カーシーカシマ株式会社の女性社員に聞く:ユニフォーム営業のやりがい&働き方の魅力

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、カーシーカシマ株式会社にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

1951年に創業したカーシーカシマは、おしゃれかつ機能的なユニフォームの企画・製造・販売を主に手がける企業です。トレンド感を重視したものづくりにこだわりを持ち、特に女性をターゲットとした商品に注力。大阪万博のパビリオン向け衣装製作や、大作ドラマ・映画への衣装提供なども手がけています。

組織を見ると社員の6割以上が女性で、女性目線を活かした製品開発や提案型営業が強みとなっています。女性管理職も在籍し、フレックスタイム制度や在宅勤務制度など、ライフステージに合わせた柔軟な働き方を実現できる環境が整っているのも特徴です。

今回は、カーシーカシマ株式会社における若手営業職のやりがいや女性の働きやすさについて、常務取締役の増田さん、BEO本部(Brand Established Organization本部)の小澤さんと武田さん、営業部の細川さんにお話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方
カーシーカシマ株式会社の小澤さん

小澤 真美さん

カーシーカシマ株式会社 BEO本部 プロモーションチーム。大学卒業後にアパレル企業で約2年勤務し、2016年に同社へ入社。代理店ルート営業を経て、現在はWEBマーケティングを担当するママ社員。

カーシーカシマ株式会社の武田さん

武田 織恵さん

カーシーカシマ株式会社 BEO本部 ブランドコミュニケーション課 営業。前職ではアパレル企業の販売職を5年間経験し、新規営業を3年間担当。一旦退職し、IT企業で2年間勤務後、再び同社へ入社して現在の課に配属。

カーシーカシマ株式会社の細川さん

細川 夏鈴さん

カーシーカシマ株式会社 営業部 インサイドセールス アシスタント。2024年に新卒入社し、インサイドセールスとして営業のサポート業務を担当。

増田 有美子さん

カーシーカシマ株式会社 常務取締役。

カーシーカシマの若手活躍:自社製品を着用して女性目線での提案も!

カーシーカシマ株式会社のユニフォームを手に取って話し合っている小澤さんと武田さん

編集部

小澤さんは以前販売代理店のルート営業として活躍され、武田さんは現在BEO本部のブランドコミュニケーション課で営業をされていますが、お二人はカーシーカシマの営業職のどのようなところに魅力を感じますか?

小澤さん

いろいろとあるのですが、ひとつは営業時に自社製品を実際に着用して訪問し、女性のリアルな意見としてアピールできることでしょうか。

販売代理店のルート営業では代理店はもちろん、代理店の方と一緒に同行してユーザー企業に直接プレゼンする機会も多かったのですが、カーシーカシマのユニフォームは主に女性をターゲットにしているのでお客様に納得していただきやすいんです。

製品を着用して営業することで、当社がこだわっている「トレンド感」をアピールしやすいほか、「着心地が本当に良いんです」といった説明にも説得力が出やすいと感じます。

ちなみに、当社ではオフィスや受付、営業など多様な職種で働く女性をターゲットとした「ENJOY(エンジョイ)」とウェディングプランナーやホテルスタッフ向けに特化した「ENJOY Noir(エンジョイ ノワール)」が売上の基盤となっているのですが、私が担当していた代理店ではクリーンスタッフ向けの「CAREAN(キャリーン)」ブランドを扱うことも多かったため、作業服姿で代理店を訪問したこともありましたね。

武田さん

私も、女性目線での提案ができることは当社の女性営業だからこその強みだと思います。

例えば、女性はジャケットを着用している時に「重たい」「肩がこるな」と感じることも多いのですが、男性の場合はあまりそういった感覚がないと聞きます。そういった女性特有の悩みをしっかりと共感したうえで解決につながる商品開発を行ったり、ニーズに沿った提案を行えたりすることが当社の女性営業職の魅力であり、お客様からも大変喜んでいただけていますね。

製品のアップサイクルなどトータルで提案できるのも魅力

カーシーカシマ株式会社の小澤さんの講演会風景
▲小澤さんのイベント登壇風景

編集部

お客様のニーズに沿った提案をされた中で、印象に残っている事例をご紹介いただけますか。

武田さん

「自社のブランディングとして使用済みユニフォームを活用したい」といった想いをお持ちで、当社に相談してくださった企業様の事例をご紹介します。具体的には、使用済みのユニフォームをカフェテーブルに生まれ変わらせ、お客様のショールームに設置してコミュニケーションツールとしてご活用いただきました。

これは他社に先駆けて取り組んでいるアップサイクルの取り組みで、環境に配慮し循環型社会の構築を目指す「Think Lab 0プロジェクト」の一環として実施しています。このように、単なるユニフォームの販売ではなく、お客様に対してトータルでコンサルティングができることもカーシーカシマの営業職ならではのやりがいですね。

編集部

細川さんは2024年に新卒入社され、営業部に配属されて約1年が経ちますが、御社のどのようなところに魅力を感じますか?

細川さん

私はインサイドセールスとして営業のサポート業務を担当しているのですが、物流部門や代理店とのやりとりをはじめ、出荷ミスを防ぐための管理業務やお客様からのお問い合わせ対応、電話応対など、幅広い業務を行えることがやりがいです。また、周りの社員の方はもちろん、お客様もとても優しく接してくださり、働きやすいことも魅力のひとつですね。

編集部

御社の雰囲気の良さが伝わってきますが、社内のコミュニケーションは活発ですか?

細川さん

非常に活発で、部署を超えた交流が日常的に行われています。また、女子会を開催したり、社員同士で食事に行ったり、代理店の方々とボーリング大会を開催したりと社外での交流も多いですね。

オフィスはワンフロアのオープンスペースで、部署間の垣根も低く、自然と会話が生まれやすい環境です。

物流センター・工場での研修などで、営業に必要な知識を学び成長できる

編集部

入社後に受けられる教育制度についても教えてください。

細川さん

各部署での専門研修があり、最初の2~3ヶ月はさまざまな部署の業務について学びます。また、喜多方にある物流センターと工場での実地研修があり、実際に製品の製造工程を体験します。例えば、ミシンを使ってボタン付けなどを実践し、製品についての理解を深めていきました。

増田さん

少し補足させていただきますと、研修では日々のファッショントレンドやユニフォームならではの機能性についても重点的に学びます。実際に制服を着用しながら、その機能性やメリット、私服との違いなどを体系的に学んでいく形です。

また、当社では「女性特有の課題や悩みをユニフォームにどう反映させていくか」という点に注力して製品開発を行っていることから、研修時にはチーム制で様々な意見を出し合い、ブランドの価値向上に取り組んでいる点も特徴的ですね。

ちなみに、この研修は新卒入社やインターン、中途入社で経験が浅い方向けに実施しています。2024年から新卒採用とインターンシップを導入したことをきっかけに、若手社員の育成システムを構築し始めました。

カーシーカシマの女性支援:柔軟な勤務体制でキャリアも育児もサポート

カーシーカシマの小澤さん、武田さん、細川さんが談笑している様子

編集部

カーシーカシマでは女性社員が全体の6割以上を占めており、女性が多く活躍されていると伺っています。キャリアパスや働き方について、特徴として伝えたいことはありますでしょうか。

武田さん

当社には女性管理職も多く在籍していますし、キャリアアップを目指す女性にとって魅力的な職場だと考えています。もちろん、育児との両立を図りたい女性にも働きやすい環境で、様々な女性の希望に応えられる会社だと思いますね。

実は、私は当社を一旦退職し、IT系の仕事を2年間したあとで2023年にご縁があって当社に戻ってきたのですが、その決め手となったのが「女性を大事にしてくれる会社であること」なんです。一度離れて外の世界を知ったからこそ、女性が働きやすい環境が整っていることを実感しました。

編集部

小澤さんは産休・育休を経て復帰されたとのことですが、制度面や周囲のサポートなど、ライフステージが変化しても働きやすさを感じる点についてお聞かせいただけますか。

小澤さん

私は産休・育休を2回取得しており、復帰後にジョブローテーションの機会をいただいたことに今でも大変感謝しています。以前は5年ほどルート営業を担当していましたが、2人の子育てと両立するのは現実的に難しいと感じていました。その相談をしたところ、現在のWebマーケティングのポジションに異動させていただき、時短勤務で働けるようになったんです。

また、2025年2月からはフルタイムに戻りましたが、その際に会社がフレックス制度を新たに導入してくれました。子育てと仕事の両立がしっかりできるよう環境を整えてくれたんです。このように社員の声に耳を傾け、新しい制度を作ってくれる風通しの良さは、本当に女性を大切にしている会社だからこそだと感じています。

なお、現在は週1~2回の出社と在宅勤務を組み合わせて働いています。在宅勤務の日は、子どもの送り迎えと仕事を上手く両立し、突発的なイベントや子どもの体調不良などにも柔軟に対応しながら業務を行っています。

増田さん

コロナ禍を経て、様々な働き方ができる環境が整ってきました。小澤さん以外にも、在宅勤務を活用していて子育てとの両立を図っている社員は多くいます。仕事内容や状況に応じて、都度相談に応じる形を取っています。

また、最近では女性の声を集める会を設けたり、代理店さんも交えた女子会を開催したりして、女性の強みを活かした発信ができるような取り組みを進めているところです。

カーシーカシマの採用:営業はコミュ力があれば未経験も歓迎

編集部

カーシーカシマでは、2025年3月現在は特に営業職を募集されていますが、どのような人材を求めていらっしゃいますか?

増田さん

営業の場合、お客様のもとへ直接訪問することはもちろん、販売代理店のパートナーとのルートセールスが主となります。また、コンサルティングとしての商談も行うため、コミュニケーション力のある方を求めています。なお、業界経験や営業経験は問いませんので、未経験の方でも大歓迎です。

現在募集しているセールス関連の職種は様々で、お客様からの問い合わせ対応や直接的な営業活動、さらにはマーケティングセールスとして新規顧客の開拓を行うなど多岐にわたります。ただ、共通して重要なのは「いかにお客様を獲得できるか」「当社の魅力をどう伝えられるか」の2点であり、その点をしっかりと対応できるコミュニケーション力の高い人材が自然と集まってきていますね。

編集部

最後に、転職を検討されている方へメッセージをお願いいたします。

小澤さん

当社は社員一人ひとりが本当に良い人柄で、風通しも非常に良い環境です。ぜひ安心して応募していただければと思います。

武田さん

当社は常に新しいことへのチャレンジを推奨しています。ユニフォーム業界に新しい価値を創造していける環境が整っているので、チャレンジ意欲の高い方にお越しいただけたら嬉しいですね。

編集部

本日はありがとうございました!

編集後記

誰もが知るドラマや映画、さらには大阪万博のパビリオンにも衣装提供をしているカーシーカシマ様。取材を終えて印象に残ったのは、世代も入社年次もバラバラな女性社員の皆さんがお互いにフォローしながら笑顔でインタビューに応えてくださっている姿で、普段の社内の雰囲気がよく伝わってきました!

カーシーカシマの働き方のまとめ

営業の特徴
  • 製品を実際に着用しながらの提案型営業
  • 代理店とユーザーへの双方向営業
  • トレンド感のある商品提案が強み
社風
  • 女性社員が全体の6割以上
  • 部署間の垣根が低い
  • 社内外での交流イベントが活発
  • ワンフロアのオープンな職場環境
働き方
  • フレックスタイム制度あり
  • 在宅勤務と出社を柔軟に組み合わせ可能
  • 時短勤務などの両立支援制度が充実
女性活躍
  • 女性管理職が活躍中
  • 育休後のキャリアチェンジに柔軟対応
  • 女性の意見を積極的に取り入れる制度あり
求める人材
  • コミュニケーション力重視
  • 業界・職種未経験でも応募可能
  • 新しいことへのチャレンジ精神がある人

カーシーカシマ株式会社の基本情報

企業名 カーシーカシマ株式会社
※今回お話を伺った皆様は東京支店勤務
住所 東京都中央区銀座5-13-16 ヒューリック銀座イーストビル6F(東京支店)
事業内容 ユニフォームの企画・製造・販売

【主要ブランド】
ENJOY
ENJOY Noir
CAREAN
HEARTGREEN
設立 1961年1月
働き方 ハイブリッド勤務も可能(仕事内容や状況に応じて対応)
公式ページ https://www.karsee.com/
採用ページ https://www.karsee.com/recruit/
募集職種 営業
※営業経験があるとベター
取材・編集
大滝雄介のプロフィール写真

ミライのお仕事
編集部

大滝 雄介

企業の採用や働き方に関する取材を担当し、これまでに三井物産株式会社やヤマハ発動機株式会社、サイボウズ株式会社など、約650件の取材実績あり。編集歴は15年にわたり、出版社勤務時代には官公庁や健康保険組合の機関誌・パンフレットなどを企画段階から多数制作。