高い技術力で業界をリードする企業を紹介する本企画。今回は、サイバーセキュリティの専門企業「三井物産セキュアディレクション株式会社」を取材しました!
三井物産セキュアディレクション:高度セキュリティ技術者の集結するプロ集団
2001年に設立した三井物産セキュアディレクション株式会社は、サイバーセキュリティの専門企業として、ネットワークやシステムの脆弱性診断、サイバー空間でのセキュリティ監視、セキュリティ・コンサルティング事業を展開しています。
ホワイトハッカーをはじめとする日本有数の高度セキュリティ技術人材が多数在籍し、JVN(Japan Vulnerability Notes)(※)で公表される脆弱性の発見数は日本トップレベルです。その高い技術力は、官公庁やグローバル企業のセキュリティ対策にも活用されています。
(※)日本で使用されているソフトウェアなどの脆弱性に関する情報やその対策情報を提供するポータルサイト
会社名 | 三井物産セキュアディレクション株式会社 |
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住所 | 東京都中央区日本橋人形町1-14-8 JP水天宮前ビル6階 |
事業内容 | サイバーセキュリティに関するプロフェッショナルサービス・マネージドサービス・コンサルティングサービス |
設立 | 2001年3月 |
公式ページ | https://www.mbsd.jp/ |
働き方 | ・ハイブリッド勤務(在宅+リモート) ・フレックスタイム制 |
同社は近年、若手社員の育成に力を入れており、先輩や上司がスキルアップを支える雰囲気が醸成されています。風通しの良さも特徴で、若手社員でも積極的に提案したり、興味のあるプロジェクトに立候補したりすることができます。
また、女性の活躍を後押しする取り組みとして、生理休暇や子育て中の社員も柔軟に働けるフレックスタイム制などを導入しています。
今回は、女性や若手社員の活躍をテーマに、セキュリティコンサルタントとして活躍する齋藤紘美さんと広報の高橋華蓮さんにお話を聞かせていただきました。
女性コンサルタントが語るサイバーセキュリティのプロ集団
▲斎藤さんは前職でセキュリティの重要性を認識し、サイバーセキュリティの専門家集団である三井物産セキュアディレクション株式会社に転職した。
編集部
斎藤さんは2023年1月に中途入社されたそうですが、セキュリティコンサルタントとしてのお仕事内容について教えてください。
齋藤さん
MSSP(※)の選定プロジェクトの事務局業務や、顧客企業に対するセキュリティ関連規程の改善提案などを行っています。
(※)マネージドセキュリティサービスプロバイダーの略で、顧客の情報セキュリティ管理を担当する事業者のこと。
編集部
ITセキュリティ業界やコンサルタントの仕事には男性が多いイメージがありますが、三井物産セキュアディレクションさんはいかがですか?
齋藤さん
比率としては男性の方が多いですが、私のようにコンサルタントとして働く女性社員も複数います。性別に関わらず能力や経験に応じて仕事を任せるカルチャーがあるので、働く上で性別を意識することはありません。
編集部
コンサルティングはチームで行うのでしょうか?
齋藤さん
はい。周囲と連携をとり、協調しながらチームで動くことを大切にしています。
社内のSOC(※)の知見を活かしたり、自分たちのチームが担当した事例を社内に共有するなど、部署の垣根を超えて情報交換や話し合いを行うこともあります。
(※)セキュリティオペレーションセンターの略で、24時間体制でネットワークなどを監視し、サイバー攻撃の検出や分析、対応を行う組織のこと。
技術力向上への取り組み:社員主導の勉強会でスキルアップを促進
編集部
斎藤さんが三井物産セキュアディレクションに入社を決めた理由はなんだったのでしょうか?
齋藤さん
面接の際、入社後に習得できるスキルや経験、担当する業務内容について詳しく質問したところ、現場をよく理解している方が具体的に説明してくれました。
その対応から技術を重視する会社だという印象を受け、高度な技術力を持つ集団の一員として働きたいと感じました。
編集部
実際に入社してみて、社内の雰囲気をどのように感じていますか?
齋藤さん
入社面接でも面接官の方とフランクに話せたことが印象的でしたが、実際に働いてみても風通しの良さを実感しています。
上下関係を意識せずに話せる雰囲気があり、部署の垣根を超えて会社全体で情報共有や意見交換ができる環境だと感じています。
編集部
ハイレベルな技術を持つ集団として、社員の意識の高さなどを感じる場面はありますか?
齋藤さん
社員のセキュリティに対する関心度がとても高いと感じます。みな自己研鑽に積極的で、業務の枠を超えて趣味レベルで技術を追求するための勉強や研究をしている人が多いです。
また、この業界は技術の進歩が早いのですが、定期的な社内勉強会があるため、最新のスキルを効果的に習得できます。
編集部
スキルを磨くことに熱心なプロ集団の中で働くことは、刺激やモチベーションにつながりそうですね。
プロフェッショナルへの成長:継続的な学習と実践の機会
編集部
プロジェクトにはチームで取り組むというお話がありましたが、期間や関わり方などについて教えてください。
齋藤さん
プロジェクトの期間は数ヶ月から1年くらいで、同時に複数のプロジェクトに携わることもあります。
ただ、マネージャーがプロジェクトの状況を把握し業務内容を適切に管理してくれるので、特定の人に過度な負荷がかかるようなことはありません。
編集部
高いレベルが求められるお仕事だからこそ、苦労することもあるのではないでしょうか?
齋藤さん
サイバーセキュリティには多様なフレームワーク(※)があり、それに準拠した製品の使用などが求められます。基本となるルールや規約をしっかり理解していることが重要なので、新しい知識を吸収し続けることは大変だと感じることもありますね。
(※)組織のサイバーセキュリティを確保するための指針や手引き
ただ、先ほどお話ししたように社内勉強会などもあるので、知識の吸収やアップデートがしやすい環境だと言えます。また、自分自身が少しずつプロフェッショナルへと近づいていることを実感できる仕事だと感じています。
ワークライフバランスの実現:柔軟な働き方を支える制度と環境
編集部
能力を発揮するうえで、安心して仕事に臨める環境づくりも大切だと感じます。三井物産セキュアディレクションには、ワークライフバランスや働きやすさにつながる制度はありますか?
齋藤さん
産休育休制度はもちろんですが、女性として「あってよかった」と思うのは生理休暇ですね。体調面でちょっと今日は優れないなという日は無理せずお休みを取ることができます。
このような制度や、それを受け入れる雰囲気があることは、安心して働ける大きな要因になっていると感じます。また、弊社はフレックスタイム制を導入しているので、家庭の事情などにも対応しやすいです。
さらに、出社とリモートのハイブリッドワークを導入しており、業務で客先に常駐する場合を除いては出社とリモートを併用することができます。人によっては、9割がリモートワークという例もあります。
編集部
性別やライフステージに関わらず誰もが働きやすい職場づくりを行っているので、安心してスキルやキャリアを積むことができそうですね。
三井物産セキュアディレクションの若手育成:挑戦を後押しする環境づくり
編集部
ここからは、若手社員の活躍をテーマにお伺いします。三井物産セキュアディレクションさんには、年齢に関わらず手を挙げて挑戦できるような環境はありますか?
齋藤さん
はい。意見を言いやすい環境があるので、若手であっても挑戦したい分野や業務があれば、立候補したり上司に気軽に相談したりできます。例えば、私はセキュリティ業界で活躍する人材の育成に貢献したいという希望を上司に相談したところ、大学生に向けてセキュリティの講義を行っている教授を紹介してもらい、そのプロジェクトに相談員という形で参加させてもらったことがあります。
ほかにも「こういうプロジェクトをやりたい」という社員の声をきっかけに新しいプロジェクトが立ち上がることもあります。このように、社員の希望や提案を積極的に取り入れ、実現に向けてサポートする体制が整っています。
オープンなコミュニケーション:1on1ミーティングとよろず相談室の活用
編集部
若手の成長を後押しするような環境や制度もあれば、ご紹介ください。
齋藤さん
弊社は近年、新卒採用の人数を増やしていることもあって、若手の育成に積極的に取り組んでいます。そのため、チーム全体で若手のスキルアップを支え、育てていこうという雰囲気があります。
私自身が中途入社した際も、フォローしてくれる同僚や先輩が何人もついてくれ、着実に成長することができました。
編集部
上下関係があまりなく相談しやすい風通しの良さも、若手が安心して働ける環境につながっているのでしょうか?
齋藤さん
そうですね。仕事やキャリアの悩みがあれば上司や同僚に相談できます。また、周囲に相談しにくいようなことがある場合は、よろず相談室のような場所もあります。そこでは話を聞いてくれたり、必要に応じて適切な相談先を紹介してくれたりします。
私も自分の業務に対して不安を持ったり、今後どうキャリアアップしていけばいいのか悩んだりすることはあるので、「もし困ったらここに相談すればいいんだ」という場所があるのは心強く感じます。
編集部
上司にも気軽に相談できるということですが、日常的にどのような形でコミュニケーションを取っているのでしょうか?
齋藤さん
雑談ベースのコミュニケーションに加えて、直属の上司と週に1回、1on1のミーティングをしています。
ルールで週1回と決められているわけではなく、基本的には上司と話したい時に設定するのですが、私の場合は雑談だけで終わるとしても定期的に話す機会を持ちたいので、週1回にしています。
編集部
話したい時に話せる関係性があれば、疑問や不安をすぐに解決することができるので、常に前向きな姿勢で効率的に仕事に臨めそうですね。
三井物産セキュアディレクションの企業文化:プロ意識と自主性を尊重する職場
編集部
斎藤さんが感じる三井物産セキュアディレクションさんの良さはどんな点ですか?
齋藤さん
まずカルチャーでいうと、先ほどもお伝えしたように風通しの良さがあることですね。
それから、常に裁量を持って働くことができる環境も弊社の良さです。本人の意思があれば手を挙げてプロジェクトに参加できますし、参加するしないも本人の意思によって決めることができます。
編集部
広報の高橋さんは、三井物産セキュアディレクションで働く人たちにどのような印象をお持ちですか?
高橋さん
プロフェッショナルであることに誇りを持っている人ばかりだと感じます。
弊社のコーポレートサイトでは技術者ブログを日々発信しているのですが、そこで発信される内容を見ると、弊社の技術者がいかにセキュリティに対して関心と好奇心を持ち、スキルアップを目指して日々取り組んでいるかが伝わってきます。
求める人材:挑戦心と好奇心を持つ方を歓迎
編集部
最後に、三井物産セキュアディレクションのお仕事に興味を持った読者の方にメッセージをお願いします。
齋藤さん
弊社には、「一歩踏み出して挑戦したい」と思っている人の一歩を応援してくれる仲間がいます。ともに学び、成長していくことができる会社ですので、臆せず挑戦しプロフェッショナルを目指したい方にはぴったりの環境だと思います。
サイバーセキュリティの重要性は年々高まっており、働き方次第で社会に大きな影響を与えたり、世界で活躍するチャンスもあります。興味をお持ちいただけましたら、ぜひご応募ください。
高橋さん
セキュリティに強い関心がある方はもちろんですが、好奇心旺盛で、いろいろなことにチャレンジしたいと思っている方も大歓迎いたします。
編集部
性別や年齢に関わらず誰もが活躍できる職場づくりを行う三井物産セキュアディレクション。スキルアップのために努力を惜しまないプロフェッショナル集団の中で、切磋琢磨しながら成長できる環境が整っていることがわかりました。
本日はありがとうございました!
■取材協力
三井物産セキュアディレクション株式会社:https://www.mbsd.jp/
採用ページ:https://www.mbsd.jp/recruit/