ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社Minatoにインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
株式会社Minatoは、20代後半で営業マネージャーを務めるなど、若手の活躍が目覚ましいデジタルマーケティング支援企業です。『面白そうな領域になんでも首を突っ込む』をミッションに掲げ、挑戦を応援する社風が特徴的な注目の成長企業です。
幅広い事業展開で社員に多様な経験機会を提供する同社は、ECモールコンサル支援をはじめ、広告支援、データ分析など、デジタルマーケティングのあらゆる分野で新しい価値を創造。2024年3月には化粧品企画会社とM&Aを行い、新商品の開発や販売領域の拡大を行っています。
今回は、そんな同社の若手育成や、未経験者でも主体性を持って挑戦できる組織文化について、代表取締役CEOの山﨑雄太さんにお話を聞かせていただきました。
若手の成長機会が豊富。20代後半からマネージャーに
▲20代のインターン生や20代、30代の若手社員が活躍する株式会社Minato
編集部
Minatoでは若手社員が多く活躍されていると伺っております。具体的にどのような方々が、どんなポジションで活躍されているのでしょうか。
山﨑さん
当社では20代後半から30代前半の若手がマネージャーとして活躍しています。例えば、25歳で入社した営業担当者は、現在28歳でマネージャーを務めています。また、31歳で入社したコンサルティング担当者は、現在35歳でマネージャーとして中心的な役割を担っています。
編集部
マネージャー職に就いている若手社員は、どのような成果を上げられているのでしょうか。
山﨑さん
ECコンサルティングのマネージャーは、当社最大規模のクライアントを1年以上継続的に担当しており、広告予算の調整時期で1億円規模の予算を使用する企業を担当しているケースもあります。営業マネージャーは、テレアポから始めて案件獲得、受注まで一貫して結果を出し、現在は後進の育成も担当しています。
また、インターン生の活躍も当社の特徴です。例えば、セールスチームのインターン生は、主体的な動きでアポイントを取得し、顧客向け資料も作成しています。また、私の直下で新規事業のプロジェクトに参画しているインターン生もいます。このように、着実に成果を出してきたメンバーが会社を牽引しているのが当社の特徴です。
チャレンジし成長できる環境のなか、実力を発揮できるのが魅力
編集部
マネージャーのお二方は、どのような理由で御社にジョインされたのでしょうか。
山﨑さん
当時は創業後間もなく、当社のさまざまな仕事にチャレンジできる環境や、主体的に成長できる機会が魅力だったようです。自己成長につながる経験を積めることが、大きな決め手となったと思います。
編集部
なるほど。どのようなキャリアを経て現在の役職に至ったのでしょうか。
山﨑さん
営業マネージャーは建設会社を経てテレアポ代行会社で働き、その後当社に入社しました。ECコンサルティングマネージャーは、楽天での勤務経験があり、その後漁師や大工、民泊ビジネスなどさまざまな経験を積んでから当社に入社しています。
異業種からの転職者が4割。幅広いキャリアを持つ社員が活躍
▲さまざまなキャリアを持つメンバーがジョイン。主体的に業務と向き合い、邁進している
編集部
若手の活躍が目覚ましいMinatoでは、中途採用における未経験者や異業種からの転職者の割合はどのくらいでしょうか。
山﨑さん
約40%が異業種からの転職者となっています。
編集部
ベンチャー企業は経験者採用が多いとされるなか、未経験者を積極的に採用されていますが、採用時はどのような点を重視されているのでしょうか。
山﨑さん
最も重視しているのは当社の企業文化との適合性です。具体的には、チャレンジ精神を持っているか、物事を主体的に進める意欲があるか、他者を喜ばせたり楽しませたりする素養があるかといった点を見ています。これらの3つの素養は、弊社のバリューとして「Do Challenge」「Do Drive」「Do Delight」という言葉で掲げています。
例えば、既存の社員を例に挙げると、業務上で抜け漏れが発生した際、自分の担当範囲外であっても積極的にフォローをしてくれるメンバーがいます。「これ、忘れていませんか?」と声をかけてくれる、そういった場面で、他者貢献の姿勢が表れていると感じます。
実践重視のインターンシップでビジネスの基礎を身につけられる
▲インターン生や若手社員の指導にあたる代表取締役CEOの山﨑さん
編集部
インターン生が実践的に活躍されているとのことですが、御社のインターンシップ制度の特徴についてお聞かせください。
山﨑さん
実践を通じてビジネスの考え方や進め方を学べることが特徴です。未経験であっても、先輩社員のフォローを受けながら業務に従事することで、実践的な経験を積むことができます。ただ指示に従うだけではなく、主体性を持って業務に取り組むことが、将来的にリーダーシップを発揮する上での土台となると考えています。
インターンシップを通じて、さまざまな関係者と協働する場面もあります。20代という早い段階でチームで働く経験を積むことで、人を巻き込みながら協力を得るスキルなど、ビジネスの基礎力を身につけることができます。
2024年3月にはM&Aで化粧品企画販売会社が加わり、インターン生にその子会社の事業拡大にも携わってもらっています。また、以前ECコンサルティングを担当していた若手に子会社のマーケティングを任せるなど、他社にはないようなキャリアパスや経験を積める機会を提供しています。
編集部
現在、何名のインターン生が在籍されているのでしょうか。また、受け入れ期間はどのようになっていますか?
山﨑さん
2024年12月に入社した者が1名、それ以前から在籍している者が2名と、合計3名のインターン生が活躍しています。また、2025年1月からセールスチームにインターン生が新たに加わる予定です。期間については6ヶ月以上のコミットメントができる長期インターンシップを優先的に受け入れています。
編集部
インターン生が新規事業に携わっているとのことですが、その狙いはどこにあるのでしょうか。
山﨑さん
現在進めているインフルエンサー関連の事業では、Z世代の認識やインサイドが特に重要であり、若い世代の感性や考え方を求められることがあります。インターン生は、先入観なくZ世代の価値観を活かして取り組んでもらえることが大きな強みですね。また、事業立ち上げには地道な作業も多いため、採用では真摯に取り組んでくれる姿勢を持っている方を積極的に採用しています。
実践的な業務管理と業界分析力を習得
編集部
インターン生の育成はどのように行っていますか?
山﨑さん
毎日タスクの優先順位付けや進捗管理を行っています。特にインターン生は仕事に対して一生懸命取り組むものの、経験が浅いため状況に応じた優先順位の判断が難しいことがあります。そのため、育成においては今、何を優先すべきかといった、仕事の進め方を重点的に伴走する形でサポートしています。
また、毎週木曜日には日本経済新聞の読み合わせ会を実施しています。興味のある業界のニュースを取り上げ、その業界の強みや将来性について議論したり、情報を簡潔にまとめて発表する訓練も行っています。
最近の例では、私が以前在籍していたNetflixの記事を取り上げました。記事を読んだ後、「Netflixの現在の企業優位性は何か」という議論を行った際、インターン生からは「広告モデルの導入」や「豊富なコンテンツ」といった意見が出ました。
それに対し、私からは、年間で約1兆円のフリーキャッシュフローが生まれており、人件費やマーケティング費用を支払った後も残る資金力が最大の武器であることを解説しました。任意参加の会ではありますが、こうした業界分析の視点を養う機会を設けていますので、積極的に学びに活用してほしいと考えています。
▲毎週木曜日にはインターン生向けの日本経済新聞の読み合わせ会を実施
情報の透明性を重視。主体性を育む組織文化
▲株式会社LampTokyo CEO的場タカキ様による社内勉強会を実施
編集部
次に、Minatoの社風やカルチャーについて伺います。特徴的な取り組みや制度についてお聞かせください。
山﨑さん
当社では、経営会議の議事録を含めほとんどの情報をオープンにしています。これにより、社員一人ひとりが経営の状況を理解した上で意思決定でき、自身のキャリアプランを主体的に描くことができます。また、等級制度も透明性が高く、昇進・昇格の基準が明確なため、自身の成長目標を立てやすい環境です。
主体性においては、「やりたい」という意思が大前提にあり、その上で説得力のある提案であれば実行できる環境です。
また、単に「どうしたらいいですか」という質問は許容せず、自分で考えて提案することを求めています。なぜその質問が必要なのか、何がボトルネックなのかといった思考プロセスの言語化を重視しています。こうした思考プロセスの言語化を日常的に行うことが、課題解決に必要な思考力を鍛えるトレーニングになると考えているためです。
論理的かつ具体的な説明を重視したコミュニケーション
▲株式会社Minatoのオフィスの様子
編集部
クライアントや社員のコミュニケーションはどのように取っていますか?
山﨑さん
論理的かつ具体的な説明を重視したコミュニケーションを行っています。例えば、「確認します」といった簡潔な返答ではなく、現状の説明や具体的な対応案を含めた返答を求めています。特にビジネス経験の浅いメンバーに対しては、クライアントとのコミュニケーションについて都度レビューを行い、適切な表現方法やビジネス文書の作成をサポートしています。
レビューはチャットがベースですが、コミュニケーションの面で齟齬が起きやすいため、返答が難しそうな案件や、しっかりとした内容で返信すべき案件については、事前に文面を確認するようにしています。「これは慎重な対応が必要そうなので、一度レビューさせてください」といった形で、事前確認を行うケースもあります。
編集部
コミュニケーション指導については、どのように行われているのでしょうか?
山﨑さん
コミュニケーションの齟齬は、相手が知りたい情報が不足していることが原因で起こります。相手が求めている情報は何なのかをまず考えさせるところから指導するようにしています。
対面の場合はジェスチャーなどボディーランゲージも含め、言いたいことや求めていることがわかるケースがあります。チャットのようなテキストコミュニケーションでは細かいニュアンスなどが伝わらないことがあります。リモートワークが増えた昨今、社内外問わず、すべてのコミュニケーションにおいてこの考え方を重視しています。
自発的な行動力を持ち、高め合える関係性を築ける人材を歓迎
▲株式会社Minato代表取締役CEOの山﨑雄太さん
編集部
御社ではどのような人材を求めていらっしゃいますか?
山﨑さん
私たちが求めているのは、指示を待つだけではなく自発的に考え行動できる人材です。さらに、自分の考えを言語化し、周囲を巻き込んでいける方を歓迎します。
そして最も重要なのは、お互いに高め合える関係性を築けるかどうかです。私自身、インターンや社員から学ぶことが多々あります。このように双方向で成長できる関係性を築ける方との協働を期待しています。
編集部
では最後に、転職を検討している読者に向け、メッセージをお願いします。
山﨑さん
当社は、自分で考えて提案し、フィードバックを受けながら実行に移す、このような主体的なアプローチを実践できる人材を求めています。現在のインターン生たちもこれらの資質を持ち合わせています。
これは中途採用においても同様の方針です。自発的な思考と行動力、コミュニケーション能力、そして相互に高め合える姿勢を持った方の応募をお待ちしています。
編集部
インターン生や未経験からの中途入社にも、同等のチャンスを与えてくれる同社には、任せられることで成長し、成果につなげるプロセスがあると感じました。また、業務だけではなく、仕事に向き合う姿勢やタスク管理など、さまざまキャリアを磨ける環境もとても魅力だと思いました。
本日はありがとうございました。
編集後記
この記事のまとめ
若手の活躍 |
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キャリアバックグラウンド |
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組織文化 |
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育成制度 |
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成長機会 |
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求める人物像 |
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株式会社Minatoの基本情報
住所 | 東京都港区西新橋2-19-5カザマビル5階 |
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事業内容 | ・マーケティングコンサルティング ・マーケティング支援 ・ECモール運用支援 ・商品開発 / サービス開発 ・販促活動支援 ・SNS支援 ・インフルエンサー支援 |
設立 | 2018年10月 |
公式ページ | https://minato-inc.com/ |
採用ページ | https://minato-inc.com/recruit/ |
募集職種 | ・セールス ・マーケット ・ECコンサルタント |