若手メンバーの成長や、その活躍を支える職場の環境を紹介する本企画。今回は「恋愛と戦いのドラマ」をテーマに、様々なプラットフォームでオリジナルのエンタメコンテンツを展開する株式会社ボルテージを取材しました。
株式会社ボルテージが生みだす「ボル恋」はアプリ、ゲーム機などで幅広く展開
▲「ボル恋」と呼ばれるオリジナルドラマやコミックを次々と生み出している
株式会社ボルテージはストーリーを軸としたオリジナルコンテンツの企画・制作・開発・運営を手掛けています。大人の女性をメインターゲットに、「恋愛ドラマシリーズ(通称:ボル恋)」にて、これまでに100本以上のオリジナルストーリーを世に送り出しており、ユーザーはスマホアプリや電子書籍、ドラマを通じてそれらを楽しんでいます。
英語版に翻訳されている人気タイトルもあり、北米・アジアでも多くの支持を集めています。また、2013年からは男性ユーザーをターゲットにした、収集・育成要素があるアプリも配信しています。
新規事業として、2023年には自社運営するコミックストア 「ぼるコミ」や「LINEマンガ」などで縦読みできるカラーコミックレーベル「ボル恋TOON」を創刊しました。また家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」やPCゲームプラットフォーム「Steam」向けの配信もスタート。株式会社ボルテージの人気アプリ「100シーンの恋+(プラス)」にて配信している作品の移植版のほか、オリジナル作品がたくさんラインナップされています。
■ぼるコミ
https://voltage-comics.com/home
■縦読みカラーコミックレーベル「ボル恋 TOON」作品一覧
https://voltage-comics.com/search?wd=%E3%83%9C%E3%83%AB%E6%81%8BTOON&pn=1
■株式会社ボルテージ 家庭用ゲーム商品サイト
https://products.voltage.co.jp/switch/
会社名 | 株式会社ボルテージ |
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住所 | 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー28階 |
事業内容 |
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設立 | 1999年9月 |
公式ページ | https://www.voltage.co.jp/ |
働き方 | ハイブリッド勤務(出社+リモートワーク) フレックスタイム制度 |
今回は、展開するサービスの特徴について、また若手メンバーや女性社員の活躍について、人事部人事・労務チームのHRスペシャリストとHR本部長のお二方にお話を伺いました。
大プロジェクトや人気コンテンツも担当。若手が思い切り活躍できる環境
▲渋谷区恵比寿のビル28階にあるオフィスからの眺望はすばらしい
編集部
ボルテージさんで働く若手の皆様は、どのような活躍をされているのでしょうか。
HRスペシャリスト
プランナーやエンジニアとして活躍している若手が多くいます。
以前当社では、自社内に構築するオンプレサーバーを使用していました。しかし、長年使用していた機器が老朽化し、またクラウドサービスがメジャーになってきたタイミングで、社内のインフラを大幅に変えることになりました。
マネージャークラスのメンバーでも経験がない、この大きなクラウド移設のプロジェクトを取り仕切ってくれたのは、開発部の30代前半のエンジニアでした。
編集部
その30代前半のエンジニアさんは、なぜ大役を任されることになったのですか。
HRスペシャリスト
そのエンジニアは、入社当初から先輩のアドバイスを、素直に受け止めていました。また、案件の目的や意味を理解しながら対応していたり、作業も正確だったりという普段の様子が、評価されたのだと思います。
難しいことや苦手な作業でも、諦めずに挑戦していましたので、先輩や上司から「やり遂げられる」という信頼を得ていたのでしょうね。
編集部
エンジニア以外の職種でも、そのように活躍している若手の方はいらっしゃいますか。
HR本部長
まだ新人で手探りの状態だった頃に、人気コンテンツの運営を任されたプランナーがいます。
編集部
その方が、どのようなことを任されたのか、詳しく教えていただけますか。
HR本部長
入社1年目でしたが「鏡の中のプリンセス Love Palace」というコンテンツの企画・運営を担当しました。人気コンテンツでしたし、売上げを保ちつつ、ほかの業務も行うのは大変だったと思います。相当なガッツで頑張ってくれました。
■鏡の中のプリンセス Love Palace
https://products.voltage.co.jp/mirror/
HRスペシャリスト
その後、このメンバーは「100シーンの恋+(プラス)」というアプリのチームに異動したのですが、そこでも力を発揮していました。ストーリーの配信をひとりで担当して、見事に成し遂げたんですよ。エネルギッシュに、難しい業務にも挑戦していました。
コンテンツを担当するといっても、すべてをひとりで行うわけではなく、チームのメンバーや先輩のサポートはあります。月に1度は、1on1でマネージャーが面談を行っています。
編集部
入社1年目で、大きな仕事を任せてもらえることもあるのですね。ボルテージさんは、若手の意欲をしっかり受け止めて、仕事を任せてくださるということが分かりました。先輩や上司からもアドバイスをもらいながら業務を進めていけるので、安心できますね。
キャリアに関係なく、個人の頑張りが評価される表彰制度
▲定期的に個人やチームの功績をたたえる表彰式を実施。賞金が支給される賞もある
編集部
ボルテージさんで働く若手の皆様が、ガッツを持って頑張っていらっしゃる理由には、どんなことがあるでしょうか。
HRスペシャリスト
メンバー個人の頑張りを表彰する制度があり、それがモチベーションのひとつになっていると思います。
年に1度、自身の成長や事業への貢献度によって受賞者が選ばれる「スポットライト制度」のほか、3ヶ月に1度、業務改善のアイデアなどを発表し合う提案会での内容が素晴らしかったメンバーを表彰する「矢印賞」があります。
▲3ヶ月に1度開催される「矢印賞」では業務改善のアイデアが評価される
編集部
若手の方も表彰されるのでしょうか。
HRスペシャリスト
活躍する若手として先にお伝えした2名は「スポットライト」を受賞しています。表彰する対象はキャリアに関係なく、全社員に向けてロールモデルとなるようなメンバーを選出しています。
編集部
社員の皆様のモチベーションアップにつながる表彰制度ですね。
女性比率は65%、育休復帰率100%。出産・育児を経てキャリアを構築していける
編集部
ボルテージさんでは、女性のメンバーの方の割合はどれくらいでしょうか。
HRスペシャリスト
社員全体の65%が女性です。管理職についても50%を超える女性が活躍しています。女性向けのコンテンツ制作が事業のメインですので、そのような部分に興味を持って、入社してくれる女性が多いのだと思います。
編集部
女性が働く環境として、働きやすさに通じる制度などはございますか。
HR本部長
女性のためのものでいうと、2012年に立ち上がった「出産・育児プロジェクト」というものがあります。
編集部
「出産・育児プロジェクト」について、詳しくお聞かせください。
HR本部長
「働くママを支援したい」という副社長の強い思いから始まりました。育児中のママ社員は、当時はまだボルテージの中で少人数でしたが、環境整備がどんどん進みました。
保育園になかなか入れない時期がありましたよね。今は随分と解消されているそうですが、プロジェクトが立ち上がった当時は大変でした。認可保育園は、定員の40倍の応募があって定員オーバー。他の施設に預ける場合は、保育料が月に6~7万円と非常に高額で、子どもを預けて働くことを躊躇してしまうような状況でした。
しかし、ボルテージには「出産・育児プロジェクト」の「託児所代補助」制度がありました。私も利用して、とても助かりました。
編集部
ほかに、働くママにとって嬉しい制度はありますでしょうか。
HR本部長
現在は、コロナ禍をきっかけにテレワークを推奨する企業が増えましたが、ボルテージではそれ以前からテレワークを導入していました。週に1日はテレワークで業務をするというもので、働くママの立場だった私は、仕事と子育てを両立しやすい環境でした。
現在、育休復帰率は100%なんですよ(2024年3月時点)。
充実した制度を利用し長期勤続。育休後にマネージャーとして活躍するメンバーも
▲オフィスの壁には、人気のキャラクターと一緒にボルテージのスローガンが記載されたポスターがずらり
編集部
実際に、育児と仕事を両立させている方はいらっしゃいますか。
HRスペシャリスト
2児の母でありながら、時短制度を使って職場復帰し、その後フルタイム勤務でマネージャー、プレイヤーとして活躍しているメンバーがいます。
編集部
まさに女性社員のロールモデルというような方ですね。どのような業務を担当されているのでしょうか。
HRスペシャリスト
新規事業であるドラマCDやコミックレーベルのチームで活躍しながら、従来からある複数のコンテンツではディレクターを担当しています。さらに、マネージャーとして部下の管理もしっかり行っています。
多岐に渡る業務を担当していますが、入社後一定の年次から可能なテレワークやフレックス制度を利用して、子育てと仕事をうまく両立しているようです。
編集部
女性が長く働けるように整備された制度はもちろん、性別関係なく利用できるフレックスなどの制度も充実しているのですね。人生の色々なステージに合わせて、働き方や勤務時間を柔軟に変えられるのは魅力的ですね。
性別にはこだわらず意欲を重視。採用したいのは成長意欲がある方
▲性別に関係なく、上昇志向と成長意欲がある方を採用
編集部
ボルテージさんは、採用の際にどんなポイントを重視していらっしゃいますか。
HR本部長
社内で女性の割合が高いという事実をお伝えしましたが、性別にこだわった採用はしていません。「成長意欲がある方」が活躍できる環境です。給与の基準も男女平等です。
編集部
ボルテージさんのカルチャーにマッチするのはどのような方でしょうか。
HRスペシャリスト
キャリアアップの目標を持っていたり、上昇志向があったりという方がマッチすると思います。今いるメンバーも、積極的にチャレンジに向かっていくタイプですし、会社もそれを受け止められる環境です。
自分が「やりたい」と思ったことが、すぐに実行できる規模感の組織ですし、マルチタスクで色々な経験ができるというのが「これから成長したい」と考えている方にとって大きなメリットになると思います。
若手でも、新卒1年目でも、全社で集まる提案会や施策会で、定期的に企画やアイデアを発表する機会があります。メンバーたちは、最初は緊張して嫌がるのですが、結果としてすごく思考が鍛えられ成長し、次々とヒットする企画を生みだしています。
編集部
若手の皆様は、例えばどのような成長を遂げられていますか。
HRスペシャリスト
常にアイデアを練ったり、課題を追求したり、資料を作成するスキルが身に付いているようです。他社の方から、資料作成のスキルを驚かれることもあると聞きました。自発的にPDCAを回す力も磨かれるでしょうね。
編集部
お話を伺って、ボルテージさんは若手や新人のメンバーの皆様が、新しいことに挑戦しやすく、また長期的に自身をスキルアップさせられる環境であることがよく分かりました。本日はありがとうございました。
■取材協力
株式会社ボルテージ:
https://www.voltage.co.jp
採用ページ:
https://www.voltage.co.jp/recruit/