ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、青山システムコンサルティング株式会社にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
青山システムコンサルティング株式会社は、DXの推進などデジタル環境の最適化を目指す中堅・中小企業を対象に、身近で安心感のあるコンサルティングサービスを提供しています。
▲東京都新宿区にある青山システムコンサルティング株式会社のオフィス
同社は、2024年5月にビジネス書籍「図解即戦力 システム外注の知識と実践がこれ1冊でしっかりわかる教科書」を出版しました。青山システムコンサルティング株式会社が蓄積してきた、実践的なノウハウが詰め込まれています。本の中には、例えば企業の中でシステムを担当する人が、それほどITに詳しくなくても、スムーズに社内のインフラ改善を外部ベンダーに発注するために必要な、知識や手順が分かりやすく解説されています。
■書籍出版のご案内
https://www.asckk.co.jp/archives/16308
今回は、企業のカルチャーや若手社員の活躍をテーマに、同社の経営メンバーでありつつ、システムコンサルタントも務める長谷川さんにお話を聞かせていただきました。
青山システムコンサルティングの事業の特徴は、「クライアントファースト」の立場を貫くコンサル
▲同社は「お客様本位」のシステムコンサルティングを手掛けている
編集部
まずはじめに、青山システムコンサルティングさんの事業の特徴をお聞かせください。
長谷川さん
私たちは独立した組織で、公正中立なポジションでコンサルティングを行っています。お客様にとって、本当に必要なシステムの提案や、最適なベンダーの選定をしています。
コンサルティング業界・システム業界を見渡したとき、一般的にコンサルティング企業は、資本関係のあるシステム開発会社や自社内のシステム開発部門に、コンサルティング後のシステム開発を繋げます。私たちから見れば、本来は不必要なシステム開発がセットになっている場合があります。中には億単位の無駄なコストがかかってしまっている場合もあるのです。
私たちには、資本関係のあるシステム開発会社や自社内のシステム開発部門がありませんから、むやみに新しいシステムの開発や導入を勧めたりしません。お客様から「20年も使っているシステムで、使い勝手が悪いんだけど」とご相談をいただいたとしても、新しいシステムの開発にかかる費用と効果を検討し、ありのままをお伝えしています。お客様の立場で考え「開発に1000万円を投資するのは無駄ですよ」と言えるのは私たちの強みだと思います。
編集部
お客様ファーストを徹底していらっしゃるのですね。
長谷川さん
「お付き合いのあるお客様を、長く大切にしていきたい」という思いがあり、ご縁のあった中堅・中小企業のお客様に、ずっと継続して寄り添っていくスタンスです。また、会社の経営方針として、会社の規模の拡大を目標にしていません。これも私たちの事業の特徴ですね。
規模の拡大を目指すと、当然リスクを負いますよね。無理に案件や採用人数を増やすと、業務の質が低下します。その結果、これまで頼ってくださっていたお客様に不義理になると考えているのです。
ただ質の高いサービスを維持するために、適切なペースで人材を採用しています。
編集部
青山システムコンサルティングさんが、お客様のことを親身に考えて、お付き合いされているのだと分かりました。
エンジニア経験者が多数活躍。若手でも裁量を持ち経験を積んでいける環境
▲入社後、20代・30代でキャリアアップしていくメンバーも多数
編集部
青山システムコンサルティングさんの若手の方は、どのような活躍をされているのでしょうか。
長谷川さん
私自身は、29歳の時に中途入社をして、35歳でマネージャーに昇格しました。当社では、年齢に関係なく、実力によりポストが任せられます。
また、「前職はエンジニア」という中途入社の先輩たちが多く活躍しています。SaaSアプリケーションのプログラム開発やネットワーク機器更改プロジェクトの経験者、IT戦略の立案に携わっていたというメンバーが、前職での経験や知識を活かしています。
全社員がユーザー視点を大切にしており、お客様の業務に寄り添うコンサルティングを行っています。
編集部
青山システムコンサルティングさんで、若手の方はどのように仕事に慣れていけますか。
長谷川さん
まだ実績がない、入社してすぐの若手は、マネージャーが担当する案件に同行します。マネージャーと若手が一緒に業務を進めることで、意図的に若手に成長の機会をつくっています。2~3名という小規模なチームで提案することが多く、必然的に若手の裁量も大きくなります。若手でも、お客様からは、ひとりのコンサルタントとして見られます。
当社は、自発的に「ここは私に任せてください」と言えば、会社として任せてくれる職場です。仕事に慣れて、やりたいことが見つかれば「やりたい」と手を挙げればいい。「助けてほしい」と言えば、もちろん同僚が助けてくれます。チャレンジさせてもらえる環境なのです。
マネージャーだけでなく、年齢の近いメンバーに、気軽に相談することもできます。同じ会社にいる仲間の誰を頼ってもいいし、頼られたらお互いに貢献し合う雰囲気があって、私はそのような中で成長できました。私も若手を指導するときには、彼らに裁量を与えて、1on1でフィードバックしながら、自力でやり遂げられる状態に導くフォローをしています。
編集部
入社直後は同行で仕事を覚え、そのあとは自分から希望を出して案件を担当できるのですね。エンジニア経験のある方は、得意な領域で持っている知識を活かせたり、その幅を広げたりできそうですね。
自由な社風の中で得られる仕事の達成感は、改善案を考えてお客様に認められること
▲経営メンバーとして、現役コンサルタントの業務も行う長谷川さん
編集部
長谷川さんは、どのような業務をされているのでしょうか。
長谷川さん
青山システムコンサルティングのディレクターとして、自社の経営に関わっています。また現役のコンサルタントとして、お客様の業務プロセスを改善したり、新しいビジネスモデルを提案したりしています。10年以上のお付き合いがあるお客様もいます。
社名は「システムコンサルティング」ですが、それだけではなく、お客様が成長していくための課題を洗い出すところから伴走し、必要であればシステムの提案をします。
編集部
入社間もない頃の思い出などがあれば、教えてください。
長谷川さん
お客様への提案は、とても自由にさせてもらったと記憶しています。自分の役割をシステムの提案に限定せず、業務の工程を見直して、人員の配置や工程で使用する道具の置き場所の変更などを効率化と正確さの観点で提案しました。自分の考えで判断して、実行して、お客様に喜んでいただき、信頼関係がつくれたことが印象深いです。
前職は社内SEをしていたのですが、ここまで自分に裁量は与えられていませんでした。青山システムコンサルティングでは、自分に結果がダイレクトに返ってくるので「他人の指示でやった」ものでは得られない達成感や、お客様へ貢献できたという実感がありました。
「気になっていた人の話が聞ける」1泊2日の合宿でスキルアップ&パワーチャージ
▲年に2回開催される研修合宿では、普段顔を合わせないメンバーとも交流ができる
編集部
青山システムコンサルティングさんに、若手の方を対象にした教育制度や研修はございますか。
長谷川さん
年に1~2回、研修合宿があります。また、社員同士のコミュニケーションを深めるためにも、月に1度は集まって、1時間半くらいの全社員ミーティングを行っています。そこで、ミドルレンジ以上の人と若手たちが意見を交わせます。
編集部
合宿というのは、どのような内容なのか教えていただけますか。
長谷川さん
1泊2日で、金曜日・土曜日に実施することが多いですね。一番最近の合宿は、高尾山のふもとにある施設で行いました。年に2回あるうち、1回は勉強のみをするのですが、もう1回にはレクリエーションも含まれています。
直近の勉強の時間には、私ともう1人でつくった教材で、明日からの仕事につながるようなケーススタディを行いました。合宿に集まったみんなで話をしている時は、盛り上がりますよ。
編集部
レクリエーションの内容も、教えていただけますか。
長谷川さん
飲み会や登山、キャンプなどを通して、みんなでコミュニケーションを取る時間をつくっています。
私たちは、案件ごとのチームで仕事をするので、社内には顔を合わせる機会がなかなかないメンバーもいるんですよね。ですので、集まったときには「今、飲んでおかないと、あの人の話が聞けない」「是非飲みたい!」という気持ちになります。
そこでメンバーたちが、今どんな経験をしていて、どんなことに困っているのか、どんな素晴らしいスキルを持っているのかなどの情報共有をしています。お互いについて少しでも知っていることがあれば、今後一緒に案件を担当することになっても、やりやすいと思います。
編集部
なるほど、若手の方にとっても、ベテランの方にとっても、貴重な機会なのですね。
率直な意見交換ができる環境。お互いをリスペクトしながら、フラットなコミュニケーションを大切にするカルチャー
編集部
青山システムコンサルティングさんの中に、浸透しているカルチャーについてお聞かせください。
長谷川さん
社員それぞれの得意領域が異なっているので、リスペクトし合うカルチャーがあります。フラットな関係もあって、仲が良いと感じます。
編集部
具体的には、どのようなことがあるのでしょうか。
長谷川さん
リスペクトし合っていると感じるのは、それぞれの提案(アイデア)を否定しないという部分です。
私は、コンサルティングの究極的なところは「プロセスを決める」部分だと思っています。どういうストーリーでお客様を支援し、貢献していくのかというストーリーを決めるプロセスに、コンサルタントの個性が出ます。そこに、対価が支払われると思っています。当社では、他人のプロセスの根幹になるアイデアに対して、頭ごなしに否定をしません。
編集部
フラットな関係についても、詳しくお教えいただけますか。
長谷川さん
年齢やキャリアに関係なく、コミュニケーションを交わせるカルチャーがあります。私も代表に対して忖度していません。
直近の合宿の際も、翌日早起きして山に登りたい代表が「早く寝てみんなで山に登ろう」とメンバーたちの飲み会を早めに切り上げる提案をしましたが、私たちは自分たちの考えをお伝えしました。
代表に「それぞれのリズムがあるので、それぞれが自由に過ごして良いのではないでしょうか」という会話をして、先に就寝してもらいました。代表は21時に部屋に戻り、私たちはそのあとも、話したり飲んだり、自由に過ごしました。結果的には、深夜まで起きていたメンバーの多くが代表と一緒に山登りをしました。
編集部
代表は、メンバーたちと同じ立ち位置で、意見を受け止めてくださるのですね。
長谷川さん
もちろん、仕事の話をしているときはみんな真剣で、時には目標が低いなどの理由で、お互いに叱責する場面もあります。フラットで仲良しだけど、切磋琢磨もできる関係です。
編集部
集中する時間とリラックスする時間のメリハリが、しっかりあるんですね。
一緒に働きたいのは、積極的・前向きに仕事に挑める人
編集部
青山システムコンサルティングさんが、採用の際に重視しているポイントをお教えください。
長谷川さん
貪欲に案件に取り組んでくださる方、最終的には「自分の名前で仕事をしたい」というような目標がある方にご応募いただけたらと思います。
「自分でやりたい仕事を、好きにやっていい」というスタンスの会社ですので「会社に寄りかかるつもりなんかないよ」というくらいの気概のある人にとっては、新しいことや自分の理想の仕事にチャレンジしやすい環境だと思います。そういう方がメンバーになってくれたら嬉しいですね。
編集部
責任ある仕事のプレッシャーを、モチベーションに変換できるような方にはピッタリの環境ですね。自分の考えで、お客様のための仕事を進めていける、大きなやりがいを得られるのではないかと感じました。本日はありがとうございました。
青山システムコンサルティング株式会社の基本情報
住所 | 東京都新宿区箪笥町34番地 VORT神楽坂1 9F(旧日交ビル) |
---|---|
事業内容 | ・DXコンサルティング ・ITコンサルティング/システムコンサルティング ・IT戦略策定コンサルティング ・ITシステム診断・評価コンサルティング ・ITシステム化計画コンサルティング ・ITベンダー評価・選定サービス ・RFP作成コンサルティング ・プロジェクトマネジメント ・IT顧問・ITシステムアドバイザリーサービス ・システム監査 |
設立 | 1995年11月14日 |
公式ページ | https://www.asckk.co.jp/ |
採用ページ | https://www.asckk.co.jp/recruit |