ココザス株式会社の社内風景

若手が躍動するスタートアップ「ココザス株式会社」の、人生を豊かにする働き方

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、ココザス株式会社にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

同社は「ワクワク、生きる」という理念のもと、お金・仕事・住まいを中心としたライフデザイン事業を展開しています。資産形成や転職支援、住宅関係のサポートだけでなく、モンゴル現地法人の立ち上げや貸別荘事業「COCO VILLA」など、人々のより良い人生の実現に向けて新たな挑戦を続けています。

そんな同社の特徴や働く魅力について、代表取締役CEOの安藤さんとヒューマンリソース副主任の成木さんにお話を伺いました。

本日お話を伺った方
ココザス株式会社代表取締役CEOの安藤さん

ココザス株式会社
代表取締役CEO

安藤 義人さん

ココザス株式会社ヒューマンリソース副主任の成木さん

ココザス株式会社
ヒューマンリソース副主任

成木 夏美さん

「世界中の人が幸せに生きられる世の中」を目指し会社を設立

ココザス株式会社代表取締役CEOの安藤さん

編集部

まずは安藤さんがどういう思いでココザスを立ち上げたのか、会社設立の背景や思いをお聞かせください。

安藤さん

私は20代のときに、事業内容よりも先に「ワクワク、生きる」という理念と『ココザス』という社名だけを決めてこの会社を立ち上げました。

それには私自身の経験が関係しています。私は高校を数か月でやめて以来ずっと仕事をしており、かなり波乱万丈な体験もしてきました。その中で「お金を稼ぐために会社が存在する」という利益至上主義の弊害を目の当たりにし、お金にとらわれない事業をやりたいと思うようになったんです。

そして、「世界中の人が幸せに生きられる世の中をつくりたい」という大きな目標を掲げ、ココザスの設立に至りました。

ココザス株式会社の理念
▲事業内容よりも先にあった「ワクワク、生きる」の理念

編集部

御社が思い描く将来のビジョンについても教えてください。

安藤さん

まず直近のことでいうと、1〜2年以内に会社のリブランディングを計画しています。「ワクワク、生きる」という理念、人々の幸せを実現するという会社としての大きな目的はもちろん変わりませんが、会社として見せ方を変化させていくことを考えています。

具体的にいうと、現在の「ライフデザイン」から、物心両面満たされた状態である「ウェルビーイング」に転換し、新たな会社の方向性を打ち出していく予定です。

もう1つ目指しているのが、約5年以内を目安とした上場です。その背景には、人々の幸せの実現を目指す当社の事業を、日本やモンゴル以外の世界にも広げていきたいという思いがあります。そのためには会社としてのステージを上げていくことが必要となるため、そのための“手段”として上場を目指していきたいと考えています。

人生をより良くしていくためのライフデザイン事業を展開

ココザス株式会社のオフィス内観

編集部

御社が個人向けのライフデザイン事業を始められた理由は何なのでしょうか。

安藤さん

「人々の人生をより良くしていく」事業は何かと考えたときに、まずは経済的な不安を解消することが必要なのではないかと考えました。そこでココザス最初の事業として資産形成事業をスタートしました。そこから「より良い人生」の実現に向けてさらに必要なピースを集めていく中で、徐々に転職支援や住宅購入支援など事業を拡大していったというのが現在に至るまでの経緯です。

現在は「お金・仕事・住まい」に特化した事業展開となっていますが、我々の目的はあくまで人々の幸せに貢献することです。この目的のために、今の事業領域もさらに強化しつつ、新たな展開も広げていきたいと思っています。

編集部

具体的に新たに進めている事業はありますか?

安藤さん

1つが、モンゴルでの不動産事業です。モンゴルは経済成長が著しく、不動産価格や年収が毎年10%程度伸びているという、まさに1960年代、70年代の日本のような状況がある国です。その機に乗じるため、当社では2022年にモンゴルに現地法人を立ち上げ、モンゴルでの不動産販売やレジデンス開発などを進めています。

もう1つが、今年度本格的にスタートした貸別荘事業の「COCO VILLA(ココヴィラ)」です。もともと投資用として作っていた物件を、一般の方にも宿泊施設として利用していただけるよう、当社が貸別荘として運営をはじめました。現在6物件目くらいまで準備しており、3年で100拠点を目指しています(取材した2024年10月時点)。

編集部

ココヴィラはいわゆる旅館業であり、これまで御社が展開されてきた事業と系統が異なるように感じますが、始められた理由は何なのでしょうか。

安藤さん

私が多拠点生活を送る中で、豊かな自然に心満たされた体験がきっかけになっています。

当社の希求する“人々の幸せ”を実現するためには、経済的だけでなく精神的にも満たされる体験が大切です。ココヴィラの事業を通じて素晴らしい自然景観の中で過ごす心豊かな体験を提供し、人々により幸福感を届けていきたいと考えています。

先ほどリブランディングの話をしましたが、「ココヴィラ」はまさにその方向性を象徴していますので、事業の中心としながら「ウェルビーイングカンパニー」として展開していきたいと考えています。

新卒や未経験入社でもすぐ戦力に!ココザスの若手活躍の土壌

ココザス株式会社のオフィス内観

編集部

続いて若手活躍のテーマについて伺います。まずは御社のグループ全体の社員数や年齢層を教えていただけますか?

成木さん

現時点では、グループ全体で約30人の組織体制となっています。年齢は30代前半がボリュームゾーンですが、2023年卒から新卒採用も始めたため平均年齢は少し下がってきています。20代から経験豊富な方まで、幅広い年齢層の社員が在籍しています。経歴としても、業界経験者だけでなく未経験の方も多く入社していますよ。

編集部

若手社員や未経験で入社した社員が活躍したエピソードがあればご紹介ください。

安藤さん

23年卒で入社してエージェント業務に従事している新卒社員は、入社半年という短期間でしっかりと結果も出し、さらに2年目となる現在は新卒のフォローもしながら立派にさまざまな業務をこなしています。24年卒の新卒社員も、入社半年ながら売上もしっかりと上げ、初年度から年上のお客様と堂々と商談をこなすなど急成長しています。

また今回同席している人事の成木は、まさに直近で未経験入社した社員です。7月に入社し、人事未経験ながらこの3か月程で採用フローの組み立てから行い、2人の人材を採用するという実績をあげています。

ココザス株式会社ヒューマンリソース副主任の成木さん
▲人事未経験ながら成果をあげているという成木さん

成長意欲×フィードバック文化が若手の成長を加速

ココザス株式会社の安藤さんと成木さん

編集部

未経験で入社した社員や若手社員がそれほどのスピード感で成果をあげられる秘訣は何だと思われますか?

安藤さん

あえてハードルの高いタスクを課すことで、チャレンジと失敗を繰り返しながら確かな成長を遂げていける環境があるのが大きいと思います。例えば当社では、若手や未経験であっても初日から現場に出て、実践を通じて学んでもらうことを大切にしています。そこで身を持ってさまざまな経験をすることが、結果的に急成長につながっているのではないでしょうか。

また社員の成長を加速するために創業当初から重視しているのが「フィードバック文化」です。当社では厳しい指摘も含め、上長や先輩などが気づいた改善点をすぐに本人にフィードバックするようにしています。中には言いづらいこともありますが、そこをあえて本人の成長のためにはっきりと指摘することで、社員が大きく伸びていくことができると考えています。

厳しい指摘もしますが、感情的に叱ることは決してありません。相手を成長させるために必要な指摘をし、それを受け手側も理解して成長に活かしていく、そんな環境があります。

編集部

成木さんは実際にフィードバックを受ける側として、どのように感じられていますか?

成木さん

ココザスには、一人ひとりに対する期待感を言葉にしてしっかり伝えてくれる文化があります。だからこそ指摘を受けても、自身や会社の成長のためなんだなと素直に受け止めて、次に活かそうと前向きに考えることができています。

また会社全体の雰囲気も大きな要因ですね。厳しめなフィードバックをもらったとしても、社員たちにはカラっとした雰囲気があるため、むしろ清々しい気持ちになるんです。相談しやすい雰囲気もあるため、迷いそうになってもいろいろな人に相談しながら進めていけるのもありがたいです。

安藤さん

社員の成長には会社として制度を整えることも大切ですが、何よりも本人の成長意欲がとても大切です。成木がお話したように、フィードバックを素直に受け止めて次に活かすというのも、成長意欲があるからこそできることですよね。成長意欲の高い人材だからこそ、いろいろなことを吸収していくことができます。

そのため、当社では仕事を通じて人生をより良くしていく、成長意欲の高い人材を積極的に採用しています。それを周りがフォローとフィードバックで支えるというのが当社のマネジメント方針です。

ココザスの組織文化:顧客からの「ありがとう」が達成感につながる

ココザス株式会社の社内風景

編集部

ココザスで働いていて、特徴的だと思われるのはどんなところでしょうか。

安藤さん

当社の特徴として、お客様からの評価や愛され方が特別で、毎日のようにお客様から感謝の声をいただけるということがあります。3か月に1回「ココザス祭」というイベントを開催して交流を深めるなど、単なるサービス提供者とクライアントという関係を超えて、パートナーとして関係性を構築できます。

そんな関係性があると日々充実して仕事ができますし、利益至上主義ではなく、お客様満足を第一にしている会社の姿勢に共感して集まったメンバーだからこそ、楽しく働けるという面もあるでしょう。

その一方で、インセンティブやボーナスなど頑張って成果をあげた分を還元する仕組みも整えています。お客様から「ありがとう」の声を多くいただき、さらに頑張った分しっかりと稼ぐこともできる、そんな環境の中でやりがいを持って楽しく働けているのだと思います。

成木さん

お客様の「ありがとう」がたくさんいただけるのはもちろんのこと、その言葉が表面的なものでなく価値が非常に高いのも特徴だと感じています。

当社の営業スタイルは、メリットもデメリットもすべて伝えた上でお客様に判断していただくというものです。会社の利益のために誤魔化して売るということが一切ないんですね。だからこそ自信を持って提案して、お客様から満足していただく、そんな気持ちの良い「ありがとう」をいただけることが本当に仕事のやりがい、楽しさにつながっています。

また、ぜひお伝えしたいのが、ココザスには毎日「本当にやり切った」と言えるくらい頑張って働ける環境があるということです。私たちは挨拶を非常に大切にしているのですが、1日の最後にはみんな清々しい表情で「お疲れ様でした」と言って帰っていきます。新卒社員からも「毎日帰るときには達成感がある」という声を聞きますし、私自身毎日「今日も頑張った!」と、とても幸せな気持ちでオフィスを後にしています。

この日々の小さな達成感が積み重なり、1年後には大きな成長を実感できる。これが働きがい、やりがいにつながっていると感じています。

柔軟な働き方が可能。自主的にスキルアップに励むメンバーも

編集部

やりがいを持って働くためには働き方も大事になってくると思いますが、制度や特徴について教えてください。

安藤さん

当社では、10時始業を目安としたフレックス制を取り入れています。スタートアップというと激務の印象があるかもしれませんが、会社側から働き方を強制することはありません。まだまだ途上な部分もありますが、勤怠管理など仕組みを整えながら柔軟な働き方を促進しています。

ちなみに、会社から働き方を強制することはありませんが、社内には「仕事を頑張って人生を豊かにしよう」という風土が醸成されており、社員の自発的な行動が多く生まれているのが特徴的です。

例えば2024年卒の新卒社員は毎朝9時に出社し、1時間宅建の勉強をしてから業務に入っているんですよ。やらされているわけではなく、皆とても楽しそうに仕事に邁進している光景が見てとれます。実際に外部の方から「ココザスの皆は本当に楽しそうに仕事をしているね」とのお声をいただくことも少なくありません。

ココザスが採用において重視するのは“成長意欲”と“未来志向”

ココザス株式会社の安藤さんと成木さん

編集部

採用について伺います。ココザスが求める人材像についてお聞かせいただけますか?

安藤さん

宅建資格を持っている方は歓迎していますが、過去の経験やバックグラウンドは重要視していません。もっというと、人々の人生をより良くしていくためには、不動産や金融など今の領域にこだわらず別のソリューションがあっても良いと思っています。

ただし、本人の持っているパーソナリティはかなり重要視しています。先ほども言ったように、当社では成長意欲がある方、そして未来志向である方を求めています。その上で素直で謙虚、前向きな姿勢を合わせ持ち、失敗しても前を向いて次に向けて進んでいけるような方であれば当社で活躍いただけると考えます。

編集部

成長意欲や未来志向といった資質は、採用面接の場でどのように見ているのでしょうか。

成木さん

採用面接では2軸で見ています。1つは難易度の高い資格を保有されている方の場合、取得に向けてどのようなアプローチを取ったのかということ。それを聞くことで、自身の成長を計画的に進められる人材であるかを判断しています。

もう1つは、過去の失敗経験です。今同じ状況になったらどうするかも合わせて聞くことで、失敗の振り返りとその改善に向けた行動を適切に取ることができる人物なのかを確認しています。

仕事を頑張り、人生をより良くしていきたい方はぜひ応募を!

ココザス株式会社のオフィス内観

編集部

最後に、御社に興味を持たれた読者の方々へのメッセージをお願いします。

安藤さん

私は、仕事を通じて人生をより良くできると信じています。読者の方の中には、厳しい労働環境に身を置いている方もいるでしょう。しかし当社には年齢に関わらず、頑張って結果を出せば必ず自分に還元があり、人生を良くしていける環境があります。若いからこそ仕事に一生懸命に向き合い、豊かな人生を実現していっていただけたらと考えています。

ココザスの仕事が気になった方は、まずは一度お話を聞きに来てみてください。転職の有無に関わらず、人生に対する気づきを提供できると思います。ぜひお気軽にご連絡いただけると嬉しいです。

成木さん

お客様に対してメリットとデメリットをお伝えしているように、我々は採用の場面でも、会社の良い面だけでなく課題も素直にお伝えしています。興味がある方はぜひお話を聞きに来ていただければと思います。

当社では「仕事を趣味にしよう」という言葉をよく使っています。お客様から多くの「ありがとう」をいただいてやりがいを感じながら、仕事を趣味にできる楽しさを実感したい方は、ぜひジョインしてください。

編集部

安藤さん、成木さん、本日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました!

この記事のまとめ

ココザスの事業展開
  • ライフデザイン事業(資産形成、転職支援、住宅関係)や貸別荘事業「COCO VILLA(ココヴィラ)」などを展開
  • 「ライフデザイン」から「ウェルビーイング」へのリブランディングを予定
組織文化
  • 実践を通じた学びを重視し、積極的なフィードバック文化あり
  • 透明性の高い営業スタイル(メリット・デメリットを明確に提示)
  • 3ヶ月に1回「ココザス祭」を開催するなど、顧客と強い信頼関係を構築
現在のメンバー構成
  • 年齢層は20代〜30代前半が中心
  • 2023年度から新卒採用を開始し、業界未経験者も多数在籍
採用方針
  • 成長意欲や未来志向、素直で謙虚な姿勢、前向きな態度を重視
  • 経験やバックグラウンドは重視せず

ココザス株式会社の基本情報

ココザス株式会社のオフィス内観

企業名 ココザス株式会社
住所 東京都港区芝2-27-8VORT芝公園1F・7F
事業内容
  • 個人向けライフデザイン事業(資産形成・転職支援・住宅関係)
  • 貸別荘シリーズ「COCO VILLA(ココヴィラ)」の運営
設立 2016年7月11日
働き方 フレックスタイム制度
公式ページ https://cocozas.jp/
採用ページ https://cocozas-recruit.jp/
募集職種
  • ココヴィラ事業を広げていくポジション(宅建士資格を持つ方)
  • グループ会社の株式会社ココ・ホームでの不動産特定共同事業業務管理責任者又は法務責任者
取材・編集
大滝雄介のプロフィール写真

ミライのお仕事
編集部

大滝 雄介

企業の採用や働き方に関する取材を担当し、これまでに三井物産株式会社やヤマハ発動機株式会社、サイボウズ株式会社など、約650件の取材実績あり。編集歴は15年にわたり、出版社勤務時代には官公庁や健康保険組合の機関誌・パンフレットなどを企画段階から多数制作。