株式会社灯白社で働く魅力:スピード感と企画提案力のある組織でエンタメへの熱量を発揮!

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社灯白社(とうはくしゃ)にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

株式会社灯白社はエンタメコンテンツのプロデュースから物販、プロモーションまで手がける若手経営陣主導の企業です。スピーディーな意思決定と企画実行力、広告会社出身の強みを活かした圧倒的な企画提案力を武器に成長を続ける同社では、自身の「好き」の気持ちを存分に発揮し、ものづくりのプロフェッショナルとして成長できる環境があります。

今回は株式会社灯白社ならではの仕事の魅力や組織に浸透するカルチャーについて、代表取締役の小木曽さん、物販領域統括・取締役の佐々木さん、IP(知的財産)領域統括・執行役員の植田さんにお話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方
株式会社灯白社の小木曽一輝さん

小木曽一輝さん

株式会社灯白社の代表取締役。スタートアップやMicrosoft日本法人でのインターンを経験した後、新卒で電通に入社。コミックマーケットでの売り子経験をきっかけに、クリエイターの創作活動をサポートできる仕組みをつくるため2020年に灯白社を創業。

株式会社灯白社の佐々木壮一朗さん

佐々木壮一朗さん

株式会社灯白社の取締役。電通デジタルで新規事業立ち上げのプロジェクトに携わった後、2022年に灯白社にジョイン。物販領域統括として組織の成長を支えている。

株式会社灯白社の植田真生さん

植田真生さん

株式会社灯白社の執行役員。DeNA(ディー・エヌ・エー)やエンタメ系ベンチャー企業等の経験を経て、2024年に灯白社にジョイン。IP部門統括として事業強化の役割を担っている。

IP事業統括社員が語る灯白社の強み:スピード感と圧倒的な企画提案力

株式会社灯白社の仕事風景

編集部

最初に、2024年に入社した植田さんにお話を伺います。IP部門強化のためにジョインされたとのことですが、どういった部分に灯白社ならではの魅力を感じますか?

植田さん

1番はスピード感です。私はエンタメ系のベンチャー企業も経験しているのですが、それでも灯白社のスピード感には驚きました。特に企画から実施決定までが非常にスピーディーですね。

私自身も現場レベルの判断に関して小木曽に直接相談をすることも多く、裁量の大きさや、経営層との距離の近さがスピーディーな企画実現につながっていることを実感しています。

もう1つが、圧倒的な「企画提案=営業力」です。エンターテインメント業界のものづくりにおいて強いパートナーとのタッグは非常に重要な要因ですが、実は業界全体にそういった営業的な動きを苦手とする傾向があるんですね。

その点、当社は電通グループ出身者による「トップが自ら動く」営業力で、強いパートナーを獲得できるのが特徴です。小木曽も佐々木も、超大手企業の重役の懐に入り込んで直接交渉し、そのまま実行までこぎつける、非常に強い営業力を持っているんです。

面白い案件があるだけでなく、企画提案力によって実現までの壁を突破できる、このクリエイティブと営業力の掛け合わせが、当社で働く大きな魅力になっています。

前向きに急ぐカルチャーが実現する「クリエイター尊重」と「さらなる挑戦」

株式会社灯白社の仕事風景

編集部

先ほどおっしゃったスピード感というのは、業務の上でどのように活きてくるのでしょうか。

植田さん

まず、クリエイターさんの尊重という部分で大きな意味を持ちます。我々がスピード感を持って仕事をすることは、クリエイターの方々の製作時間を最大限確保する点でとても重要です。チームメンバーもクリエイターを大切にしたいという思いが強く、そのためのスピード感や効率化には非常に重点を置いています。

それと同時に、早期に利益を出すことでより次のチャレンジのサイクルが回しやすくなる点もメリットです。例えばショートアニメなど、新しい表現形態にチャレンジするためには今の案件でいかに早く成果を出して資金を確保するかが重要です。より面白い、より大きなプロジェクトを実現させるために、クリエイターに無理のない範囲で効率的に制作を進め、早期に成果を出すという意識をメンバー全員で共有しています。

私自身、メンバーには「良いものを早くつくって売るのがプロ」ということを常々伝えています。だからこそ、「前向きに急ぐ」という意識が組織全体に浸透しているのが当社の特徴です。

編集部

企画をやる、やらないの意思決定はどのような判断軸で決めていらっしゃるのでしょうか。

植田さん

市場やユーザーからのニーズと、ビジネス的に成り立つかの二軸で判断しています。ビジネスの部分は当社の利益だけでなく、当然クリエイターさんに還元できるかも重要です。その判断軸での意思決定、そしてやると決めてからの動きが当社の場合非常にスピーディーです。

当然やってみないと分からないことも多いため、ある程度の条件の中で先に動き出すことも少なくありません。動いてみて失敗することもありますが、適宜フィードバックを行い次に活かしています。

若手活躍:20代〜30代を中心に「好き」の熱量を発揮できる組織

株式会社灯白社の仕事風景

編集部

御社の組織について、メンバーのバックグラウンドや年齢構成を教えていただけますか?

小木曽さん

社員としては取締役3名、執行役員1名、社員3名の計7名で、それに加えて、30〜40名ほどの業務委託の方々がいます。社内メンバーは大きく広告代理店出身者とエンタメ企業出身者に分かれます。年齢構成としては代表取締役の私が30歳で、役員の佐々木は20代後半という、若手中心の年齢構成です。

編集部

裁量が大きいとのお話がありましたが、若手社員にはどのように仕事を任せているのでしょうか。

小木曽さん

特徴的なのが、「好き」の熱量で仕事をできるようにしていることです。営業が面白い案件を取ってきたら、まずそのジャンルや作品を好きな人がいるかを聞いて、「好き」でメンバーと案件とのマッチングをしています。逆に、好きなアニメを挙げてもらってトップ営業することも少なくありません。好きの熱量があれば、年齢に関わらず活躍できる環境だと思います。

実際に案件を進めていく際には、マネジメント層と経営層でPL(事業収支)の推進・撤退ラインを事前に確認した上で、現場に任せています。とはいえ丸投げするわけではなく、マネジメント層が現場に入ってしっかりと伴走してサポートしています。

株式会社灯白社のコンテンツ(上)、仕事風景(下)

編集部

好きなものを仕事にできる環境について、植田さんはどう感じていますか?

植田さん

スキルを活かして好きなものに触れられる環境というのは、他にはなかなか無い魅力ですね。もちろん自分の好きなジャンルで企画提案できることもありますが、営業がどんどん面白い案件を取ってきてくれるので、多少受け身でいても好きな案件に触れられます。

メンバーの「好き」の熱量は、組織としての力にもなっていると感じます。「これが好きだ」という気持ちは原作やキャラクターの解像度や、仕事のスピード感にもつながっており、パートナーや原作者の方からの信頼獲得の重要な要因となっています。

きめ細かな評価制度でステップアップに必要な基準を明確化

株式会社灯白社の仕事風景

編集部

御社の評価制度についても教えていただけますか?

佐々木さん

役職、職種によって達成すべき目標が異なるため、全員に対して一律の評価基準を適用するのではなく、役職や職種それぞれの役割に合わせた評価制度を構築しています。評価基準や給与テーブルもオープンに全員で共有しているため、現場レイヤーの若手社員がステップアップのために何をすべきか明確にわかるのがポイントです。

編集部

業務委託のメンバーにも同じ評価基準が適用されているのでしょうか。

佐々木さん

業務委託メンバーは外注という形で業務を発注している方と、灯白社の中に入って業務を推進する方の大きく2種類に分かれており、後者には当社の評価基準を適用しています。業務委託の場合は半期ごとに評価基準に応じた昇降格や再発注の有無を決定しています。

事業概要:「クリエイターへのリスペクト」を根幹に3領域で展開

株式会社灯白社の仕事風景

編集部

現在の事業について簡単にご紹介いただけますか?

小木曽さん

現在は大きく物販、プロモーション、IPの3つの部門で事業を展開しており、部門ごとの独立採算制を取っています。多様なバックグラウンドを持つ業務委託のメンバーにも参画いただきながら各部門の事業を推進しています。

編集部

電通で活躍されていた小木曽さんがエンタメ業界での起業に至ったのには、どのような経緯があったのでしょうか。

小木曽さん

私はもともと吉田誠治さん(※)というクリエイターが大好きで、コミケやコミティアでグッズの売り子を担当していました。その際に、才能あるクリエイターたちが稼げる仕組みとなっていない産業構造に疑問を感じるようになったんです。
(※)イラストレーター・背景グラフィッカー。ゲーム制作に多数参加するほか、書籍の装画、大学講師など幅広く活躍中。

クリエイターの皆さんが正当な報酬を還元できる仕組みをつくりたいと考えたことが灯白社設立のきっかけで、当社のビジネスの根幹にはクリエイターへのリスペクトがあります。

そういった経緯を経て、電通時代の上長や後輩の協力を得て灯白社を立ち上げました。最初の1〜2年は試行錯誤の連続でしたが、徐々にチームが拡大し軌道に乗ってきたところですね。

採用に関するメッセージ:一緒に時代をつくりたい人を歓迎!

株式会社灯白社の社員集合写真

編集部

最後に、転職を検討している読者に向けてメッセージをお願いします。

小木曽さん

灯白社では「刺激と愛着で世界をビビッドに。」のビジョンを掲げています。「刺激と愛着」は、簡単にいうと「ハッ」として「グッ」とくるということです。ロジックやデータを超えた、感性に刺さる企画で一時代をつくっていきたいという思いに共感するメンバーを求めています。

物販、プロモーション、IPと幅広く展開している当社では、どの部門でも経験豊富なマネジメント層のもとでさまざまなチャレンジができます。「好き」の熱量高くものづくりをし、成長していきたいという方をお待ちしています。

編集部

小木曽さん、佐々木さん、植田さん、本日はありがとうございました!

編集後記

「時間をかけるのではなく、スピーディーに良いものをつくる」という言葉からは、スタートアップならではのスピード感と、プロフェッショナルとしての矜持を感じました。高い成長力を支える企画力と営業力、その根幹にあるクリエイターへのリスペクトをインタビューを通して実感できました。

この記事のまとめ

組織の特徴
  • 役員の平均年齢は20代後半〜30代前半と若手中心
  • 正社員7名+業務委託30〜40名の機動的な体制
  • 物販・プロモーション・IPの3事業部制
社風
  • クリエイターへのリスペクトを重視
  • 意思決定が速く、チャレンジを推奨
  • 個人の興味・関心と案件のマッチングを重視
キャリア開発
  • 好きなことを仕事にできる環境
  • 役割に応じた明確な評価基準あり
強み
  • 電通出身者による強い企画提案力
  • 大手企業など強いパートナーとの関係性を構築
  • クリエイター業界への深い理解

株式会社灯白社の基本情報

企業名 株式会社灯白社
住所 東京都渋谷区桜丘町16-13桜丘フロントⅡビル3F
事業内容
  • デジタルコンテンツの企画、製作及び販売
  • ECサイトの企画、開設、運用
  • クリエイターとのコラボレーションによる商品企画、製造、販売
設立 2020年6月
公式ページ https://shop.wonder-story.jp/pages/hp
採用ページ https://www.wantedly.com/companies/tohakusha/projects
募集職種
  • グッズのMD(マーチャンダイジング)企画ディレクター
  • マーケター、デザイナー
取材・編集
紫竹淳志のプロフィール写真

ミライのお仕事編集部

紫竹 淳志

元新聞記者として約10年間、地方行政や選挙、プロ・アマチュアスポーツなど幅広い分野の取材経験あり。ミライのお仕事では、ソフトバンク株式会社や東京商工会議所、株式会社オープンハウスグループなど、数多くの著名企業や教育機関への取材を担当。