ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社grabss(グラブス)にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
株式会社grabssは、エンターテインメント業界のイベントサポートを中心に、100%開発を内製化し、自社サービスを展開するスタートアップです。音楽イベントやスポーツイベントのチケット・グッズ販売をサポートするプラットフォーム『TIGET(チゲット)』『MORE TIGET(モアチゲット)』を主力商品として展開しています。
同社では若手からベテランまでフラットに意見を交わせる社風があり、若手の内から新たなことにチャレンジして活躍する社員が多くなっています。またイベントをサポートする企業として、社内イベントに本気で取り組む社員が多いという、同社ならではのカルチャーも特徴的です。
今回は、株式会社grabssの若手活躍やカルチャー、働き方の特徴について、TIGET事業本部サービス推進部リーダーの渡辺さん、人事部部長の子安さんにお話を聞かせていただきました。
grabssの若手活躍:中途入社後、新事業を牽引する存在に!
▲クライアントであるスポーツチームからの信頼も厚い渡辺さん。デスクには、担当するスポーツチームのグッズがたくさん!
編集部
最初に、grabssで活躍されている若手社員のお一人である渡辺さんのお話を伺いたいと思います。まずはご経歴や入社の経緯を教えてください。
渡辺さん
私は新卒で教育関係の企業に入社し、営業職に従事していました。30歳を手前に自身の今後のキャリアを改めて見つめ直し、「よりお客様に寄り添ったサポートができる仕事がしたい」「若い内からさまざまなことにチャレンジしたい」と考えるようになりました。
そんなときにgrabssでカスタマーサクセス職の募集があると知ったのが入社のきっかけです。grabssでの面接時に、ベテランの役職者だけでなく若手社員が同席していて、若手の内から活躍できる環境があることを実感したことも決め手となりました。
編集部
現在はどのような業務に従事されていますか?
渡辺さん
TIGET事業本部で、音楽ライブやスポーツイベントのチケット販売サービスに携わっています。もともと当社の事業は音楽イベントやお笑いライブのサポートが中心だったのですが、最近新たにスポーツ事業を手掛けるようになったため、現在私は主にスポーツ案件に注力しています。
▲サッカーチームの「横浜FC」とオフィシャルパートナー契約を締結。渡辺さんがチケット販売やファン施策を通じてサポートしている
編集部
渡辺さんがスポーツ案件に従事されるようになったきっかけは何だったのでしょうか。
子安さん
実は、それには興味深いエピソードがあるんです。当社が以前エンターテインメント系の展示会に出展した際、内定していた入社前の渡辺が挨拶に来てくれたことがありました。その展示会で偶然「オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ」という野球チームの方と当社の出会いもあったんです。
渡辺が入社後にそのお客様と定期的に連絡を取っていたため、当社サービスをご利用いただくことになった際にメインの担当となりました。そこで渡辺が1年間伴走してサポートする中で、お客様に大変喜んでいただくことができました。その実績が、スポーツ案件を牽引する今の渡辺の活躍につながっています。
編集部
ご入社前に同じ場所に居たのも何かの縁ですね。取引の際にもシーズン通して丁寧にサポートしたことがお客様からの高い評価につながったんですね。
子安さん
その通りです。スポーツ分野は単発のイベントなどと比べて、長い期間のサポートが必要となります。音楽に例えるとアーティストの年間ツアー公演のイメージに近いかもしれません。シーズン中はもちろんですが、オフシーズンにどれだけ来シーズンに向けたファンづくりの施策検討を行えるかが肝要です。
だからこそお客様と長期にわたって信頼関係を構築する渡辺の姿勢が評価され、活躍につながっているのだと考えます。
若手であっても、新たな施策を積極的に提案できる環境がある
▲渡辺さん(お写真左)と子安さん(同右)のミーティング風景
編集部
grabssの若手活躍の秘訣は何だと思われますか?
渡辺さん
会社全体でチャレンジを推奨していることは大きいと思います。当社では単なるチケット販売会社にとどまらず、お客様のファン拡大のために多角的なサポートを心がけており、その中で社員もさまざまなことにチャレンジできる環境があります。
また、年齢を問わず「これをやってみたい」という思いを社内で気軽に発信できる雰囲気も醸成されていて、それに対して皆で一緒になって「どうしたら成功するか」「どうしたら面白い取り組みになるか」を検討しています。
その背景にあるのが、当社のオープンなコミュニケーションカルチャーです。ワンフロアにメンバーが揃っていることもあり、若手からベテランまで、部署の垣根を超えた普段からの交流が盛んです。そのため、会社全体で一丸となって新しいアイディアの実現に向けて取り組んでいますね。
子安さん
部署を超えた交流があることは、社員の業務理解ややりがいの上でも意味があることだと思っています。
その一例が、エンジニアチームとの連携です。お客様の要望や現場での気づきをエンジニアチームにフィードバックして機能改善に活かしていくこともできますし、お客様からの感謝の声をエンジニアチームに伝えやすいため、モチベーションアップにもつながっていると思います。エンジニアチームから直接機能の説明も受けられるため、システムへの理解が深まる点も魅力ですね。
編集部
これまでの経験の中で渡辺さんが印象に残っているチャレンジはありますか?
渡辺さん
スポーツ事業に参画したこと自体、会社として大きなチャレンジの1つですが、中でもスポーツチームに対して顧客データ分析を提案したことも新たなチャレンジだといえると思います。
これは、チケッティングを起点に性別や年齢層、居住地域、来場目的などのデータを収集・分析し、今後の集客促進に向けた施策提案を行う施策です。もともと音楽イベントなどで実施してきたものをスポーツ案件に応用したもので、スポーツ案件との親和性が非常に良く、お客様への効果的なご提案につなげることができています。
grabssのカルチャー:社内イベントに全力!社員総会は3か月前から準備
編集部
grabssの特徴的なカルチャーがあればご紹介いただけますか?
子安さん
イベントのサポートを行う会社ということもあり、社内イベントに皆全力で取り組む姿勢があるのが大きな特徴です。特に年に1回行う社員総会では、社員が本気で準備を行っています。私自身も初めて参加したときに、「こんなに本気で楽しい社員総会があるのか」ととても驚きました。
編集部
社員総会はどのようなことを行うのですか?
渡辺さん
社員総会は1部・2部に分かれており、第1部では成果発表や表彰、第2部は場所を移動して懇親会を行います。幹事は部署ごとの持ち回り制で、毎年テーマを決めて2〜3か月かけてイベントを企画するため、非常に部署のカラーが出るのが特徴です。
2024年はライブイベント制作と受託開発の部署が担当し、社員DJが音楽を担当したり、チーム対抗でゲームを行って得点を競い合ったりしました。豪華景品もあり、とても盛り上がりましたね。皆負けず嫌いで、ゲームも本気なんです(笑)。今年はエンジニアチームが幹事なので、どんなイベントになるのか今から楽しみです。
■参考記事:社員総会レポートはこちらから!(grabss公式note「ウラブス」)
https://note.com/urabss/n/nfeedca0def71
スーパーフレックス制度を導入。自己管理とパフォーマンス発揮を重視した自由な働き方
編集部
働き方についても特徴的な取り組みがあれば教えていただけますか?
子安さん
当社ではプライベートの充実を大切にする方針のもと、スーパーフレックス制度を導入しています。例えばプライベートの予定がある日は早めに仕事を切り上げ、逆に集中して仕事をしたい日は長めに働くなど、社員の裁量でメリハリをつけた働き方ができる環境です。
その結果、平均残業時間8.1時間を実現しています。また、ただ残業時間を減らしているのではなく、一人ひとりが自己管理をし、最大限のパフォーマンスを発揮することを意識しているのも特徴的です。
編集部
社員の平均年齢が35.6歳とのことですが、育児と仕事を両立して働かれている方も多いのでしょうか。
子安さん
そうですね。スーパーフレックス制度を活用し、育児などで必要な時間調整や中抜けにも柔軟に対応できています。
■参考記事:スーパーフレックス制度の詳細はこちらから!(grabss公式note「ウラブス」)
https://note.com/urabss/n/nf730511f8861
grabssの採用情報:選考は人物重視。カジュアル面談も実施
編集部
grabssの採用面接では、特にどのような点を重視されているのでしょうか?
子安さん
スキルや能力も見ていますが、それ以上に一緒に働く仲間として相応しいかどうかを重視しています。例えば、分からないことがあった時に気軽に相談できる雰囲気をつくってくれるのか、相手へのリスペクトを持って接することができるかといった点を大切にしています。
これは渡辺の上司とも会話しているのですが、渡辺のような素直なメンバーが入社後も活躍してくれています。
編集部
選考のフローも簡単に教えてください。
子安さん
最初のステップとして事業内容や会社の雰囲気を知っていただくためのカジュアル面談も行っています。カジュアル面談から選考に進まれる割合は約半数です。
その後は大体1〜2回の面接を経て内定となります。面接はオンラインでも対応可能ですが、最終面接は対面としています。
編集部
さまざまな業界からの転職者がいらっしゃるとのことですが、具体的にはどのようなバックグラウンドの方がいるのでしょうか?
子安さん
元アーティストの方や芸能マネジメント経験者、製造業からキャリアチェンジされた方など、多様な経歴の社員がいます。中には、ラーメン店から転職してエンジニアになった方や、アイドルとエンジニアの二刀流を実現している方もいますよ。
■参考記事:アイドルとエンジニアを両立するキャリア事例はこちらから!(grabss Careers)
https://www.career.grabss.co.jp/774/
grabssから求職者へのメッセージ
編集部
最後に、この記事をご覧になって興味を持たれた方へメッセージをお願いします。
子安さん
現在、渡辺が中心となって進めている『MORE TIGET』というサービスは、非常に多くのスポーツチームの方々から高い評価をいただいています。このサービスの成長のために一緒にチャレンジしてくれる仲間をお待ちしています。
渡辺自身もIT分野は得意ではありませんでしたが、今では自らツールを駆使して分析データの基盤を構築できるまでに成長しました。ITに詳しくない方でも、興味がある方はまずはカジュアル面談からお気軽にご参加いただければと思います。
編集部
子安さん、渡辺さん、本日はありがとうございました!
株式会社grabssの働き方のまとめ
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若手の特徴 |
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キャリア事例 |
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選考の特徴 |
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株式会社grabssの基本情報
企業名 | 株式会社grabss |
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住所 | 東京都世田谷区太子堂4-1-1キャロットタワー15階(本社) |
事業内容 | ・TIGETをはじめとするWebサービスの企画・開発・運営 ・コンサートや各種イベントの企画・制作・運営 ・Webシステム・ソフトウェアの受託開発 |
設立 | 2012年10月 |
公式ページ | https://www.grabss.co.jp/ |
採用ページ | https://www.career.grabss.co.jp/ |
募集職種 | エンジニア・セールス・マーケティング・イベント制作ディレクター 他 |