子育てインフラの未来を作る|Trim株式会社の働きがいと成長環境

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、Trim株式会社にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

Trim株式会社は、子育て世代の新しい働き方を支援する「メディアルーム」を展開する企業です。7名という少数精鋭のチームで、性別や役職に関係なく全員が活躍できる環境づくりを実践しています。広告業界や小売業など、多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まり、柔軟な働き方と高い専門性を両立させながら、新しい市場の開拓に挑戦しています。

今回は、Trim株式会社の組織文化や働き方について、mamaro営業責任者の東さん、広告営業責任者の石川さん、営業担当の高木さんにお話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方
Trim株式会社mamaro営業責任者の東祐太朗さん

Trim株式会社
mamaro営業責任者

東祐太朗さん

Trim株式会社広告営業責任者/採用担当の石川直也さん

Trim株式会社
広告営業責任者/採用担当

石川直也さん

Trim株式会社営業担当の高木優子さん

Trim株式会社
営業担当

高木優子さん

多様な経験を活かせる!広告・小売など異業種からの転職組が活躍

Trim株式会社mamaro営業責任者の東祐太朗さん(左)、広告営業責任者/採用担当の石川直也さん(中)、営業担当の高木優子さん(右)

編集部

事業内容やメンバーの特徴についてお聞かせください。

石川さん

当社は、子育て世代の外出時の課題を解決する『設置型ベビーケアルーム mamaroシリーズ』を展開しています。今までにないプロダクトソリューションであるため社員のバックグラウンドは多様で、メンバーはそれぞれの専門性を活かして活躍しています。

編集部

具体的にどのようなバックグラウンドをお持ちの方がいらっしゃるのでしょうか?

石川さん

私自身は広告業界でキャリアを重ねてきました。周りのメンバーも多様なバックグラウンドを持っており、高木はワークスペースやITソフトウェアの営業、東は小売業での経験を持っています。このように中途入社の社員が多い中、新卒から成長を共にしているメンバーも活躍してます。

前職での課題感が原動力に!社会課題解決への挑戦

編集部

前職とは異なる業界への転職を決意されたきっかけを教えていただけますか?

東さん

私はもともと、眼鏡ブランドで10年ほど広報・ブランディングを中心に担当していました。全国の商業施設を回る中で、子育て世代の課題に直面する機会も多くありました。特に授乳設備については場所によってクオリティにばらつきがあり、父親が子育てに関わる際の制約も感じていました。

またプライベートでも子どもが生まれ、父親の立場として男性が使える授乳・オムツ替えスペースが限られている点、そしてプライバシーの確保が難しいことなど、様々な課題を実感しました。そんな中、地元横浜でTrimが「mamaro」の実証実験している施設で偶然出会い、実際に体験してみて『これは便利で未来的なソリューションだ』と感じました。

Trimへの入社を決意したのは、自身の育児経験を活かせるプロダクトであることに加え、地元横浜を拠点とする意欲的なスタートアップであることも大きな魅力でした。さらに、小売業界での10年の経験を活かしながら、社会課題の解決に貢献できる点も、私の決断を後押ししました。

石川さん

私も子どもが生まれてから、家族での外出時に多くの不便さや違和感を感じることが増え、これらの課題を何か解決できないかと考えていました。

そんな時、メディアでTrimを知る機会があり、当初は転職を考えていなかったものの、話を聞いてみたいと思い、現在の代表である長谷川さんや当時の社員の方々と対話を重ねました。そこで『よりよい子育て環境を提供する』というTrimのミッションに対する長谷川さんの強い思いに深く共感しました。加えて、長谷川さんも広告業界出身ということで、考え方やスタイルに親近感を覚え、働きやすい環境だと感じたことも決断の理由の一つとなりました。

高木さん

私は前職でITソフトウェアやワークブースを扱う会社に勤めていました。40代に入り、直接的により良い環境づくりに貢献したいという思いが強くなり、特に働く女性たちの環境改善に興味がありました。そんな中、東から声を掛けてもらい、今年9月に入社しました。

「シンプル」な組織文化で意思決定が速い!少数精鋭のフラットな組織

Trim株式会社の社内ミーティングの様子。3名の社員が資料を見ながら活発な意見交換を行う様子
▲シンプルなコミュニケーションを重視。活発な意見交換が特徴

編集部

御社のバリュー「シンプル」は他にない特徴的なものだと感じました。どのようなものか教えていただけますか?

東さん

「シンプル」という価値観は、組織の成長過程で生まれた大切な考え方です。以前社内で、回りくどい表現や過度な気遣いがかえって人間関係や業績に悪影響を及ぼしていたことがあり、その反省から「思ったことを直接的に伝える」という意味での「シンプル」な姿勢が重要視されるようになりました。

会議の中で議論が複雑化してきた際には「シンプルに整理しよう」と声をかけ、本質的な議論に戻るよう促すなど、この「シンプル」という価値観の導入によって、会議がより効率的でスピーディーになり、意見交換も活発になりました。

石川さん

「シンプル」という考え方は、契約プランや機能などのプロダクトに関する判断にも紐づいています。迷いが生じた時の指針として機能しており、社員全員がこの共通認識を持っているため、「そうだよね、そっちの方向だよね」と、スムーズに物事を進められるようになりました。ごちゃごちゃしそうな状況でも、よりシンプルな方向へと進めていけるのが良い点だと感じています。

編集部

Have Courage(勇気を持とう)というバリューについても、具体的にどのように活用されているのか教えてください。

石川さん

新しい市場を開拓していく会社として、時にはリスクを取らなければならない場面が多くあります。従来の日本企業と比べると、そういった場面は頻繁にあるかもしれません。そんな時に、このバリューがあることで「勇気を持ってリスクのある選択をしよう」という一歩を踏み出す後押しになっています。

具体的な例を挙げると、一つは新規ビジネスの立案です。メインビジネスであるmamaroの製造販売以外の新規事業を社内でプレゼンテーションし、実行に移すという挑戦をしました。新しいことへの挑戦には勇気が必要ですが、この行動指針があったからこそ、前に進むことができました。

もう一つは事業拡大のための投資判断です。100%の回収確実性がない中での判断は難しいものですが、このバリューがあることで「やってみよう」という気持ちになれました。

東さん

社内役割におけるチャレンジに関しても同じです。石川のケースですが、広告営業や新規事業開発という重要な役割を担っているにもかかわらず、専任者不在だった採用業務にも自ら手を挙げてくれました。採用に関する経験がなかったにも関わらず、必要な人材像の設定から採用フローの整備まで一から構築し、事業面だけでなくカルチャーフィットを重視した全員面接の仕組みを作り上げるなど、様々な取り組みを行ってくれています。

女性社員比率43%!性別や役職に関係なく活躍できる職場環境

Trim株式会社の全社員7名が集合したオフラインミーティングの様子。男女混合チームでリラックスした雰囲気が伝わる一枚
▲7名の少数精鋭チーム。男女問わず活躍できる環境が整っている

編集部

御社では女性も活躍されているとのことですが、社員構成について教えていただけますか?

石川さん

最近1名増えて3名が女性社員で、社長を含めた7名の少数精鋭のチームで運営しています。

編集部

柔軟な働き方の制度について、具体的な事例を教えていただけますか?

高木さん

週1回はみんなで顔を合わせる出勤日があり、それ以外は基本的にテレワークやお客様先での業務、会社に寄るなど、状況に応じた働き方ができます。勤務時間は基本8時間で、9時から18時が多いですが、子育て中の社員が多いため個々の事情に応じて調整が可能です。

私自身も先週、子どもがインフルエンザで通院が必要になった際は、昼休みの時間調整で対応させていただきました。その間も東さんと連携を取り、緊急の顧客対応にも備える体制を整えています。

編集部

高木さんご自身も子育てしながら働かれているそうですね?

高木さん

はい、私は自治体様への提案が多いため、遠方まで出かけることも少なくありません。遠方訪問の場合は直行直帰で対応し、必要な書類業務などは石川さんや東さんにサポートしていただくなど、チームで助け合いながら効率的に業務を進めています。

子育て×多様な視点!男女混合チームならではの製品開発力

編集部

性別に関係なく活躍できる理由については、どのように感じられていますか?

高木さん

興味深い点として、製品開発における意見の違いは、性別というよりも子育ての関わり方による部分が大きいと感じています。

当社では、ほとんどの社員が子育ての当事者として意見を出し合っており、そうでない社員も子どもたちのより良い環境づくりという視点で発言しています。一般社会では子育ての議論が女性中心になりがちですが、当社では性別や役職、立場に関係なく、全ての意見が尊重される環境が整っているのが特徴的です。

東さん

当社の社名「Trim」には、船の舵を取ってバランスを保つという意味があり、それは会社のロゴにもヤジロベーとして表現されています。私たちは、育児負担が母親に偏りがちな現状を改善し、男女ともに使いやすい環境を整えることを目指しています。そのため、性別による区別なく、全員が活躍できる環境づくりを重視しています。例えば、高木さんは体調管理について率直に相談してくれますし、チームメンバー全員がそれを受け止め、配慮できる関係性が築けています。これは当社の事業特性とメンバー構成があってこそだと考えています。

石川さん

女性活躍という点では、当社には性別による役割の違いはありません。むしろ、求められる責任や期待値は同じであり、それをポジティブに捉えられる方にとっては、やりがいのある環境だと思います。

Trim株式会社に掲げられるロゴ。ヤジロベーをモチーフにしたロゴマークが掲げられている
▲「バランス」を大切にする企業理念が、社名とロゴマークに込められている

カルチャーと成長性を重視!年齢や子育て不問で人材を募集

編集部

Trim株式会社では、どのような人を求められていますか?

石川さん

私たちの判断基準は主に二つあります。一つはカルチャーフィット、もう一つはスキルや経験を活かせるかどうかです。特にカルチャーについては、社員全員で話し合いを重ね、「当社のカルチャーとはどういうものか」「どんな人とならば一緒に働けるか」という基準を設定しています。

東さん

現在は組織の成長期にあり、今のメンバーは将来のコアメンバーとして重要な役割を担っています。私たちの企業カルチャーを共有・継承していくことを重視しており、組織が大きくなっても、各部門で同じ価値観を持って運営できる体制を目指しています。そのため、ビジネス面だけでなく、人となりも含めて慎重にメンバーを選考しています。

また、社内では360度評価制度を導入しており、全メンバーが行動指針に沿って互いを評価し合える仕組みを整えています。この評価の中で、業務面だけでなく、カルチャーの実践についても全員が意見を出し合い、組織としての一体感を強化しています。

編集部

採用選考では、具体的にどのような点を重視されているのでしょうか?

石川さん

当社は環境変化が激しい組織なので、役割の変更や増加への対応経験について質問することが多いですね。そういった変化に直面したときに、それを楽しめたかどうかという点も重視しています。

現在のメンバーは30代中盤から40代で子育て中の社員が中心ですが、これは必須条件ではありません。子育ての有無や結婚の有無に関係なく、当社の事業に共感し、貢献できる方であれば、若い方も含めて広く歓迎したいと考えています。実際、最近子どもが生まれたという、新卒入社のメンバーもいます。

経営合宿やアクティビティで醸成される!助け合いのカルチャー

編集部

御社の社風が表れるような、特徴的な取り組みはありますか?

東さん

弊社では年1回、経営合宿を行っています。そこではみんなでアクティビティを楽しむなど、普段から社員同士でさまざまな体験を共有しています。具体的には、キャンプやラフティング、船釣りなどです。

ちなみに今年は千葉県の長生村に行きました。mamaroを設置いただいた自治体でもあり、お礼を兼ねて伺い、全員でログハウスに宿泊しました。翌日は流行りのモルックで盛り上がり、石川が見事な一投を決めた瞬間は、社内チャットのスタンプにもなっているんですよ。

経営合宿での一コマ。メンバー全員で焚き火を囲み、フラットな組織文化を体現する和やかな雰囲気
▲経営合宿での一コマ。普段から社員同士で様々な体験を共有している

Trim株式会社の経営合宿でのラフティング体験の様子。全社員が救命胴衣を着用し、笑顔で川下りを楽しむ一枚
▲年1回の経営合宿では、様々なアクティビティにチームで挑戦

編集部

経営合宿の効果なども含め、御社ではどのような文化が醸成されていると感じますか?

高木さん

最近入社された方からも指摘されたのですが、当社は助け合いの精神が非常に浸透していると感じます。繁忙期は担当によって異なりますが、忙しい人のカバーを自然と全員が心がけているのが特徴です。

石川さん

また、会社の文化として特筆すべきは、成果主義的な考え方です。例えば、営業担当であっても、自身で効率的なルートを開拓し、新規顧客の開拓方法を提案するなど、目標達成のための方法は各自の裁量に任されています。この自由度の高さが、非常に働きやすい環境を作っています。

編集部

「Trimらしさ」を感じたエピソードがあれば教えてください。

高木さん

印象に残っているのが、製品の安全性向上に関する取り組みです。製品の屋根部分の固定方法に改善の余地があることに気付き、怪我などの事故を未然に防ぐため、全社員で議論を重ねました。安全性と低コストを両立させる解決策を見出し、わずか2週間で対策を実施できました。この素早い意思決定と実行力には驚きました。

新領域へのチャレンジ!全員で新規事業に挑戦

Trim株式会社の全メンバーによるジャンプショット。チームの一体感と活気あふれる社風を表現
▲チャレンジを楽しむ社風。新しいことへの挑戦を全員で支え合う

編集部

最後に、この記事をご覧になった方へメッセージをお願いできますか?

石川さん

会社によってカルチャーは大きく異なりますし、事業フェーズによっても求められる役割は変化します。様々な会社を見て経験を積む中で、ご自身に合う環境や、やりたいことを実現できる場所を見つけていくことは、とても価値のあることだと思います。

高木さん

まだ少人数の組織なので、全員で意見を出し合い、次の一手を決められる環境が魅力です。私自身、前職では経験できなかった自治体営業を担当していますが、チームの知恵を借りながら新しい挑戦ができています。また、採用面接を通じて実感したのは、当社が本当の意味でのチーム志向を大切にしているという点です。それぞれの役割は異なっていても、同じビジョンの実現のために助け合える環境があり、それは面接過程でも強く感じました。新しい領域へのチャレンジも、みんなで支え合いながら進めていける会社だと確信しています。

編集部

本日はありがとうございました。

この記事のまとめ

組織規模と特徴
  • 7名の少数精鋭チーム(女性比率43%)
  • 広告業界、小売業など多様なバックグラウンドを持つメンバーで構成
  • 子育て世代が中心(30代中盤〜40代)
働き方の特徴
  • 週1回の全社員出勤日以外は柔軟な働き方が可能
  • 子育てに応じた勤務時間の調整が可能
  • 直行直帰やテレワークなど、状況に応じた働き方を選択可能
組織文化
  • 「シンプル」なコミュニケーションを重視し、意思決定が速い
  • 性別や役職に関係なく全員の意見が尊重される
  • 部署を超えた助け合いの文化が浸透
  • 年1回の経営合宿でチーム活動を実施
評価・キャリア
  • 目標達成に向けたプロセスに大きな裁量権
  • 成果重視の評価制度
  • 新規事業提案制度あり
求める人物像
  • 環境変化を楽しめる人
  • 会社のカルチャーに共感できる人
  • 子育ての有無は不問

Trim株式会社の基本情報

住所 本社:神奈川県横浜市中区諏訪町16番
東京支社:東京都港区虎ノ門五丁目9番1号
事業内容
  • 「mamaro」「mamaro sofa」「mamaro lite」の開発・販売
  • 「mamaro GO」の開発・運営
設立 2015年11月2日
働き方 ハイブリッド勤務(出社+リモートワーク)
公式ページ https://trim-inc.com/
採用ページ https://www.wantedly.com/companies/trim-inc/projects
募集職種 営業