広島育ちのグローバル企業「ツネイシホールディングス株式会社」で叶える理想の働き方

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、ツネイシホールディングス株式会社にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

ツネイシホールディングスは、造船や海運をはじめとする5つの事業分野を展開する常石グループを束ねています。広島県福山市の海沿いに本社を構え、41社の連結企業を持つホールディングカンパニーとして、グループ全体の経営支援を担っています。

特筆すべきは、グループ内で業態が異なる事業会社への異動や出向を通じて、転職することなく多様な経験を積めることです。また、20代の若手社員がチャレンジしやすい社風や、ワークライフバランスの充実が叶う勤務体系も注目したいポイントで、特に多彩な分野の業務に興味がある方、成長意欲の高い方にぴったりな職場です。

今回は、ツネイシホールディングス株式会社における若手でもキャリアを築ける環境や柔軟性の高い働き方、求める人物像について、人事戦略部課長の佐藤さんと、同部署にて若手社員として活躍する齋藤さんにお話を伺いました。

本日お話を伺った方
ツネイシホールディングス株式会社の佐藤さん

ツネイシホールディングス株式会社
人事戦略部 課長

佐藤 文彦さん

ツネイシホールディングス株式会社の齋藤さん

ツネイシホールディングス株式会社
人事戦略部

齋藤 爽夏さん

造船からホテルまで手掛ける「常石グループ」の本社機能を担う

ツネイシホールディングス株式会社の佐藤さん
▲取材に対応いただいた佐藤さん

編集部

まず、ツネイシホールディングスの概要からお教えいただけますか?

佐藤さん

常石グループは、海運、造船、環境、商社・エネルギー、ライフ&リゾートという5つの多様な事業分野を展開しており、連結企業41社から構成されています。その中で、ツネイシホールディングスはグループの経営支援を担っています。

編集部

ホールディングス単体としてはどのような組織構成で仕事をされていらっしゃるのでしょうか?

佐藤さん

ホールディングス単体では約140名の従業員が在籍し、組織として経営戦略、財務、人事、法務、情報システム、広報、内部監査、サステナビリティなどの部署に分かれています。社員の男女比はほぼ半々で、私が在籍している人事戦略部では管理職2名が男性、それ以外のスタッフは女性が大多数を占めています。

働き方の特徴としては、グループ内でのジョブローテーションやプロジェクト参画、充実した研修制度など、社員一人ひとりのキャリア開発を積極的に支援する体制を整えていることが挙げられます。これにより、社員は様々な事業分野で経験と専門性を高め、成長を続けることができます。

私自身もジョブローテーションで造船事業への出向を経験し、事業理解を深められただけでなく、幅広い人脈を築くこともできました。

ツネイシホールディングスの若手活躍:入社後すぐに挑戦できる風土

ツネイシホールディングス株式会社の齋藤さん▲取材に対応いただいた齋藤さん

編集部

次に、御社における若手社員の育成についてお聞きします。人事戦略部として、若手の成長に向けて意識されていることはありますか?

佐藤さん

当社は、「未来の価値を、いまつくる。」というグループスローガンを掲げ、採用と育成の両面から、企業の持続的な成長と発展を支える人材育成に力を入れています。単なる人員確保ではなく、企業の未来を担う人材を採用し、育成することで、既存事業の強化と新規事業の創出を促進するものです。

採用活動では、現状維持に安住することなく、常に革新と創造を追求する企業姿勢に共感し、積極的に未来を創造しようとする意欲的な人材の採用を目指しています。具体的には、既存の枠にとらわれず、自由な発想と行動力で課題解決に取り組める、20~30代を中心とした若い世代の採用に注力しています。選考過程においては、スキルや経験だけでなく、潜在能力や成長意欲、企業理念への共感度などを重視し、多様な評価基準を用いることで、将来のリーダー候補となる人材の発掘に努めています。

育成活動では知識・スキルの習得だけでなく、自律的な行動力と問題解決能力の育成に重点を置いています。そのため、座学中心の研修ではなく、グループワークや実践を通した研修プログラムを導入し、主体的な学習を促進しています。さらに、定期的なフィードバックを通して、個々の成長をサポートする体制も整備しています。

編集部

齋藤さんはまさに2023年に入社され、現在は人事戦略部で活躍されているそうですね。齋藤さんから見て、若手社員が活躍できる環境として特徴的な点を教えていただけますか?

齋藤さん

入社1~2年目でも様々なチャレンジの機会を与えてもらえることが大きな特徴です。例えば、私は入社1年目で2024年卒の入社式の主担当を務めました。

その際は、当社施設の景観をバックに、新入社員同士が「映える」写真撮影を楽しむ時間も設けることを提案し、入社式のプログラムに取り入れました。インスタグラム風の入社式仕様の顔出しパネルは大好評でした。

ツネイシホールディングス株式会社の入社式で写真撮影している様子
▲齋藤さんのアイデアは新入社員たちにも大好評!

齋藤さん

このように若手の意見を積極的に採用してくれる雰囲気があり、大きなやりがいを感じています。

佐藤さん

新入社員同士の和気あいあいとした時間を入社式で演出するというのは、若手世代ならではの発想だと感心しました。従来の固い雰囲気だった入社式を和やかなものに変えてくれました。

自律型人材の育成研修や読書会、交流イベントなど若手向けの取り組みが充実

ツネイシホールディングス株式会社の会議風景(少人数)

編集部

他に、若手社員の育成に向けて実施している取り組みがあれば教えてください。

佐藤さん

20代から30代半ばの社員向けに、役員や管理職と一緒に行う読書会を実施しています。みんなで同じ本を読んで感想を共有し、世代を超えた価値観の理解や対話の機会を設けています。

さらに、入社3年目までの若手社員が主体となって企画・運営する「若手活性化プロジェクト」を遂行しています。若手社員の縦横斜めの繋がりをつくることで、離職防止や組織力強化を目指すことが目的です。2023年に立ち上げ、2024年度は齋藤さんたち若手の人事担当者が主体となって企画から実行まで担ってもらいました。

齋藤さん

私たち若手社員のアイデアを盛り込んだ企画を提案し、2024年度においては運動会形式のイベントを実施しました。玉入れや4方向からの綱引き、空中バージョンの大玉転がし、チャンバラ合戦などの種目を通じて、部署を超えたコミュニケーションを実現できました。

このイベントは単に競技を通じたコミュニケーションにとどまらず、チームとして戦略を立て、実行し、課題点を洗い出して次のアクションにつなげるという狙いがあります。PDCAの回し方を、座学ではなく自然と学べる機会となっているので、研修の要素もありつつ楽しめるプログラムに仕立てました。

「奨学金バンク」の導入によって奨学金の返還を支援

編集部

御社では奨学金を返還している方のサポートを目的として、「奨学金バンク」を導入されているそうですね。

佐藤さん

はい。若手社員の経済的負担を軽減する取り組みとして導入しており、具体的には会社から月1万円の支援を行っています。2024年時点では9名ほどの社員がこの制度を利用していますね。

また、賞与型の確定拠出年金制度も導入予定で、将来への投資もしやすい環境づくりを進めています。

齋藤さん

私も奨学金バンクを利用しています。毎月の奨学金返済額が1万円軽減されることは、生活面で大きな助けになっています。

 ツネイシホールディングスのワークライフバランス向上施策

ツネイシホールディングス株式会社のテレワークの様子

編集部

続いて、御社のワークライフバランスに関する取り組みについてお聞かせいただけますか?

佐藤さん

当社ではコロナ禍以前からテレワーク制度を導入しており、かつては育児・介護・私傷病の場合に在宅勤務が可能でした。現在は月の半分程度は各部門の判断で自由に在宅勤務が可能です。具体的には、1か月のスケジュールを立てて各部の部長の許可を得る形で運用しています。

なお、当社のテレワーク制度は「オフィスにいるときより生産性が上がる場合」を前提としています。社員からは「通勤時間などの削減できた時間を、知識のインプットに充てられる」と好評ですね。

また、この制度は育児中の社員の働きやすさにも繋がっていると感じます。以前は子どもの体調不良で休まざるを得なかったケースでも在宅勤務で対応できるようになり、そういった事情で有給を使わずに済むようになりました。さらに、半休や時間単位の有給休暇制度も利用できるため、より柔軟な働き方が可能となっています。

さらに多様な働き方を支援するため、フルリモートにも対応できる体制を整えているところです。場所にとらわれず優秀な人材を確保するための重要な取り組みだと考えています。

ツネイシホールディングスの「社員同士の繋がりを大切にする」社風

ツネイシホールディングス株式会社のオフィス風景

編集部

続いて、御社の雰囲気を教えていただけますか?

佐藤さん

コミュニケーションが活発で、社員同士の繋がりを大切にする社風だと感じますね。以前は「飲みュニケーション」が中心でしたが、近年は若い世代を中心に多様なコミュニケーションの形が生まれています。

グループが大きくなってきている関係で、オンラインイベントも増えてきました。

齋藤さん

つい先日も、ホールディングスの社員でバーベキューイベントを開催しました。また、グループ横断イベントとしてウォーキングラリーのイベントを実施しており、他拠点のグループ社員ともチームを組んで競い合いながら交流を深めています。

ツネイシホールディングスの求める人物像&転職者へのメッセージ

編集部

現在募集されている職種や、求める人物像について教えていただけますか?

佐藤さん

現在はDX・人材育成・サステナビリティの3つに注力しており、特にDX分野ではグループ全体の生産性向上や業務の可視化を進めるために人材の採用を強化しています。

求めているのは、技術的なスキルだけでなく幅広い視野を持った人材です。例えばIT人材の場合、プログラミングスキルよりも、様々なことに興味を持ち、積極的にチャレンジできる姿勢を重視しています。

最低限の業務知識を持ちつつ、「未来の価値を、いまつくる。」という当社の理念に共感し、それを実現したいという想いを持つ方を歓迎します。

齋藤さん

研修もすごく充実していますし、学ぶ機会、成長する機会がこんなにたくさんある会社はそう多くはないのかなと思います。そのため、学び続けたい方、成長意欲の高い方には特に魅力的な環境だと思います。

編集部

佐藤さん、齋藤さん、本日はありがとうございました。

この記事のまとめ

柔軟な働き方
  • コロナ禍以前からテレワーク制度を導入し、月の半分程度は在宅勤務が可能
  • フルリモートワーク対応可能な体制を整備中
  • 半休・時間単位の有給休暇制度を導入し、育児との両立も支援
  • 7~9月の間で夏季休暇3日間を設定し、プライベートの充実を推進
若手の活躍機会
  • 入社1年目から重要プロジェクトの主担当を任せるなど、早期の実践機会を提供
  • 若手の意見を積極的に採用し、新しい企画や改革を実現
  • グループ横断型の新規事業・人材育成プログラムへの参加機会あり
充実した福利厚生
  • グループ全体で独身寮や社宅を完備
  • 奨学金返済支援制度(月1万円の支援)を導入
  • 確定拠出年金制度の導入予定あり
キャリアの可能性
  • 5つの事業分野を持つグループ内で、転職せずに多様な経験を積むことが可能
  • 約80%の社員が部門や会社をまたぐ異動を経験
  • 人脈形成と事業理解を深める機会が豊富
社風・カルチャー
  • 社員の男女比率はほぼ半々で、多様な働き方を推進
  • バーベキューやウォーキングラリーなど、部門を越えた交流機会が充実
  • 「未来の価値を、いまつくる。」というスローガンのもと、チャレンジを推奨

ツネイシホールディングス株式会社の基本情報

住所 広島県福山市沼隈町常石1083番地
事業内容 造船、海運、環境、エネルギー、ライフ&リゾートの5つの事業を展開する常石グループの持株会社
設立 1942年4月
働き方 テレワーク可(月の半分程度)
※フルリモートの体制も整備中
公式ページ https://www.tsuneishi-g.jp/
募集職種 ITエンジニア