業

      一口に営業といってもこれだけ内容が異なれば、向いているモノ、向いていないモノに分かれるのは当然ですよね。

      「診断でおススメされたから営業が適職だ!」と安直に考えずに、本当に自分に合う仕事なのか、より細分化するとどんな仕事が合うのか、具体的に調査してみましょう

      7.うまくできないときはプロを頼る

      「どう回答すればいいのか悩んでしまう」「結果の生かし方がわからない」など、自分で適性診断を受けるのが難しい方は、キャリアカウンセラーなどのプロに相談するのがおすすめです。

      筆者 筆者

      ハローワークでは、国家資格「キャリアコンサルタント」を持った専門職が無料で相談にのってくれる場合がありますよ!

      「(お住まいの地域名) ハローワーク キャリアコンサルティング」で検索してみましょう。託児サービス付き相談会や、オンライン相談を実施している自治体もあります。

      実際に試した25の適職診断をまとめてご紹介

      最後に、筆者が実際に受験した25の適職診断について、それぞれの特徴をちょっと辛口にご紹介します。診断結果の一部も掲載するので、どんな結果が得られるのかの参考にしてください。

      【適職診断の分布図】

      mirai/

      筆者 筆者

      無料で受験できるものだけを集めました!いろいろ試してみると共通点が見つかっておもしろいですよ!

      下記から各項目の解説と、試してみた結果についてまとめてありますので、気になる適職診断からご覧ください。

        職業適性テスト (Gテスト)

        運営元 厚生労働省
        職業情報提供サイト
        (日本版O-NET)
        おすすめ度 ★★★
        主な対象 社会人
        診断タイプ
        • 性格診断
        • 職種診断
        料金 無料
        会員登録 不要
        診断時間 21分

        職業情報提供サイトの「職業適性テスト」は、数理・空間把握・言語の能力値から、自分に適した職種を診断できるツールです。

        特におすすめの人

        自分の「得意」を生かせる具体的な職種を知りたい人

        ■診断結果の例
        mirai/

        mirai/

        (出典:職業情報提供サイト(日本版O-NET)「職業適性テスト(Gテスト)」

        ■この診断のメリット

        • 問題を解いて診断するため客観的な実力がわかる
        • 自分の能力値を生かせる職業グループがわかる
        • 職業グループごとの具体的な職種がわかる

        ■この診断のデメリット

        • 診断に20分強の時間がかかる
        • 興味や価値観は反映されない
        筆者 筆者

        制限時間つきの実力テストなので、「できる」「できない」を自己申告する能力診断より信憑性があると感じました。

        価値観検査

        運営元 厚生労働省
        職業情報提供サイト
        (日本版O-NET)
        おすすめ度 ★★★
        主な対象 社会人
        診断タイプ
        • 性格診断
        • 職種診断
        • 職場診断
        料金 無料
        会員登録 不要
        診断時間 3分

        「価値観検査」は、60の設問に「とても重要」「重要」「やや重要」「重要ではない」の4択で回答するだけで、仕事をするうえで大事にしている価値観を整理できます。

        特におすすめの人
        • 仕事・企業選びの軸を整理したい人
        • 今の職場の雰囲気・環境が合わないと感じている人

        ■診断結果の例mirai/ mirai/

        (出典:職業情報提供サイト(日本版O-NET)「価値観検査」

        ■この診断のメリット

        • 価値観の重要度を数値で可視化できる
        • 価値観に合った職業が具体的にわかる

        ■この診断のデメリット

        • 自分の関心や能力は診断結果に反映されない
        筆者 筆者

        「今の仕事が合わないのは社会貢献の実感がないからかも」といった振り返りにも有効です。

        職業興味検査

        運営元 厚生労働省
        職業情報提供サイト
        (日本版O-NET)
        おすすめ度 ★★★
        主な対象 社会人
        診断タイプ
        • 性格診断
        • 職種診断
        料金 無料
        会員登録 不要
        診断時間 2.5分

        「職業興味検査」は、35の設問に対し「やりたい」「やりたくない」「どちらともいえない」の3択で回答することで、自分の興味・関心の程度と、適した職種がわかる診です。

        特におすすめの人
        • どんな仕事に就けば満足度高く働けるか知りたい人

        ■診断結果の例
        mirai/

        (出典:職業情報提供サイト(日本版O-NET)「職業興味検査)」

        ■この診断のメリット

        • 興味・関心の度合いを数値で可視化できる
        • 興味・関心を生かせる具体的な職種がわかる

        ■この診断のデメリット

        • 能力や価値観は反映されない
        筆者 筆者

        グラフを見れば「人に貢献できる企画職が向いていそう」などの自分の関心事が一目瞭然!

        適職診断9(通常版)

        運営元 性格診断セブン
        おすすめ度 ★★★
        主な対象 社会人
        診断タイプ
        • 性格診断
        • 職種診断
        • 職場診断
        料金 無料
        会員登録 不要
        診断時間 3分

        社会人の適職診断でおすすめした適職診断9(通常版)。自分に合う職場や働き方を見つけるなら、手軽で納得感もあるためおすすめです。

        特におすすめの人
        • 適した職種ではなく、適した職場を知りたい
        • 自分に合わない働き方も知っておきたい

        ■診断結果の例mirai/ mirai/

        (出典:性格診断セブン「適職診断9(通常版)」

        ■この診断のメリット

        • 要注意なNG職業、向いていない職業がわかる
        • 活躍できる職場環境がわかる

        ■この診断のデメリット

        • 例示される職種が多すぎて「職種診断」としては使いにくい
        筆者 筆者

        転職活動をしている人は、この診断結果に合う職場かどうか、転職エージェントに確認するとよいですね!

        ぽいぽいぽんっ!

        運営元 株式会社アクセスステージ
        おすすめ度 ★★★
        主な対象 学生
        診断タイプ
        • 性格診断
        • 職種診断
        料金 無料
        会員登録 不要
        診断時間 6分

        ぽいぽいぽんっ!は、3ステップで簡単に自分の「好き」を生かせる仕事を見つけられる学生向けの適職診断です。

        特におすすめの人
        • 趣味や関心が具体的にどんな仕事につながる可能性があるのかを知りたい学生

        ■診断結果の例
        mirai/

        (出典:株式会社アクセスステージ「ぽいぽいぽんっ!」

        ■この診断のメリット

        • スマホで簡単に診断できる
        • 興味を生かせる具体的な仕事にたくさん出会える
        • 仕事に就くために学べる具体的な学校を検索できる

        ■この診断のデメリット

        • 自分の強みは反映されない
        • 1つ1つの職業の詳細な情報は記載されていない
        筆者 筆者

        自分の興味を「趣味で楽しみたい"好き"」と「仕事で関わりたい"好き"」に分類する作業を通じて、将来のキャリアをイメージしやす流れになっています!

        名刺de適職診断

        運営元 株式会社Questi
        おすすめ度 ★★★
        主な対象 社会人

        診断タイプ

        • 性格診断
        • 職種診断
        • 職場診断
        料金 無料
        会員登録 不要
        診断時間 2分

        名刺de適職診断は、40種類の仕事の中から自分の適職がわかる診断です。最終的にリアルな架空の名刺データを作ってくれるので、楽しみながら自分の適職をイメージできます

        特におすすめの人
        • 自分の性格や強みを具体的に可視化したい人
        • 遊びの要素がある楽しい診断を受けたい人

        ■診断結果の例
        mirai/

        (出典:株式会社Questi「名刺de適職診断」

        ■この診断のメリット

        • 架空の名刺を見て就職後のイメージが広がる
        • 強みや行動特性がグラフで可視化される

        ■この診断のデメリット

        • 1つの適職しか提示されない
          (複数の可能性を見るけることができない)
        筆者 筆者

        できあがる名刺がユニークでおもしろいだけでなく、分析がかなり細かくて「当たってる!」という内容ばかりでした!

        トーテム診断(CIY)

        運営元 株式会社グレート・ビーンズ
        おすすめ度 ★★
        主な対象 学生
        診断タイプ
        • 性格診断
        • 職種診断
        料金 無料
        会員登録 必要
        診断時間 17分

        トーテム診断(CIY)は、自分の強み、才能・性格、対人関係、理想の人物像がわかる学生向けの適職診断です。利用者数は65万人を突破。ランキング形式で自分に向いている職種がわかります。

        特におすすめの人
        • どんな業界・職種が自分に合っているか知りたい
        • 具体的な求人を見つけたい

        ■診断結果の例mirai/ mirai/
        (出典:株式会社グレート・ビーンズ「トーテム診断(CIY)」

        ■この診断のメリット

        • 強み、才能・性格、対人関係の傾向、理想の人物像がわかる
        • 自分に向いている職種だけでなく、業界もわかる
        • 具体的な企業との相性がわかる
        • 有料の面接トレーニングなどの追加サービスが豊富

        ■この診断のデメリット

        • 利用するために会員登録が必要
        • 質問項目が多く回答が大変
        • なぜその業界・職種がおすすめなのかの理由が明示されていない
        筆者 筆者

        トーテム診断は、求人検索や就職サポートが豊富。ただの適職診断というより、実際の就職活動を始める人向けのお役立ちサイトですね。

        適職診断NAVI

        運営元 株式会社Meta Anchor
        おすすめ度 ★★★
        主な対象
        • 社会人
        • 学生
        診断タイプ
        • 性格診断
        • 職種診断
        • 職場診断
        料金 無料
        会員登録 不要
        診断時間 4分

        適職診断NAVIは、受験者数220万人突破の人気適職診断です。35の設問に答えるだけで適職が具体的に提示されます。「職業図鑑」を見ることで具体的な仕事内容も確認できるため、たくさんの仕事に出会いたい学生にもおすすめです。

        特におすすめの人
        • 自分に合う職業にたくさん出会いたい
        • 仕事の詳細を知ってイメージを膨らませたい

        ■診断結果の例

        mirai/ mirai/
        (出典:株式会社Meta Anchor「適職診断NAVI」

        ■この診断のメリット

        • 「職業図鑑」で仕事概要や年収イメージ、関連資格などがわかる
        • グラフや絵が多くてわかりやすい

        ■この診断のデメリット

        • なぜその職業が向いているかは具体的に明示されない
        • 関連資格などはやや精度に欠ける印象
        筆者 筆者

        職業図鑑では、「今後AIやロボットに代替されるか」などの気になる情報も確認できますよ!

        マイナビジョブリシャス

        運営元 株式会社マイナビ
        おすすめ度 ★★
        主な対象 社会人
        診断タイプ
        • 性格診断
        • 職種診断
        • 職場診断
        料金 無料
        会員登録 不要
        (診断結果の詳細確認に登録が必要)
        診断時間 2分

        マイナビジョブリシャスは、20の設問に答えるだけで自分に合う働き方、合わない働き方などがわかる適職診断です。「今の仕事はなんとなく合わない」と感じる20代の社会人におすすめです。

        特におすすめの人
        • どんな上司・同僚となら楽しく働けるか知りたい
        • 自分が避けるべき職場環境を知りたい

        ■診断結果の例 mirai/
        mirai/

        (出典:株式会社マイナビ「マイナビジョブリシャス」

        ■この診断のメリット

        • 「ストレスを感じる一言」「辞めたくなるシチュエーション」がわかる
        • 具体的な適職と関連する求人がわかる

        ■この診断のデメリット

        • 結果の確認に会員登録が必要
        • 手軽だがやや結果が大雑把な印象
        筆者 筆者

        この診断で適職が見つかった!とは感じませんが、「こんな職場は合わない」という条件がわかる印象です。

        適職診断16(お手軽版)

        運営元 性格診断セブン
        おすすめ度 ★★
        主な対象 社会人
        診断タイプ
        • 性格診断
        • 職種診断
        • 職場診断
        料金 無料
        会員登録 不要
        診断時間 2分

        適職診断16(お手軽版)は、12問の設問で自分に向いている具体的な職種を教えてくれる診断です。36問ある「精度重視版」もありますが、筆者の場合同じ結果になったため「お手軽版」でも問題ないと思われます。

        特におすすめの人
        • 自分に合う可能性のある仕事をたくさん知りたい

        ■診断結果の例mirai/ mirai/

        (出典:性格診断セブン「適職診断16(お手軽版)」

        ■この診断のメリット

        • 向いている職場と具体的な職業の両方がわかる

        ■この診断のデメリット

        • 適職の例が多すぎて選びづらい
        • それぞれの職業の情報は記載されていない
        筆者 筆者

        向いている仕事の傾向はわかるものの、行動に移せるほどの情報がないのが残念ポイント。

        適職診断16(精度重視版)

        運営元 性格診断セブン
        おすすめ度 ★★
        主な対象 社会人
        診断タイプ
        • 性格診断
        • 職種診断
        • 職場診断
        料金 無料
        会員登録 不要
        診断時間 3分

        適職診断16の精度重視版です。設問数は3倍の36問。とはいえ3分程度でさくっと終わる手軽な内容です。簡易版でも納得感のある結果がでますが、よりしっかり情報をインプットして結果を得たい人は利用してみましょう。

        特におすすめの人
        • 適職診断で手軽さよりも精度を重視する人
        • 1つの診断で適した職種と職場の両方を知りたい人

        ■診断結果の例 ※簡易版と同じ結果にmirai/ mirai/

        (出典:性格診断セブン「適職診断16(精度重視版)」

        ■この診断のメリット

        • 自分に向いている具体的な職種がたくさん例示される
        • 設問が4択で選択しやすい

        ■この診断のデメリット

        • 適職の例が多すぎて選びづらい
        • それぞれの職業の情報は記載されていない
        筆者 筆者

        簡易版も12の質問でしっかりタイプ分けしてくれるので、あえて精度重視版にする必要性はあまり感じませんでした。

        適職診断【スタディサプリ 進路】

        運営元 株式会社リクルート
        おすすめ度 ★★
        主な対象 学生
        診断タイプ 職種診断
        料金 無料
        会員登録 不要
        診断時間 3.5分

        スタディサプリの適職診断は、63の設問に3択で答えることで適職がわかるツールです。給料の良さや自分のスキルなどはいったん考えず、「本当に自分が好きなこと、興味のあること」に適した仕事を診断します。

        特におすすめの人
        • 進路選択に迫られているが、将来なりたい仕事のイメージが持てない高校生

        ■診断結果の例

        mirai/ mirai/

        (出典:スタディサプリ進路「適職診断」

        ■この診断のメリット

        • 興味・関心にフォーカスした適職がわかる
        • 将来の選択肢を増やせる
        • 各仕事の想定年収の推移など詳細情報がわかる
        • 仕事について学べる学校が具体的にわかる

        ■この診断のデメリット

        • 特技やスキルについては考慮されていない
        筆者 筆者

        仕事探しというより、「将来を見越した学校選び」に有効なツールです。

        エニアグラム適職診断(Indeed)

        運営元 Indeed
        おすすめ度 ★★
        主な対象 社会人
        診断タイプ
        • 性格診断
        • 職種診断
        • 職場診断
        料金 無料
        会員登録 不要
        ※診断結果の詳細確認に登録が必要
        診断時間 3分

        Indeedの適職診断は、人の性格や気質を9つのタイプに分類するエニアグラムをベースにしたテストです。18の設問に答えると、自分の強みや弱み、他のタイプとの相性などが幅広く理解できます。

        特におすすめの人
        • 職場の人間関係で悩んでいる社会人

        ■診断結果の例
        mirai/ mirai/

        (出典:Indeed「エニアグラム適職診断」

        ■この診断のメリット

        • 自分の性格や行動特性が理解できる
        • 精神的に落ち着いているときとそうでないときなど、よりリアルな分析ができる
        • ストレスがたまる状況、相性の良い同僚や職場の傾向がわかる
        • 向いている仕事と具体的な求人がわかる

        ■この診断のデメリット

        • 詳細な結果確認に会員登録が必要
        • 提示される適職の幅が広すぎて絞れない
        筆者 筆者

        自分の特性や他人との相性が詳しくわかるので、適職診断というより性格診断として活用しやすい印象ですね。

        適職診断(求人ボックス)

        運営元 求人ボックス
        おすすめ度 ★★
        主な対象 社会人
        診断タイプ
        • 性格診断
        • 職種診断
        料金 無料
        会員登録 不要
        診断時間 2分

        求人検索エンジン「求人ボックス」が提供する適職診断は、30問の質問で12のタイプに分類し、適職を見つけてくれるツールです。自分の行動特性と合う仕事を提示してくれます。

        特におすすめの人
        • 自分の性格に合った職種を知りたい
        • 関連する求人も同時に確認したい

        ■診断結果の例

        mirai/ mirai/

        (出典:求人ボックス「向いている仕事を5分で診断!適職診断」

        ■この診断のメリット

        • 適職を5つほどに絞って提案してくれる
        • 関連求人をワンクリックで検索できる

        ■この診断のデメリット

        • 自分に合う職場や働き方はわからない
        筆者 筆者

        知らない職種を提案されても、具体的な求人ですぐ仕事内容を確認できるので行動に移しやすいです!

        適職診断9(簡易版)

        運営元 性格診断セブン
        おすすめ度
        主な対象 社会人
        診断タイプ
        • 性格診断
        • 職種診断
        料金 無料
        会員登録 不要
        診断時間 1分

        適職診断9(簡易版)は、1分未満で自分に合っている仕事や働き方がわかる適職診断です。ただし、2つの設問からしか診断しないためか、結果にはあまり納得できず。45問ある「通常版」とも全く違う結果になっており、精度が不十分な印象です。

        ■診断結果の例

        mirai/

        (出典:性格診断セブン「適職診断9(簡易版)」

        筆者 筆者

        正直、全然当たってない…と思いました。いくら手軽にできても、参考にならなければ診断する意味がないです。

        キャリアインデックス「適性・適職診断」

        運営元 株式会社キャリアインデックス
        おすすめ度
        主な対象 社会人
        診断タイプ
        • 性格診断
        • 職種診断
        • 職場診断
        料金 無料
        会員登録 不要
        診断時間 3分

        キャリアインデックスの適性・適職診断は、39の設問で自分の仕事観や長所・短所、性格の傾向などがわかります。「こんな仕事・職場が合っているかも」というイメージはできますが、向いている仕事の例が大枠すぎるため「適職」を絞り込めません

        ■診断結果の例

        mirai/

        (出典:株式会社キャリアインデックス「適性・適職診断」

        筆者 筆者

        適職が「企画・経営職」「クリエイティブ職」といわれても幅が広すぎて…。求人検索もできますが、検索結果が多すぎてかえって混乱してしまう印象です。

        16 Personalities

        運営元 NERIS Analytics Limited
        おすすめ度
        主な対象 社会人
        診断タイプ 性格診断
        料金 無料
        ※詳細情報の確認は有料
        会員登録 不要
        ※結果の送付にメールアドレス登録が必要
        診断時間 6分

        16 Personalitiesは、心理学から生まれた性格診断です。自分の性質を16のパターンから診断し、具体的な性格特性を提示してくれます。適職診断として紹介されることの多い診断ですが、具体的に自分に向いている職業や職場は提示されません。

        ■診断結果の例

        mirai/

        (出典:NERIS Analytics Limited「16 Personalities」

        筆者 筆者

        適職を見つけるというより、自己理解を深めるためのツールですね。

        いい仕事ミイつけよう診断 – 当たる!リトルミイの職業・適職診断テスト

        運営元 株式会社キャリアデザインセンター
        女の転職type
        おすすめ度
        主な対象 社会人
        診断タイプ 職種診断
        料金 無料
        会員登録 不要
        診断時間 2分

        女性向け転職サイト「女の転職type」で提供されている「いい仕事ミイつけよう診断」では、自分に合った適職や求人を提示してくれます。ただ残念ながら適職に関する具体的なフィードバックはなく、過去の経験職種にマッチする仕事を紹介されているだけな印象です。

        ■診断結果の例

        mirai/

        (出典:女の転職type「いい仕事ミイつけよう診断 – 当たる!リトルミイの職業・適職診断テスト」

        筆者 筆者

        診断しなくてもわかるような常識的なフィードバックしかなく…正直、求人紹介をしたいだけかなぁという印象でした。

        3分間!適職診断 リクナビNEXT

        運営元 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
        リクナビNEXT
        おすすめ度
        主な対象 社会人
        診断タイプ
        • 性格診断
        • 職場診断
        料金 無料
        会員登録 不要
        診断時間 2.5分

        求人サイト「リクナビNEXT」で提供されている適職診断は、22の設問に答えて自分に合う職場を見つけるツールです。フィードバック内容に具体性がなく、自分に合う職種もはっきり提示されません。

        ■診断結果の例

        mirai/

        (出典:リクナビNEXT「3分間!適職診断」

        筆者 筆者

        内容は当たっていると思うものの、このアドバイスで「適職が見つかる!」というほどの具体性はない印象です…。

        あなたの夢を探す!適職診断

        運営元 学校法人 国際総合学園 NSGカレッジリーグ事務局
        おすすめ度
        主な対象 学生
        診断タイプ
        • 性格診断
        • 職場診断
        料金 無料
        会員登録 不要
        診断時間 0.5分

        「あなたの夢を探す!適職診断」は、学生向けに自分が向いている職業を診断するツールです。行動特性に合った具体的な仕事が提示されますが、根拠が不明で「なるほど!」という実感はわきません。

        ■診断結果の例

        mirai/

        (出典:学校法人 国際総合学園 NSGカレッジリーグ事務局「1分でできる職業適職テスト」

        筆者 筆者

        専門学校の紹介ありきな適職診断かな、という印象でした。

        適職探しのヒントが見つかる!転職タイプ診断

        運営元 パーソルキャリア株式会社
        おすすめ度
        主な対象 社会人
        診断タイプ
        • 性格診断
        • 職場診断
        料金 無料
        会員登録 不要
        ※診断結果の詳細確認に登録が必要
        診断時間 6分

        パーソルキャリアが提供する「適職タイプ診断」は、今転職するべきか、するとしたらどんな仕事を選ぶべきかがわかる診断です。診断自体は登録なしでもできますが、登録しないとほとんど結果を見られません。また、登録して結果を見ても具体的な適職は提示されないのが残念ポイント。

        ■診断結果の例

        mirai/ mirai/

        (出典:doda「適職探しのヒントが見つかる!転職タイプ診断」

        筆者 筆者

        タイトル通り「ヒント」は少し見つかります。ただ、手間がかかる割に情報量が少なめでちょっとがっかり。

        無料【適職診断】自分に向いている仕事って?もう就活・転職活動に悩まない!(講談社)

        運営元 株式会社講談社
        おすすめ度
        主な対象 学生
        診断タイプ
        • 性格診断
        • 職種診断
        料金 無料
        会員登録 不要
        診断時間 0.5分

        オンラインサイト「ViVi」で紹介されている適職診断。1分未満でサクッと答えられる手軽なツールです。特性が生かせる職業が複数提示されますが、それぞれの詳細情報などはわかりません。

        ■診断結果の例

        mirai/ mirai/

        (出典:ViVi「無料【適職診断】自分に向いている仕事って?もう就活・転職活動に悩まない!」

        筆者 筆者

        真剣な適職診断というより、友達と心理テストを受けるくらいの感覚で使うといいかもしれません。

        ミイダス「コンピテンシー診断」

        運営元 パーソルキャリア株式会社
        ミイダス
        おすすめ度
        主な対象 社会人
        診断タイプ
        • 性格診断
        • 職場診断
        • 職場診断
        料金 無料
        会員登録 必要
        診断時間 25分

        転職サイト「ミイダス」の会員限定サービスである「コンピテンシー診断」。適性の高い職種や、上司・部下との相性などを予測してくれます。

        たくさんのデータを提示してくれるのですが、結局どう生かせばいいのかがわかりづらいのが難点。職務適性があると指定された職種も、残念ながら興味のわかないものばかりでした。

        ■診断結果の例

        mirai/

        (出典:ミイダス「コンピテンシー診断」

        筆者 筆者

        ミイダスの診断は、一人1回しか受験できないのも残念。自分の思考やスキルが変わっても、受け直しができません…。

        お手軽Web適職診断

        運営元 かながわ若者就職支援センター
        おすすめ度
        主な対象 社会人
        診断タイプ
        • 性格診断
        • 職種診断
        料金 無料
        会員登録 不要
        診断時間 2.5分

        「お手軽Web適職診断」は、適職診断には珍しい地域密着型の診断ツールです。神奈川県にゆかりのある方は、楽しみながら受験できるでしょう。ただ診断結果がかなりざっくりしていて、提示される仕事の幅が広すぎるため、参考になりづらい印象です。

        ■診断結果の例

        mirai/

        (出典:かながわ若者就職支援センター「お手軽Web適職診断」

        筆者 筆者

        診断をきっかけに、若者センターなどの機関でしっかりキャリア相談を受けてみるとよいですね。

        職業適性検査(ベネッセ)

        運営元 ベネッセ教育総合研究所
        おすすめ度
        主な対象 学生
        診断タイプ
        • 性格診断
        • 職種診断
        料金 無料
        会員登録 不要
        診断時間 3分

        ベネッセ教育総合研究所が提供する「職業適性検査」は、自分の特性を知り、向いている仕事にたくさん出会いたい学生向けの適職診断です。多くの職種を提案してくれますが、それぞれの仕事内容や目指し方などの詳しい情報は提供していません

        ■診断結果の例

        mirai/

        (出典:ベネッセ教育情報「職業適性検査」

        筆者 筆者

        せっかく丁寧に質問してくれるのに、結果を行動に移せる仕組みがないので活用しにくい印象です。

        適職診断は自分に合う仕事探しの判断材料に

        適職診断を上手に活用すれば、自分の意外な特性に気づかされたり、知らなかった仕事に出会えたりとメリットがたくさんあります。ただし目的に合ったツールを選ばないと、「当たってるかもしれないけどよくわからない」で終わってしまいます。

        適職診断は、あくまで仕事探しのお助けツール。信頼できるツールを活用したうえで、しっかりと自分と向き合う時間も確保しましょう。自分に合う職種、職場がわかれば、満足できる働き方を実現できるはずです。