ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、ブルーベリーアイなどの健康食品の通信販売をはじめ、SNSで人気を博すキャラクター「ブルブルくん」の展開、店舗運営などを手掛ける株式会社わかさ生活にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
20代から30代の若手社員が中心となって活躍する同社。特筆すべきは、社歴や年齢に関係なく新しいプロジェクトを任されるチャレンジングな社風です。入社4年目で大規模イベントの立ち上げを担当したり、新入社員がSNS運用を任されてフォロワー数17万人を達成するなど、意欲ある社員の挑戦を後押しする環境が整っています。
今回は、株式会社わかさ生活の挑戦を推奨する社風や働き方について、広報チームの井野さんにお話を聞かせていただきました。
わかさ生活の若手活躍:20代〜30代を中心に挑戦できる環境
編集部
最初に、わかさ生活の若手社員の活躍について伺いたいと思います。現在、どのような年齢層になっていますか?
井野さん
当社はグループ全体で約150名、そのうち正社員が約100名おり、中心となるのは20代から30代の社員ですね(2024年12月取材時点)。1998年の設立時から在籍している40代前半の社員もいれば、最近入社した方もいるという、幅広い年齢構成となっています。
編集部
過去と比べると、従業員数には変化があったそうですね。
井野さん
はい、以前は500名から600名ほどの規模でした。当時は電話対応をする方も出荷担当も全員が従業員だったため、人数が多かったのですが、コールセンターや出荷業務を外部委託に切り替えたことで、組織としても大きく変化しました。
編集部
採用ページを拝見すると、専務や部長以外の役職がなく、年功序列のない環境が若手活躍に一役買っている印象を受けましたが、いかがでしょうか。
井野さん
おっしゃる通りです。社歴や年齢に関係なく、仕事のチャンスをもらえる環境ですね。実際に、チームによっては社歴の浅い年下の社員がリーダーを務めることもあります。また、代表から直接「こういうプロジェクトをやってみたい人はいますか?」といった声かけがあり、チャレンジの機会も豊富です。
入社4年目で地域密着型イベント「ブルーベリー祭り」の立ち上げに携わる
編集部
挑戦する機会が多いということですが、井野さんが印象に残っている仕事はありますか?
井野さん
地元の商店街にご協力いただき、大規模なイベントを企画から実行まで担当させていただいたのはすごく印象に残っていますね。
当社はブルーベリー関連の事業を展開しており、英語で「Blue Berry」と書いた時の「B」が「8」に見える語呂合わせと、7〜8月がブルーベリーの収穫期であることから、8月8日を「ブルーベリーの日」として記念日に登録しています。
その記念日の認知度が低いことから、たくさんの人に知ってもらうような取り組みをしようということで、当時入社4年目だった私が大きなプロジェクトを任されました。
はじめは既存顧客向けの小規模な企画を考えていたのですが、代表から「まずは本社のある京都からたくさんの方に知ってもらえる企画にしよう」という提案があり、地元京都の商店街と協力して「ブルーベリー祭り」を企画しました。
▲ブルーベリー祭りは大盛りあがり!
編集部
大勢の方が関わるイベントを立ち上げるのは大変だったでしょうね。
井野さん
そうですね。それまではほとんど社内での業務だけしかしていなかったので、外部への営業自体、初めての経験だったんです。それでも社内スタッフと協力しながら、チラシ制作から商店街への営業まで約1ヶ月という短期間で準備を進めました。
当日は公園のステージで弊社のキャラクター「ブルブルくん」と「アイアイちゃん」が踊ったり、縁日の屋台を展開したり、また商店街の店舗でもブルーベリー商品を販売する「ブルーベリーコンテスト」を行うなど大規模なイベントとなりました。
途中で何度か報告や相談をしたときにも、代表は自分のアイデアに対して「やってみたら」という感じで後押しをしていただけたんです。大きなプロジェクトにチャレンジすることができ、自信にもつながりました。
新入社員がSNSのフォロワー数を大幅に拡大!
編集部
御社のX(旧Twitter)のアカウントはフォロワー数17万人の大人気アカウントですよね。(2024年12月時点)SNS運用についての経緯を伺えますでしょうか。
井野さん
入社前の面接時から、広報業務とXの運用をぜひやりたいと伝えていた2020年4月に入社した後輩は、研修後の同年7月にSNS運用を任されました。
他社企業との交流を通じた発信などを数多く行い、競合他社との連携なども制限されることなく、自由に取り組んでいました。
特に印象に残っているのは、運用を始めて3か月後に新入社員ながらWEB媒体から取材されていたことです。その後、本人の転機ともなり雑誌やテレビの取材も増え、2021年には「企業ツイッター(現X)の中の人 人気ランキング」で1位を獲得しました。そういった活躍から、学生の頃の就職活動で不採用だった企業から「うちに来ませんか」と声をかけてもらうこともあったそうです。
編集部
入社前から具体的なビジョンをお持ちだったのですね。
井野さん
「やりたい」という強い意思は伝えていたようでしたが、具体的な成果については謙虚な姿勢でした。しかし、その意欲を買われ、早期に責任ある立場を任される環境であることは、周りの社員にも良い影響を与えてくれたと感じています。
当社には組織の区分はありますが、その枠に縛られない柔軟な働き方ができます。例えば、私の場合は先ほどお話したブルーベリー祭りの経験から、広報の業務を行いながら新しいカフェ事業にも関わるよう代表から指示をいただいています。このように、やりたいことに積極的にチャレンジできる環境があります。
会社の歴史や商品知識を学べる充実した研修制度あり
編集部
入社後の研修制度についても教えていただけますか。
井野さん
入社された方には、商品知識や会社の歴史を学ぶ研修を実施しています。そのほかの研修内容は、入社年度の方針によってさまざまで、私は以前「ペア社員」という形で新しく入社した方をサポートしていました。
編集部
ペア社員の制度ではどのようなサポートをされていたのですか。
井野さん
「この案件は誰に相談すべきか」「報告の順序はどうすればよいか」といった、マニュアルには載っていないような実務的なこと、「この人にはこう伝えた方が良い」といったコミュニケーションのコツを共有するなど、仕事を進めるうえでのちょっとした質問や相談をうけていました。
教育制度や研修などはタイミングによって内容が変わってはきますが、安心して入社していただけると思います。
わかさ生活の女性活躍:8〜9割が女性社員。育休からも全員が復帰
編集部
女性活躍のテーマも伺いたいと思います。全社員約150名のうち、女性の比率はどれくらいですか。
井野さん
全体のおおよそ8〜9割が女性です。これは健康食品という事業の性質上、採用時点で女性の応募が圧倒的に多いことが要因です。管理職やリーダーポジションも半数以上が女性ですね。
編集部
ライフステージの変化、例えば結婚や出産を経ても継続して働かれている方は多いのでしょうか。
井野さん
はい、育休からの復帰率は100%です。管理職でもお子さんがいる方や時短勤務の方が大勢います。私も2023年に育休から復職したのですが、その際、1年間の育休中も会社の様子をSNSで知ることができ、メンバーから定期的に連絡をもらえて心強かったです。
復職後も、広報という所属に縛られることなく、新店舗のカフェ事業など、やりたい仕事に携わらせていただいています。
時短勤務制度あり。勤務時間や雇用形態に関係なく能力を活かせる
▲ミーティング風景。こちらの3人は時短勤務のメンバー
編集部
特に育児をされているようなケースだと、働き方も変わってくるのではないでしょうか。
井野さん
そうですね。ただ、会社は柔軟にサポートしてくれています。実際に、私は8時〜16時の時短勤務で働いているのですが、時短勤務も一律ではなく、他の方は9時半〜15時など、勤務時間は個々の事情に応じて設定が可能です。
とくに今は時短のメンバーが多いこともあり、代表に「時短勤務の人でチーム名を決めたらどう?」と言われたんです(笑)。結果、「時間になったら帰らないと!」という意味を込めて「チームシンデレラ」と名付けました。
そして、代表が「このチームは時間になったら帰るんだよ」と社内に周知してくださり、育児と仕事を両立しやすい雰囲気を作ってくださっています。時短勤務を利用することに最初は少し抵抗感があったのですが、周りのメンバーのサポート体制も整っていますし、とても感謝しています。
また、雇用形態による待遇の差もありません。例えば、当社が企画している「わかさ生活ラジオ」では、週4日勤務のパート社員の方がメインアシスタントを務めています。代表と直接コミュニケーションを取りながら、パートという立場に関係なく重要な役割を担っています。
このように、その人の意欲や頑張りを重視して、雇用形態やライフステージに関係なく能力を活かせる環境が整っています。
助け合い精神のある職場:退職後もつながりのあるスタッフ多数
▲本社の休憩所スペース。改装を行ったためキレイで使いやすくなったとのこと
編集部
会社全体の雰囲気はいかがでしょうか。
井野さん
社員同士で揉めるようなこともなく、むしろ助け合いの精神が強いです。社内での異動も多いので、部署間の垣根が低いのも特徴です。育休中も会社に遊びに来て、赤ちゃんを抱っこしてもらうなど、和やかな雰囲気もあります。
また、当社が運営するWAKASAPort(ワカサポート)(※)を通じて、退職後もつながりを持つ方も多くいます。実は、WAKASAPortは、代表が高く評価していたデザイナーの方が遠方に引っ越すことになったのがきっかけの一つでした。
(※)WAKASAPort(ワカサポート):わかさ生活が運営する副業求人情報サイト
現在では、介護や育児で出社が難しくても、スキルを活かして働ける場として、WAKASAPort(ワカサポート)の活用が広がっています。
■WAKASAPort(ワカサポート)の詳細はこちらから!
https://support.wakasa.jp/
編集部
働きやすい雰囲気づくりには、代表のパーソナリティも影響しているのではないでしょうか。
井野さん
そう思います。代表の角谷はいわゆるアイデアマンで、私たちの報告に対して全く異なる角度からアドバイスをくれますし、活発に提案できる風土もこういうところから来ているのだと思います。
つい先日も、新店舗の2階ラウンジの昼間の活用について、最近のトレンドを踏まえて「アフタヌーンティーをやってみたらどうか」と提案されるなど、常に情報収集しながら新しい視点を持って助言してくれるので、モチベーションになりますね。
健康に興味があり、やる気を持ってチャレンジしたい人を歓迎
▲兵庫・丹波のブルーベリー農園でのひとこま
編集部
ところで、御社のキャラクター「ブルブルくん」の認知度は相当高いですよね。
井野さん
おかげさまで好評をいただいていて、XやYouTubeを通じて、会社名よりも「ブルブルくん」を知っていただいている方のほうが多いかもしれません。
実は海外の著名人であるジャスティン・ビーバーさんが、当社のブルブルくんのぬいぐるみを購入くださり一緒に撮影した写真をSNSに写真を投稿してくださったこともあります。退職された方からも「ブルブルくんを見かけると反応してしまう」という声をいただきます。
編集部
ブルブルくんが多くの人々に愛されていることがわかりますね。最後に、わかさ生活に興味を持った転職希望者の方へメッセージをいただけますでしょうか。
井野さん
わかさ生活はブルーベリーアイなどの商品認知度向上に力を入れており、これまで通信販売が主力でしたが、2025年には本社の1〜5階をまたいだ新店舗をオープンする予定です。
事業領域を広げながら成長を続けている当社は、社歴、年齢、働き方に関係なく、その人のやる気次第でチャンスを得られる環境で、代表と一緒に新しい価値を創造していけます。
商品やキャラクターへの愛着も強い従業員が多いので、健康やブルーベリーに少しでも興味をお持ちの方は、ぜひ一緒に働けたらと思います。育休からの復職率100%を維持しており、様々なライフステージに対応した柔軟な働き方も可能ですよ。
編集部
本日は貴重なお話を聞かせてくださり、ありがとうございました。
編集後記
この記事のまとめ
組織の特徴 |
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キャリア開発の特徴 |
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働き方の特徴 |
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社風・カルチャー |
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入社後のサポート |
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求める人物像 |
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株式会社わかさ生活の基本情報
住所 | 京都市下京区四条烏丸長刀鉾町22 三光ビル |
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事業内容 |
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設立 | 1998年4月 |
公式ページ | https://company.wakasa.jp/ |
採用ページ | https://company.wakasa.jp/recruit/ |
募集職種 |
・直営店スタッフ(カフェ・ラウンジ・サプリ体験コーナー等) ※募集職種は2025年2月時点 |