ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社Anfini(アンフィニ)にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
株式会社Anfiniはさまざまな業界・業種に対して経営・業務改革支援を実施する総合コンサルティングファームでありながら、教育事業やSaaS事業などの新規事業も複数手がける、創業4期目を迎える成長企業です。高い専門性を要し、激務のイメージもあるコンサルティングファームにおいて、Anfiniでは「社員の幸福を会社の利益より優先する」という価値観のもと『社員ファースト』を掲げ、働き方の改善や未経験者も含めた人材育成に取り組んでいます。
今回は、そんな同社の働きやすい環境づくりや充実した教育制度について、社員の方々にインタビュー取材を実施し、転職検討に役立つ情報を伺いました。
会社の利益より社員の幸福を優先する「株式会社Anfini」
▲Anfiniの全体会・キックオフミーティングの様子
編集部
御社のミッションやバリューについて、大切にしている考えについて教えていただけますか?
村木さん
当社はコンサルティングファームとして「お客様がもつ無限の可能性を引き出し、末永く発展していけるよう貢献する」というミッションを掲げています。その実現のために大切にしている企業風土が『社員ファースト』です。
『社員ファースト』を掲げる背景には、私たち経営陣の経験が大きく関係しています。当社のメンバーの多くは大手コンサルティングファーム出身なのですが、大手ファームでは長時間労働や高いプレッシャーの中で働くことが一般的で、ワークライフバランスや仕事以外での幸福追求が難しい環境でした。そのために人材の定着率が低く、結果として会社としての価値や能力の向上にも影響が出てしまうという課題がありました。
だからこそAnfiniはコンサルタントが働きやすい環境づくりと従業員の幸福を追求し、長期的に活躍できる会社を目指しています。その考えを表しているのが当社バリューの1つ「社員の幸福を会社の利益より優先する」です。
会社の利益ありきで進んでいくのではなく、社員一人ひとりの幸せを組織全体で考え、みんなが前向きに仕事に向きあい成長できる職場環境をつくっていきたいと思っています。それにより人材が定着していくことで結果として対外的に提供できる価値が高まり、会社としての中長期的な成長につながっていくというのが当社の考えです。
『社員ファースト』の職場環境を支える“意識の高さ”と“教育体制”
編集部
従業員の幸福やワークライフバランスの実現に寄与している取り組みはありますか?
大森さん
制度や仕組みを整えるのも大切ですが、それ以上に会社全体にワークライフバランスへの意識が浸透しているのが大きいと思います。
例えば私自身コンサルタントとして案件に携わっていますが「忙しくて必要な休暇を取得できない」といったことはありません。それは会社が社員一人ひとりのプライベートを尊重し、理解を示してくれているからです。「有給を取ったら?」といった声かけもあり、仕事と私生活のバランスが取りやすい環境であることを実感しています。
この意識の高さは残業時間の短さにもつながっています。もちろん残業がまったくないわけではありませんが、各社員が8時間の中でどれだけ成果を出せるか、そのために何をすべきかを常に考えながら業務に取り組んでいます。そのような意識が結果として残業の削減につながっているのだと思います。
編集部
8時間の労働時間の中で成果を最大化するために、業務の中で具体的に工夫していることはありますか?
村木さん
当社では短い時間で最大限成果を発揮できるような社員教育を実施しています。コンサルタントは大変な局面も多い仕事ですし、未経験者はなおさら短時間で成果をあげるのに苦労します。その点でAnfiniの強みとなるのが、法人向け研修サービスで培ったノウハウを活用した社内教育体制です。
当社のコンサルタント職の約8割は大手コンサルティングファームの出身者で構成されていますが、中には未経験からジョインした者もいます。未経験者であっても当社独自の教育制度により他社と比べて圧倒的に早いスピードで成長し、独り立ちすることができています。この教育体制の強みが基盤としてあるからこそ、社員一人ひとりが短時間で成果を最大化する働き方を実現できているのだと考えています。
大森さん
個人の成長を促進する教育制度にあわせて、社員間の活発なコミュニケーションによりチームで業務を円滑に回していることも大きいですね。
1人で抱え込んでいては進まないタスクでも、先輩社員に相談したり、逆に先輩から「進捗はどう?」「今後の進め方は理解できている?」といった声かけがあったりと、頻繁にコミュニケーションを取ることで、スムーズに業務を進められています。そのチーム体制が、業務効率化に大きく貢献しているのだと考えます。
佐藤さん
直近では、従業員の幸福を第一に考え、「最高の居場所を創造する」という理念のもと、働きやすい環境を追求し、今年度麻布台ヒルズに本社を移転しました。また、従業員の声に耳を傾け、より快適なライフスタイルを実現するため、福利厚生制度の拡充にも力を入れています
若手の早期成長を実現する、チームワークとコミュニケーション重視の人材育成
▲若手活躍を支えるAnfiniの教育制度
編集部
続いて若手活躍のテーマについて伺います。今お話いただいた社内教育制度は御社の若手活躍にも大きく寄与していると思われますが、人材育成において具体的にどういった点を重視されているのでしょうか。
村木さん
残業削減の内容とも重なりますが、私たちが最も重視しているのは「仕事の進め方」です。一般的にいわれる「コンサルタントスキル」だけでなく、チームとしていかに効率よく仕事を進めていくかという点にポイントを置いて教育を実施しています。
これは当社の代表が特にこだわっている部分で、未経験で入社された方には、まず入社直後からこの考え方を徹底的に身につけていただきます。
特に重視しているのが、チームワークと人間関係の構築です。コンサルタント業界では個人の能力に注目が集まりがちですが、実際の業務はチームで進めていくものです。そのため上司やクライアントとの関係構築や、さまざまなタイプの管理スタイルへの対応方法なども丁寧に指導しています。
例えば、マイクロマネジメントを好む上位者に対しては適切なタイミングでの進捗報告の方法を学び、マクロマネジメントの上位者に対しては大枠での認識合わせの重要性を理解するなど、実践的なコミュニケーションスキルを養成しています。これは他社ではあまり見られない、人間関係を基礎とした仕事の進め方の教育だと考えています。
編集部
実際に働かれていて、教育の成果を感じる瞬間はありますか?
大森さん
私は現在SAPコンサルタント(※)として働いているのですが、未経験での入社のため完全にゼロからのスタートでした。しかし経験豊富なSAPコンサルタントの先輩と一緒にチームで動く中で、周りとコミュニケーションを取りながら自身の成長を実感しています。
※SAPコンサルタント:基幹システム導入・運用を通し企業の経営・業務課題の改善支援を行うスペシャリスト
それはコンサルタントとしてのスキル面以上に、チームコミュニケーションを重視する教育があったからこそだなと感じますね。基礎については研修で学びつつ、各案件の上位者との蜜なコミュニケーションを取りながら実践的な知識を学べているのは大きいと思います。
佐藤さん
会社全体にオープンなコミュニケーションを歓迎する雰囲気があるのもポイントです。若手社員が多くて活気にあふれており、社員間の距離が近いんです。
実際に働いていても、代表も含め、本当に立場に関わらずフラットなコミュニケーションが取れています。仕事以外の話をすることも多く、働きやすい居心地の良い職場です。ビジネススキルとしてのチームコミュニケーションを学びつつ、それをフラットに受け入れる職場環境があるからこそ、若手社員ものびのびと力を発揮しながら成長していけるのではないでしょうか。
▲オープンなコミュニケーションが若手活躍を後押し
「信頼して任せる」会社の姿勢で、若手社員の成長意欲がアップ!
編集部
他にも、若手社員の成長を促進するような取り組みがあれば教えてください。
村木さん
これは当社が若手活躍を促進する上で意識しているポイントなのですが、年齢に関わらず、社員一人ひとりに非常に広い業務範囲を任せることを重視しています。
もちろん失敗してしまうこともあるでしょう。しかし当社の社員は皆真摯に会社に向き合って働いてくれているため、失敗を恐れずにチャレンジできる環境を整え、さまざまなタスクを信頼して任せることができます。その結果、想定以上のパフォーマンスを発揮してくれることが多々あるんです。
社員自身も会社から信頼されて任されることにやりがいを感じて、さらなる成長意欲につながる、そんな好循環が生まれていると感じています。
編集部
実際に働かれているお二人は、仕事をしていてどのようなときにやりがいを感じますか?
大森さん
一番のやりがいは、お客様から「満足した」「ありがとう」という声をいただける瞬間です。また、未経験でもさまざまな仕事を任せていただき、日々新しいことにチャレンジできる環境があるのも仕事の楽しさにつながっています。いろいろなことを吸収しながら自身の成長を実感でき、大きなやりがいを感じながら仕事ができています。
佐藤さん
私はバックオフィスやアシスタントとして、社員のパフォーマンスを最大化する環境づくりのために日々働いています。そこを全面的に任せてもらえていることやメンバーから頼ってもらえることで、「自分の仕事が会社の役に立っているんだ」と実感し、とてもやりがいを感じますね。
編集部
大森さんは未経験でAnfiniに転職されたそうですが、入社の理由を教えていただけますか?
大森さん
私はもともと前職ではエンターテインメント業界にいました。
Anfiniに興味を持ってから採用までのスピード感がとても早く、スタートアップならではの意思決定の早さに魅力を感じたのが入社の理由の1つです。また面接でお会いした方々や、内定前のオフィス訪問で触れあった社員の方々の雰囲気に魅力を感じ、「この方々と一緒に働けば楽しく仕事ができる」と感じたために入社を決めました。
▲未経験からコンサルタントとして活躍する大森さん
編集部
佐藤さんの入社理由も教えてください。
佐藤さん
私は前職でIT企業の人事採用に従事しており、現在はAnfiniでバックオフィスやアシスタント、採用担当と幅広い業務に携わっています。自身の採用過程で代表と直接話をし、『社員ファースト』の企業風土や、それを実践するために代表自らが率先して動くその姿勢に惹かれ、自分もそばで会社の成長をサポートしていきたいと考え入社を決めました。
▲バックオフィスとして社内環境を整える佐藤さん
事業のマネタイズも!主体的に事業運営に関わるインターン制度
編集部
インターンについても伺います。御社では現在インターンの方はどのくらいいらっしゃいますか?
大森さん
弊社への内定が決まった内定者インターンと一般インターンがいるのですが、合わせて約20名います。一般のインターン生は、学業との両立を重視しながら、週2~3回程度、柔軟な勤務形態で働いています。インターン生一人一人の自主性を尊重し、参画できる範囲で業務に携わってもらっています。
編集部
インターン生は具体的にはどのような業務を担当するのですか?
村木さん
当社はコンサルティング事業の他に教育事業、SaaSサービス、プラットフォームサービスなど複数の新規事業を展開しているため、インターン生には新規事業をメインに担当してもらっています。
「インターン」という呼び方をしていますが、実際には社員とインターン生を特に区別せず、同等の活躍をしてもらっていますよ。収支管理からサービス運営まで全てインターン生に任せ、マネタイズできているケースもあります。自分たちで事業を回せるほどの優秀なインターン生に非常に貢献してもらっています。
コーポレート業務でも多くのインターン生が活躍しており、マーケティングやサービスサイト構築なども、社員のもと複数のインターン生が活躍しています。また、営業活動にも携わってもらっています。インサイドセールスや既存顧客のフォロー、新規開拓など、時には少し泥臭い業務もありますが、インターン生はみんな前向きに取り組んでくれていますね。
編集部
インターン生の自主性を尊重するとのお話もありましたが、具体的にどういった点に気を付けているのでしょうか。
村木さん
特定の業務を強制することはなく、個人の希望や適性に合わせて担当を決めています。例えば、営業に興味のある人には営業業務に携わってもらうといった具合です。また複数領域に興味関心のある人に対しては、さまざまな社員との交流を通してより具体的なイメージをもってもらい、適正を見極めて担当業務を決めてもらっています。
佐藤さん
当社ではフリーアドレス制を導入しているため、インターン生も含め、誰でも好きな場所に座って仕事ができる環境となっています。そのためインターン生が気になるコンサルタントの隣で働き、アドバイスを貰うことも可能です。そういった点でも自主性を尊重した働き方が実現できているといえるでしょう。
村木さん
当社の事業運営は、本当にインターン生に支えられている部分が大きいです。またインターン生にとっても事業運営の中で、現役のコンサルタントからフィードバックを受けられる経験は大きな成長機会になると確信しています。今後も引き続き、優秀な方々に来ていただきたいと考えています。
高い成長意欲・コミュニケーション能力を持つ方を歓迎
編集部
最後に、Anfiniに興味を持った読者の方にメッセージをお願いします。
大森さん
私が未経験からジョインしたにも関わらず、今コンサルタントとして頑張れているのは成長意欲の高さがあったからこそだと考えています。経験の有無に関わらず、より良いコンサルタントになるために考え続け、努力し続けられる高い成長意欲をお持ちの方と一緒に働きたいと思っています。
当社は「社員の幸福」を第一に考え、一人一人の成長をサポートする環境が整っています。ぜひ、新しいキャリアの選択肢として検討いただければ幸いです。
佐藤さん
当社のバックオフィス職は、Anfiniで働く方たちの職場環境を整えるために幅広い業務を担当します。また、さまざまな業務を並行して進めていくため、マルチタスクの管理能力も重要です。人のためを思い動ける方、そして仕事の優先順位を決め、周囲とコミュニケーションを取りながら円滑に進めていける力がある方は活躍していただけると思います。
スタートアップに飛び込むことには勇気が必要かもしれません。しかし当社は全社員が同じ方向を向いて頑張っている集団です。そして社員やインターン生の意見が経営層に届きやすいという、スタートアップならではの魅力があります。企業理念に共感し、会社の成長を自分のことのように考えてくれる方に来ていただけたら嬉しいです。
編集部
村木さん、大森さん、佐藤さん、本日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました!
この記事のまとめ
企業文化 |
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働き方の特徴 |
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人材育成と教育 |
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組織の特徴 |
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求める人材像 |
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株式会社Anfiniの基本情報
住所 | 東京都港区虎ノ門5-9-1麻布台ヒルズガーデンプラザB |
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事業内容 |
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設立 | 2021年5月7日 |
公式ページ | https://anfini-group.com/ |
採用ページ | https://anfini-recruit.net/ |
募集職種 |
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