オーティファイ株式会社の社員集合写真

テスト自動化の先駆者・オーティファイ株式会社でグローバルに広がるエンジニアの可能性

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、オーティファイ株式会社にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

「技術の力で世界中の人々の創造性を高める」をミッションに掲げるオーティファイは、ソフトウェアテスト市場において革新的なソリューションを提供するグローバル企業です。社員の約4割が外国籍という多国籍な環境で、高い専門性を持つメンバーと協働しながら自身の可能性を広げていくことができます。

今回は同社のミッションやエンジニアとしての仕事の魅力、英語を公用語とする社内カルチャーなどについてお話を伺いました。

本日お話を伺った方
オーティファイ株式会社Human Resources Business Partner佐伯さん

オーティファイ株式会社
Human Resources Business Partner

佐伯さん

オーティファイ株式会社Manager, Pro Service / Business Development日下部さん

オーティファイ株式会社
Manager, Pro Service / Business Development

日下部さん

ソフトウェアテストの領域でグローバルを戦う『オーティファイ』

オーティファイ株式会社Human Resources Business Partner佐伯さん
▲インタビューにご対応いただいた佐伯さん

編集部

御社のミッションや、そこに込められた思いを教えてください。

佐伯さん

当社のミッションは「技術の力で世界中の人々の創造性を高める」ことです。代表の近澤はアメリカの「Alchemist Accelerator(アルケミストアクセラレータ)」プログラムを日本人として初めて卒業した経歴を持っており、アクセラレータ時代にすでにテストマーケットにおける当社の前身となる事業の構想を練っていました。その近澤の「グローバルで通用する企業をつくりたい」という思いと、「AIと人が共存する世界において、技術力によって人にしかできないことに注力できる環境を作りたい」という考えが当社のミッションの根底にあります。

近澤はさまざまな事業の可能性を探る中で、グローバルで共通する大きな課題として「テスト市場」に着目し、アメリカで起業しました。現在は、日本とアメリカの2拠点で事業を展開し、テスト自動化に特化した事業を展開しています。

編集部

御社では3つのバリューを掲げられていますが、その中でも特に大切にされているものは何ですか?

佐伯さん

「Solve burning needs(ソルブ・バーニングニーズ)」のキーワードを日頃から最も意識して業務にあたっています。

バーニングニーズとは、顧客が感じている課題の中でも、特に現状痛みを感じている本質的な課題のことを指します。バーニングニーズを見極めてソリューションを提供することが、グローバルで戦える企業になるために大切です。この考え方は社内の意思決定においても、顧客との関係においても重要な指針となっています。

日下部さん

この「バーニングニーズ」というのは、ユーザーを対象としたものに限りません。社内体制においても本質的な課題が何なのかを見極めて解決することを大切にしています。

例えば最近では、社員間のコミュニケーション不足という「バーニングニーズ」に対して、具体的な解決策として一部の部門で「木曜出社」の取り組みが生まれました。社内外問わず、本質的な課題を特定し、それを解決することが当社が大切にしている基本姿勢です。

パイオニアとして業界を牽引する実感が、エンジニアとしてのやりがい

オーティファイ株式会社Manager, Pro Service / Business Development日下部さん
▲インタビューにご対応いただいた日下部さん

編集部

続いてエンジニアのテーマについて伺います。御社のAutify Pro ServiceのQAコンサルタント・QAエンジニアに求められるスキルや経験はどのようなものがありますか?

日下部さん

単にテストを実行するだけでなく、テスト設計やテスト戦略など、より上流の部分に携われるような視座の高さが求められます。

テストの自動化はテスト実行を自動化するというツールが一般的ですが、もはや自動化はできて当たり前で、当社は次のフェーズを見据え、テスト工程自体そのものが自動化される世界を見据えています。ですので、より上流に携わりたいと考えている方々とご一緒したいです。

編集部

エンジニアとして御社で働く上でのやりがいはどういったところにあると思われますか?

日下部さん

まずはオーティファイ自体、テスト自動化の分野で非常に高い知名度を持っているところがポイントです。テスト自動化のパイオニアとしての自負と責任感を持って業務を遂行していけることは大きなやりがいにつながっています。

またテスト自動化スキルを早期に習得できるのも、QA人材としての市場価値を高めていく上で魅力です。当社はテスト自動化に特化したビジネスモデルのため、自動化関連の案件に携わる機会が他社と比べて非常に多く、スキルを高めていくことができます。

そして多様なバックグラウンドを持つグローバルチームと協働して目標達成に向かっていけるのも、当社ならではの特徴です。海外メンバーや高い専門性を持つメンバーがいるため、その中で自身も成長し、視座を高めていくことができます。

エンジニアとしての技術を突き詰めるだけでなく、多様なキャリアパスが広がる

オーティファイ株式会社の日本オフィス
▲東京日本橋にある日本オフィス。多様なキャリアパスが広がる、同社ならではの働き方が叶う。

編集部

御社ではエンジニアのキャリアパスについてどのような特徴がありますか?

佐伯さん

エンジニアとして技術を突き詰めるだけでなく、新しい分野でのキャリアの可能性が広がるという点です。

当社ではAIと人との共存をテーマに、プロダクト開発などの技術面だけでなく「人」にフォーカスしたコンサルティングビジネスも展開しています。これにより、単なるツール提供だけでなく、お客様の本質的な課題解決にも取り組めるようになりました。

このことはエンジニアとしてのキャリアの可能性の拡大にもつながっています。もちろんエンジニアとして専門性を突き詰めていくこともできますが、「人」の領域にキャリアを広げていくことも可能となっています。実際に「製品開発だけでなく、実際のお客様の使用状況を知りたい」という意欲をもって、カスタマーサクセスなど新しい分野にチャレンジするエンジニアも少なくありません。

ものづくりだけでなく、その先にいるお客様とつながりながら仕事をし、キャリアの可能性を広げていくのは当社だからできる働き方といえるでしょう。

社員の約4割が外国籍。オーティファイ株式会社の職場環境

オーティファイ株式会社の社員の様子
▲多国籍で構成される社内の様子

編集部

御社のメンバー構成の特徴についてお聞かせください。

佐伯さん

当社の大きな特徴は、多国籍なチーム構成です。社員の35〜40%程度が外国籍で、出身国は10カ国以上に及びます。

一方で当社のビジネスやミッションに共感し、日本のレガシー企業から入社した社員も少なくありません。前職もスタートアップからQA業界(※)の大手企業など多岐にわたっており、全体的に多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まっています。
(※)QA:開発中の製品やサービス、システムの品質テストのこと。

近年「品質」のキーワードへの注目度が高まっているため、開発のバックグラウンドを持つメンバーも多く当社にジョインしています。社内には品質や開発の分野で書籍を刊行しているような専門家レベルのメンバーも在籍しており、QAに対する高い意識を持つ社員が非常に多いのが特徴です。

国籍問わず生まれる社内コミュニケーションが魅力。英語の学習支援も

編集部

御社は英語を公用語とされているとのことですが、そのことによるメリットはどういった点にありますか?

佐伯さん

一番大きいのは、グローバルで戦える会社をつくっていく上で壁となる言語の問題を予めクリアできる点です。もう1つ、採用の面でも大きなメリットがあります。日本のマーケットでエンジニアを採用しようと思うとどうしても人材が限られてくるため、英語を公用語とすることでかなり採用の幅が広がる点です。

編集部

日本国籍のメンバーも、全員英語が堪能なんでしょうか?

佐伯さん

日本国籍のメンバーの半数程度は英語が堪能で、社内には日本語と英語が常に飛び交っています。中には英語に不慣れな社員もいますが、定期的に行われるオールハンズミーティングでの英語での発表などさまざまな機会を通じて英語力を高めています。

また当社では創業当時から、社員の英語力向上のための学習支援を行っています。これまで会社からさまざまな学習サービスを提供するなど試行錯誤を重ねてきましたが、結局は社員自ら主体的に学んだ方がパフォーマンスがあがるということで、現在は月1万円までの費用負担というところに落着しています。それに加えて英語のレベルアップに応じて給与に反映する報酬制度も用意し、言語習得のモチベーションを高めています。

編集部

冒頭に「木曜出社」の取り組みを導入されたとのお話がありましたが、社内コミュニケーションへの影響を感じることはありますか?

日下部さん

はい。もともとチームコミュニケーションはオンラインで取っていたのですが、週1回の出社日があることでカジュアルなコミュニケーションが自然に生まれ、非常に良い効果を感じています。

もちろん外国籍社員との交流も生まれています。私は英語が得意ではないのですが、日本文化に興味を持ち、日本語を学んで話しかけてくれる外国籍の同僚も多くいますよ。入社時は外資系ということでドライな社風を想像していましたが実際は非常に居心地の良く、自然な異文化交流が会社への愛着を深める要因の1つになっています。

オーティファイ株式会社から転職希望者へのメッセージ

オーティファイ株式会社のオフィス
▲明るく開放感のある同社のオフィス。コミュニケーションを取りやすそうな環境が同社ならでは。

編集部

最後に、御社での仕事に興味を持った読者に向けてメッセージをお願いします。

佐伯さん

グローバルで100兆円を超える大きいマーケットを持つソフトウェアテスト市場において、私たちはゲームチェンジを起こすことを目指しています。日本だけでなく、グローバルに共通する課題解決に取り組んでいるため、グローバル志向を持つ方や、品質により深く向き合いたい方にとって、魅力的な環境だと自負しています。現在品質業界にいる方の新しい挑戦ができる舞台としても面白い環境があると思いますので、興味を持ってもらえると嬉しいです。

日下部さん

テストの分野は、これから大きく変革していく領域です。この変革の波を一緒に作り、楽しめる方々と共に、より大きなうねりを生み出していきたいと考えています。

編集部

佐伯さん、日下部さん、本日はありがとうございました!

この記事のまとめ

企業文化 ・「Solve burning needs(本質的課題の解決)」を重視
・社内外問わず、課題の本質を見極めて解決する文化
・多様性を重視したインクルーシブな環境
グローバル環境 ・社員の約35-40%が外国籍(10カ国以上)
・英語が公用語
・英語学習支援制度あり(月1万円までの費用負担、スキル給付制度)
働く環境 ・一部の部署のみ週1回の「木曜出社」制度導入
・カジュアルな社内コミュニケーション
・多様なバックグラウンドを持つメンバーが在籍
キャリアの特徴 ・テスト自動化スキルを早期に習得可能
・エンジニアとしての専門性追求だけでなく、新領域へのキャリア展開も可能
・グローバルチームとの協働機会が豊富
求める人材像 ・テスト設計や戦略に関われる視座の高さを持つ人材
・グローバル志向を持つ方
・テスト分野の変革を共に作っていける方

オーティファイ株式会社の基本情報

住所 日本オフィス:東京都中央区東日本橋2丁目22-1クロスシー東日本橋ビル6階
事業内容 AIによるソフトウェアテスト自動化・効率化ソリューションの開発・販売、品質保証サービスの提供
設立 2017年2月(2016年9月創業)
働き方 ハイブリッド勤務(出社+リモートワーク)
公式ページ https://autify.jp/about
採用ページ https://autify.jp/careers
募集職種 Autify Pro Serviceの各種ポジション
・Director, Pro Service
・QA Consultant
・Quality Engineer