ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社ダイブにインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
ダイブは2024年3月に東証グロース市場に上場した、リゾート施設に特化した人材サービスを提供する企業です。自社サービスに登録するスタッフを観光・宿泊施設に派遣し、業界の人手不足解消に貢献しています。
同社の特徴は、年功序列ではなく実力主義の社風。入社2年目でMVP(最優秀社員賞)を受賞した営業担当者や、入社半年でグランピング施設責任者に抜擢された社員など、20代・30代の若手の活躍事例が豊富です。さらに、「New-1グランプリ」や「ワンテングランプリ」といった独自の制度により、社員の挑戦を積極的に支援しています。
今回は、株式会社ダイブの組織文化や働き方について、執行役員兼人事本部長の佐々木義郎さんにお話を聞かせていただきました。
ダイブの若手活躍:入社2年目でMVP、半年で施設責任者も
編集部
ダイブでは多くの若手が活躍しているそうですが、具体的な若手の活躍状況について教えていただけますか?
佐々木さん
新卒で入社して2年目に年間最優秀社員賞(MVP)を受賞した社員がいます。
また、グランピング施設の運営事業では、入社わずか半年のメンバーが責任者を担っています。この若手社員は、アルバイト10数名の管理だけでなく、企画立案や地域との連携まで多岐にわたる業務を一手に引き受けているのです。
同じく入社後半年で「シューカク」という農家向けの人材サービスのPMに任命された社員もいます。この社員は、30代後半や40代のPM候補もいた中での抜擢でした。
このように当社では、年次にとらわれない実力主義の登用をしています。成長意欲のある社員にはどんどん役割と責任を与えていますし、「もっと責任のある仕事がやりたい!」といった前向きな社員も多いです。
ちなみに、当社は2024年4月時点で正社員が165名在籍していて、平均年齢は30.3歳と非常に若い組織になっています。部門長やマネージャーは30代後半から40代の人が務めていますが、プレーヤーは20代から30代がおよそ8割を占めています。
編集部
若手社員が担当する仕事は、どのように決めているのでしょうか?
佐々木さん
定期的に全社員の希望キャリアを把握しているため、それを参考にしながら基本的には会社側から任命することが多いですね。
私たちは匿名の360度評価制度(※)を導入していて、定量、定性の両面から社員一人ひとりが当社のバリューに沿った行動をしているかどうかを把握しています。それらの評価をもとに、適切だと判断した人にはどんどん新しい役割を与えていきます。
(※)上司だけでなく、同僚や部下など様々な立場の人が評価をする仕組み
また、若手社員が積極的に活躍できるような仕組みもしっかりと用意しています。
若手活躍を促す制度①:新規事業を社長に直接提案できる「New-1グランプリ」
編集部
若手の積極的な活躍を促すような仕組みとは、具体的にどのようなものなのでしょうか?
佐々木さん
「挑戦する」組織風土をつくるため新規事業のアイデアを社長に直接提案できる「New-1グランプリ」という制度を設けています。これは、会社の設立記念日である3月29日前後に毎年開催していて、年次に関わらず全ての社員が参加できます。
参加希望者は事前に損益計算書や事業計画書を社長に提出し、グランプリ当日に全社員の前でプレゼンテーションをします。プレゼン後は、社長からも直接フィードバックももらえます。プレゼン内容が認められた社員には、人・物・金のリソースが提供され、責任者としてアイデアの事業化を進めてもらいます。
また、事業立案制度に参加したのを否定されることは絶対にありません。周囲の上長も「ナイスチャレンジ」と声をかけるように、挑戦自体を称える雰囲気があります。
編集部
「New-1グランプリ」で事業化されたアイデアにはどんなものがありますか?
佐々木さん
グランピング施設やホテルを運営している地方創生事業部は、まさにこの「New-1グランプリ」から生まれた部署です。当時入社3年目で提案した社員は、現在事業部長として部を率いています。
ほかにも、ITの力で企業の課題解決を図る事業や、オフサイトミーティング(※)に特化した旅行エージェントサービスなどが「New-1グランプリ」を通して過去に事業化されてきました。
(※)職場外で開催される会議
若手活躍を促す制度②:既存の業務改善を提案できる「ワンテングランプリ」
編集部
ほかにも、若手の挑戦を後押しするような制度はありますか?
佐々木さん
既存の業務プロセスや制度の改善に関するアイデアを届ける場として「ワンテングランプリ」があります。「ワンテン」、つまり「1を10にする」ような提案を年間を通して募っているんです。
若いメンバーは現場で仕事をする機会が多い分、「こうだったらいいのに」という疑問を感じやすいです。その問題意識を形にする場として「ワンテングランプリ」を設けています。ちなみに、ここでも提案をしてくれた社員への称賛とフィードバックは欠かしません。
編集部
「ワンテングランプリ」で形になったアイデアについても教えていただけますか?
佐々木さん
新卒1年目の社員の提案でリゾートバイトと学校を連携させるようなアイデアがあり、実際に実現に向けて動き始めています。
さらに、「ワンテングランプリ」では部門を越えた提案も歓迎しています。実現したアイデアとしては、HR事業部のサウナ好きの社員が、当社のグランピング施設にあるテントサウナに「こういうグッズがあればお客様に喜ばれるのでは」と提案し、その考えが取り入れられたことがありました。
若手活躍を促す制度③:全従業員参加の朝礼「ワンダイブ」で発言機会を創出
▲「ワンダイブ」の様子
編集部
「New-1グランプリ」や「ワンテングランプリ」以外にも特徴的な取り組みがあれば、お聞かせください。
佐々木さん
熱量を持った若手に積極的に意見を発信してもらうため、「ワンダイブ」という週1回の朝礼では、アルバイトを含む全従業員約200人の前で、業務で感じた気付きや喜びなどについて発言してもらっています。この場での発言は、入社1〜3年目の社員によるものが8割ほどを占めています。司会進行役も若手に持ち回りで任せています。
また、社員総会では入社1年目の新卒社員がプレゼンする機会を設けています。1年間働いてきた中で、顧客とどのように向き合い、壁をどう乗り越えてきたかなどを発表してもらい、最後には全社員による投票で「新人賞」を選んで表彰します。
ほかにも、年末の納会のコンテンツと司会進行も新卒や入社1年未満の中途採用者に考えてもらうなど、若手にはどんどん目立ってもらっています。
営業職の業務内容:担当のリゾート施設には頻繁に足を運ぶ
▲ダイブの営業職社員がリゾート施設を訪ねている様子
編集部
ダイブで募集を強化しているという営業職の業務内容において、特徴的なことはありますか?
佐々木さん
自身が担当するリゾート施設に直接足を運ぶことはマストであり、今後も変えない方針です。当社の営業社員は、平均すると週に1回程度のペースでクライアントの施設を訪ねています。
私たちのクライアントは地方に多く存在し、先方の担当者や、そこで働く当社のサービスの登録スタッフは「実際に会いに来てくれた」ことを喜んでくれることが多いです。そのことでサービスの導入や継続を決めてくれるクライアントも多いですし、仕事を辞めずに続けてくれるスタッフもいます。
あえて遠方まで会いに行くという人らしいアナログなコミュニケーションがクライアントやスタッフの本音を把握することにもつながります。
編集部
ほかにも、他社の人材サービスの仕事と比べて特徴があれば教えてください。
佐々木さん
登録スタッフさんには、より丁寧なフォローが必要になる点は当社の特徴です。
仕事内容についてのヒアリングはもちろん、滞在する寮や周辺の環境についても詳しく確認する必要があります。さらに、スタッフ同士は24時間共に過ごすことも多いので、すでに働いている人たちの年代や価値観を把握することも大切です。
また、通常の人材会社では「登録」「面接」「営業」「定着フォロー」といった業務が分業化されていますが、私たちは同じ担当者が一気通貫で対応しています。それにより、クライアントやスタッフとより深い関係性を築けることも私たちの仕事の魅力だと思います。
編集部
ちなみに、時期による忙しさの違いはありますか?
佐々木さん
私たちのクライアントはリゾート施設であるため、季節による忙しさの違いはやはり大きいです。ただし、施設のピークと私たちの繁忙期は少しずれています。例えばリゾート施設の繁忙期が8月の場合、私たちは2、3カ月前から面接カウンセリングやお客様への営業を開始するため、繁忙期は6月頃となります。
あとは当然、担当する施設が人手を必要とするのが紅葉の秋なのか、スキーが楽しめる冬なのかなどによっても繁忙期は変わります。ただ、リゾート施設は観光客の増加もあり慢性的に人材不足の状況なので通年で一定の需要はあり、ご依頼が途切れることはありません。
ダイブの社風:旅行好きでエネルギッシュな社員が集まる
▲ダイブの社員が社内チャットに投稿したスタッフさんフォロー時の感想
編集部
ダイブの社風には、どんな特色がありますか?
佐々木さん
旅行やアウトドア好きでエネルギッシュな社員が非常に多いです。新卒採用者だと半数以上が留学やバックパッカーとして世界で旅行をしていた経験がある人で、ほかにも日本一周をした人などもいます。いずれにせよ、安全な居心地の良い環境(コンフォートゾーン)から一歩踏み出し、新しいことにチャレンジすることが好きという人が集まっていますね。
また、地方創生事業部には「地方の発展に携わりたい」という思いを持つ社員が多くいます。自身が人口減少が進む地域の出身で、そういった課題の解決に携わりたいという意志を持って入社する人が多いですね。そのような社員には、課題解決に携われる仕事にアサインすることも少なくありません。
編集部
ほかにも、社員の特徴として感じることがあれば教えてください。
佐々木さん
他者に価値を与えられることをモチベーションとしているメンバーが多いと感じています。つまり、「自分が誰かの役に立てた」という実感から喜びを得られる人たちです。例えば、クライアント先で人間関係の摩擦が起きた場合でも、当社の社員はためらわずに飛び込み、間に入って積極的に解決を図ります。
また、お客様だけでなく社内の仲間を思いやる社員も多いです。誰かが困っていると気づけば、自分の役職や担当に関係なくすぐにフォローする。教育担当やマネージャーだけでなく、全員で若いメンバーを育てていく文化が根付いていると感じます。
さらに、一人ひとりが現状維持よりも常に新しい挑戦を求める姿勢を持っていることも特徴的です。当社では成長意欲の高い人が活躍していますし、社員の会社に対する愛着や貢献意欲(エンゲージメント)が高い傾向にあると感じます。
ダイブの採用:営業職は学歴一切不問。経験より熱意を重視
編集部
ダイブには未経験で入社する社員も多いと伺いました。どのような採用基準を設けているのでしょうか?
佐々木さん
当社の採用では学歴は一切問いませんし、経験もそれほど重視していません。実は、営業職として入社する人の中で経験者は1〜2割程度で、ほとんどが未経験からのスタートなんです。
未経験者の中には、世界各国を旅してきた経験のある人のほか、ラジオDJをしていた人、ひたすらスポーツに打ち込んできた人などがいますね。何かに夢中になってきた経験がある人は、「誰かのターニングポイントを作りたい」という当社の方針に共感し、仕事に熱意を注げると考えています。ですから採用では、たとえ職歴に空白期間があってもその時期に何を経験し、どのような思いを持っていたのかに注目しているんです。
編集部
未経験者に求める素養がほかにもあればお聞かせいただけますか?
佐々木さん
先ほどお伝えしたような利他的な姿勢と、それを実行に移せる行動力が必須です。
あとは、仕事をしていく上では人柄だけでなくスキルも必要なので、成長意欲も重視しています。私たちの仕事に求められるコミュニケーション力やコンフリクトマネジメント(対立を適切に解決する力)、クリティカルシンキング(物事を論理的に分析・判断する力)といったスキルを身につけていこうとする姿勢があるかどうかもよく見ています。
エンジニアは経験者を募集。ビジョンに共感できる人を歓迎
編集部
ダイブではエンジニアも募集しているそうですが、どのような募集条件となっていますか?
佐々木さん
エンジニアは完全に経験者採用としています。その上で、当社のビジョンやミッション、扱っているプロダクトに共感していただける方を求めています。言われたことをこなすだけでなく、営業職を含む社員全員と協力し、納得いくまで話し合いながらプロダクトを作り上げていくような姿勢を持っている方だとありがたいです。
ちなみに、当社には現在6名のエンジニアが在籍していて、自社開発を主な業務としています。
株式会社ダイブから転職希望者へのメッセージ
▲ダイブの執行役員兼人事本部長・佐々木義郎さん
編集部
最後に、転職を検討している読者へのメッセージをいただけますか?
佐々木さん
当社のビジョンは「誰もがジブンの人生を愛せる世界へ。」です。変化の激しい時代において、社会でどう生きるべきか迷う方も多いと思います。そんな中で、私たちが大切にしているのは、一度きりの人生の中で自分がどうありたいのかという軸を持つことです。
人生において、22歳から60歳までで約7.5万時間もの膨大な時間を労働に費やすと言われています。そのことを踏まえ、当社の新人研修では「自分はどんな瞬間に夢中になれているのか」「どんなことなら自然にやりたくなってしまうのか」など自分のコアバリュー(※)を一人ひとりにしっかりと考えてもらっています。
(※)根本的な価値観や信念
当社なら、自分の人生の羅針盤となるコアバリューが見つけられるはずです。「他者の幸せをつくりたい」と考えている人は、ぜひ入社を検討いただければと思います。
編集部
本日は貴重なお話をありがとうございました。
編集後記
株式会社ダイブの働き方のまとめ
組織の特徴 |
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社風 |
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成長機会 |
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営業の特徴 |
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採用基準 |
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株式会社ダイブの基本情報
企業名 | 株式会社ダイブ |
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住所 | 東京都新宿区新宿2-8-1新宿セブンビル10F |
事業内容 |
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設立 | 2002年3月 |
公式ページ | https://dive.design/ |
採用ページ | https://recruit.dive.design/ |
募集職種 |
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