新潟発のICT活用トップランナー「株式会社ジェーミックス」で叶う若手社員のチャレンジ

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社ジェーミックスにインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

新潟県上越市のIT企業である株式会社ジェーミックスは、学校教育のDX化、ケーブルテレビの事業者向けサービス、その他企業等に向けたICT(情報通信技術)活用支援を中心としたITソリューションを提供。ICT支援事業者としては県内最大規模で、一人一台端末時代の教育現場をサポートしています。

社員たちは自由に挑戦しやすい社風の中で躍動しており、なかには新卒入社で請求関連業務を自動化するツールの作成を手がけた20代社員もいるなど、若手の活躍も目立つ環境です。また、テレワーク制度の導入や業務効率化の推進により、働きやすい環境づくりにも注力。採用においてはIT総合職の新卒採用に意欲的で、2024年度からは学生向けにインターンシップを実施しています。

今回は、株式会社ジェーミックスの働き方改革と若手の活躍について、総務部の小池さんと吉田さん、そして田西さんにお話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方
株式会社ジェーミックスの田西さん

株式会社ジェーミックス
総務部・常務取締役総務部長

田西 正宏さん

株式会社ジェーミックスの吉田さん

株式会社ジェーミックス
総務部

吉田 佳奈さん

株式会社ジェーミックスの小池さん

株式会社ジェーミックス
総務部

小池 拓磨さん

教育機関へのICT導入支援に注力。日本マイクロソフトとの連携も

株式会社ジェーミックスの社員が学校の支援員として勤務する様子
▲社員が「ICT支援員」として学校に行き、アプリの使用方法などを伝えている様子

編集部

御社は多岐にわたる事業を展開されていますが、現在特に注力されている事業分野について教えていただけますか。

田西さん

特に力を入れているのが、学校教育でのDXやICT事業です。現在、小学校では児童一人につき一台の端末活用が進んでおり、先生方のICT活用をサポートするICT支援員としての業務を通じて事業を拡大しています。

かつては新潟県内の学校も担当していたのですが、現在は東京都内の学校が中心です。大手の会社様から業務委託を受け、サービスを提供しています。

また、当社は創業以来、地域内企業のDX化支援にも注力しており、日本マイクロソフト株式会社とパートナーシップを結んで事業を展開していることも大きな特徴です。その活動拠点として、2022年には「上越妙高IoTビジネス共創ラボ」(現:上越妙高AIxIoTビジネス共創ラボ)を、2023年には「Microsoft Base 上越妙高」を開設しました。

MicrosoftBase上越妙高の風景
▲Microsoft Base 上越妙高

田西さん

これからも日本マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」およびMicrosoft製品を活用しながら、地元企業や教育機関への支援や地域課題の解決を目指していきたいと考えています。

ジェーミックスの若手活躍:20代で新規の社内DXシステムを開発!

編集部

御社には若い世代も徐々に増えてきているそうですね。若手社員の活躍事例について教えていただけますか。

小池さん

同席している総務部の吉田が良い例だと思いますね。新卒で入社し、20代と若手ながらマイクロソフト社の資格を多数取得しているほか、入社1年目から社内DX(デジタルトランスフォーメーション)も担当しています。その取り組みについてマイクロソフトから取材を受けるなど、様々な経験を積んで活躍している社員です。

編集部

吉田様、実際にどのような社内DXの取り組みを行われたのでしょうか。

吉田さん

請求書処理を自動化できるシステム開発を手がけました。総務部には様々な形式の請求書が届くのですが、紙だけでなくメール添付や専用サイトからのダウンロードなど形式が多様化しているんです。これらを一つ一つ手作業で処理するのは非常に手間がかかるため、自動化にチャレンジした次第です。

上司からの提案でマイクロソフトの「Power Automate」という自動化ソフトを使用し、メールが届いたら自動的にダウンロードして保存する仕組みを構築しました。これにより、担当者の不在時や深夜に届いた海外企業からの請求書でも、即日で保存したり印刷がかけられたりできるようになりました。

編集部

入社1年目からそういった大きなチャレンジをさせてもらえる会社なのですね。

吉田さん

そうですね。「時間をあげるから好きなようにやってみていいよ」といったチャレンジに寛容な風土の中、のびのびと開発を進められました。また、私は新しい技術やサービスが元々好きなので、最先端のソフトを自由に活用しながら開発できる環境をいただけたこともありがたかったです。

編集部

上長の田西様から見て、吉田様が開発されたシステムの効果をどのように感じていらっしゃいますか?

田西さん

その頃は電子帳簿保存法への対応が求められていた時期でしたが、当時はまだそういったサービスが十分に整っていませんでした。多くの企業が対応に苦慮している中、当社は吉田の功績によって早期に解決策を見出すことができたと思います。

■吉田さんの取り組みの詳細はこちらから!(マイクロソフト公式サイト)
https://www.microsoft.com/ja-jp/customers/story/1629319403272665117-jmix-partner-professional-services-microsoft-365-ja-japan

テレワークを活用。ジェーミックスの柔軟なワークスタイル

株式会社ジェーミックスのオフィス内観

編集部

御社の働き方に関する特徴について教えていただけますか。

小池さん

当社はワークライフバランスの充実にも注力しており、テレワーク制度を導入しています。基本的なコミュニケーションはチャットで行い、クラウドサービスをメインに使用しているため、場所を問わず仕事ができる環境です。

例えば営業社員は午前中にテレワークをして、午後からお客様のところへ直行するなど、移動時間を短縮することで生産性向上や社員のモチベーションアップにつながっていますね。ちなみに私は通勤に1時間ほどかかるのですが、午後からの用事で数時間しか働けないような日は、リモートワークを利用することで半休で済み、とても助かっています。

吉田さん

私の場合は現在Microsoft Baseの担当をしているため、基本的に午前中は本社で勤務し、午後はMicrosoftBaseで勤務する形態を取っています。総務部所属なので代表電話の受付業務もありますが、本社でもMicrosoftBaseでも同じように対応可能です。パソコン1台あればどこでも仕事ができる環境が整っており、柔軟な働き方が実現できていますね。

編集部

上越市は雪が多い地域かと思いますが、天候が悪いときにもテレワークを推奨されているのでしょうか。

田西さん

そうですね。上越市は年に1回ほど大雪の日があり、夜にたくさん降って除雪が間に合わずに道路が混乱する場合もあるんです。そういった日はもちろん、夜まで降り続く予報の時なども帰宅困難になる前にテレワークに切り替えるよう呼びかけています。

もちろん業務の性質上、テレワークが難しい場合もあると思いますが、会社としては柔軟に対応できる体制を整えています。

編集部

御社では、業務効率化に向けた取り組みにも力を入れていらっしゃるそうですね。

小池さん

はい。当社では業務効率化のためにさまざまなシステムを導入しており、その成果として2023年度の月平均の時間外労働は12.5時間でした。これは1分単位で勤怠管理を行い、始業前の準備時間なども含まれているため、当社は残業がかなり少ない会社と言えると思います。

カジュアルな社風&資格取得サポートが手厚い福利厚生

株式会社ジェーミックスで談話している社員たち
▲業務で不明な点があれば、すぐに声を掛けて確認できる環境がある

編集部

実際に働いていらっしゃる中で感じる社風や雰囲気について教えていただけますか。

吉田さん

全体的にはカジュアルな雰囲気がベースになっていますが、部署ごとに異なる風土がありますね。

例えば、学校教育部門では教育業界の情報を密に共有する文化が根付いているため、教育に興味のある方にとって最適な環境だと思います。一方、ケーブルテレビISP(インターネットサービスプロバイダー)サポート部門では地域密着型の業務が中心になるので、そういった風土が合っている方に適していると感じますね。

募集としては「IT総合職」という一つの受け皿ではありますが、各自に合った場所がきっと見つかると思います。

編集部

御社の福利厚生についても教えてください。

小池さん

DX化の推進には様々なスキルが必要となるため、当社では資格取得のサポート制度を整備しています。

例えば「ITパスポート」など特定の資格には、毎月の給与に資格手当を加算している形です。また、マイクロソフトやGoogleの認定資格については、受験費用を会社が全額負担する制度があります。

編集部

社員のみなさんは、具体的にどのような資格を取得されているのでしょうか。

吉田さん

私の場合はマイクロソフト関連の資格を12個取得し、公式トレーニングを行える認定トレーナーの資格も持っています。その他にもITパスポートなど、技術系の資格も複数取得しています。

田西さん

学校教育関連では、Googleの認定教育者の資格のレベル1とレベル2は会社として指示するような形で取ってもらっていますね。その上に認定トレーナーという難易度の高い資格もあるのですが、そちらもぜひ目指してほしいと考えています。ちなみに、当社には新潟県で唯一のGoogle認定トレーナーがおり、実はそれも若手社員です。

そういった高度な資格があれば対外的な実力を社内だけでなく社外にも示すことができ、説得力がつくと思います。ぜひ当社の社員には積極的に資格取得にチャレンジしてもらい、業界内でイニシアティブを取れるような戦力になってほしいですね。

インターンにも注力。学校でICT支援員の体験ができる

株式会社ジェーミックスのインターンシップでの資料
▲インターンシップで「プログラミング授業の教材作成体験」で使用されたスライド資料

編集部

2024年度から学生向けインターンシップを実施されたと伺いました。期間や場所、内容など詳しく教えていただけますか。

小池さん

2024年度は上越本社と東京の2拠点で開催しました。期間としては東京では5日間、本社では3日間で、実際のICT支援員の業務を体験してもらうプログラムです。

具体的には学校訪問に同行し、先生のICTを活用した授業のサポートや、端末・アカウント管理などの実務を体験していただきました。また、上越本社では特別プログラムとして、半日かけてプログラミング授業で使用する教材作成も行いましたね。

編集部

参加された学生さんの志望動機や、インターン後の反応はいかがでしたか。

小池さん

教育学部の学生さんを中心に、教育業界全体に興味を持ち、特にICT支援員という職種に関心のある方々が参加してくださいました。非常に好評で、特に実際の業務を朝から晩まで体験できたことを高く評価していただきましたね。

また、「仕事の現場を実際に見ることで就職活動の軸が定まった」といった声もいただき、私たちとしても大変嬉しく思っています。インターンをきっかけにジェーミックスという会社に興味を持ち、入社してくださる学生さんが今後増えることを願っています。

ジェーミックスのキャリアパス&転職者へのメッセージ

編集部

御社の新卒採用について詳しく教えてください。

田西さん

毎年新卒採用を行っており、年によって異なりますが、平均して1名~2名、多い年で3名ほどの採用があります。現在は上越を拠点としていますが、将来的には東京での採用も検討しているところです。

というのも、応募される方から「東京での勤務は可能ですか」といったご質問を多くいただきます。特に学校教育に興味がある若い方の中には、上越での勤務をためらう方も多々いらっしゃいます。

当社は東京でも学校教育事業を展開していますので、東京での採用・勤務という選択肢を増やすことで、より多くの方と一緒に会社を発展させていければと考えています。まだ準備段階ではありますが、このような新しい可能性も視野に入れています。

編集部

職種としては「IT総合職」を募集されているのですね。主にどのような業務を担当されるのでしょうか。

田西さん

現在は企業も学校も、GoogleワークスペースやMicrosoft 365といった同じようなシステムを使用しているため、IT総合職として両方の分野に対応できる人材を募集しています。入社後は、本人の希望や会社の状況に応じて配属先を決定できる体制を整えている形です。

業務内容は配属先によって異なりますが、例えば学校教育部門の場合、まずは校務支援システムの電話サポートからスタートします。先生方からの問い合わせに対応しながら、学校現場の年間業務の流れや先生方の考え方を学んでいく形です。

その後、実際に学校訪問をして、機器の使い方や授業での活用方法などについて直接サポートする業務へと広がっていきます。このように段階的に先生方との距離を近づけながら、スキルを伸ばしていく流れです。

学校教育以外の場合は企業向け営業からスタートすることが多いですが、こちらもお客様とのコミュニケーションを通じて、ITサービスを活用した課題解決を提案していく仕事です。

編集部

特に学校教育分野でのキャリアパスについて、詳しく教えていただけますか。

田西さん

まずはICT支援員として現場経験を積んでいただき、その後は複数校や自治体、教育委員会などより広い範囲を担当するコンサルタントのような役割を目指していただきたいと考えています。

編集部

最後に、御社のお仕事に興味を持たれた方へのメッセージをいただけますでしょうか。

小池さん

私自身、1年前に中途入社した立場として申し上げますと、ジェーミックスは挑戦とスキルアップを応援してくれる会社だと感じています。ITをベースとしながら、自分の可能性に挑戦したい方、積極的にスキルアップを目指したい方にはとても活躍しやすい環境だと思いますので、そういった意欲のある方にぜひ門戸を叩いていたけたら嬉しいです。

編集後記

総務部に所属される3名にお話を伺い、和やかな雰囲気で取材が進みました。新潟県上越市に本社を置き、地元への貢献が大きい企業様ですが、近年は東京の学校のICT化支援をサポート。事業も個人も挑戦を重んじる文化が印象に残りました。

この記事のまとめ

働き方の特徴
  • テレワークが浸透しており、場所を問わない柔軟な働き方が可能
  • 業務効率化により、月の平均残業時間が12.5時間となっている
事業内容・強み
  • 新潟県内最大規模の学校教育ICT支援事業を展開
  • 企業向けITソリューションも提供する総合IT企業
  • 今後は東京での事業・採用も強化予定
キャリア形成
  • IT総合職として教育分野・企業向け分野両方でのキャリアパスが可能
  • ICT支援員からコンサルタント的役割へのステップアップが可能
  • 若手社員の新規プロジェクト立ち上げや改革を積極的に支援
教育・支援制度
  • マイクロソフト・Google関連資格の受験費用を全額補助
  • ITパスポートなど特定資格保有者への資格手当支給
  • 段階的な実務経験を通じたスキルアップ支援
社風・カルチャー
  • カジュアルな社風で新しい取り組みへの挑戦を推奨
  • 部署ごとに特色ある業務内容で適性に合わせた配属が可能
  • 社員の自主性を重視し、裁量権のある業務環境を提供
求める人物像
  • ITをベースに積極的なスキルアップを目指す人
  • 新しい可能性に挑戦する意欲のある人
  • 教育分野に関心があり、現場での支援に意欲的な人

株式会社ジェーミックスの基本情報

住所 新潟県上越市西城町2丁目2-11 上越情報センタービル
事業内容 「ケーブルテレビISPサポート事業」「学校教育機関向け情報化支援事業」「企業、公共・自治体向け情報化支援事業」の3本柱で事業を展開するICTソリューション企業
設立 2000年2月
働き方 テレワーク可
公式ページ https://www.jmixnet.co.jp/
採用ページ https://www.jmixnet.co.jp/
recruit.html
募集職種 IT総合職(新卒採用)