株式会社レバレッジで働く魅力|一番を目指す熱量で、未経験から世界へ挑戦

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社レバレッジにインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

『前例のない熱狂を、しかける。』をミッションに掲げる同社は、SNSマーケティングを駆使したブランディング戦略で急成長を遂げ、若手社員が中心となって新規事業の立ち上げやマーケティングを担当。業界未経験からでも挑戦できる環境と確かな成長機会を提供しています。プロテインやサプリメントを中心としたフィットネス市場での世界展開も視野に入れ、すでに香港への進出も果たしています。

社内では、20代を中心とした若手社員が数多く活躍。キャリアチェンジや未経験からのスタートでも、自身の興味や適性に応じて職種を選択できる環境があり、YouTubeチャンネルの運営責任者や広報担当など、重要なポジションにも積極的に登用されています。6ヶ月に1回の評価機会や定期的な勉強会など、成長をサポートする仕組みも充実しています。

今回は、そんな同社で働く魅力や企業文化について、代表取締役CEOの只石さん、ブランド戦略部コミュニケーション課プロデュースチームにてチーム長を務める吉田さんにお話を伺いました。

本日お話を伺った方
株式会社レバレッジの只石さん

株式会社レバレッジ
代表取締役CEO

只石 昌幸さん

株式会社レバレッジの吉田さん

株式会社レバレッジ
ブランド戦略部コミュニケーション課プロデュースチーム・チーム長

吉田 琴美さん

挑戦する人が輝ける会社「株式会社レバレッジ」の企業文化

株式会社レバレッジのエントランスに設置されているミッションの看板

編集部

御社は、フィットネスブランド「VALX」を中心に急成長を続けていますが、その原動力となっているミッションについて教えていただけますか?

只石さん

株式会社レバレッジは「前例のない熱狂を、しかける。」といったミッションのもと、情熱的な社員たちが一丸となって事業の成長を目指しています。

私は基本的に怖がりで、「人と同じことをしていては絶対に勝てない」という思い込みが強いんです。それが「前例のないことをやる」といった考えに発展し、さらに「人と違うことを熱狂レベルでやろう」という現在のミッションに行き着きました。

編集部

御社の『前例のない熱狂』というミッションを実現するために、経営者としてどのような考えを大切にされているのでしょうか?

只石さん

何事も一番を目指すことですね。実はこれをポリシーとして掲げるようになったきっかけは、起業間もない頃、実家に帰省した際に何気なくテレビをつけたら高校野球の試合が放送されていたのを見たことです。

私自身はスポーツ観戦にはあまり興味がなかったのですが、高校球児たちの姿に衝撃を受けました。明らかにアウトになるような場面で、力を温存してダラダラ歩けば良いのに全力でスライディングをしたり、絶対に取れそうもない打球に必死に飛びついたり。そのような姿を見て『この純粋な熱量はどこから来るのだろう』とその秘密を知りたくなったんです。

その試合後の監督の『今日の勝利は通過点です。我々は優勝しか考えていない』という言葉に、大きな気づきを得ました。一番を目指すことでチーム全体が火の玉集団になる――この発見は、私自身のマネジメントの原点となりました。実際に一番を目指す方針を取り入れてみると、最初に大きく突き動かされたのは私自身でした。

さらに嬉しいことに、この『一番を目指す』という姿勢は、社員だけでなく取引先企業にも良い影響を与えています。たとえば、お付き合いのある広報PR会社では、私たちの影響を受けて『日本一の広報PR会社を目指す』という目標を掲げるようになりました。その後、担当者から会社へと想いが伝播し、最終的には『日本一社会貢献する広報の会社』という全社的な目標にまで発展したのです。

このように、一番を目指す文化は、予想以上の波及効果を生んでいます。

入社してすぐ責任者!?未経験からキャリアアップできる組織体制

VALX GYMのマシン
▲『誰もが無理なく気軽に、筋トレを日常に』をテーマとした低価格のジム「VALX GYM」も運営

編集部

社内で20代の社員が多く活躍されているとのことですが、具体的にどのような仕事を任されているのか、また、どのように成長されているのか教えていただけますか?

只石さん

株式会社レバレッジでは、経験の有無に関係なく若手社員に責任ある仕事を任せています。たとえば、当社が2019年4月5日にYouTubeチャンネルを開設した際、撮影・編集を含めたYouTube運営を同年4月1日入社の新卒社員に任せました。

新卒でいきなりYouTubeの責任者になり、筋トレの経験がなかったにもかかわらず「VALX 山本義徳 筋トレ大学」というチャンネルを担当。YouTubeが大好きで、YouTubeの癖を早い段階で見抜き、登録者数60万人まで成長させたんです。視聴者たちが何を望んでるのか徹底的に調査し、それを山本先生にプレゼンする、ということをひたすらやっていましたね。

未経験の若手で活躍している社員としては、今回同席している吉田もそのひとりです。

吉田さん

前職が歯科助手で、管理栄養士の資格を持っていたこともあって「健康やフィットネスに関わる会社がいい」という視点で転職活動をしました。

そして、元々労務スタッフとして入社したのですが、社長がSNSで広報担当者を募集していたのを見て「やりたいです!」と手を挙げました。広報の経験は全くありませんでしたが、配属直後から、プレスリリースを月7本発信することを約束に広報を任せていただくことになりました。

これには「プロテイン市場で世界一を目指すためには、VALXの認知を高めるために広報で一番を取りたい」といった社長の想いが託されていました。当時は文章の作成経験もなかったため、原稿が赤チェックだらけだったことを覚えています(笑)

そんな私も、現在はブランド戦略部コミュニケーション課プロデュースチームにてチーム長を務めるまでになりました。

編集部

社員からの提案は積極的に受け入れてもらえる環境なのでしょうか?

吉田さん

はい。たとえば私が担当している広報業務においては、社長や上司から指示を受けるのではなく、メディア露出のための企画を自ら考えて提案している形です。社員主体で動けることは大きなやりがいですね。

只石さん

当社の広報活動では、若手社員が自由な発想で企画・提案を行い、「ゴミ拾いマッチョ」といったユニークな企画を実現しています。社員の提案を積極的に採用し、新しいアイデアに挑戦できる環境があるからこそ、多くのメディアで注目される企画が生まれています。

編集部

「任せる経営」が成功につながっているのですね。

只石さん

「任せる経営」というとカッコイイですが、実際はそんな華々しいものではないんです。私の場合は、単純に自分ができないから他の社員にお願いするという感覚です。

ただし、一度任せた以上は「これは駄目だからやめよう」といった介入はしないようにしており、そこは経営者として重要だと考えています。

社員の熱量と「一番を目指す」マインドが早期成長の要因

編集部

若手が活躍できる背景にはどのような理由があるとお考えでしょうか。

只石さん

吉田をはじめとする若手社員たちの高い熱量ですね。成長欲求や向上心の強さが早い成長につながっており、私は経営者としてサポートに徹しています。

また、「一番を目指す」というマインドが社内に当たり前の価値観として定着していることも理由の一つだと思います。特別な研修プログラムは設けていません。一番を目指す文化は、月1回の研修や座学で学ぶものではなく、日々の中で常に語り続けることで自然と空気として定着していくものだと考えているからです。

加えて私自身、常に人から学ぶことを大切にする経営スタイルを心がけているため、社員にも学びの機会を多く設けています。具体的には勉強会を多く開催するだけでなく、業界のトッププレーヤーや優秀な専門家と社員が直接会って学べる機会を積極的に設けています。

このように外部の優秀な人材との交流機会を作ることで、社員の成長が加速され、それが好循環を生んでいることが、当社の若手が早期に成長できる理由の一つだと考えています。

社員のポテンシャルを引き出す!レバレッジ流マネジメント

編集部

社員のマネジメントにおいて特に大切にされていることはありますか?

只石さん

私は叱ることは、「その人の可能性を本当に信じているのか」という問題に直結すると考えています。目標を高く設定しすぎることはあるかもしれませんが、「お前何やってんだ」といった否定的な言葉は絶対に使いません。むしろ「本来の君はもっとできるはず。どうしたの?」という観点でコミュニケーションを取るようにしています。

編集部

御社の評価制度についても教えてください。

只石さん

6ヶ月に1回の割合で面談を実施し、目標と実績を照らし合わせて評価を行っています。部署ごとに異なるKPIを設定しており、特にマーケティング部門ではBtoCビジネスならではの明確な数値目標を基準としています。とにかく高い目標を掲げ、達成できたときは一緒になって喜び、達成できなかったときは励ましながら支援する形です。

世界を目指すVALXのマーケティング戦略

VALXのYouTube撮影スタジオのマシン

編集部

世界展開を見据えた今後の目標について教えてください。

只石さん

プロテインを中心としたサプリメント分野で世界進出し、人間の身体に携わるブランドとして世界一を目指したいですね。

当社のような製品ビジネスは言語の障壁が比較的低いため、世界進出しやすいと考えています。また、食品分野における「MADE IN JAPAN」の信頼性も強みであり、将来的に世界的なタンパク質不足が予想される中、当社はこの課題解決に貢献できると確信しています。

また、私は日本が大好きで、日本人としてのアイデンティティに誇りを持っており、「ジャパンブランドを世界でもっと浸透させたい」といった想いもあります。かつては世界のブランドランキングTOP50において日本企業が約半数を占めていましたが、現在はトヨタをはじめとした企業数社のみ。この状況をとても悔しく感じているんです。そういった想いもあり、VALXの魅力を全世界に発信してVALXのファンを増やし、たくさんの方に「VALXの製品だから間違いない」と思っていただけるようなブランドの構築に注力しています。

既に香港でVALXショップを立ち上げており、現地のインフルエンサーを活用したプロモーションが好調です。これを第一歩として、さらなる海外展開を目指しています。

編集部

海外展開を進めていく中で、マーケティング面でどのような挑戦をされているのでしょうか?また、その分野で活躍したい人材にはどのような機会があるのでしょうか?

只石さん

YouTubeやTikTokなどの動画コンテンツを用いたSNSマーケティングです。オフィシャルサイトを含む全SNSのフォロワー数は、2024年11月時点で150万人を超えています。

SNSマーケティングに注力している背景には、まずは顧客の感情や心に訴求することでより効率的なブランディングが叶うと思うんです。

編集部

御社の戦略には只石さんの前職であるキーエンスでの経験が活かされているのでしょうか?

只石さん

そうですね。キーエンスならではの秀でたマーケティング戦略からは多くを学び、それがVALXのマーケティングに大いに役立っています。

転職者へのメッセージ:可能性を信じて挑戦してほしい

株式会社レバレッジの只石さん
▲インタビューに応じてくださった只石さん。

編集部

最後に、これから転職を考えている読者へのメッセージをお願いします。

只石さん

人間は誰もが可能性とポテンシャルを秘めています。ただ、幼少期からの経験や環境によって『自分には無理』と諦めてしまう方も多く、そういった状況を目にするのは非常に残念に感じています。

過去の実績の有無にかかわらず「変わりたい」「頑張りたい」という強い意志を持った人は必ず成長できます。たとえば、歯科助手の経験しかなくても『私にはもっと可能性がある』と信じて挑戦した吉田のように、自己の成長に対する強い意欲を持った方です。

この記事を読んでいる方の中には、現在の人生やキャリアに悩みを抱えている方もいらっしゃると思います。しかし、絶対に諦めないでください。

必ず自分の才能を開花させられる場所があるはずです。それは当社に限らず、様々な会社に注目して可能性を探ることも大切だと思います。

特に若い方々には自信を持っていただきたいと考えており、そのためのアプローチとして男女問わず筋トレを行うことをおすすめします。もし「自信が持てない」とお悩みなら、まずはフィジカル面からご自身と向き合ってみてください。

体が変わることで、心も前向きに変化していきます。私は『強靭な肉体には強い心が宿る』と実感しておりますので、ぜひ筋トレで身体も心も鍛えながら転職活動に励んではいかがでしょうか。

編集部

本日はありがとうございました!

編集後記

「トレーニング知識をYouTubeで得ている人なら誰もが知っている」と言っても過言ではないYouTubeチャンネルを運営するレバレッジ様。「1位を目指す」からこその社長の経営哲学が非常に魅力的で、取材している自分のモチベーションまで上がりました。きっとレバレッジ様で働くことが人生の転機になるのではないかと思えるほど、人生観に影響を与えてくれそうな企業様でした。

この記事のまとめ

育成・評価制度
  • 6ヶ月に1回の評価面談で、目標と実績を照らし合わせて評価
  • 業界トッププレーヤーとの勉強会や交流機会を積極的に提供
  • 失敗を否定せず、可能性を信じて励ましながら支援する評価スタイル
キャリアパス
  • 経験不問で重要なポジションに抜擢
  • 異動や職種変更の希望を積極的に受け入れ
  • 入社後すぐに責任ある仕事を任せる文化
  • 20代でもチーム長などマネジメント職への登用実績あり
組織風土
  • 「一番を目指す」マインドが社内に浸透
  • 社員の提案を積極的に採用し、新しいアイデアに挑戦できる環境
  • 若手が中心となって新規事業の立ち上げやマーケティングを担当
事業の特徴・将来性
  • SNSフォロワー数200万人超のブランド力
  • 香港進出を皮切りにグローバル展開を推進
  • YouTube・TikTokなどSNSマーケティングに注力

株式会社レバレッジの基本情報

株式会社レバレッジのエントランス

住所 東京都渋谷区南平台町16-11 MFPR渋谷南平台ビル3F(総合受付)
事業内容 D2C事業
フィットネスジム事業
設立 2006年5月
公式ページ https://www.lev.co.jp/
取材・編集
皆口晴香のプロフィール写真

ミライのお仕事編集部

皆口 晴香

株式会社ネクストレベル・メディア事業部広報チームのマネージャー、編集歴は16年。企業の働き方特集の企画立ち上げ、運営まで担う。総記事数:約1,500記事。自身も2度の転職を経験。前職は人材派遣企業で約10年勤務。