ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社PacPort(パックポート)にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
2018年創業のPacPortは「再配達いらず」をミッションに掲げ、荷物認証を活用したオートロック解錠システムを通じて不在時の配達問題を軽減しています。水道・電気・ガスと並ぶ社会インフラを目指し、順調に業績を伸ばし続けるスタートアップ企業です。
今回は、取締役の墨崎圭一郎さんとアフターサービス担当の泙野(なぎの)直子さんに、同社の仕事内容やワークライフバランスを重視した職場環境、求める人物像について詳しく伺いました。
「再配達いらず」の実現を目指すPacPort
▲PacPortのビジョンを語る墨崎 圭一郎さん
編集部
最初に、株式会社PacPortのミッションをお聞かせください。
墨崎さん
弊社は「再配達いらず」をミッションに、不在時の再配達を回避するサービス「荷物認証宅配システム」を提供しています。業界No.1のインターフォンメーカーとパートナー関係を結び、ハードウェアとクラウドを組み合わせたシステム開発に成功しました。このシステムを使うと、お客さまの承諾をもらった上で、不在時に宅配業者が伝票番号などを入力してオートロックを解除し、その後玄関前への置き配が可能になります。
現在このシステムは、パートナー企業のオートロックを採用する集合住宅(20万棟以上)を中心にサービスを拡大しています。年間最大2万棟のペースで導入を進めているため、10年先までの安定的需要が見込まれています。スタートアップながら財務状況が整っているのは、大企業と提携する弊社の強みです。
編集部
インターフォンのシステム化以外には、どのようなビジョンを描いていますか?
墨崎さん
電気・水道・ガスのような、生活に必須な「社会的インフラ」を目指したいと思っています。この事業を始めた時には、社会インフラを目指すところまで意識していなかったのですが、再配達問題の解決に向けて事業を展開する中で、「生活における宅配の重要性」を再認識しました。今では、これを解決することが私たちの社会的責任だと思っています。
今後は、ネットスーパーや宅配クリーニングでも利用できるように提携を広げ、人々の生活に欠かせないサービスにしていきたいです。
PacPortのワークライフバランスが叶う働き方
編集部
PacPortはワークライフバランスを重視しているそうですが、勤務時間は決まっていますか?
墨崎さん
重視している、努力しているというより、ワークライフバランスの取れた働き方が当たり前だと思っているという感じです。
10時から18時までがコアタイムになっているものの、自分の業務に支障がない範囲で自由に出勤・退勤時刻を決められます。弊社にはタイムカードはなく、専用のカレンダーツールでメンバーのスケジュールを管理しています。
お客さまへの対応などで残業になるケースもありますが、定時での退勤を推奨しているところです。平均的な退勤時刻は19時前後で、遅くまで残るメンバーはほとんどいませんね。
泙野さん
社員は業務が終わり次第退勤するので、社長より早く帰ることもありますよ。周囲の状況を気にせず、自分のペースで仕事に取り組める環境です。
有休取得率は8割以上!育児とも両立しやすい
編集部
有休の取得率についても、教えていただけますか?
墨崎さん
有休取得率は8〜9割ほどで、ほとんどのメンバーが好きなタイミングで休暇を取得しています。事前申請をしてもらえれば急な休みでも問題ありません。有休取得や定時退勤が当たり前になっているので、プライベートの時間を確保しやすいと思います。
ただ、「当然の権利なのだから理由を述べる必要はない」と何度も伝えているのですが、真面目な社員ばかりなので、まだ「家族の病院受診で…」と丁寧に理由を言ってくれるんですよね(笑)。「言わなくていいって!」とずっと言っているんですが…。
泙野さん
私は最近、頑張って理由を述べないようにしています(笑)。
墨崎の言うように「休みをとって当たり前」が浸透している会社であることは確かですね。入社した当時、私は学生の子どもを2人育てていたんです。前職では学校行事などで休みをもらうときも「申し訳ないな」と肩身が狭かったため、PacPortの休暇を取りやすい環境に助けられました。
家庭の事情で早く帰らなくてはならない場合でも、「お疲れさま」と快く送り出してもらえるので、子育てとも両立しやすいと思います。
コミュニケーションが活発!チーム内外で意見を出し合うカルチャー
▲オープンスタイルのオフィス内では、社員同士の会話が飛び交う
編集部
社内の雰囲気について教えてください。何名ほどのメンバーがいらっしゃるのでしょうか?
墨崎さん
業務委託を含め、約20名のメンバー(国内・国外の合計)が在籍しています。国内では、IT関連の知識と営業経験(法人営業や代理店勤務など)を持つ30代後半のメンバーが多いです。
編集部
社内の雰囲気はいかがでしょうか?
泙野さん
業務の話に限らず、休日のエピソードや失敗談といったプライベートな内容も飛び交う環境です。コミュニケーションを大切にする職場なので、メンバーの性格や考え方を理解しやすいと思いますよ。
もちろん、サービスを良くするための意見交換も活発です。実際に私も、開発チームのメンバーに「メールアドレスの登録フォームがあったほうがいい」「ボタンの配置を変えると、高齢者の方も使いやすくなるのではないか」といった提案を投げかけ、採用してもらえたことがあります。
全ての提案が通るわけではありませんが、「社内で意見を出し合って会社を良くする」雰囲気が根付いていますね。
PacPortが求める人材:主体的に行動できる人
編集部
御社で求める人材はどのような人でしょうか?
墨崎さん
これまでにないサービスであるため、自発的に多角的な視点から考慮を重ね、集中と選択を自ら提案し、最善の結果を追求できる人が望ましいです。
PacPortは継続的な技術力の向上と潜在ニーズ・課題に迅速に対応できる体制を整えることが未来の成長のカギだと考えます。ですので、職種に関係なくすべての仲間には自主性、行動力、スピード感、問題意識、ソリューション思考が求められます。
泙野さん
アフターサポート業務で言うと、コミュニケーション能力と“押しの強さ”ですね。問題が発生した際は「誰に相談して、どのように手を打てばいいか」を考え、行動する力が求められます。
また、問い合わせの内容によっては、技術チームやハードウェア担当との連携も必要です。社内リソースが限られているので、スタッフ全員が複数のタスクを並行で進めています。よって、こちらの依頼事項への対応の優先順位について担当者と認識のすり合わせをきちんと行うのが重要です。
メッセージ:「好奇心旺盛で明るい即戦力」を歓迎
編集部
最後に、転職を検討されている読者の方々へ、御社が求める人物像を含めたメッセージをお願いします。
泙野さん
明るい雰囲気の職場なので、「次はどのような仕事をするのだろう」と好奇心を持って取り組める方にフィットすると思います。
プレッシャーを感じる場面もあるため、「うまくいかないのも経験」と前向きに捉えられる方ほど楽しく働けるでしょう。社内のメンバーと積極的にコミュニケーションを取り、会社を良くするために動ける方に来ていただきたいです。
墨崎さん
インターホンのクラウド化を軸に成長してきた私たちは、新たなサービス展開で社会的なインフラを目指します。現在は、事業拡大の即戦力となる「サービス企画マネージャー」の採用を強化しています。
メンバー同士のコミュニケーションを大切にし、有休取得や定時退勤が当たり前の環境です。プライベートを大切にしつつ、やりがいのある仕事をしたい方はぜひ一度お話しましょう。
編集部
本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました!
この記事のまとめ
ワークライフバランス | ・平均退勤時刻は19時前後で、残業は少ない ・有休取得率は8〜9割と高く、事前申請で取得可能 ・育児との両立がしやすい環境 |
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働き方の特徴 | ・10時〜18時のコアタイムで、出退勤は柔軟 |
現在のメンバー構成 | ・国内外の通信業界のスペシャリストが在籍 ・グローバル展開を進めており、海外プロジェクトが増加中 |
社内環境 |
・30代後半のIT知識と営業経験を持つメンバーが中心 ・プライベートな会話も含め、活発なコミュニケーション ・サービス改善に向けた意見交換が盛ん |
求める人材像 |
・システム開発:主体的に行動できる人、柔軟な対応ができる人 ・アフターサポート:コミュニケーション力と提案力のある人 ・好奇心旺盛で、社内コミュニケーションを大切にできる人 |
株式会社PacPortの基本情報
住所 | 東京都千代田区大手町2-2-1 新大手町ビル3階 0 Club |
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事業内容 | IoT宅配製品及び宅配クラウドソリューションの提供 |
設立 | 2018年5月 |
働き方 | コアタイム制(10〜18時) |
公式ページ | pacport.co.jp |
募集職種 | ・サービス企画マネージャー ・アフターサポート ・エンジニア(サービス開発) |