ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社テクリコにインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
株式会社テクリコは、MR(Mixed Reality)技術を活用した3Dリハビリテーションサービス「リハまる」の開発・運用を中心に、ITコンサルティングやソフトウェアの設計・開発・運用、ソーシャルアプリ開発などを手がけています。リモートワークやノー残業の推進により、ワークライフバランスに配慮した勤務スタイルであることが大きな特徴。休暇も取得しやすく、メリハリのある働き方が叶う職場環境です。
今回は、株式会社テクリコにおける働きやすさや採用情報について、代表取締役の杉山さんと部長の中村さんにお話を聞かせていただきました。
テクリコの働き方:フルリモートもOK&残業ほぼゼロ!
編集部
御社では、ワークライフバランス重視の働き方を推進されているそうですね。特徴的な取り組みについて教えていただけますでしょうか。
杉山さん
最も特徴的なのが、働き方の自由度が高く、リモートワークを柔軟に取り入れられることです。入社間もない社員は業務効率を考慮して毎日出社していますが、業務に慣れれば週4日リモートや週単位でのフルリモートなども可能です。
実際に、常時4~5人程度が事務所にいる状況なので、従業員の半数以上はリモートワークをしている形ですね。個人の判断で、それぞれの状況に合わせた働き方が叶う職場環境となっています。
また、勤務時間についても比較的自由度が高いです。基本的な出社・退勤時間は決まっていますが、個人の都合に応じて柔軟に対応しているため、早めに開始して早めに終わる、あるいは遅めの時間帯から始めるといった調整を気軽に行えます。
編集部
残業についてはいかがでしょうか。
中村さん
基本的には所定労働時間内で業務を終えることができており、残業はほとんどありません。発生したとしても業務終了後30分程度で、ほぼゼロに近い状況です。
杉山さん
以前は夜遅くまで仕事をしていた時期もありましたが、結果的に生産性が落ちてしまったケースが多々ありました。今は残業している人がいれば声をかけて、本当に今やらなければいけないことなのかを確認しながら、なるべく早く帰れるよう促しています。その結果、「限られた業務時間の中でいかに効率よく仕事をこなすか」を、社員一人ひとりが自主的に考えて行動できるようになってきています。
休暇の取得しやすさも魅力。家庭や趣味、副業との両立がしやすい
編集部
休暇の取得しやすさについても教えてください。
中村さん
当社では年間で130日以上の休日を設けているほか、有給休暇も取得しやすい風土があります。例えば、2024年4月~12月までの有給休暇取得率は31.4%でした。社長が掲げる『よく遊び、よく働け』というモットーのもと、メリハリのある働き方を実践できていると感じます。
また、お子さんの急な病気などにも対応できるよう、社員同士でシフトを調整し合える体制を整えているため、仕事と家庭の両立を目指す方にとっても働きやすい環境だと思います。
編集部
休日が多いとのことで、従業員の方はどのように活用されているのでしょうか。
杉山さん
趣味を楽しんでいる人もいますし、副業も認めています。中には個人で事業を行ったり、自分でアプリを作ってリリースしている社員もいたりと、有意義に休日・休暇を活用している社員が多い印象です。
若手活躍:新卒入社4年目で主力サービスの中心メンバーに!
▲若手社員の坂本さん
編集部
御社では、杉山さん・中村さん以外の方は全員20代・30代とお聞きしました。若手社員の方の具体的な活躍事例を教えていただけますか。
杉山さん
新卒入社4年目の、坂本という若手社員についてご紹介します。彼は学生時代に「作業療法士」というセラピストの国家資格を取得し、インターンで大学病院に通いながら当社にも来てくれて、最終的に「企業のほうで活躍したい」との想いで当社への入社を決めてくれました。
それがちょうど当社の主力サービスである「リハまる」の立ち上げ期と重なったこともあり、私と二人三脚で営業活動やPR、商品企画など、幅広い業務を行いました。大きく助けられたのが、専門職として先生方と同じ目線で、同じ言語を使って話をしてもらえたことです。彼のおかげで現場のニーズを的確に把握し、社内のメンバーにしっかりと共有したうえで開発を進められました。
▲株式会社テクリコの主力サービスである「リハまる」の機器
杉山さん
現在は「リハまる」の中心メンバーとして独力で病院への営業活動を行うなど、大きく成長しています。また、展示会を開催する際も、彼が中心となって来場者である病院の先生方への対応をしてくれている形です。
▲坂本さんはアジア太平洋地域の作業療法に関する最大のイベント「アジア太平洋作業療法学会」にて発表
編集部
若手社員の坂本さんは、御社でどのようなやりがいを感じているとお考えでしょうか。
杉山さん
入社1年目からビジネスコンテストでの発表機会があり、そこで受賞するなど、大企業ではなかなか経験できない貴重な機会に恵まれたと話していました。また、自分で考えて主体的に動ける環境があることにもやりがいを感じているようで、その点が入社の決め手になったそうです。
彼は入社当初からやる気があり、新しいことをどんどん吸収していく姿勢がみられたため、任せられる部分はできる限り任せたり、自分自身で考えて行動してもらったりすることを心がけました。そういった若手にも重要な仕事を任せる当社の文化が、彼の成長を後押ししたのだと思います。
編集部
2025年1月時点ではメンバーが11名ということで、坂本さんも営業だけでなく企画や広報などさまざまな業務を兼任されているのですね。
杉山さん
そうですね。坂本に限らず、例えば開発スタッフにおいても必要に応じて現場に出向くこともありますし、複数のプロジェクトを掛け持ちすることもあるなど、臨機応変に対応してもらっています。先ほどお話した展示会においても、人手が足りない場合はエンジニアにも来てもらい、説明の補助をしてもらっていますね。
編集部
ちなみに、他の若手社員の方々はどのような理由で御社に入社されたのでしょうか?
杉山さん
開発スタッフの中には技術的な興味を持って入社する人もいますが、多くは当社のサービスそのものに共感して入社を決めてくれています。自社サービスの開発に携われることへの期待も大きな動機となっているようです。
社風:意見交換が活発&助け合いの文化が根付いた組織
編集部
社内の雰囲気についても教えてください。
杉山さん
男女比としては男性6割、女性4割程度で、ITベンチャーらしい自由な社風ですね。開発業務の際は集中して取り組みますが、企画を練る際などは社員同士で活発に意見を交わし、時には雑談を交えながら新しいアイデアを出し合っています。状況に応じたメリハリのある雰囲気です。
仕事の進め方も自由度が高く、基本的には自主的に動いてもらっています。そういったスタイルだからこそ失敗はつきものですが、厳しく叱責するようなことはありません。失敗によって萎縮してしまうと、次のチャレンジができなくなってしまいますからね。もちろん、改善点については「ここをこうしたほうが良かったね」といった建設的な対話を行い、次に活かせるようサポートしています。
中村さん
助け合いの文化が根付いていることも特徴ですね。少人数の組織なので、誰かの業務が多忙そうな時は自然とサポートし合って業務を進めています。
編集部
人事評価はどのように行われるのでしょうか。
杉山さん
基本的には年に1回評価を行っています。従業員に記入してもらった自己評価のアンケートと上長からの評価を照らし合わせ、その後面談を行う形を取っています。
求める人材:チャレンジ精神や成長意欲、発信力のある方を歓迎
編集部
御社が求める人物像について教えてください。
杉山さん
受身の姿勢ではなく、自らチャレンジしていける方が活躍できると考えています。当社では主体的にチャレンジできる機会を多く提供していますので、そういった環境で成長したい方に適していますね。
職種としては、営業部門のリーダー候補として、チームを牽引していける人材を求めています。当社のサービスの価値を理解し、それを医療機関に伝えられるエバンジェリスト(※)のような役割を担っていただきたいです。
(※)エバンジェリスト:自社製品をわかりやすく伝え、広める役割を担う人材
編集部
必要なスキルや経験についてはいかがでしょうか。
杉山さん
医療機関向けのサービスを展開している関係上、医療業界での経験があれば望ましいですね。例えば製薬会社のMR(Medical Representative:医薬情報担当者)の経験があると、即戦力として活躍できるのではと思います。
ただ、最も重視しているのは当社のサービスの価値を理解し、それを効果的に発信できる能力です。
今後のビジョン&転職者へのメッセージ
▲インタビューに応じてくださった杉山さん
編集部
今後3〜5年のビジョンについてお聞かせください。
杉山さん
当社は長年受託開発事業を展開してきましたが、ここ5〜7年は自社サービスの研究開発に注力し、高い評価をいただいています。現在は病院向けのBtoBビジネスが中心ですが、今後はBtoC、つまりは対消費者への展開も視野に入れ、一般の方々にも直接サービスを提供できる形を目指して開発を進めているところです。
編集部
最後に、転職を検討されている方へメッセージをお願いします。
杉山さん
私自身、医療の知識がない状態からスタートしましたが、現在では世界初のMRを活用したリハビリテーションサービスを展開するまでに成長しました。高齢の患者さんからも「面白かった。また体験したい」といったお声をいただき、世の中に役立つサービスを提供できているという実感があります。
また、2025年の大阪万博にはベンチャー枠での出展が決定し、8月に1週間の出展を予定しています。さらに、当社の取り組みは万博のベストプラクティスにも選出され、万博期間中を通して展示されることが決まっており、その際には一般の方にもサービスを体験していただく予定です。このように、外部からも高い評価をいただいている企業です。
まだまだ成長途上ですので、今後の発展に中心的な存在として関わっていただける方を求めています。ぜひ一緒に新しい価値を創造していきましょう。
中村さん
私からは営業職をご検討の方にお伝えしたいのですが、当社の3Dリハビリテーションサービスは現時点で世界初のサービスです。そのため、営業活動においても高いアポイント取得率を実現しています。
珍しい商材ということもあり、医療機関からも話を聞いていただきやすく、やりがいを持って活動していただけると思いますので、ご興味のある方はぜひ応募していただけたら嬉しいです。
編集部
本日はありがとうございました!
編集後記
この記事のまとめ
働き方の特徴 |
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社風 |
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福利厚生 |
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キャリア形成 |
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事業の強み |
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株式会社テクリコの基本情報
企業名 | 株式会社テクリコ |
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住所 | 大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第3ビル23階 |
事業内容 | ・ITコンサルティング ・ソフトウェアの設計・開発・運用 ・Webシステム開発全般 ・ソーシャルアプリ開発全般 ・Androidアプリ開発・iPhoneアプリ開発 ・メディカルヘルスケア分野におけるソフトウェア・システムの研究開発、製造、販売及び運営 |
設立 | 2005年4月(創業:1994年9月) |
働き方 | ハイブリッド勤務(出社+リモートワーク) |
公式ページ | https://techlico.co.jp/ |
問い合わせ窓口 | https://techlico.co.jp/company/ #contact |
募集職種 | 営業職 ※必須:営業経験 ※できれば:MR(Medical Representative:医薬情報担当者)のように病院を回っていた経験 |